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明日を生き残る為に
初任務-その1
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どうも下っ端の神木蓮です。訓練が始まって早1ヶ月、第二小隊の皆さんには驚かされる毎日を過ごしています。
聞く話によりますと、ここのマッチョメン先輩達は発芽せず、能力なしにプラントを倒したり任務をこなしてるそうです。バケモノですね!
でも、非能力者なら、身体強化できる俺やその他の能力者なら余裕で勝てるんじゃ?!
…そんな事を考えていた時期もありました。
無理です。いくら強化できても、元の3倍程度、彼らを目で追うのも難しいのです。それに能力は筋肉痛が酷くなるから必要な時以外は使いたくないんですよ。
こんな毎日を過ごしているので最近の目標は、先輩達に一撃当てる為に身体作ること。
隊長の受け売りですが
「強化が3倍ならお前の素の身体能力を上げちまえばいい。」だそうです。先輩方を輩出した癒瘡木隊長らしい考えですね!!
そんな隊長ならてっきり根性論で休息休暇なしかと思いきや、案外スケジュール組まれて食事まで小まめに決められたのを渡されたので驚きました。
あ、その他にも体術訓練というのも行っていますよ。体の動かし方を知れば強くなれるとかで日々精進しています。
──
…そんな俺も今日は休暇!思う存分グーたら寝れるっ──
「はずだったんですけど。あの…玲衣さん?この書類の山は…」
1日レストの俺の部屋に不釣り合いな美人が訪れた。初日、警告してくれた玲衣ちゃんさんもとい氷室玲衣だ。
「神木蓮、貴方はここへ来てどのくらいが経ちましたか?」
「1ヶ月です」
「この組織の常識や、敵についての情報は知ってる?」
「知りません…」
「貴方、ここの訓練詰めで勉強する暇なんてなかったでしょう。だから休日を一日返上して組織の為に働ける人材になれる様に調教してあげるわ。」
「う、うわァァァ!!俺の休─ひぇっ!」
叫ぶと瞬間、全身に嫌な冷たさを感じた。出どころはすぐにわかった。玲衣さんだ。玲衣さんはゴミムシを見るかのような目をして俺を睨んでいたのだ。これはアレだ、紫苑さん直伝の目つきだろうな。
「文句はあの世で聞いてもいいのよ」
「ナ、ナンデモナイデス」
クソッ!?俺に…俺に力が有ればこんな不甲斐ない事にはならなかったのに!!力が、力が欲しいよ!
──
「つまりこういう事よ。はい今日はこれで終わり、お疲れ様。」
「主核、対立、作戦…。う、うありがとう、ございま、した…」
「8時間程度でだらしない」
「だって、ずっと椅子から離れてられないのに…!ひえっ。」
俺は1日で大量の知識と、殺意の感じ方を覚えた。
──
「ハッハッハッ!そうか、昨日はそんな事があったのか、お前も大変だったな!」
夕飯時、食堂で食事をしている第二小隊の先輩方に今日の事を話してみた。
「笑い事じゃ無いですよ」
焼き魚を口に運ぶ。今日も美味いなぁ、勿論魚だけじゃ無いこのお浸しも最高だ。
「でも、そうか玲衣のお嬢も…いやなんでもない。」
「え、なんですか?」
聞いてなかった、ごめん先輩。
「なんでもないって言ったろう。あ、あとお前明日現場な」
「あ、はい。」
「なんだもっと文句を言うかと思ったよ。」
「あー、言っても俺訓練だけしかしてませんでしたし。何かしらの実習があるんじゃ無いかって思ってたんですよ。だからその説明みたいなのが玲衣さんが来た理由かなって」
「お前、勘だけは良いんだな。」
「だけは、って…他にも褒めれるとこあるんじゃないんですか?ほらもっと俺を見てるっくあっとみー。」
「お前、慣れるとちょっとウザいな…まぁ、勘がいいのは戦場1番重要な要素だからな。その調子でいろよ」
へへ、兄貴に褒められるのは悪い気はしないよな。
「それで、明日はどこに行くんですか?」
「あぁ、明日は越谷で"草刈り"だ」
あ、今やけに草刈りを強調したな。確か今日教わった中でそう言った隠語があったはず…
「プラントの駆除、ですね?」
「お、よくわかったな。流石玲衣のお嬢の教え方が上手いんだろうな」
「俺には褒め言葉はないんですか?」
「ない。強くなれ」
…モチベーションが下がった。
──
ピピピピ、いつもの目覚ましの音で俺は目覚める。
「集合の1時間30分前」
初任務に備えて早く寝ておいて良かった。まぁ任務と言っても見習いで先輩方についてくだけのお仕事なんですけど。
こんな遠足前の小学生みたくワクワクしてて良いのだろうか。
