11 / 15
第10話
しおりを挟む
***
「本当でこっちに間違いないのか? まともな道を外れて歩いている気がするんだが......」
「知らないわよ。空に飛ばされながらさらわれたんじゃないの?」
犬というからてっきり道路の道筋をたどって探すものだと思っていた。そんな期待を見事に裏切り、建物の狭い隙間や裏道を通っていた。空を飛べるバキリアはともかく、俺とローリオはそうはいかない。
何とか体を縮めたものの、もう限界だ。バキリアに任せて俺たちは休んでいるべきだったのかもしれない。彼女の羽が羨ましい。
「いえ、シミル様は間違いなく人族100%。両親から羽が生えることなどあり得ないかと」
「誰がそんな真面目な話しろって言ったのよ。犬なんてのは気まぐれなのよ。気にしたら負けよ」
なぜ犬にだけは寛容なのか理解に苦しむ。もしバキリアに羽が生えていなかったら、きっとあきれるほど文句を垂れているところだっただろう。悪魔は損得勘定で動きが変わるようだ。
「ワン!」
聞いてもうれしくない低い声とともに、大きなお屋敷の目の前で犬はお座りをした。ドッグフードでもあげたいところだが、あいにく持ち合わせていない。
バキリアは私を褒め称えなさいと言わんばかりの表情を見せたが、俺の呆れた顔を見たのか、急に拳を突き付けてきた。本当に理不尽な奴だ。
「ここにシミルがいるみたいね」
「一応聞くが間違いないのか? 大量の骨が埋まっている、なんとお笑いにならないぞ」
「そんなの知らないわよ! 今回は動物の能力を操作しているわけじゃないから」
聞くだけ無駄なようだ。俺たちは仕方なくその犬に従った。歩き始めた瞬間、犬は姿を消した。いや、魂がなくなった。
バキリアの表情がいつもと違い怒りをまじまじと露わにしていた。その異変に俺は口を開く気をなくした。
「アッハハハ! バキリア~。こんなところで何をしているかと思ったら、まさか人間の奴隷になっているとはね。滑稽、愚の骨頂、最高の虐げの味はどう? オイシイ? それとも最悪? ねぇ教えてよ、いまどんな気持ちぃ~?」
悪魔は目の前に現れたかと思いきや距離を取って俺たちに話しかける。いや、話しかけられたのはバキリアだけか。
「お前の知り合いか?」
「まぁそんなところよ。私は3人いる後継者の1人。でもう一人がアイツ」
「なるほどな」
「2人は好敵手の関係にあるというわけですな」
「それは嫌でもわかる」
短い髪に成長の見られない体つき。バキリアとは大違いだ。ある意味で目の保養的にも正反対な彼女が仲間で本当によかったと思う。
「あー供物形式か。2人を騙し吊し上げようとしてたのかな? ごめんごめん。うっかりしちゃった」
俺にはそいつの冗談が届かなかった。それならもっと簡単な方法が前からあった。まぁ彼女も俺が死なないことを知っているから、行動に移すとは思えないがな。
きっと目の前にいるこいつもそうなのだろう。そしてなぜだかこいつ口達者な悪魔な気がしてきた。
「お生憎さまだけど、私の策はそんなもんじゃないわよ。アンタでも考えの付かない方法で私はアンタを任してあげる!」
「へー。じゃがんばって。ま、その前に2人が死ななきゃいいケド」
一瞬の閃光だった。隣で血が吹き飛び俺は倒れてゆく彼を見ていることしかできなかった。
「ローリオ!」
「ぬぐっ......」
「ちっ!」
バキリアが敵と対峙した瞬間、俺はシミルの救急箱を開けた。が、ローリオは首を横に振った。自分の状態を一番理解していた。彼の身体の半分は彼から離れていた。
「ローリォォオオオ!」
俺の叫びと不敵な笑いが響いた。俺は彼の剣を引き抜き敵に照準を合わせ......
