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第6章 「鬼人」
第58話
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僕たちはホテルに再度集い2人に紫髪の彼女を紹介することにした。ミカロがいない状態であれなかれ、援軍に感謝だ。なかなか出会えるものでもないし。
「そういえば名前をまだ名乗っていなかったの。余の名はヒラユギ・ツツブカ。実はここで行われている教に興味を持ってきたはずじゃったが、まさかこのような世迷い事が起きているとは想像しなかったの」
和服の人たちはみんな不思議な話し方をする。とはいえ親切なのも事実だ。みんな優しく僕の落としてくれたものを取ってくれたりもした。素敵な人たちだ。
それにしてもいったいどうしてこのようなことになっているんだ?
「ヒラユギさんはここの出身なんですか?」
「いや違う。我は興味があってここに来ただけじゃ。それとヒラユギでよい。上辺の敬称は嫌いでの。言葉1つで気にするような輩にまともなものはいはせん。我もシオンと呼ばせてもらう。気に障るか?」
敬称はごますりであり、足をひねらさせる要因でもある。何より尊敬させているような気分にさせ自分を変な高揚感に浸らせるのだ。まさに感情操作だ。エイビスが腕に抱き着き続けるのより、たちが悪い。
僕たちも自己紹介を終え、話は先ほどの戦闘に移った。どうして住民たちはあそこまで僕たちを必要に攻撃しようとしたのか。気になる。
「見たところヒラユギにはまだ地の知があるようだが?」
「うむ。ここは前は4教と呼ばれる4人の人物がおり、感情の鍛錬をした屈強な者たちを数多く輩出した村だといわれておる。じゃが突然4教が消えた、はずじゃ。定期観察の者はそういっておった。そして今また姿を戻した。内容はなんとなく察したじゃろう?」
まさか死体を操っているのか? それとも考えを改めた? いやどちらにしても僕たちにうれしいことは何一つない。ひとまず僕たちはその4教を探すことにした。ヒラユギと僕とエイビスは攻撃担当。フォメアとナクルスは捜索担当だ。さすがのフォメアでも感情までは防げない。というより見えないものは防げないというべきか。
「あちらこちらにあるあの4つの塔にいたりするんですか?」
「そうじゃ。あの塔はそれぞれ名がつけられておる。我らが向かっておるのは確か喜王之塔じゃったかな。けれどやっぱり謎じゃ。住民たちはどうしてあそこまで抵抗なくそちらに攻撃できる。普通なら迷いが生まれるはずじゃ。まさか幻惑空間か何かに......」
「その可能性は低いと考えますわ。そうであればシオンさまとわたくしが無事でいるはずありませんもの。恐ろしい話ですが、それでしたら今ごろはヒラユギさんと剣を交えていたころかと」
エイビスの考えに筋は通っていた。つまりは最悪の事態は回避できたってことだ。空間ものは怖い。ただでさえ面倒な能力なのに出られない保証付きだ。逃げられない罠。まだ倒してくれるほうがずっと嬉しいだろう。
わかりやすい場所にいる敵。本当に彼らは敵なのか? 疑いが宙を舞う。行ってみないことには何もわからない。事実を確かめるほかないか。
「疑いを晴らすにはまだ浅い。感覚によって操るタイプのものであれば、空間の類であると納得がいく。とはいえこれも正解とは少し言えんの。なぜなら......」
僕たちの目の前、塔の入り口には満面の笑みを見せた青髪の男が立っていた。僕たちは鉾を構える。
彼はそれを見るなり手を上げた。敵じゃないのか?
「僕は君たちを襲う気はないよ。ただ楽しく毎日が過ごせればそれだけでいいんだ」
「それがこの結果ですの! 町民たちを困らせているのはあなたたちでは?」
「簡単に揺れ動かないようにしているのさ。感情を強化すればそれだけ深く考えるようになる。慎重さが増すかもしれないけれど、それも大切なことさ」
思ったより協調的だ。自分の考えで行っているのか? それとも......
なんだ今の。身体を何かが通り抜けたような感覚。エイビスから目が離せない。この沸き上がって来る高揚感はなんだ。
「シオン、さま?」
僕は彼女を抱きしめた。離したくない。ずっとこうしていたい。幸せを手放したくない。
彼女も僕の背中に手を置き賛成する。幸せだ。こんな晴れやかな気分になれたのはいつ以来だろうか。僕はそのまま彼女の手足を持ち上げ顔を合わせる。
「シオンさまのためでしたら、盗まれても構いません」
彼女の高揚し火照った顔。幸せだ。行こう。僕は彼女の口に近づ......
