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女神と宝石
第二十話 愛の言葉2※
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「愛してるわ、ギルバート」
言うや、自分を横抱きにして立ち上がったギルバートに隣の寝室へと運ばれてしまう。
ふわりと大事に下ろされたベッドの上で、上からギルバートが覆いかぶさってきた。
「とても嬉しいよ……いや、嬉しいとかそんな言葉じゃ言い現しきれない。愛してる。初めて池でキミを見た瞬間から、アイカだけを愛している」
しかしギルバートは襟元を寛げると、首から下げていたネックレスを取り出し、チェーンに通してあった指輪を外す。それは紛れも無く自分が無くしたとばかり思っていた指輪だった。
「私の指輪……てっきり攫われたときに落としたんだと思ってた……」
「ココが騎士団まで運んでくれたんだ。これのお陰で俺はアイカのいる場所が分かった。返すよ」
指輪をはめた指にちゅ、と口付けたあとは、その手と手を絡めたまま、お互いどちらからともなく唇を重ねた。何度か角度を変えて、離れてはまた深く舌を絡めて。
想いが通じたばかりということもあってか、ギルバートはいつもより性急に自分を求めてくる。
高価だろうドレスも破れてしまわないか心配になるくらいやや乱暴に脱がされ、けれど待ってと言おうとした唇はギルバートの唇で塞がれて、舌を深く絡められてしまう。
時間はまだ昼過ぎで部屋は明るい。着ている服を脱げば、隠すものはなく全て見られてしまう。
「ギルバート、恥ずかしい……そんなに見ないで……」
「綺麗だ。隠さないでくれ。アイカの全部を見たいんだ」
身体を捩り隠そうとすれば、両手をベッドに縫いとめられてしまった。
首筋を犬歯を立てて舐められ、浮いた鎖骨を親指の腹が辿る。これまでなら自分の肌を決して傷つけないように気をつけながら触れてくれていたギルバートが、今は唇の触れるところにチクリ、チクリと甘い痛みが走った。
まるで自分のものだとマーキングするかのように跡を付けられていっている。
胸の先端をキツく吸われると、背中に甘いシビレが走って、シーツをぎゅっと握りしめた。
ちゅ、ちゅっ、とワザとギルバートが音を立てて吸うものだから、その卑猥な音に耳を塞ぎたい衝動が駆け巡る。
「アイカはどこを舐めても甘いな」
「アッ、アッ、そんな吸っちゃ……、やぁ……、」
「止めてほしい?」
余裕たっぷりに意地悪なことをギルバートが聞いてくるものだから、こらえていた涙が目尻から零れ落ちた。
そんなの言わなくても分かってるくせに、ワザと言わせようととしてくる。本当はもっとギルバートに身体中を触ってほしい。
「あっ、ん、ぁだめ……もっと、触って……」
「女神様の言う通りに」
満足そうに笑み、けれどギルバートは下に身体をずらし、思い掛けないところに舌で触れてきた。
「やだっ!そんなところ舐めないで!」
もうとろとろに濡れた股の中心にギルバートは顔を埋め辞めはじめる。反射的に逃げようとしても逞しいギルバートの手が腰を掴んで逆に引き寄せられてしまった。蜜口から溢れただろう愛液を吸われ、割れ目をギルバートの舌で丹念に舐めとられる。
しかも溢れた愛液を全てを舐めとると、次は蜜口の中にまで舌を入れてしまう。
はじめは恥ずかしさと気持ち悪さがあったのに、次第に舐められる部分が気持ちよくなってきて、嬌声が止められなくなる。
時折ギルバートが両手の親指で蜜口をぐっと広げて、愛液を吸うのではなく自身の唾液を舌伝いに垂らしていた。
こんなに明るいのに、中までギルバートに見られちゃってる……。
「あぁっ、ぁんっ、ギルっ、……あん……そこ、あっ……」
「もっと気持ちよくしてあげよう」
そしてずっと触ってもらえなかった小さな花弁をギルバートの舌が愛撫し始めた。
敏感になって赤く腫れているそれをギルバートの舌が捏ねるたび、キツく吸われるたび、下半身の奥底に急速に快楽の熱が集まり始める。
ギルバートの唾液がたっぷり塗り込められた蜜口にも長い指が挿入され、内側と外側の両方から攻められて頭が気持ちよさでクラクラし始めた。
「も、イッちゃッ……あんっ…」
絶頂が近いことを伝えると、中を指で出し入れしながら、真っ赤に熟れた花弁に歯を立てられた。
「アッ!アァァッ!」