俺が敵を見たのは1ヶ月前の入隊前で、今日で二度目になる。勉強はしてきたがイマイチ敵の怖さってのがわからない。今日はしっかり学ばせてもらおう。
「俺早すぎたかなって思ったんですが、それより早いなんて先輩達早起きすぎじゃないですか?」
「こんなもんだよ。あ、神木最後だったから荷物積んでくれ」
「マジですか…」
「嘘だよ、そんな時間のかかることはしねぇよ。もう終わってる。」
朝5時なのに、なんて早いんだろう。いつもの先輩からでは想像できない真面目さだ。
それに先輩方の雰囲気がいつもと違う。いつものを鬼とすると今日は閻魔みたいだ。
「すいません、1番最後に来てしまって」
「ま、定刻より1時間早いじゃないか。最初はそんなもんだよ。俺なんて初めは時間ピッタシに着いて怒られてたんだぞ」
「そうなんですか(笑)」
「何笑ってんだよ、てかそんなことより早く行くぞ」
「どこにですか?」
「どこにって…お前の武器を取りに行くんだよ」
昨日言ったろ、と言われた。そういえばそうだった。
任務に失敗は許されない、だから必要な準備はしなければいけないのだと。
─
「はい、じゃ此処に名前を記入してね」
渡された紙に名前を書く。HRIでは原則として武装ができない。だから許可状を貰って武器を借りる必要があるのだ。
「メリケンサック、スイッチを押せばシールドも展開出来たりできるHRI特別仕様。まぁ体術しかしてないし無駄に長物は必要ないわな。」
そう言いつつ、先輩も武器を借りている。あれはベルト?いやウエストバックか。中に何が入ってるんだろう。
「さあ、行くぞ。死ぬなよルーキー」
「勿論です!」
──
「さて、行動前に任務の最終確認だ。今から俺たちは草刈りを行う。手順は訓練通り、薬でやる」
ストレートなロン毛の男は阿波木副隊長、今日は別件でいない癒瘡木隊長の代理で指揮を取る。
「プラントの発見は4日前、生体反応から調査をした結果、路地に自生をしてるのを発見。一部採取できたサンプルを調べたら発生から1週間の幼体だと判明した。幼体のため危険度は低いが各自、注意して挑め。」
『「了解!」』
部隊の士気が高まる。そしてついに俺の初めての戦いが始まる。
──
「ケケッ!マタバカナニンゲンガキヤガッタ、シッカリオレサマノヨウブンニシテヤルカラナ!」
日も当たらない冷たい路地にソイツはいた。風景に同化しながらも不気味に蠢いている。目は地獄の底のように暗く、気を抜けば吸い込まれそうになる。
ただ一人残った私が聞いた、彼らの最後の言葉は"捕まらない様に息を殺せ"そんな悲しい言葉だった。
聞く話によりますと、ここのマッチョメン先輩達は発芽せず、能力なしにプラントを倒したり任務をこなしてるそうです。バケモノですね!
でも、非能力者なら、身体強化できる俺やその他の能力者なら余裕で勝てるんじゃ?!
…そんな事を考えていた時期もありました。
無理です。いくら強化できても、元の3倍程度、彼らを目で追うのも難しいのです。それに能力は筋肉痛が酷くなるから必要な時以外は使いたくないんですよ。
こんな毎日を過ごしているので最近の目標は、先輩達に一撃当てる為に身体作ること。
隊長の受け売りですが
「強化が3倍ならお前の素の身体能力を上げちまえばいい。」だそうです。先輩方を輩出した癒瘡木隊長らしい考えですね!!
そんな隊長ならてっきり根性論で休息休暇なしかと思いきや、案外スケジュール組まれて食事まで小まめに決められたのを渡されたので驚きました。
あ、その他にも体術訓練というのも行っていますよ。体の動かし方を知れば強くなれるとかで日々精進しています。
──
…そんな俺も今日は休暇!思う存分グーたら寝れるっ──
「はずだったんですけど。あの…玲衣さん?この書類の山は…」
1日レストの俺の部屋に不釣り合いな美人が訪れた。初日、警告してくれた玲衣ちゃんさんもとい氷室玲衣だ。
「神木蓮、貴方はここへ来てどのくらいが経ちましたか?」
「1ヶ月です」
「この組織の常識や、敵についての情報は知ってる?」
「知りません…」
「貴方、ここの訓練詰めで勉強する暇なんてなかったでしょう。だから休日を一日返上して組織の為に働ける人材になれる様に調教してあげるわ。」
「う、うわァァァ!!俺の休─ひぇっ!」
叫ぶと瞬間、全身に嫌な冷たさを感じた。出どころはすぐにわかった。玲衣さんだ。玲衣さんはゴミムシを見るかのような目をして俺を睨んでいたのだ。これはアレだ、紫苑さん直伝の目つきだろうな。
「文句はあの世で聞いてもいいのよ」
「ナ、ナンデモナイデス」
クソッ!?俺に…俺に力が有ればこんな不甲斐ない事にはならなかったのに!!力が、力が欲しいよ!
