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第九章 戦役

三話 再生の神のダンジョン 終

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「まただよ! 兄ちゃんどうするの!?」

 ヴィートが今日何度目かの苛立ちの声を上げた。
 その理由は、倒したと思ったフェニックスが復活し始めているからだ。
 再生のダンジョンボスであるフェニックスとの戦いから、既に一時間は経過している。
 その間に何度もフェニックスの体を真っ二つにしたり、魔法で吹き飛ばしたりした。
 だが、その度に溶岩から炎が舞い上がり、青いフェニックスは復活してしまう。
 お約束のコアのような物も見当たらないので、打つ手がないのだ。

 お蔭で俺達は汗だくになっている。
 唯一、僅かな汗で済んでいるヴィート以外は、ユスティーナも汗を垂らしながら、可愛い舌を出して呼吸をしているし、シラールドも上半身裸で筋骨隆々な肉体を汗で濡らしていた。
 アーティファクトの力で再生するからって、防具を付けないスタイルはどうなんだろうか。
 フェニックスの攻撃を受ける度に、裸になっていく姿を俺は見たくなかった。

「ゼン様、どうするのですか?」
「うーん……もう少し頑張ろうか」

 シラールドでも打開策を見い出せないのに、俺に浮かぶわけがない。

「復活したよパパ!」
「おう、俺の後ろから出るなよ」

 俺達はアニアとユスティーナを守る形でフェニックスを迎え撃つ。
 まずは先頭に立ったシラールドが【天帝】を両手に持ち走り出した。
 その後ろをヴィートが剣を背負いながら追っていく。
 完全に復活したフェニックスが、翼を広げてこちらに突っ込んできた。
 もう何度見たか分からない攻撃に対して、シーラールドは飛び上がり、その身を焦がしながら【天帝】をクロスの形で振り抜いた。
 全く自分のダメージを考えない攻撃は、フェニックスの片翼を切り落とした。
 真っ黒に焼けたシラールドが地面に膝を突く。
 だが、フェニックスはそんな事など関係なしに、こちらに向かって落ちるように飛んでくる。

 ヴィートが剣を担ぎながら飛び上がり、すれ違いざまに振り降ろす。
 フェニックスの腹を切り裂くが、落下の速度は落ちていない。
 ヴィートの服が熱で燃えているが、直撃はしていないので軽い火傷程度で済んだようだ。
 もう少しでアイツも上半身裸だな。

「二人とも用意だッ!」

 俺は背後にいるアニアとユスティーナに声をかける。

「何時でもッ!」
「撃てるよパパ!」

 返事を背中で聞きながら、俺は【アイスブリンガー】を片手に駆けだした。
 まっすぐに俺へと向かって急降下してくるフェニックスを迎え撃つ形だ。
 その時、フェニックスの真横から岩の槍が何本も直撃する。
 上空で待機してチャンスを窺っていたポッポちゃんの魔法攻撃だ。

「ナイスポッポちゃんッ!」

 岩の槍はフェニックスの体に当たると、溶けて消えていく。
 その恐ろしいまでの温度に恐怖しながらも、フェニックスの注意が一瞬ポッポちゃんに向いた事を見逃さず、俺は飛び上がる。
 高レベル、多くのスキル、そしてアーティファクトの恩恵を受けた俺は、自分の身長の数倍高く飛び上がった。
 そして、振り上げた【アイスブリンガー】が、フェニックスの首を切り落とす。

「撃てッ!」

 俺が叫んだその瞬間、用意をしていたアニアとユスティーナが魔法を放つ。

「ウォーターボールッ!」
「ウォーターアロー! ウォーターアロー! ウォーターアロー!」

 俺が作った【双竜杖】を持ったアニアが『ウォーターボール』を、【霊樹の白蛇杖】を構えたユスティーナが『ウォーターアロー』を連発した。
 魔法は首を失い勢いを落としたフェニックスに命中すると、激しい蒸気を生み出す。
 全くその重さを感じさせずに落下したフェニックスは、微かに燃える部分を残して地面に落ちた。
 そこにヴィートが炎を叩き消す一撃を加えると、フェニックスの姿は消えてしまう。
 だが、その直後周りの溶岩が意志を持ったように動き出した。
 まるで太陽のプロミネンスのように溶岩が噴き上がると、フェニックスが消えた場所に集まる。