快楽の大波に襲われて絶頂に達する。なのに、イッている最中にもギルバートは花弁を舐め、蜜口に入れた指で収縮を繰り返す内壁を擦るものだから、なかなか絶頂が静まってくれない。
「だめぇ、イッてるからぁ、動かさな、ぃで……」
しばらくしてギルバートが股から顔を離すと、閉じた瞳のすぐ傍でバサリと服を脱ぎ捨てている気配を感じた。
「アイカ、今日は最後までしたい。先だけ入れるんじゃなく、全部中に入れたい。キミと1つになりたいんだ」
「え……?」
切羽詰ったようなギルバートの声に、イッたばかりで重い瞼を開く。そこにはシャツを脱ぎ捨て、寛げたズボンの前からいきり立つものを取り出し、眉尻を下げて懇願してくるギルバートがいる。
正直、ギルバートのものは凶器と思えるくらい大き過ぎた。あんな大きなものを入れられたら身体が2つに裂けてしまっても不思議ではないと思う。
入れられる前から絶対痛いというのは分かりきっている。
だって先を入れただけでもあんなに大きいのに……全部なんかいれたら……きっと苦しくて呼吸がとまっちゃう……
でも今なら、ギルバートの全てを受け止めたい。
「頼む。いいと言ってくれ……」
「……うん、」
「アイカ!」
「でも!優しくしてね!絶対激しくしないでね!?」
「分かってる、ゆっくりするから」
嬉々としたギルバートが股の間に身体を入れて、先端の鈴口から透明な液を垂らした起立を蜜口に添える。くぷっと卑猥な音を立てて先端の一番大きな部分を埋めるところまではいつもと同じだ。
けれどそこからズリと狭い内肉をこじ開けるように深く埋め込まれていく。
ギルバートが入ってくるっ!
限界まで広がった蜜口をとても硬くて熱いものが埋められていく。
「あ、やぁ、ふかぃ……、」
「力を抜いて、俺を拒まないでくれ……」
無意識に力が入ってギルバートのものを締め付けてしまう。その締め付けが痛いのか、ギルバートの眉間には皺が寄っていた。
でも一度抜こうとはせず、時間をかけて奥をこじ開けていく。
「もうすこしだ………」
「あ、…んんっ、ふっぁ……」
「入った……ずっと、こうしてアイカの中に入りたかった」
ゆっくり時間をかけてギルバートのものが埋められると、そこで一度動くのをやめ、一部分だけ盛り上がった下腹部をギルバートは確めるようになでる。
何度も肌を合わせてけれど、ギルバートのものを全て受け入れたのはこれが初めてで、お腹の中が全部ギルバートで占められていた。
「こんなに締め付けて……、中がうねって絡み付いてくる……アイカの中は気持ちよすぎだ。すぐにでもイってしまいそうになる」
「ギル、ッ…あっ、くるし……ん、ぁん……」
言うとギルバートは、こちらの様子を伺いながら腰をゆるゆると動かし始める。散々ギルバートが慣らしてくれたけれど、まだその大きさに馴染んでいない内肉がギルバートの起立に引き摺られてしまう。
抜ける寸前まで引いて、またゆっくり奥までいれて。それを数回繰り返して、ギルバートは奥まで埋めたそれを小刻みに動かす。
まるで閉じられた奥をノックするような動きで、ゆるゆる揺さ振られる身体から次第に強張りが解けて来た時、
「あっ、痛ッ!」
苦しかった一番奥がぴりっと痛み、息苦しさが少しだけ和らぐ。
内臓を持ち上げられるような圧迫感は変らないけれど、奥まで入れたギルバートの起立が引き抜くときに引っかかるような感覚に困惑する。
「なに?お腹の中にギルバートのが引っかかって……?」
「処女膜を破ってアイカの子宮の中まで入ったんだよ。その入り口に返しが引っかかってる」
「え?」
「ここに今から出すんだ」
何を?とは言わないまま、またギルバートはわざと入り口に引っ掛けるように出し入れする。とたんにギルバートが何をするつもりなのかは分かってしまい、あっ!と口元を隠す。
いつも入り口に先端だけ埋めて出していた熱いモノを、今から一番奥に出すのだと分かる。
しかも自分の返事を待つこと無く、ギルバートは動き始めた。
「あっ!ぁあっ!待って、ふ、ゆっくり、あん!」
「すまない、優しくすると言ったが出来そうにない。俺もずっと我慢しててすぐにでもイきそうなんだ」
ぐちゅぐちゅと激しく腰を打ち付けられて、苦しいのか気持ちいのか分からなくなってくる。ギルバートの大きなものが狭い内壁を何度も擦るせいで熱くてたまらない。下腹部に力をいれるとギルバートのものを締め付けてしまい、その大きな存在をより強く感じる。
私の身体がギルバートでいっぱいになってる!
