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1 異世界転生と中二病
1-1.異世界転生と中二病
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「くそババア!」言ってやった。
いや、言ってしまった。
もはや、母親が息子に一度は言われてみたいセリフランキング、上位の思春期の指針的な、お約束ゼリフ。
恐る恐る確認した母の顔は、案の定ニヤケ顔だ。
男ばかりの五人兄弟の末子が、どんなに怒声を張り上げても、この母には涼風の如だろう。
「ごめん、ごめん、だしの素を切らしちゃってついうっかり、ソーちゃんのおやつを使っちゃったのよ」
「俺のおやつじゃねえし、俺のシモベたちのだし! あと、俺のことを『ちゃん』付けで呼ばないでよ」
「シモベって、あの河原のコたちの? それは悪いことしちゃった」
「河原のコたちじゃねえし、河原に棲まうモノたちだから」
「はいはい、素剛様、まさに中二にして、中二病に罹るとはねえ」
知っている、自覚がある、俺は中二病だ。
右手から、黒々とした火炎を出せる日が来ると信じているし、映画や漫画から、一度は言ってみたいセリフを抜粋して、メモっているし、異世界へ召喚される日を待ち望んでいる。
今のところ一番言いたいセリフは、シュレッ〇の長靴を履いた猫が言っていた「我に跪け」だ。
俺は、母にうどんの出汁に使われてしまった煮干しを買いに走り、獲得したブツを持って河原に棲まうモノたちの元へ急ぐ。
橋の下のいつもの場所で俺の登場に、三々五々に集まって首を垂れる、色とりどりの・・・白、黒、赤茶、サバ虎、キジ虎色の毛皮を纏った我がシモベたち。
この春までは四匹だったのだが、子供が生まれて、新入りの子猫三匹を加えて七匹になった。シモベたちが、契約の品を厳かに受け取り、咀嚼する。
本当に厳かに粛々と食べる。争うこともなく、とてもお行儀が良い。
白地に肩から背中にかけてタキシードのような黒柄の、口元に黒いヒゲのような模様のある、ジェームスと呼んでいる個体が、俺の靴を前足でちょいちょいと撫でる。見ると、靴紐が解けていいて、結び直すと、満足そうに一歩下がる。
できる奴だ。その仕草など、なかなかに品がある。
それに、シモベ達はこの橋の下にたまにロードワークで通りがかる、同中の女子バスを素早く察知して、散り散りにはけていき、猫相手に話しかけるイタイ中坊の図を防いでみせようという、気遣いをみせたりする。
「野島! また、猫にエサやってんの?」
手遅れではあるが。
「話しかけんなブス!」
「ノジマじゃねえ、コジマだよって言えよー」
「野島であってんだよ!」
短パンからのぞく白々とした生足に、鼻の奥がツンとする。
ヤバい、クソが、早く視界から消えてください。
「野島、ほんとおしいよね」
「マジそれ、素材はいいのにね」
「素材は、悪くないよね~」
「患ってなければね~」
聞こえてんだよ、素材ってなんだよ。
遠ざかっていく笑い声と、ランニングの掛け声。その恐ろしく間抜けで、底抜けに明るい声を暫く見送って、シモベ達と別れた。
異世界召喚もので、勇者として召喚されたり、聖女として召喚されたりというのがある。
俺は、どうせ異世界に召喚されるなら、悪魔として召喚されたい。
具体的には、魔導士見習いの美少女に召喚されて、黒い炎と大きな翼を翻して「我を呼んだのは貴様か」と言ってみたい。
こんな事は親に話すような話題ではないことは、流石に分かっているのだが、何故かカツ丼を前にした取調室の被疑者よろしく、ベテラン刑事の術中にはまってゲロるように、母に将来の夢を語っていたら、母がヒザから崩れ落ちた。
「素材は悪くないのにねえ」
本日二回目だ。
「ソーちゃんはね、どちらかと言うと、人の役に立つことが向いていると思うわよ」と、片膝を立て直した母。
「美少女の役に立つつもりだから、あながち間違いじゃない」
「いやいやいや、素剛、お前さあ、かなり気持ち悪いんだけど」
一つ違いの四男、中三、身長178㎝の淀波志が口出してくる。
去年の夏にオスグッド・シュラッター(過度な成長によるヒザの痛み)に毎晩うなされて、同室の俺の睡眠を妨害し続け、一年で20㎝身長を伸ばした男。そして、今年の夏は俺の番だ。絶対に。
「美少女に召喚されて、契約して、契約の性質上、物理的に10メートル以上離れられないという縛りから、生涯そばにいて彼女を守り続けるというのが理想、俺はそれになりたい。いや、なれる気がしている」
一度立て直した片足を再び床につけ、両手も床へついて項垂れる母の背にそっと手を置く四男、淀波志。
「努力してもなれねえって早めに気づけよな。それこそ、異世界に転生でもしないと」
「だから、最初から異世界召喚の話をしているんだよ。あと転生じゃなくて、召喚」
「なにこの親子の会話、怖いんだけど」
二階から「となりのごっはん、ごーはーん」(夕飯まだか? コール)でご陽気に降りてきて、居間で語らう母と俺の会話に勝手に混ざってきた四男。散々な言いようだ。
「ソーちゃんは、悪魔って感じじゃないわよ、もっと現実を見て。ソーちゃんはねえ、なんかもっと、エアリーでフェアリーな感じよ」
「いや、素剛は、そんな存在の感薄い感じゃないって、釜飯に入っているウズラの卵くらいの存在感あるから、すごく小さいけど。ってか、釜飯食べたくね?」
「うるせえな、横川に行って来いよ、戻ってくんな」
「今スマホで横川の釜飯で検索してみたら、ウズラど真ん中にあったわよ」
「いや、母さん、俺、ウズラじゃないからね」
「ああ、あれだ、素剛はさあ、コロボックルじゃね」
「コロボックルじゃねえよ! 滅びろよ、クソが!」
「怖ッ、母さんと俺の差ひどくね? 飼い主以外には犬歯のぞかせて威嚇してくる小型犬みてえ」
とりあえず淀波志のスネを、真正面から蹴っておく。
「ソーちゃんは、あの、エルフって感じ、なんか奇麗で、知的で、狩りとかも得意そうで、自然や動物に優しいイメージの」
「いや、ゲームとかしないし漫画も読まない母さんが、エルフって言葉を知っているのが衝撃的なんだけど」
「ソーちゃんに習っているからね、毎週異世界講義があるから」
「マジか、素剛」
「毎週金曜の22時から」
「何だその時間設定」
「一週間で一番テンションが上がる時間だ、ちなみに今は母さんしか参加を認めていない。仁酉と光輿は先週出禁にした。あと、伊世但兄さんの受験勉強の妨げにならないよう、静かにやっている」
「いや、俺知らないんだけど、同じ部屋なのに」
「お前はいつも、寝ているからな、その時間。一週間全力で燥いでいるお前のようなアホの上位種は、最も疲れて眠い時間だろう。お前も受験勉強しろ、そして県外の高校へ進学して寮に住め」
「酷い言われようだ」
「歯ぎしりうるさい、クッ、クークククッ、クキュッ、ってモールス信号かよ、何と交信してんだよ、気になって眠れねえし。俺は一人部屋が欲しい」
「伊世但兄さんが、県外の大学に受かる方が現実的な」
「それな」
一人部屋、何て素敵な響きなんだろう。
いつか自分だけの部屋を持ってみたい。
いや、言ってしまった。
もはや、母親が息子に一度は言われてみたいセリフランキング、上位の思春期の指針的な、お約束ゼリフ。
恐る恐る確認した母の顔は、案の定ニヤケ顔だ。
男ばかりの五人兄弟の末子が、どんなに怒声を張り上げても、この母には涼風の如だろう。
「ごめん、ごめん、だしの素を切らしちゃってついうっかり、ソーちゃんのおやつを使っちゃったのよ」
「俺のおやつじゃねえし、俺のシモベたちのだし! あと、俺のことを『ちゃん』付けで呼ばないでよ」
「シモベって、あの河原のコたちの? それは悪いことしちゃった」
「河原のコたちじゃねえし、河原に棲まうモノたちだから」
「はいはい、素剛様、まさに中二にして、中二病に罹るとはねえ」
知っている、自覚がある、俺は中二病だ。
右手から、黒々とした火炎を出せる日が来ると信じているし、映画や漫画から、一度は言ってみたいセリフを抜粋して、メモっているし、異世界へ召喚される日を待ち望んでいる。
今のところ一番言いたいセリフは、シュレッ〇の長靴を履いた猫が言っていた「我に跪け」だ。
俺は、母にうどんの出汁に使われてしまった煮干しを買いに走り、獲得したブツを持って河原に棲まうモノたちの元へ急ぐ。
橋の下のいつもの場所で俺の登場に、三々五々に集まって首を垂れる、色とりどりの・・・白、黒、赤茶、サバ虎、キジ虎色の毛皮を纏った我がシモベたち。
この春までは四匹だったのだが、子供が生まれて、新入りの子猫三匹を加えて七匹になった。シモベたちが、契約の品を厳かに受け取り、咀嚼する。
本当に厳かに粛々と食べる。争うこともなく、とてもお行儀が良い。
白地に肩から背中にかけてタキシードのような黒柄の、口元に黒いヒゲのような模様のある、ジェームスと呼んでいる個体が、俺の靴を前足でちょいちょいと撫でる。見ると、靴紐が解けていいて、結び直すと、満足そうに一歩下がる。
できる奴だ。その仕草など、なかなかに品がある。
それに、シモベ達はこの橋の下にたまにロードワークで通りがかる、同中の女子バスを素早く察知して、散り散りにはけていき、猫相手に話しかけるイタイ中坊の図を防いでみせようという、気遣いをみせたりする。
「野島! また、猫にエサやってんの?」
手遅れではあるが。
「話しかけんなブス!」
「ノジマじゃねえ、コジマだよって言えよー」
「野島であってんだよ!」
短パンからのぞく白々とした生足に、鼻の奥がツンとする。
ヤバい、クソが、早く視界から消えてください。
「野島、ほんとおしいよね」
「マジそれ、素材はいいのにね」
「素材は、悪くないよね~」
「患ってなければね~」
聞こえてんだよ、素材ってなんだよ。
遠ざかっていく笑い声と、ランニングの掛け声。その恐ろしく間抜けで、底抜けに明るい声を暫く見送って、シモベ達と別れた。
異世界召喚もので、勇者として召喚されたり、聖女として召喚されたりというのがある。
俺は、どうせ異世界に召喚されるなら、悪魔として召喚されたい。
具体的には、魔導士見習いの美少女に召喚されて、黒い炎と大きな翼を翻して「我を呼んだのは貴様か」と言ってみたい。
こんな事は親に話すような話題ではないことは、流石に分かっているのだが、何故かカツ丼を前にした取調室の被疑者よろしく、ベテラン刑事の術中にはまってゲロるように、母に将来の夢を語っていたら、母がヒザから崩れ落ちた。
「素材は悪くないのにねえ」
本日二回目だ。
「ソーちゃんはね、どちらかと言うと、人の役に立つことが向いていると思うわよ」と、片膝を立て直した母。
「美少女の役に立つつもりだから、あながち間違いじゃない」
「いやいやいや、素剛、お前さあ、かなり気持ち悪いんだけど」
一つ違いの四男、中三、身長178㎝の淀波志が口出してくる。
去年の夏にオスグッド・シュラッター(過度な成長によるヒザの痛み)に毎晩うなされて、同室の俺の睡眠を妨害し続け、一年で20㎝身長を伸ばした男。そして、今年の夏は俺の番だ。絶対に。
「美少女に召喚されて、契約して、契約の性質上、物理的に10メートル以上離れられないという縛りから、生涯そばにいて彼女を守り続けるというのが理想、俺はそれになりたい。いや、なれる気がしている」
一度立て直した片足を再び床につけ、両手も床へついて項垂れる母の背にそっと手を置く四男、淀波志。
「努力してもなれねえって早めに気づけよな。それこそ、異世界に転生でもしないと」
「だから、最初から異世界召喚の話をしているんだよ。あと転生じゃなくて、召喚」
「なにこの親子の会話、怖いんだけど」
二階から「となりのごっはん、ごーはーん」(夕飯まだか? コール)でご陽気に降りてきて、居間で語らう母と俺の会話に勝手に混ざってきた四男。散々な言いようだ。
「ソーちゃんは、悪魔って感じじゃないわよ、もっと現実を見て。ソーちゃんはねえ、なんかもっと、エアリーでフェアリーな感じよ」
「いや、素剛は、そんな存在の感薄い感じゃないって、釜飯に入っているウズラの卵くらいの存在感あるから、すごく小さいけど。ってか、釜飯食べたくね?」
「うるせえな、横川に行って来いよ、戻ってくんな」
「今スマホで横川の釜飯で検索してみたら、ウズラど真ん中にあったわよ」
「いや、母さん、俺、ウズラじゃないからね」
「ああ、あれだ、素剛はさあ、コロボックルじゃね」
「コロボックルじゃねえよ! 滅びろよ、クソが!」
「怖ッ、母さんと俺の差ひどくね? 飼い主以外には犬歯のぞかせて威嚇してくる小型犬みてえ」
とりあえず淀波志のスネを、真正面から蹴っておく。
「ソーちゃんは、あの、エルフって感じ、なんか奇麗で、知的で、狩りとかも得意そうで、自然や動物に優しいイメージの」
「いや、ゲームとかしないし漫画も読まない母さんが、エルフって言葉を知っているのが衝撃的なんだけど」
「ソーちゃんに習っているからね、毎週異世界講義があるから」
「マジか、素剛」
「毎週金曜の22時から」
「何だその時間設定」
「一週間で一番テンションが上がる時間だ、ちなみに今は母さんしか参加を認めていない。仁酉と光輿は先週出禁にした。あと、伊世但兄さんの受験勉強の妨げにならないよう、静かにやっている」
「いや、俺知らないんだけど、同じ部屋なのに」
「お前はいつも、寝ているからな、その時間。一週間全力で燥いでいるお前のようなアホの上位種は、最も疲れて眠い時間だろう。お前も受験勉強しろ、そして県外の高校へ進学して寮に住め」
「酷い言われようだ」
「歯ぎしりうるさい、クッ、クークククッ、クキュッ、ってモールス信号かよ、何と交信してんだよ、気になって眠れねえし。俺は一人部屋が欲しい」
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