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5巻
5-1
しおりを挟む第一章 魔槍
エゼル王国王家の血を引く俺の親友――エアことエリアスが、王位を奪還すべく兵を立ち上げた。
彼の父親のエリックはエゼル王国の先代の王であるが、その弟にあたるアーネストが王位を簒奪し、エリックに味方した者をことごとく粛清したのだ。
当初は俺――ゼンもこの挙兵に参戦するつもりだったのだが、エアは俺や俺の奴隷である双子のアルン、アニアが戦場に赴く事に難色を示した。
依頼を受けてエアの妹ジニーを疎開させた俺は、この戦が彼らにとって勝ち目が薄いという事実を疎開先で知り、独自に敵方の要人の排除や、味方の人質救出を開始した。
先日俺は、エゼル王国の王都に人質として軟禁されていた貴族の母娘を救出し、無事領地に送り届けた。
人質さえいなくなればアーネストの言いなりになる必要はないので、きっと、エアに援軍が送られるだろう。
今俺は頼りになる相方の嵐王鳩――ポッポちゃんとアニアを連れて、とある村へと移動していた。
俺の次なる目的は〝勇者〟に会ってみる事だ。
実力者として知られる勇者が敵に回ると厄介なので、始末するのも手だが、今回は寝込みを襲うような真似はしない。一度正面から話をしてみようと思っている。
勇者がいるというその村は、エゼル王国に来る以前に住んでいたブロベック村を思い起こさせる。
村の周りは畑に囲まれ、近くには森が広がっているが、それ以外には何もない。
あとは見渡す限りのだだっ広い平原が続いているだけだ。
人の数も少ないようだ。この村に至る道中でも、数人の商人とすれ違ったきり。お世辞にも往来に活気があるとは言いがたい。
いかにものどかな農村という風景で、本当にこんな場所に勇者の称号を持つ者がいるのか、不安になってしまった。
村に入った俺達は、さっそく宿を取り、女将さんに話を聞いてみた。
「勇者? あぁ、フリッツならギルドに行けばいるんじゃない? あんた達も物好きだねえ。わざわざ勇者の見物にでも来たのかね?」
勇者の居場所はあっさりと分かった。
ここに来る途中に寄った村でも、勇者がどこかに移動していないか随時確認していたので、ある程度の確信は持っていたが、冒険者でもある彼らは依頼を受けてふらっと旅立ってしまう可能性もあるんだよね。
早速この村の冒険者ギルドに向かった俺は、併設されている飲み屋に足を踏み入れた。
昼間だというのに、飲み屋は多くの人で賑わっている。
入ってすぐに聞こえてきたのは、エア達の戦の話題。どちらが優勢なのか、儲けるにはどうすればいいのかなど、荒々しい冒険者風の男達が語り合っている声が聞こえてくる。
勇者らしき人物を探してギルドの中を見渡すと、一番奥の丸テーブルに、周りと比べて一際偉そうな男が一人で腰掛けていた。
二十代後半だと思われるその男は、気怠そうな雰囲気を漂わせている。後ろに撫でつけたブラウンの髪は所々無造作に垂れており、無精ひげと合わさって野性じみた印象を受ける。
年季の入った鎧には多くの傷が残っており、一見して熟練の冒険者だと分かる風貌だ。
探知スキルで気配を確認したが、外見相応になかなかの実力者だった。
この男が勇者と見て間違いないだろう。
辺りを見回すアニアについて来るように促して、俺は勇者に近付いた。
勇者の方も俺に気付いたのか、腕組みしたまま顔を上げて不敵な笑みを浮かべた。
「なんだ坊主、俺に何か用か? もしかして、勇者の力が必要か? いいぜ、世界を救ってやる」
いきなり飛び出たアホな第一声に、俺は自分が話そうとしていた内容を忘れるほど混乱した。
「坊主、立ってないでそこに座れ」
俺の顔は大層な間抜け面だったはずだが、勇者はそんな事まるで気にしていないようだ。
とりあえず、もう少し話してみない事にはどうにもならないので、彼に促されるまま、アニアと共に同じテーブルに着いた。
「せ、世界を救ってもらえるのですか?」
もしやこれは彼なりのジョークの一種ではないかと思い、俺も少しふざけて先程の発言に乗ってみる。
「あぁ、俺は、勇者だからな」
しかし、勇者の方は大真面目にやっているらしく、変わらぬテンションで答えた。
凄く中二病の臭いを感じて……頭が痛くなった。
「あの……お仲間の方はいないのですか?」
この男と話しても埒があかない気がしたので、仲間がいないか聞いてみた。
「安心しろ、話を聞けば依頼の危険度は分かる。それに応じて仲間を呼ぶ必要があるか、判断するまでだ」
彼はあくまでも一人で話を聞くつもりらしい。
一瞬、こんな奴の相手をするのが面倒になって、帰ろうかと思った。
だが、俺の探知スキルは彼が本物の実力者だと示している。
まあ、ものは試しだ。世界を救うと言うならば、俺の友達を救ってもらおう。
「実は……私の友が争い事に巻き込まれてしまいまして……」
「ほぉ?」
「是非勇者様に助けていただきたいのです!」
「もちろんだ。子供を助けるのは勇者の務め。聞こうか、詳しい話を。……この俺が!」
勇者は親指で自分を差し、白い歯を見せて不敵に笑った。
「あの、その前に一つ聞きたいのですが、勇者様は前王の息子が挙兵した事はご存知ですか?」
「あぁ。この前アーネスト王から出兵要請が来たぞ。近々発つつもりだが、その前に坊主の依頼くらいこなせるだろう」
「助けてほしい友とは、前王エリックの息子なのですが……」
「……」
こいつ、急に黙りやがった!