ゆさぶられて嬌声しかだせず、もう頭の中が快楽で真っ白だった。
そして腰を引き寄せ蜜口にぴたりと根元まで埋めて、小さくギルバートが呻くと、下腹部の一番奥でギルバートのものが子宮壁に熱いものを打ち付けた。
「あっ!アアアッー!」
お腹の奥で何度もギルバートのものがビクビク震え、そのたびに熱が注ぎ込まれる。
全て出し終えると、繋がったまま深く口付けられ、腕を伸ばしてギルバートの筋肉で覆われた逞しい身体を抱きしめる。
下も上もギルバートと繋がってる。
これで私、全部ギルバートのものになったのね……。
そっと見上げればギルバートの息は軽く乱れ、ぺろりと唇を舐める。紫雲の瞳も完全に欲情しきって、自分を食べることしか考えていない目だ。
「ふ、…ァ、ン……」
「アイカ、もう一度」
くちゅ、と水音を立てて、ギルバートは中に出したものが零れないように注意しながら抜くと、ごろりと自分をうつ伏せにさせる。
1度で終わらないのは知っていた。ギルバートの起立は一度果てたというのにまだまだ硬度を保ってそそりたっている。
後ろからまた中に挿入され、胸に回された手が親指と人差し指で胸の尖りと摘みながら、今度は背中に口付けをしていく。
小さな甘い痛みは、今度は背中に跡を付けられているのかもしれない。
ひとしきり跡をつけると、ギルバートはまた腰を打ちつけはじめた。
言うや、自分を横抱きにして立ち上がったギルバートに隣の寝室へと運ばれてしまう。
ふわりと大事に下ろされたベッドの上で、上からギルバートが覆いかぶさってきた。
「とても嬉しいよ……いや、嬉しいとかそんな言葉じゃ言い現しきれない。愛してる。初めて池でキミを見た瞬間から、アイカだけを愛している」
しかしギルバートは襟元を寛げると、首から下げていたネックレスを取り出し、チェーンに通してあった指輪を外す。それは紛れも無く自分が無くしたとばかり思っていた指輪だった。
「私の指輪……てっきり攫われたときに落としたんだと思ってた……」
「ココが騎士団まで運んでくれたんだ。これのお陰で俺はアイカのいる場所が分かった。返すよ」
指輪をはめた指にちゅ、と口付けたあとは、その手と手を絡めたまま、お互いどちらからともなく唇を重ねた。何度か角度を変えて、離れてはまた深く舌を絡めて。
想いが通じたばかりということもあってか、ギルバートはいつもより性急に自分を求めてくる。
高価だろうドレスも破れてしまわないか心配になるくらいやや乱暴に脱がされ、けれど待ってと言おうとした唇はギルバートの唇で塞がれて、舌を深く絡められてしまう。
時間はまだ昼過ぎで部屋は明るい。着ている服を脱げば、隠すものはなく全て見られてしまう。
「ギルバート、恥ずかしい……そんなに見ないで……」
「綺麗だ。隠さないでくれ。アイカの全部を見たいんだ」
身体を捩り隠そうとすれば、両手をベッドに縫いとめられてしまった。
首筋を犬歯を立てて舐められ、浮いた鎖骨を親指の腹が辿る。これまでなら自分の肌を決して傷つけないように気をつけながら触れてくれていたギルバートが、今は唇の触れるところにチクリ、チクリと甘い痛みが走った。
まるで自分のものだとマーキングするかのように跡を付けられていっている。
胸の先端をキツく吸われると、背中に甘いシビレが走って、シーツをぎゅっと握りしめた。
ちゅ、ちゅっ、とワザとギルバートが音を立てて吸うものだから、その卑猥な音に耳を塞ぎたい衝動が駆け巡る。
「アイカはどこを舐めても甘いな」
「アッ、アッ、そんな吸っちゃ……、やぁ……、」