腹を槍で射貫かれた。引き抜かれると同時に体が再生を始める。おかしい。何かが再生を阻害しているのか? いつもならもっと早く再生しているはずだ。
「バキリア? あなたの実力はその程度なの? だとしたらまだまだね。私の前ではただの赤子も同然。死にたいのかしら?」
「勝手に吠えずらかくといいわ。私の禁忌召喚の前じゃ手も足も出ないんだから」
「今の状況ならどっちが......ハァ?」
俺を見て奴が異変に気が付いた。その瞬間俺は剣を投げはなった。が、完璧な投げとは裏腹にそれは壁に突き刺さった。
「痛みが足りないみたいね」
槍が身体を真っ二つにする。その瞬間、俺は彼女に短剣を突き刺した。2つの血しぶきが吹きあがり、俺は地面に寝そべった。
「くっ......」
「ミラル、これで終わりよっ!」
彼女は黒い風の中に姿を隠し、それが消えたとき姿はなかった。彼女は槍をしまい俺の元へと戻ってきた。
名前はミラルか。今度短剣を返してもらいたいところだが、それは叶いそうにないな。
彼女は悲しげにローリオの顔を眺めていた。
「お前の責任じゃないさ。ローリオの最後の顔がそう言っていた」
「そんなのわかってるわよ。私はアンタが生きてることが気に食わないだけ」
「悪かったな。生きる意地だけは悪魔級に強欲なもんでな」
「ぶん殴るわよ! アンタと一緒にしないで!」
「そこかよ!?」
俺たちはシミルが残念ながらその場にいないことを納得し、ローリオをそこに埋めた。本当なら太陽の当たる場所に埋めてやりたいところだが、死体を担いでいる姿を誰かに見られでもしたら最悪だ。彼ならきっと納得してくれるはずだ。
強気な様子だったが、彼女は少し落ち込んでいた。まったく仕方ないな。
「そういや俺たちを利用しているだってな」
「私は悪魔よ。なんか文句でも?」
「いや、悪魔らしくいいとは思うが。本当は何が目的なんだ?」
「どういうこと?」
「いや、別にアイツと戦わなくても、いろんなところでお前は逃げる機会があっただろ? 今はシミルもいない。俺にはお前を縛れる術がないわけだ。でもどうしてそうしないのか気になってな」
彼女はわかりやすく俺から目を逸らし、そして再度目を合わせて口を開いた。始めてみた彼女の真剣の顔だった。
「ある日突然消えた悪魔がいてね。私はそれを追ってるの。アンタたちと一緒にいればなんだか会えるような気がする。だからついてきてあげてるってわけ。感謝しなさい、この禁忌召喚士の私があんたたちを信頼してんのよ?」
「……」
どこがだ。といってやりたい。が、嘘じゃないみたいだ。俺はそれを聞き改めて彼女の行動に納得できた。とはいえそれがシミルを助けることにつながっていないことは、黙っておこう。それを言ったら本気で俺の元を離れかねない。さすがに1人は勘弁だ。
「何笑ってんの? 気持ち悪っ!」
「いや、ちょっと誤解してたわ。意外と悪魔って優しいんだな」
「それがあの人とのやく......だから」
「なんだ? よく聞こえないぞ?」
「アンタなんかに言ってないわよ!」
やれやれだな。俺は再度犬を使ってシミルを探そうと考えたが、意外にも彼女は別の提案をしてくれた。とはいえあまり信用できるものではなかった。この国の人種はあんまり好みじゃない。仕方がないことには間違いないが。
「本当でこっちに間違いないのか? まともな道を外れて歩いている気がするんだが......」
「知らないわよ。空に飛ばされながらさらわれたんじゃないの?」