目の前に紫色の剣が現れる。どうして僕はエイビスにお姫様抱っこを?
僕たちは顔を真っ赤にした。さっきのは冗談だ。気の迷いだ。きっとそうに違いない。僕は彼女を降ろし互いに背を向けた。きっとエイビスもわかってくれるはずだ。
「どうやら民の鍛錬のためではないようじゃな。男女の恋愛感情をもてあそぶと言ったところか。誘惑ならよいところを紹介するぞよ?」
僕らはより顔が赤くなった。さっきしていたことを思い出すといたたまれない。ミカロとファイスがどちらかでもいたかと思うと心臓に悪い。きっと指をさされるかぶっ飛ばされていただろう。彼らなら間違いなくそうする。
これは力でお返しさせてもらう!
飛び込んだ先、彼は素手で鉾をガードした。人造手か? 滑らかな動きにその考えは消え僕は上空に投げ出された。
紫の一閃が目に付く。塔が形を戸惑い落ちてゆく。かと思いきやそれらは集合体となって玉の形に変形した。
ヒラユギが浮いている? というより木の板に乗りなぜか浮かんでいた。和服の人は浮けるのか?
「木屑螺旋!」
木々はヒラユギの指示に従い彼の元に飛んでゆく。けれど手の圧によって姿を消してゆく。ミカロのところのカキョウさんと同じ原理か。少し厄介だな。
壁を使いエイビスたちの元に戻る。敵の姿はない。ヒラユギが自分の技を自慢する様子はない。僕たちが誘惑を受けて彼女には影響がなかったわけがなんとなく理解できたような気がした。
「君たちはつまらないね。せっかく僕たちの理想郷に近づいたかと思いきや遠のくとは。かわいそうだね」
建物の上。けれどこれ以上近づいたらまた......そう考えると話をするほかなくなった。
「感情にただ流されることが理想郷? 冗談はその考えだけにしてくださいよ。あなたたちは何もすごみがない。言いたいことだけ言って逃げる。ただの暇人さ」
彼は眉間に皺を寄せた。無理やりそうさせたんだ。彼の笑顔を怒りで染めたかった。それは成就された。
「ならこの町の民とともに消えるがいい! いくら暇人といえど生きていれば勝ちなのだ」
いつの間にか町の人たちが集まってきていた。全員が白い目を不気味に見せている。ここはやるしか......
ヒラユギが指を弾いた瞬間、僕たちは寝床まで戻っていた。これも彼女の能力、なのか? 不可思議であるけれど、とっても便利だ。できることなら交換したい。
彼女の目つきは変わらなかった。
「どうやら外にも来客がいるようじゃな。ずいぶんと根回しが早いの。もしやあの2人......」
僕たちはヒラユギがいたから何とかなった。とはいえあの2人だと......
「もしかすると禁断の......恋に目覚めているのでしょうか?」
「縁起でもないこと言わないでください! 例えそうだとしても絶対本人には言わないでくださいよ! クエスターやめる、なんて言いかねませんから!」
僕はエイビスが目を合わせてくれないことに気が付いた。当然か、誰だってあんなことをされればショックに思うだろう。彼女の大好きな紅茶でお詫びしよう。
財布に響かないといいけど。
案の定僕たちに姿を現したのは白眼となった2人と町民だった。
「いつもミカロとイチャつくとは......場をわきまえろぉ......」
「コロスコロスコロスコロス......」
2人が本心から思っていることだとするなら、認めよう。けれど否定する。むしろイチャついてなにが悪い、と。20歳の法令からは誰も逃れられないんだ。そのために準備をするのは何も悪い気はしない。
フォメアは黒い瞳を戻し僕らの元へと駆ける。まさか自分の力で?
「シオン! 早く戻れ! このままだとミカロが......」
「ヒラユギ、お願いします」
ヒラユギはあきれた顔で彼の背中をたたき気絶させる。そしてナクルスに紫の剣を見せ正気に戻した。何がウソで本当かわからない。1つ1つに反応していたらキリがなさそうだ。
彼女のことはリラーシアさん、そしてアスタロトさんに任せている。護衛としては問題ないはずだ。万が一のときは連絡するように言ってある。とはいえ2人を苦しめていたのかもしれない。これからは彼らの見えないように......エイビスが僕の腕を取る。
「お2人は悪くおっしゃっていましたが、それがシオンさまの魅力ではないでしょうか。泣いている女性を放っておけないシオンさま。わたくしは素敵だと存じますわ」
彼女の言葉に救われた。思わず僕は彼女の頭を撫でるが、少し叱られた。クエストに集中しよう。とはいえ今はどんなことがあっても幻惑のせいにしてしまいそうなのが、不安だった。
「そういえば名前をまだ名乗っていなかったの。余の名はヒラユギ・ツツブカ。実はここで行われている教に興味を持ってきたはずじゃったが、まさかこのような世迷い事が起きているとは想像しなかったの」
和服の人たちはみんな不思議な話し方をする。とはいえ親切なのも事実だ。みんな優しく僕の落としてくれたものを取ってくれたりもした。素敵な人たちだ。
それにしてもいったいどうしてこのようなことになっているんだ?