「止めてほしい?」
余裕たっぷりに意地悪なことをギルバートが聞いてくるものだから、こらえていた涙が目尻から零れ落ちた。
そんなの言わなくても分かってるくせに、ワザと言わせようととしてくる。本当はもっとギルバートに身体中を触ってほしい。
「あっ、ん、ぁだめ……もっと、触って……」
「女神様の言う通りに」
満足そうに笑み、けれどギルバートは下に身体をずらし、思い掛けないところに舌で触れてきた。
「やだっ!そんなところ舐めないで!」
もうとろとろに濡れた股の中心にギルバートは顔を埋め辞めはじめる。反射的に逃げようとしても逞しいギルバートの手が腰を掴んで逆に引き寄せられてしまった。蜜口から溢れただろう愛液を吸われ、割れ目をギルバートの舌で丹念に舐めとられる。
しかも溢れた愛液を全てを舐めとると、次は蜜口の中にまで舌を入れてしまう。
はじめは恥ずかしさと気持ち悪さがあったのに、次第に舐められる部分が気持ちよくなってきて、嬌声が止められなくなる。
時折ギルバートが両手の親指で蜜口をぐっと広げて、愛液を吸うのではなく自身の唾液を舌伝いに垂らしていた。
こんなに明るいのに、中までギルバートに見られちゃってる……。
「あぁっ、ぁんっ、ギルっ、……あん……そこ、あっ……」
「もっと気持ちよくしてあげよう」
そしてずっと触ってもらえなかった小さな花弁をギルバートの舌が愛撫し始めた。
敏感になって赤く腫れているそれをギルバートの舌が捏ねるたび、キツく吸われるたび、下半身の奥底に急速に快楽の熱が集まり始める。
ギルバートの唾液がたっぷり塗り込められた蜜口にも長い指が挿入され、内側と外側の両方から攻められて頭が気持ちよさでクラクラし始めた。
「も、イッちゃッ……あんっ…」
絶頂が近いことを伝えると、中を指で出し入れしながら、真っ赤に熟れた花弁に歯を立てられた。
「アッ!アァァッ!」
快楽の大波に襲われて絶頂に達する。なのに、イッている最中にもギルバートは花弁を舐め、蜜口に入れた指で収縮を繰り返す内壁を擦るものだから、なかなか絶頂が静まってくれない。
「だめぇ、イッてるからぁ、動かさな、ぃで……」
しばらくしてギルバートが股から顔を離すと、閉じた瞳のすぐ傍でバサリと服を脱ぎ捨てている気配を感じた。
「アイカ、今日は最後までしたい。先だけ入れるんじゃなく、全部中に入れたい。キミと1つになりたいんだ」
「え……?」
切羽詰ったようなギルバートの声に、イッたばかりで重い瞼を開く。そこにはシャツを脱ぎ捨て、寛げたズボンの前からいきり立つものを取り出し、眉尻を下げて懇願してくるギルバートがいる。
正直、ギルバートのものは凶器と思えるくらい大き過ぎた。あんな大きなものを入れられたら身体が2つに裂けてしまっても不思議ではないと思う。
入れられる前から絶対痛いというのは分かりきっている。
だって先を入れただけでもあんなに大きいのに……全部なんかいれたら……きっと苦しくて呼吸がとまっちゃう……
でも今なら、ギルバートの全てを受け止めたい。
「頼む。いいと言ってくれ……」
「……うん、」
「アイカ!」
「でも!優しくしてね!絶対激しくしないでね!?」
「分かってる、ゆっくりするから」
嬉々としたギルバートが股の間に身体を入れて、先端の鈴口から透明な液を垂らした起立を蜜口に添える。くぷっと卑猥な音を立てて先端の一番大きな部分を埋めるところまではいつもと同じだ。
けれどそこからズリと狭い内肉をこじ開けるように深く埋め込まれていく。
ギルバートが入ってくるっ!