犬というからてっきり道路の道筋をたどって探すものだと思っていた。そんな期待を見事に裏切り、建物の狭い隙間や裏道を通っていた。空を飛べるバキリアはともかく、俺とローリオはそうはいかない。
何とか体を縮めたものの、もう限界だ。バキリアに任せて俺たちは休んでいるべきだったのかもしれない。彼女の羽が羨ましい。
「いえ、シミル様は間違いなく人族100%。両親から羽が生えることなどあり得ないかと」
「誰がそんな真面目な話しろって言ったのよ。犬なんてのは気まぐれなのよ。気にしたら負けよ」
なぜ犬にだけは寛容なのか理解に苦しむ。もしバキリアに羽が生えていなかったら、きっとあきれるほど文句を垂れているところだっただろう。悪魔は損得勘定で動きが変わるようだ。
「ワン!」
聞いてもうれしくない低い声とともに、大きなお屋敷の目の前で犬はお座りをした。ドッグフードでもあげたいところだが、あいにく持ち合わせていない。
バキリアは私を褒め称えなさいと言わんばかりの表情を見せたが、俺の呆れた顔を見たのか、急に拳を突き付けてきた。本当に理不尽な奴だ。
「ここにシミルがいるみたいね」
「一応聞くが間違いないのか? 大量の骨が埋まっている、なんとお笑いにならないぞ」
「そんなの知らないわよ! 今回は動物の能力を操作しているわけじゃないから」
聞くだけ無駄なようだ。俺たちは仕方なくその犬に従った。歩き始めた瞬間、犬は姿を消した。いや、魂がなくなった。
バキリアの表情がいつもと違い怒りをまじまじと露わにしていた。その異変に俺は口を開く気をなくした。
「アッハハハ! バキリア~。こんなところで何をしているかと思ったら、まさか人間の奴隷になっているとはね。滑稽、愚の骨頂、最高の虐げの味はどう? オイシイ? それとも最悪? ねぇ教えてよ、いまどんな気持ちぃ~?」
悪魔は目の前に現れたかと思いきや距離を取って俺たちに話しかける。いや、話しかけられたのはバキリアだけか。
「お前の知り合いか?」
「まぁそんなところよ。私は3人いる後継者の1人。でもう一人がアイツ」
「なるほどな」
「2人は好敵手の関係にあるというわけですな」
「それは嫌でもわかる」
短い髪に成長の見られない体つき。バキリアとは大違いだ。ある意味で目の保養的にも正反対な彼女が仲間で本当によかったと思う。
「あー供物形式か。2人を騙し吊し上げようとしてたのかな? ごめんごめん。うっかりしちゃった」
俺にはそいつの冗談が届かなかった。それならもっと簡単な方法が前からあった。まぁ彼女も俺が死なないことを知っているから、行動に移すとは思えないがな。
きっと目の前にいるこいつもそうなのだろう。そしてなぜだかこいつ口達者な悪魔な気がしてきた。
「お生憎さまだけど、私の策はそんなもんじゃないわよ。アンタでも考えの付かない方法で私はアンタを任してあげる!」
「へー。じゃがんばって。ま、その前に2人が死ななきゃいいケド」
一瞬の閃光だった。隣で血が吹き飛び俺は倒れてゆく彼を見ていることしかできなかった。
「ローリオ!」
「ぬぐっ......」
「ちっ!」
バキリアが敵と対峙した瞬間、俺はシミルの救急箱を開けた。が、ローリオは首を横に振った。自分の状態を一番理解していた。彼の身体の半分は彼から離れていた。
「ローリォォオオオ!」
俺の叫びと不敵な笑いが響いた。俺は彼の剣を引き抜き敵に照準を合わせ......