「これは、また復活するな……」

 俺は溜息交じりにそう言った。この間に攻撃を試みても意味がない事は試しているからだ。
 だが、この復活の間は回復のチャンスだ。シラールドとヴィートを治療していると、上空からポッポちゃんの鳴き声が聞こえてきた。
 「主人! 主人!」と、何やら騒がしく鳴いている。俺がポッポちゃんのいる上空に顔を向けると「倒すとへるのよ! は、八と二なのよ!」とクルゥっと一生懸命鳴いていた。
 俺が理解できていないと分かったのか、ポッポちゃんは続けた。「いまは三なのよ! 倒すとへるのよ!」と精一杯俺に向かって鳴いている。

 ポッポちゃんは明らかに俺らを見下ろして何かを見ている。彼女の視線の先にあるのは……

「この地面が光ってるのってそういう事か!?」

 ポッポちゃんの言っている事の意味が分かってきた。
 俺は急いで【浮遊の指輪】を取り出して、ポッポちゃんを呼び寄せる。
 俺の意図を分かっているポッポちゃんに掴まり、上空から真下を見ると、そこにはポッポちゃんが俺に伝えたかった物が見えた。

「なるほどな、じゃあ、あと三回倒せばいいって事か!」

 俺らの足場である岩の地面には、足場全体を使った魔方陣のような絵が描かれていた。
 ポッポちゃんが言った通り、縁には合計十個の大きな円形があり、そのうち三つには光が残っている。七つ消えているのがこれまで倒した回数と符合する事を考えれば、答えはおのずと出るだろう。
 周りが明るい事と、大きすぎて気付けなかった。
 こんなパターンは見た事がないから、単なる演出だと思ってたわ。
 そんな事よりポッポちゃんが凄い。いつの間にか二桁に対応してるじゃん。天才かよ……

 もうすぐフェニックスが復活しそうなので、俺は急いで地面に下りた。
 みんなにこの事を伝えると、疲労を見せていた表情に怪しい笑顔が浮かび始めた。

「あと三回燃えるだけで勝てるのか、次は両翼を切り落とそう」

 シラールドが上空に飛び上がったフェニックスを見てそう言った。
 燃えるのかよ……次は下半身が脱げるんだぞ?

「俺は痛いから燃えたくないよ。でも、竜の姿だとどうなんだろ? ちょっと試してみたいかも」

 ヴィートがそう言いながら剣を担ぐ。フェニックスが外にいたら試せばいいんじゃないかな。

「パパ、あと三回あるなら、MP足りないかも!」
「じゃあ、次は後ろで瞑想して回復しててな?」
「うん、最後にドーンと撃てるように頑張る!」

 まだまだユスティーナはやる気に溢れている。ピョンと飛び跳ねて後方へ行くと、その場に座り込んで瞑想を始めた。ダンジョンボスの部屋でそれが出来るのは、本人の度胸が据わっているのか、それとも俺らへの信頼なのか。どちらにしても、大物感が凄い。ポッポちゃんイズムの継承者だな。

「私の方は大丈夫なのです。何時でも攻撃、回復が出来るように備えます」

 最後にアニアが俺の隣りに陣取った。本当に頼もしくなってくれな。
 凛々しい表情が美しい。額に流れる汗を拭ってやると、少し恥ずかしそうにしたが、笑顔を見せてくれた。

「んじゃ、もうひと頑張りしようか!」

 俺達はそれぞれ武器を手に、こちらに向かってきたフェニックスを迎え撃つため構えを取った。



 結果は予想通り、三度フェニックスを倒すと、地面に描かれていた魔方陣も光を失い、その活動は止った。
 最後はアニアが放った魔法が決め手となり、みんな僅かにレベルを上げていた。

 合計十回の討伐で、もうみんな汗だくの疲労困憊状態だ。
 俺も体中火傷だらけで、髪の毛とかちょっと焦げてるからね。
 一度は片腕をクチバシで咥えられたから、切り落とそうかと思うほどの痛みがあったし。

 てかここ、難易度高すぎるぞ……
 火に耐性が強いヴィートはマシみたいだが、シラールドは何度体中真っ黒に焼けたか分からない。
 後衛にいたユスティーナとアニアも、何度かフェニックスが吐きだす炎攻撃を食らっていた。
 だが、【双竜杖】が作り出せる障壁生成のお蔭で、火炎放射器のような炎の勢いが半減されて、大事には至らなかった。
 ユスティーナは特に燃えやすそうだから、実はかなりヒヤヒヤ物だったんだよね。