「ヒラユギさんはここの出身なんですか?」
「いや違う。我は興味があってここに来ただけじゃ。それとヒラユギでよい。上辺の敬称は嫌いでの。言葉1つで気にするような輩にまともなものはいはせん。我もシオンと呼ばせてもらう。気に障るか?」
敬称はごますりであり、足をひねらさせる要因でもある。何より尊敬させているような気分にさせ自分を変な高揚感に浸らせるのだ。まさに感情操作だ。エイビスが腕に抱き着き続けるのより、たちが悪い。
僕たちも自己紹介を終え、話は先ほどの戦闘に移った。どうして住民たちはあそこまで僕たちを必要に攻撃しようとしたのか。気になる。
「見たところヒラユギにはまだ地の知があるようだが?」
「うむ。ここは前は4教と呼ばれる4人の人物がおり、感情の鍛錬をした屈強な者たちを数多く輩出した村だといわれておる。じゃが突然4教が消えた、はずじゃ。定期観察の者はそういっておった。そして今また姿を戻した。内容はなんとなく察したじゃろう?」
まさか死体を操っているのか? それとも考えを改めた? いやどちらにしても僕たちにうれしいことは何一つない。ひとまず僕たちはその4教を探すことにした。ヒラユギと僕とエイビスは攻撃担当。フォメアとナクルスは捜索担当だ。さすがのフォメアでも感情までは防げない。というより見えないものは防げないというべきか。
「あちらこちらにあるあの4つの塔にいたりするんですか?」
「そうじゃ。あの塔はそれぞれ名がつけられておる。我らが向かっておるのは確か喜王之塔じゃったかな。けれどやっぱり謎じゃ。住民たちはどうしてあそこまで抵抗なくそちらに攻撃できる。普通なら迷いが生まれるはずじゃ。まさか幻惑空間か何かに......」
「その可能性は低いと考えますわ。そうであればシオンさまとわたくしが無事でいるはずありませんもの。恐ろしい話ですが、それでしたら今ごろはヒラユギさんと剣を交えていたころかと」
エイビスの考えに筋は通っていた。つまりは最悪の事態は回避できたってことだ。空間ものは怖い。ただでさえ面倒な能力なのに出られない保証付きだ。逃げられない罠。まだ倒してくれるほうがずっと嬉しいだろう。
わかりやすい場所にいる敵。本当に彼らは敵なのか? 疑いが宙を舞う。行ってみないことには何もわからない。事実を確かめるほかないか。
「疑いを晴らすにはまだ浅い。感覚によって操るタイプのものであれば、空間の類であると納得がいく。とはいえこれも正解とは少し言えんの。なぜなら......」
僕たちの目の前、塔の入り口には満面の笑みを見せた青髪の男が立っていた。僕たちは鉾を構える。
彼はそれを見るなり手を上げた。敵じゃないのか?
「僕は君たちを襲う気はないよ。ただ楽しく毎日が過ごせればそれだけでいいんだ」
「それがこの結果ですの! 町民たちを困らせているのはあなたたちでは?」
「簡単に揺れ動かないようにしているのさ。感情を強化すればそれだけ深く考えるようになる。慎重さが増すかもしれないけれど、それも大切なことさ」
思ったより協調的だ。自分の考えで行っているのか? それとも......
なんだ今の。身体を何かが通り抜けたような感覚。エイビスから目が離せない。この沸き上がって来る高揚感はなんだ。
「シオン、さま?」
僕は彼女を抱きしめた。離したくない。ずっとこうしていたい。幸せを手放したくない。
彼女も僕の背中に手を置き賛成する。幸せだ。こんな晴れやかな気分になれたのはいつ以来だろうか。僕はそのまま彼女の手足を持ち上げ顔を合わせる。
「シオンさまのためでしたら、盗まれても構いません」
彼女の高揚し火照った顔。幸せだ。行こう。僕は彼女の口に近づ......
目の前に紫色の剣が現れる。どうして僕はエイビスにお姫様抱っこを?
僕たちは顔を真っ赤にした。さっきのは冗談だ。気の迷いだ。きっとそうに違いない。僕は彼女を降ろし互いに背を向けた。きっとエイビスもわかってくれるはずだ。
「どうやら民の鍛錬のためではないようじゃな。男女の恋愛感情をもてあそぶと言ったところか。誘惑ならよいところを紹介するぞよ?」
僕らはより顔が赤くなった。さっきしていたことを思い出すといたたまれない。ミカロとファイスがどちらかでもいたかと思うと心臓に悪い。きっと指をさされるかぶっ飛ばされていただろう。彼らなら間違いなくそうする。
これは力でお返しさせてもらう!
飛び込んだ先、彼は素手で鉾をガードした。人造手か? 滑らかな動きにその考えは消え僕は上空に投げ出された。
紫の一閃が目に付く。塔が形を戸惑い落ちてゆく。かと思いきやそれらは集合体となって玉の形に変形した。
ヒラユギが浮いている? というより木の板に乗りなぜか浮かんでいた。和服の人は浮けるのか?
「木屑螺旋!」
木々はヒラユギの指示に従い彼の元に飛んでゆく。けれど手の圧によって姿を消してゆく。ミカロのところのカキョウさんと同じ原理か。少し厄介だな。
壁を使いエイビスたちの元に戻る。敵の姿はない。ヒラユギが自分の技を自慢する様子はない。僕たちが誘惑を受けて彼女には影響がなかったわけがなんとなく理解できたような気がした。
「君たちはつまらないね。せっかく僕たちの理想郷に近づいたかと思いきや遠のくとは。かわいそうだね」
建物の上。けれどこれ以上近づいたらまた......そう考えると話をするほかなくなった。
「感情にただ流されることが理想郷? 冗談はその考えだけにしてくださいよ。あなたたちは何もすごみがない。言いたいことだけ言って逃げる。ただの暇人さ」
彼は眉間に皺を寄せた。無理やりそうさせたんだ。彼の笑顔を怒りで染めたかった。それは成就された。
「ならこの町の民とともに消えるがいい! いくら暇人といえど生きていれば勝ちなのだ」
いつの間にか町の人たちが集まってきていた。全員が白い目を不気味に見せている。ここはやるしか......
ヒラユギが指を弾いた瞬間、僕たちは寝床まで戻っていた。これも彼女の能力、なのか? 不可思議であるけれど、とっても便利だ。できることなら交換したい。
彼女の目つきは変わらなかった。
「どうやら外にも来客がいるようじゃな。ずいぶんと根回しが早いの。もしやあの2人......」
僕たちはヒラユギがいたから何とかなった。とはいえあの2人だと......
「もしかすると禁断の......恋に目覚めているのでしょうか?」
「縁起でもないこと言わないでください! 例えそうだとしても絶対本人には言わないでくださいよ! クエスターやめる、なんて言いかねませんから!」
僕はエイビスが目を合わせてくれないことに気が付いた。当然か、誰だってあんなことをされればショックに思うだろう。彼女の大好きな紅茶でお詫びしよう。
財布に響かないといいけど。
案の定僕たちに姿を現したのは白眼となった2人と町民だった。
「いつもミカロとイチャつくとは......場をわきまえろぉ......」
「コロスコロスコロスコロス......」
2人が本心から思っていることだとするなら、認めよう。けれど否定する。むしろイチャついてなにが悪い、と。20歳の法令からは誰も逃れられないんだ。そのために準備をするのは何も悪い気はしない。
フォメアは黒い瞳を戻し僕らの元へと駆ける。まさか自分の力で?
「シオン! 早く戻れ! このままだとミカロが......」
「ヒラユギ、お願いします」
ヒラユギはあきれた顔で彼の背中をたたき気絶させる。そしてナクルスに紫の剣を見せ正気に戻した。何がウソで本当かわからない。1つ1つに反応していたらキリがなさそうだ。
彼女のことはリラーシアさん、そしてアスタロトさんに任せている。護衛としては問題ないはずだ。万が一のときは連絡するように言ってある。とはいえ2人を苦しめていたのかもしれない。これからは彼らの見えないように......エイビスが僕の腕を取る。
「お2人は悪くおっしゃっていましたが、それがシオンさまの魅力ではないでしょうか。泣いている女性を放っておけないシオンさま。わたくしは素敵だと存じますわ」
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