さっきまでの自信たっぷりな笑みが露骨に引きつっている。
「あの……?」
「そ、それは無理だなっ!」
あ、日和った。勇者の務めはどうしたんだよ?
一瞬の沈黙の後、勇者は動揺から立ち直って元通りの悠然とした態度に戻った。
もう遊びはいいか……。本題に入ろう。
俺は少し胸を張って勇者をまっすぐに見据えた。
「勇者さん、俺があんたに会いに来た本当の理由は、あんたがその友人の敵になるなら排除しようと思ったからなんですよ。率直に言います、俺と勝負してください」
俺の言葉で勇者の表情が明らかに変わった。先程までまとっていた中二病じみた気障ったらしさは吹き飛び、野性味を帯びた顔に変化している。
「俺が勝ったらあんたは戦には参加しないでください。その証としてあんたの剣を借りていきます。……閃光の剣とやらを他の人に貸し出されても困るんでね。もちろん、今回の戦が終われば返しますよ? 俺が負けた場合は……そうですね、大金貨百枚でどうでしょう?」
「坊主……その話、俺も遊びで済ませる気にはなれねえぞ?」
表情だけでなく、喋り方まで少し乱暴になっている。これが勇者の素なのか?
「もちろんですよ、信頼出来ないなら、神の契約のもとで行いましょう。出来ればお仲間も呼んでほしいな。裏でこそこそ動かれると面倒ですから」
「そうか……いいだろう。ガキと勝負するのが正しいのかどうかは分からねえが、国から勇者の名をもらった以上は受けて立つ」
そう言って勇者はわずかに口角を吊り上げた。どうやら決闘は成立したようだ。
勇者の笑みに誘われて、俺も思わず口元を歪めた。
「ゼン様、何か周りが大変な事になってるのです」
アニアが俺の顔を下から覗き込んだ。
この場にいた全員が今のやり取りを聞いており、酒場の中はいつの間にか大盛り上がりだった。
早くもどちらが勝つか賭けをはじめる奴、頼んでもいないのに決闘会場を探しに走る奴など様々だ。
まあ、大勢が見守る中でやれば、負けた時に言い逃れも出来ないので都合が良い。
しばらくすると、勇者が話しかけてきた。
どうやら野次馬が決闘の場所を確保したらしい。
「ついてきな小僧。ところで……お前、名前は?」
「ゼンです」
「おう、俺はフリッツ・レイだ。一応家名をもらっている。貴族じゃないがな」
「さっきまでと喋り方が違うけど、アレはもうやらないの?」
「あれは……一応外面を勇者っぽく見せる為にやってたんだが、どうも気合が入らねえ。どうせこの村の奴らは素の俺を知ってるんだから、演技はなしだ」
なる……ほど。確かにこの世界では、あの手の芝居がかった気障な態度は受けがいい。
でも、演技と言うわりには、結構楽しそうにしてた気がするけどな。
フリッツの後に続いて決闘の場に向かって歩いていると、道の脇から二人の女性が走ってきた。
一人はエルフ、もう一人は獣人の女性だ。それぞれ胸に子供を抱いている。
「ちょっとフリッツ! 決闘ってどういう事!?」
猫型の獣人が興奮気味に勇者――フリッツに食ってかかった。
「フリッツ……まさかそんな子供相手にやり合うつもり?」
少し遅れてきたエルフの女性もフリッツに非難の視線を向けた。
「子供相手だろうが決闘は決闘だ。ビッキー、ルック、勝ったら街に出て豪遊だ」
「待って、その子おかしい……気配がちゃんと見られないよ?」
ビッキーと呼ばれた猫獣人は、あからさまに俺の事を怪しんでいる。彼女は探知スキルを持っているようだ。
会話の流れ的に、この二人がフリッツのパーティメンバーだろう。
しかし、気になる点がある。彼女達が抱いている子供だ。
まさか子供の父親は……
「フリッツさん、その二人は仲間ですよね? その子供達は、何なんですか?」
「あ? 俺の子供に決まってるだろ」
「要するに、二人は奥さん?」
「あぁ。最近一緒になってな。まあ、子供が出来ちまったから結婚したってのもあるんだが!」
なるほどねえ。美人の嫁さん二人に可愛い子供か。正直羨ましい。
しかし、こうして奥さんや子供を見てしまうと、いよいよこいつを殺せなくなったぞ……。まあ、あくまで契約に則った決闘だから殺し合いにはならないとは思うが、素直に負けを認めなかったらやむを得ない場合もある。
最悪、脚の一本ぐらい斬り落としても、高レベルなら即死はしないだろう。それで戦意喪失してくれればいい。
いつの間にか、アニアが隣からいなくなっている事に気が付いた。
後ろを振り返ってみても姿がないので探知で気配を探ると、彼女は近くの露店で串焼きを買っているようだ。
アニアが戻ってきたところで、軽く抗議する。
「アニア……君は俺の事が心配じゃないの?」
「えっ!? だってあの人って、アルンが二人いたら倒せそうですよね? なら心配なんていります?」
アニアからのぶ厚い信頼を感じる。だが、だからといって串焼きを買いに行くのはどうかと思うんだ。
……おすそ分けはもらったけど。
決闘の場はギルドから少し離れた場所にある広場だった。
既に見物人が多数集まっている。
決闘を始める前に、契約のスクロールを使って勝ちの定義と勝利者の権利を確認した。
一方が負けを認めるか、死んだら勝敗が決まる。勝者の権利は先程俺が言った通りの内容だ。
俺が勝てばフリッツは戦争に参加しない。彼が勝ったら、俺が大金貨百枚を払う。ちなみに、もしフリッツが死亡した場合は、俺が【閃光の剣】をもらい受ける事になっている。
双方の名前を書き込むと、契約のスクロールは光って消えた。
これで契約完了。このスクロールを使えば、契約の神の名の下に絶対的な拘束力が生じるので、後から条件を覆したり不正したりは出来なくなる。
「よし、やるか。しかし、本当に大金貨百枚をポンと出すとはな……。その自信が本物かどうか確かめてやろう」
既にフリッツの手には彼の象徴である【閃光の剣】が握られており、対する俺はマジックボックス――大量のアイテムを保管出来る腕輪――から、愛用の槍【テンペスト】を取り出して構えた。
その名が示す通り、【閃光の剣】の刃は仄かに光を発している。フリッツは盾を持たずにこの剣を両手で扱うようだ。
双方、軽い準備運動をして、広場の中央で対峙した。
「貴方っ! 負けないでね」
「フリッツ! 負けたらごはん抜きだからね!」
二人の妻の声援に、フリッツは軽く手を上げて応えた。
「ゼン様~、ちゃんとゼン様の方に賭けてるのです! 安心してください!」
アニアは全く俺の心配をしていないどころか、ちゃっかり野次馬達の賭けに乗っているようだ。
一方、ポッポちゃんはとても興奮している様子で「しゅじーん! 勝つのよー!」と、クルゥッ! クルゥッ! と鳴き、回転しながら飛び跳ねている。
ポッポちゃんに手を振ってやると、鳴き声のトーンが一段階上がった。戦い好きなところは結構野性的だよね。
合図を買って出たおっさんが、俺達に近付いてきた。
彼は双方の準備が問題ない事を確認すると、大きな声で開始の合図を告げた。
「はじめっ!」
次の瞬間、フリッツが俺の懐に飛び込んできた。そして、恐ろしく素早い動きで突きを放つ。
俺はそれを【テンペスト】で下から叩いて跳ね上げる。
フリッツは両手が上がったままの体勢になったが、その状態から一歩踏み込んで、強引に袈裟切りの形で剣を振り下ろした。
今度は体を大きく横に反らして奴の剣を躱し、お返しに【テンペスト】を突き入れる。
だが、この攻撃は読まれており、フリッツは素早く後方へと跳んで逃れた。
「やるな……お前。本当に見た目通りの子供か?」
フリッツは不敵な笑みを浮かべると、同時に剣の柄を握り直した。
俺も槍を握る感覚をもう一度確かめる。
「さて、どうですかね? 俺に勝てば、なんでも答えてあげますよ」
「ははっ! 生意気な奴だな。じゃあ、すぐにこの剣と俺の力で、その口を開かせてやろう」
フリッツの視線と俺の視線が絡み合い、お互いに次の一手を探った。
次の瞬間、動きを見せたフリッツが、声を上げながらその場で剣を振り下ろした。
「死ぬなよッ!」
すると、剣の先から光の刃が飛び出してきた。
光斬だ。事前情報で分かっていたが、思っていた以上に光の刃は速く、完全な回避が間に合わない。なんとか体を捻って直撃は免れたが、肩に光斬を受けてしまった。
肩は竜の鱗から作った鎧で覆われている。当たった場所は抉られて、焦げくさい臭いがする。
「……避けるのかよ。しかも無傷か……。お前、聖天のおっさんと同じ事しやがるのか」
フリッツが言う聖天とは、この国でトップクラスの力を持つ三天の一人だ。エアの身の回りの世話をしているグウィンさんの話によると、王都の西側を常に監視している人で、エア達に敵対する事はないらしい。
それはともかく、今ので分かった。
切っ先から光斬が出てくるタイミング、スピード、そして威力。ある程度の変化はあるだろうが、フリッツの様子を見る限り、全力で攻撃を放ったはずだ。
「ふっ!」
フリッツは厳しい顔つきで、もう一度と剣を振り下ろす。
剣の先から飛んできた光斬を、今度は【テンペスト】で薙ぎ払う。
早くも光斬に対応してみせた俺に驚愕するフリッツへ一気に駆け寄って、腹を【テンペスト】の柄で殴りつける。
「グガッ!」
助走の勢いが乗った打撃を食らったフリッツは、体を曲げながら飛んでいく。
地面に激突して転がるが、放さず掴んでいた剣を盾にして体を守ろうとしていた。
大きな隙が出来たので、俺は自身を強化する補助魔法を使った。
「ブレス! プロテクション! ストーンスキン! ストライキングッ!」
本当なら戦う前に掛けるべきだろうが、相手が何も用意しなかったので、それに合わせていた。
「なっ! 魔法!?」
「えぇ、使えるので、やらせてもらいますよ。カースッ!」
俺が魔法を使う事に驚いているフリッツに『カース』の魔法を掛ける。これは相手の身体能力を下げる効果がある。身体能力を上昇させる『ブレス』とは正反対の魔法だ。
会得には魔法技能レベル3が必要で、同レベルの魔法抵抗スキルを持っていれば、高確率で抵抗出来る。はたして彼はどうだろうか?
「くっ! そんな魔法まで使えるのかっ!」
おっ、見事に掛かってくれたみたいだ。一瞬体がふらついたように見えた。しかし、相手は勇者だ。すぐに慣れるかもしれないから、ここで一気に片を付ける事にしよう。
マジックボックスから取り出した鉄のナイフを、左手でフリッツに投擲する。それと同時に駆け出して、ナイフを払った【閃光の剣】に向かって【テンペスト】を突き出した。
刀身を脇から突かれたフリッツの剣が、後方へ飛んでいく。
目を見開き、俺を見つめるフリッツの足に【テンペスト】を軽く突き刺した。
「ぐぁっ!」
わずかに穂先が刺さった【テンペスト】が発生させた刃風がフリッツの足を抉った。
加減したつもりだったが、その威力は思った以上で、血がこちらまで飛んできた。太い血管を傷付けたのか、ドクドクと赤い血が流れ出している。
俺は、武器を失い片膝立ちで太ももを押さえるフリッツに声をかけた。
「このまま続けますか? もし続けるというならば、容赦しません。次は首を斬り落とします」
本当はそこまでやる気はないのだが、脅し文句としてはこのくらい言った方が有効だろう。ここで諦めてほしい。
「フリッツもうやめて! 貴方もお願い、彼の負けよ!」
「やめるにゃあああああっ! フリッツゥゥ!」
あぁ、エルフの奥さんは怖い顔して叫んでいるし、猫の奥さんは大泣きしている。なんだか罪悪感が半端ないな……
「フリッツさん、お願いします。奥さんを悲しませないでください」
足を押さえたまま俺をきつく睨むフリッツは、大きなため息を吐いた後、がくりと俯いた。
「負けだ……」
その瞬間、周りから大音量の歓声が上がった。
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