限界まで広がった蜜口をとても硬くて熱いものが埋められていく。
「あ、やぁ、ふかぃ……、」
「力を抜いて、俺を拒まないでくれ……」
無意識に力が入ってギルバートのものを締め付けてしまう。その締め付けが痛いのか、ギルバートの眉間には皺が寄っていた。
でも一度抜こうとはせず、時間をかけて奥をこじ開けていく。
「もうすこしだ………」
「あ、…んんっ、ふっぁ……」
「入った……ずっと、こうしてアイカの中に入りたかった」
ゆっくり時間をかけてギルバートのものが埋められると、そこで一度動くのをやめ、一部分だけ盛り上がった下腹部をギルバートは確めるようになでる。
何度も肌を合わせてけれど、ギルバートのものを全て受け入れたのはこれが初めてで、お腹の中が全部ギルバートで占められていた。
「こんなに締め付けて……、中がうねって絡み付いてくる……アイカの中は気持ちよすぎだ。すぐにでもイってしまいそうになる」
「ギル、ッ…あっ、くるし……ん、ぁん……」
言うとギルバートは、こちらの様子を伺いながら腰をゆるゆると動かし始める。散々ギルバートが慣らしてくれたけれど、まだその大きさに馴染んでいない内肉がギルバートの起立に引き摺られてしまう。
抜ける寸前まで引いて、またゆっくり奥までいれて。それを数回繰り返して、ギルバートは奥まで埋めたそれを小刻みに動かす。
まるで閉じられた奥をノックするような動きで、ゆるゆる揺さ振られる身体から次第に強張りが解けて来た時、
「あっ、痛ッ!」
苦しかった一番奥がぴりっと痛み、息苦しさが少しだけ和らぐ。
内臓を持ち上げられるような圧迫感は変らないけれど、奥まで入れたギルバートの起立が引き抜くときに引っかかるような感覚に困惑する。
「なに?お腹の中にギルバートのが引っかかって……?」
「処女膜を破ってアイカの子宮の中まで入ったんだよ。その入り口に返しが引っかかってる」
「え?」
「ここに今から出すんだ」
何を?とは言わないまま、またギルバートはわざと入り口に引っ掛けるように出し入れする。とたんにギルバートが何をするつもりなのかは分かってしまい、あっ!と口元を隠す。
いつも入り口に先端だけ埋めて出していた熱いモノを、今から一番奥に出すのだと分かる。
しかも自分の返事を待つこと無く、ギルバートは動き始めた。
「あっ!ぁあっ!待って、ふ、ゆっくり、あん!」
「すまない、優しくすると言ったが出来そうにない。俺もずっと我慢しててすぐにでもイきそうなんだ」
ぐちゅぐちゅと激しく腰を打ち付けられて、苦しいのか気持ちいのか分からなくなってくる。ギルバートの大きなものが狭い内壁を何度も擦るせいで熱くてたまらない。下腹部に力をいれるとギルバートのものを締め付けてしまい、その大きな存在をより強く感じる。
私の身体がギルバートでいっぱいになってる!
ゆさぶられて嬌声しかだせず、もう頭の中が快楽で真っ白だった。
そして腰を引き寄せ蜜口にぴたりと根元まで埋めて、小さくギルバートが呻くと、下腹部の一番奥でギルバートのものが子宮壁に熱いものを打ち付けた。
「あっ!アアアッー!」
お腹の奥で何度もギルバートのものがビクビク震え、そのたびに熱が注ぎ込まれる。
全て出し終えると、繋がったまま深く口付けられ、腕を伸ばしてギルバートの筋肉で覆われた逞しい身体を抱きしめる。
下も上もギルバートと繋がってる。
これで私、全部ギルバートのものになったのね……。
そっと見上げればギルバートの息は軽く乱れ、ぺろりと唇を舐める。紫雲の瞳も完全に欲情しきって、自分を食べることしか考えていない目だ。
「ふ、…ァ、ン……」
「アイカ、もう一度」
くちゅ、と水音を立てて、ギルバートは中に出したものが零れないように注意しながら抜くと、ごろりと自分をうつ伏せにさせる。
1度で終わらないのは知っていた。ギルバートの起立は一度果てたというのにまだまだ硬度を保ってそそりたっている。
後ろからまた中に挿入され、胸に回された手が親指と人差し指で胸の尖りと摘みながら、今度は背中に口付けをしていく。
小さな甘い痛みは、今度は背中に跡を付けられているのかもしれない。
ひとしきり跡をつけると、ギルバートはまた腰を打ちつけはじめた。
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