 そんなこんなで一息ついていると、急に足元から振動を感じた。
 何だと思い辺りを見回すが、特に変化はなく探知に何かの気配が掛かる事もない。
 少しの間振動が続くと、その原因が溶岩の中から浮かび上がってきた。

「うおおお、普通のダンジョンはクリスタルが出るのにも凝ってるんだな!」
「すごいねぇ! ゴゴゴゴって地面が揺れたから、ちょっと怖かった!」

 ヴィートとユスティーナは、戦いの興奮からまだ冷めていないのか、タイミングよく順番に飛び跳ねながら、振動の発生源を眺めている。

 二人の視線の先には、溶岩の中に浮かび上がった小島がある。
 そのど真ん中にクリスタルが立っており、小島と俺らがいる岩場の間には、一本の岩の道ができていた。

「主、クリスタルの出現はこれが普通なのか?」
「いや、こんな派手なのは初めてだよ。なあ? アニア」
「えぇ、以前はいつの間にかその場にあったり、高い所から落ちてきたりだったのです」

 そういえば、アニアはこれで三度目のダンジョン攻略か。
 功績的には完全にこの世界のトップクラスだろうな。

 そんな事を考えながらアニアを見つめていると、俺の視線に気付いたのか微笑んでくれる。
 何時でも俺に笑いかけてくれるアニアは愛おしいな。

「さあアニア、神様から力をもろおうか」
「っ! ……本当に私がもらってよいのですか?」
「もちろんだろ。今更遠慮はするなよ?」
「……そうですね。私は力を得てゼン様のお役に立ちたいのですから」

 今回の加護に関しては、このダンジョンに滞在していた間に話をしていた。
 どのような加護になるか予想した結果、再生という文字から、アニアが適任だとなったのだ。
 もし、シラールドがその権利を持っていたら、彼になった可能性がある。だが、今回は付いてくるだけで良いと言っているので、初めからその選択肢はなかった。
 本人も、欲しくなったらこの戦争の後に、俺に手伝ってもらうから良いと言っている。
 毎回思うが、俺は奴の主なんだよな?

 アニアの手を握り一緒に岩の道を歩く。
 クリスタルに近付く度に手を握る力が強くなっていくのは、緊張の現れだろう。
 俺が両手でアニアの手を包み込んでやると、自分の手に力が入っていた事に気付いたらしく、照れくさそうに笑った。

 クリスタルの前に立つと、中には何やら小さい物が入っているのが見える。
 本当にそのサイズは小さい。クリスタルが生む歪みで詳細は分からないが、指輪程度の大きさか?

「これアーティファクトですよね? なんでしょう?」
「んー、ちょっとよく見ないと分からないな。あまり近づくと触れちゃいそうだから、先に加護をもらっちゃいなよ」

 クリスタルの前に立ったアニアは、一度俺を見つめると真剣な表情でうなずいた。
 そして、クリスタルに向き合うと大きく深呼吸をする。

「それじゃあ、いくのです!」

 気合の声と共に突き出された手の平が、クリスタルに触れる。
 その瞬間、アニアは身をすくめ驚いた様子を見せた。

「びっくりした……本当に声が聞こえるのです!」

 アニアは驚いた事が少し恥ずかしかったのか、笑いながらそれを隠している。

「だから言っただろ? ……大丈夫だよな?」
「え? 何がです?」
「だから……また驚いて漏らしてないよな?」
「……ゼン様がお望みならそうしますけど」

 からかって怒り顔を見ようと思ったら、ちょっと恥ずかしそうな顔をしてこんな事を言われた。
 予想にもしていない答えが帰ってきて、自分の顔が明らかに引きつったのが分かる。

「嘘ですよ? それぐらいじゃ、私は怒らないのです。でも、本当にゼン様が……」
「そ、それで、どんな加護なんだ?」

 俺はアニアの言葉を遮って加護の話を振った。
 やべえ、アニアの順応性がやべえ。

「あー、えっとですね。何やら自然回復能力が強化? とか何とか。こういう事です?」

 自分のステータスを確認していたアニアが、いきなりマジックボックスから刃物を取り出した。
 そして、それを自分の腕に当てると軽く引き抜く。
 あまりにも自然に自分を傷つけたので、俺はそれを止める事が出来ずに固まってしまった。

「ほら、もう傷が! シラールドさんみたいになったのです!」
「……アニア、頼むからそういう事は言ってからやってくれよ」
「あはは、何だかこの程度なら大丈夫かなって感覚になっちゃって。もしかして、加護の所為?」
「あはは、じゃねえよ……。それにしても、本当に傷がなくなってるな」