──
「つまりこういう事よ。はい今日はこれで終わり、お疲れ様。」
「主核、対立、作戦…。う、うありがとう、ございま、した…」
「8時間程度でだらしない」
「だって、ずっと椅子から離れてられないのに…!ひえっ。」
俺は1日で大量の知識と、殺意の感じ方を覚えた。
──
「ハッハッハッ!そうか、昨日はそんな事があったのか、お前も大変だったな!」
夕飯時、食堂で食事をしている第二小隊の先輩方に今日の事を話してみた。
「笑い事じゃ無いですよ」
焼き魚を口に運ぶ。今日も美味いなぁ、勿論魚だけじゃ無いこのお浸しも最高だ。
「でも、そうか玲衣のお嬢も…いやなんでもない。」
「え、なんですか?」
聞いてなかった、ごめん先輩。
「なんでもないって言ったろう。あ、あとお前明日現場な」
「あ、はい。」
「なんだもっと文句を言うかと思ったよ。」
「あー、言っても俺訓練だけしかしてませんでしたし。何かしらの実習があるんじゃ無いかって思ってたんですよ。だからその説明みたいなのが玲衣さんが来た理由かなって」
「お前、勘だけは良いんだな。」
「だけは、って…他にも褒めれるとこあるんじゃないんですか?ほらもっと俺を見てるっくあっとみー。」
「お前、慣れるとちょっとウザいな…まぁ、勘がいいのは戦場1番重要な要素だからな。その調子でいろよ」
へへ、兄貴に褒められるのは悪い気はしないよな。
「それで、明日はどこに行くんですか?」
「あぁ、明日は越谷で"草刈り"だ」
あ、今やけに草刈りを強調したな。確か今日教わった中でそう言った隠語があったはず…
「プラントの駆除、ですね?」
「お、よくわかったな。流石玲衣のお嬢の教え方が上手いんだろうな」
「俺には褒め言葉はないんですか?」
「ない。強くなれ」
…モチベーションが下がった。
──
ピピピピ、いつもの目覚ましの音で俺は目覚める。
「集合の1時間30分前」
初任務に備えて早く寝ておいて良かった。まぁ任務と言っても見習いで先輩方についてくだけのお仕事なんですけど。
こんな遠足前の小学生みたくワクワクしてて良いのだろうか。
俺が敵を見たのは1ヶ月前の入隊前で、今日で二度目になる。勉強はしてきたがイマイチ敵の怖さってのがわからない。今日はしっかり学ばせてもらおう。
「俺早すぎたかなって思ったんですが、それより早いなんて先輩達早起きすぎじゃないですか?」
「こんなもんだよ。あ、神木最後だったから荷物積んでくれ」
「マジですか…」
「嘘だよ、そんな時間のかかることはしねぇよ。もう終わってる。」
朝5時なのに、なんて早いんだろう。いつもの先輩からでは想像できない真面目さだ。
それに先輩方の雰囲気がいつもと違う。いつものを鬼とすると今日は閻魔みたいだ。
「すいません、1番最後に来てしまって」
「ま、定刻より1時間早いじゃないか。最初はそんなもんだよ。俺なんて初めは時間ピッタシに着いて怒られてたんだぞ」
「そうなんですか(笑)」
「何笑ってんだよ、てかそんなことより早く行くぞ」
「どこにですか?」
「どこにって…お前の武器を取りに行くんだよ」
昨日言ったろ、と言われた。そういえばそうだった。
任務に失敗は許されない、だから必要な準備はしなければいけないのだと。
─
「はい、じゃ此処に名前を記入してね」
渡された紙に名前を書く。HRIでは原則として武装ができない。だから許可状を貰って武器を借りる必要があるのだ。
「メリケンサック、スイッチを押せばシールドも展開出来たりできるHRI特別仕様。まぁ体術しかしてないし無駄に長物は必要ないわな。」
そう言いつつ、先輩も武器を借りている。あれはベルト?いやウエストバックか。中に何が入ってるんだろう。
「さあ、行くぞ。死ぬなよルーキー」
「勿論です!」
──
「さて、行動前に任務の最終確認だ。今から俺たちは草刈りを行う。手順は訓練通り、薬でやる」
ストレートなロン毛の男は阿波木副隊長、今日は別件でいない癒瘡木隊長の代理で指揮を取る。
「プラントの発見は4日前、生体反応から調査をした結果、路地に自生をしてるのを発見。一部採取できたサンプルを調べたら発生から1週間の幼体だと判明した。幼体のため危険度は低いが各自、注意して挑め。」
『「了解!」』
部隊の士気が高まる。そしてついに俺の初めての戦いが始まる。
──
「ケケッ!マタバカナニンゲンガキヤガッタ、シッカリオレサマノヨウブンニシテヤルカラナ!」
日も当たらない冷たい路地にソイツはいた。風景に同化しながらも不気味に蠢いている。目は地獄の底のように暗く、気を抜けば吸い込まれそうになる。
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