腹を槍で射貫かれた。引き抜かれると同時に体が再生を始める。おかしい。何かが再生を阻害しているのか? いつもならもっと早く再生しているはずだ。
「バキリア? あなたの実力はその程度なの? だとしたらまだまだね。私の前ではただの赤子も同然。死にたいのかしら?」
「勝手に吠えずらかくといいわ。私の禁忌召喚の前じゃ手も足も出ないんだから」
「今の状況ならどっちが......ハァ?」
俺を見て奴が異変に気が付いた。その瞬間俺は剣を投げはなった。が、完璧な投げとは裏腹にそれは壁に突き刺さった。
「痛みが足りないみたいね」
槍が身体を真っ二つにする。その瞬間、俺は彼女に短剣を突き刺した。2つの血しぶきが吹きあがり、俺は地面に寝そべった。
「くっ......」
「ミラル、これで終わりよっ!」
彼女は黒い風の中に姿を隠し、それが消えたとき姿はなかった。彼女は槍をしまい俺の元へと戻ってきた。
名前はミラルか。今度短剣を返してもらいたいところだが、それは叶いそうにないな。
彼女は悲しげにローリオの顔を眺めていた。
「お前の責任じゃないさ。ローリオの最後の顔がそう言っていた」
「そんなのわかってるわよ。私はアンタが生きてることが気に食わないだけ」
「悪かったな。生きる意地だけは悪魔級に強欲なもんでな」
「ぶん殴るわよ! アンタと一緒にしないで!」
「そこかよ!?」
俺たちはシミルが残念ながらその場にいないことを納得し、ローリオをそこに埋めた。本当なら太陽の当たる場所に埋めてやりたいところだが、死体を担いでいる姿を誰かに見られでもしたら最悪だ。彼ならきっと納得してくれるはずだ。
強気な様子だったが、彼女は少し落ち込んでいた。まったく仕方ないな。
「そういや俺たちを利用しているだってな」
「私は悪魔よ。なんか文句でも?」
「いや、悪魔らしくいいとは思うが。本当は何が目的なんだ?」
「どういうこと?」
「いや、別にアイツと戦わなくても、いろんなところでお前は逃げる機会があっただろ? 今はシミルもいない。俺にはお前を縛れる術がないわけだ。でもどうしてそうしないのか気になってな」
彼女はわかりやすく俺から目を逸らし、そして再度目を合わせて口を開いた。始めてみた彼女の真剣の顔だった。
「ある日突然消えた悪魔がいてね。私はそれを追ってるの。アンタたちと一緒にいればなんだか会えるような気がする。だからついてきてあげてるってわけ。感謝しなさい、この禁忌召喚士の私があんたたちを信頼してんのよ?」
「……」
どこがだ。といってやりたい。が、嘘じゃないみたいだ。俺はそれを聞き改めて彼女の行動に納得できた。とはいえそれがシミルを助けることにつながっていないことは、黙っておこう。それを言ったら本気で俺の元を離れかねない。さすがに1人は勘弁だ。
「何笑ってんの? 気持ち悪っ!」
「いや、ちょっと誤解してたわ。意外と悪魔って優しいんだな」
「それがあの人とのやく......だから」
「なんだ? よく聞こえないぞ?」
「アンタなんかに言ってないわよ!」
やれやれだな。俺は再度犬を使ってシミルを探そうと考えたが、意外にも彼女は別の提案をしてくれた。とはいえあまり信用できるものではなかった。この国の人種はあんまり好みじゃない。仕方がないことには間違いないが。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
竜の国のカイラ~前世は、精霊王の愛し子だったんですが、異世界に転生して聖女の騎士になりました~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
辺境で暮らす孤児のカイラは、人には見えないものが見えるために悪魔つき(カイラ)と呼ばれている。
同じ日に拾われた孤児の美少女ルイーズといつも比較されていた。
16歳のとき、神見の儀で炎の神の守護を持つと言われたルイーズに比べて、なんの神の守護も持たないカイラは、ますます肩身が狭くなる。
そんなある日、魔物の住む森に使いに出されたカイラは、魔物の群れに教われている人々に遭遇する。
カイラは、命がけで人々を助けるが重傷を負う。
死に瀕してカイラは、自分が前世で異世界の精霊王の姫であったことを思い出す。
エブリスタにも掲載しています。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる