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第?巡 縁ノ章 ― 人間道 ―
登場人物紹介その3
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・これまでのあらすじ
自らが既に亡者だと悟った秤は、一度は人として正しい理に還ることを決意する。……が、門を潜る直前、髑髏や刹鬼と言葉を交わしたことにより、自らの本当の願いに気が付く。
蛇神のそばにいたい。蛇神のことをもっと知りたい、と……
巫覡たちとの対話、旧社への参拝を経て、秤は自分の前世である「朱乃」が蛇神にとって特別な存在だったことを知る。
……が、覚范が仕込んだ術により、状況は一転。蛇神は窮地に追いやられてしまう。
覚范が強大な敵として立ち塞がる中、最後の「巡り」が始まろうとしていた。
・登場人物紹介
城島秤/朱乃
前世では「朱乃」という名の巫女だった。
既に亡者であることにショックを受けはしたものの、現在は前向きになり、自分なりにできることを探してましろの支えになろうとしている。
性愛の対象が女性であり、現世ではそのために息苦しい思いをしていた。晴れてましろと両想いになったことにより、抑圧していた欲望が少しばかり溢れ気味である。
蛇神/ましろ
本名は「ましろ」。秤の前世である朱乃が名付けた。
かつてはただの白蛇だったが、村人に神として祀られ、朱乃に願いを託されたことで土地神に転じた。
現在は、怨嗟によって魔境と化してしまった地を浄化しようと四苦八苦している。
朱乃のことを「無二の友」だと思っていたが、千年間、彼女との「契り」を守り続けることで、その想いはやがて恋心へと変わっていったらしい。
「神」として千年間頑張ってきたが、「朱乃にもう一度会えたら褒めて欲しかった」「朱乃に会いたいがあまり、寂しくて眷属を増やしてしまった」……と、性格はかなりの乙女である。
髑髏武者/木下小兵衛
餓鬼道に堕ちた骸。生前は身分の低い足軽だった。
他人の魂を喰らうことで膨大な力を得ており、束ねた力を「餓者髑髏」として使役している。「餓者髑髏」の形態は器用に変化させることができ、「骨刃牢」という形態であればその場に檻を作り出したり、骨の刃として攻撃に使ったり出来る。
現在は蛇神の裁定した『悪霊』しか喰らえない――が、過去には何度か『つまみ喰い』を試みて、蛇神を困らせたこともある。一方で、蛇神に恩義を感じているのも事実である。
同じ門番である刹鬼を特別視しており、深い仲にあるらしい。
刹鬼武者/犬上肆大吾景正
修羅道に堕ちた鬼。かつては鎌倉時代の守護であり、高名な呪術師一族「犬上家」の血筋だった。
血筋に根付いた「呪い」により、その眼は悪鬼のみを映し、肉体も人ならざる悪鬼へと変質してしまった。……が、彼は長い時間と厳しい鍛錬を経て呪いを識り、呪いを力として纏う「狂狗・呪血阿修羅」という力を身に付けた。ただし、代償として血肉を奪われるため、不死の肉体とはいえ多用できる技ではない。
狂気に堕ちた自分を拾い、配下とした蛇神に恩義を感じており、紛うことなき忠臣として仕えている。
同じ門番である髑髏とは深い仲のようで、特別な絆を結んでいるのが垣間見える。
外法僧正/行暁山眩昏寺覚范
地獄道に堕ちた咎人。かつては高名な僧侶だった。
笑顔の裏に秘められた「業」は凄まじく、地獄と化した宮寺に囚われ、業火に灼かれ続けながらも野心を燃やし続けている。
巫覡を洗脳し、使い捨ての手駒にするなど、欲のためであれば手段を選ばない。
おりん、彦五郎
蛇神に仕える巫覡。他にも10人以上の巫覡が社務所に控えている。
蛇神に救ってもらえたこと、看取ってもらえたことを心から感謝しており、他の巫覡たちと同様、自ら望んで蛇神に仕えている。
しかし、彼らの想いなど関係ない。
覚范の術は彼らの魂すら歪め、手駒に変えてしまえるのだから。
自らが既に亡者だと悟った秤は、一度は人として正しい理に還ることを決意する。……が、門を潜る直前、髑髏や刹鬼と言葉を交わしたことにより、自らの本当の願いに気が付く。
蛇神のそばにいたい。蛇神のことをもっと知りたい、と……
巫覡たちとの対話、旧社への参拝を経て、秤は自分の前世である「朱乃」が蛇神にとって特別な存在だったことを知る。
……が、覚范が仕込んだ術により、状況は一転。蛇神は窮地に追いやられてしまう。
覚范が強大な敵として立ち塞がる中、最後の「巡り」が始まろうとしていた。
・登場人物紹介
城島秤/朱乃
前世では「朱乃」という名の巫女だった。
既に亡者であることにショックを受けはしたものの、現在は前向きになり、自分なりにできることを探してましろの支えになろうとしている。
性愛の対象が女性であり、現世ではそのために息苦しい思いをしていた。晴れてましろと両想いになったことにより、抑圧していた欲望が少しばかり溢れ気味である。
蛇神/ましろ
本名は「ましろ」。秤の前世である朱乃が名付けた。
かつてはただの白蛇だったが、村人に神として祀られ、朱乃に願いを託されたことで土地神に転じた。
現在は、怨嗟によって魔境と化してしまった地を浄化しようと四苦八苦している。
朱乃のことを「無二の友」だと思っていたが、千年間、彼女との「契り」を守り続けることで、その想いはやがて恋心へと変わっていったらしい。
「神」として千年間頑張ってきたが、「朱乃にもう一度会えたら褒めて欲しかった」「朱乃に会いたいがあまり、寂しくて眷属を増やしてしまった」……と、性格はかなりの乙女である。
髑髏武者/木下小兵衛
餓鬼道に堕ちた骸。生前は身分の低い足軽だった。
他人の魂を喰らうことで膨大な力を得ており、束ねた力を「餓者髑髏」として使役している。「餓者髑髏」の形態は器用に変化させることができ、「骨刃牢」という形態であればその場に檻を作り出したり、骨の刃として攻撃に使ったり出来る。
現在は蛇神の裁定した『悪霊』しか喰らえない――が、過去には何度か『つまみ喰い』を試みて、蛇神を困らせたこともある。一方で、蛇神に恩義を感じているのも事実である。
同じ門番である刹鬼を特別視しており、深い仲にあるらしい。
刹鬼武者/犬上肆大吾景正
修羅道に堕ちた鬼。かつては鎌倉時代の守護であり、高名な呪術師一族「犬上家」の血筋だった。
血筋に根付いた「呪い」により、その眼は悪鬼のみを映し、肉体も人ならざる悪鬼へと変質してしまった。……が、彼は長い時間と厳しい鍛錬を経て呪いを識り、呪いを力として纏う「狂狗・呪血阿修羅」という力を身に付けた。ただし、代償として血肉を奪われるため、不死の肉体とはいえ多用できる技ではない。
狂気に堕ちた自分を拾い、配下とした蛇神に恩義を感じており、紛うことなき忠臣として仕えている。
同じ門番である髑髏とは深い仲のようで、特別な絆を結んでいるのが垣間見える。
外法僧正/行暁山眩昏寺覚范
地獄道に堕ちた咎人。かつては高名な僧侶だった。
笑顔の裏に秘められた「業」は凄まじく、地獄と化した宮寺に囚われ、業火に灼かれ続けながらも野心を燃やし続けている。
巫覡を洗脳し、使い捨ての手駒にするなど、欲のためであれば手段を選ばない。
おりん、彦五郎
蛇神に仕える巫覡。他にも10人以上の巫覡が社務所に控えている。
蛇神に救ってもらえたこと、看取ってもらえたことを心から感謝しており、他の巫覡たちと同様、自ら望んで蛇神に仕えている。
しかし、彼らの想いなど関係ない。
覚范の術は彼らの魂すら歪め、手駒に変えてしまえるのだから。
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