 アニアの瑞々しい肌には、血の跡があるだけで傷一つ残っていない。
 本当に髪の毛一本のような斬り跡だったが、極短時間で再生したのだろう。
 正直この効果は凄いと言えるのか分からない。
 何故なら、この程度はポーションを少量垂らせば治ってしまうからだ。
 もっと大きな傷を負わないと、その真価は見いだせないだろ。
 だが、アニアにそんな自体は起こってほしくない。

「あっ、なるほどー、これは良いのです!」

 突然アニアが声を上げた。視線の先は虚空を見ているので、ステータスを確認していたのだろう。

「ゼン様、私のMPがもう七割近く回復してるのです。今も、見る度に回復していっているのです!」
「それは凄いな。そんなに回復って事は、何もしないでも瞑想スキル以上の効果を得られてるのか」
「あぁ……本当に凄い……。これがあれば、幾らでも治療が出来るのです……」

 アニアの瞳に光る物が見える。
 若いうちから回復魔法が使え、いつの間にか広まってしまった聖女の名前。
 それは先の戦争で、政治利用もした。
 アニア本人はその名に負けないよう、人を癒すために頑張ってきた。
 しかし、その過程で自分の力不足を感じていた事は何度も聞いていた。
 その大きな問題の一つである、MPの問題が解決するのは大きい。
 アニアはその事に気付き、涙を流したのだろう。

 涙ぐむアニアの肩を抱き少し落ち着かせてから、俺は目の前に浮かぶアーティファクトに視線を移す。

「ピアス……じゃない、イヤリングかな?」
「そうですね。金具が付いてるのです。可愛い~」

 俺とアニアの前に浮かぶアーティファクトは、落ちる水の雫のような形をした、淡い水色の宝石が付いた、金のイヤリングだ。
 デザイン的には明らかに女性向けな所を見ると、再生の神は女神なのか?
 一瞬このイヤリングをアニアが身に付けていたらと考えた。うん、可愛いな。

 名称‥【慈愛の雫】
 素材‥【アクアジュエル 金】
 等級‥【伝説級《レジェンダリー》】
 性能‥【魔力増幅 魔法範囲強化】
 詳細‥【再生の神のアーティファクト。魔法威力の増強および、魔法の効果範囲を強化する】

 おぉ……魔法範囲強化って何だよ! 魔力増幅も付いてこれって強くねえか!?
 これはユスティーナも使えそうだけど、ここはやっぱアニアに渡そう。
 この後攻略予定のダンジョンには、ユスティーナに向いてそうなのがあるからな。

「これも、アニアが身に着けようか。装飾も女の子向けだし」
「良いのですか? 加護だけでも十分だと思うのです」
「いや、鑑定結果を踏まえて誰が一番役立てるかを考えた結果だよ。それに、アニアは俺の大事な人だぞ? 優先するのは当たり前だろ」
「う、嬉しいのですが……申し訳ない気持ちも……」

 アニアは照れながらも、少し納得がいっていないようだ。
 謙虚なその姿勢は好ましい。
 だが、遠慮をされ続けると何時までも話は進まないので、俺はアニアを引き寄せる。

「わっ! もう、みんなが見てるのですよ?」
「これを着けるだけだから気にしない」
「私は嬉しいからいいのですが、ラーレ様にまた言われちゃいます」

 アニアの可愛い抗議の声を聞きながら、俺は手にしたイヤリングをアニアの耳に付ける。
 俺のなすがままにされているアニアは、胸の前で手を組んでじっとしていた。
 両方の耳に【慈愛の雫】が着けられた。軽く引っ張ってみるが不思議と取れる様子がない。
 俺は少しアニアから離れて、可愛らしく彩られたアニアを見た。

「うん、似合うな。可愛いよアニア」

 俺がそう言うとアニアは急いでマジックボックスから鏡を取り出す。
 そして、自分の姿を見てニヤニヤと笑い始めた。
 少しの間、飾られた自分を見ていたアニアが、鏡をしまうと俺の腕を取った。

「ゼン様、ありがとうございます! このお礼は……私頑張っちゃうのです」

 アニアの瞳が怪しく光った。一体、ナニを頑張っちゃうのかな?
 これは早く確認をしないといけない。ダンジョンから出ようか。そうだね、そうしよう。
 俺の精神はアニアの怪しい一言で、深く魅了されてしまったのだった。
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