衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

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第11章 プロジェクト

第10話 蜘蛛の子解放

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 コーポラルさんに調教師テイマー認定を受けてから三日後、俺はこの町の領主城前に来ていた。
 今からモックンの子供達のお披露目なのだ。
 やはり、口で俺の従魔なのです。と言っても説得力が薄いので、こうやってお披露目する事で住民に安心してもらうためだ。
 もちろんコーポラルさんの発案だ。

「今から、このファットマシュタッシュ・リュードビアド直々にお前達下々にイージ卿の従魔を紹介しよう!」

 領主城前の広場に隙間なく集まる民衆に向け、若ボンが宣言した。
 凄い人だかりもそうだけど、紹介役を若ボン―――ファットマシュタッシュ・リュードビアドに任命したのもコーポラルさんだ。
 これだけの人を一堂に集める手腕は、いつもながら見事と言うほかない。
 だが、何故若ボンを抜擢したのかが分からない。

 いや、一応理由は聞いたんだ。でもねぇ……納得できないっていうか、俺には関係ないっていうか。
 なんで俺が若ボンの爵位復帰に俺が一役買わないといけないのかって事なんだよ。

 先日の砦への援軍の指揮を執ったのが評価されたので、男爵位を授かれる一歩手前まで来てるんだそうだ。
 それを俺と懇意にしてる所を見せる事で、そのあと一歩にダメを押そうという作戦らしい。
 俺にとってはどうでもいいんだけど、ここで恩を売っておくと後々便利に使える駒なのだそうだ。
 コーポラルさんの予想では、恐らくここの領主が不在の今、その領主に若ボンを据えて裏から操ろうとしてるようだが、俺からするとそもそも男爵って領主になれる地位だっけ? という疑問が真っ先に浮かんだ。
 小さな村ならアリかもしれないけど、このヘルファンの町はフィッツバーグには劣るものの結構大きな町だ。そんな町の領主が男爵でいいのか? と思ったのだ。
 まぁ、コーポラルさんの事だから何とかするんだろうね。

 そんな事を考えながら群がる民衆をボーっと眺めていた。民衆の前に出て立っているのに、まるで俺には関係ないとばかりに眺めていたのだ。
 だって俺には何も役割がない。ただ突っ立っているだけで若ボンと司会進行役の見た事もない貴族風の男が全てを仕切ってくれてるんだ。
 あの貴族風と若ボンが、時折目配せしてるのを見ると、男は若ボンの息の掛かった腰巾着的な立ち位置の奴なんだろう。

 結局、最後まで何も話さずに終わった。
 俺がやった事と言えば、最後にモックンの子供達を俺の傍から解放しただけ。
 それでも今日一番の歓声は上がったけどね。少し悲鳴も混じってたけど。
 まぁ、それでも俺がいた意味はあったみたいだ。若ボンからは睨まれたけどね。
 最後に美味しい所を持って行きやがって! みたいな嫉妬の視線を感じたよ。

 解放したモックンの子供の数は100。
 蜘蛛って子沢山なんだね。地下施設にはまだ何倍もの蜘蛛モックンの子がいるんだよ。もう一段階進化してるものもいるしね。
 でも普通なら小さな幼体の内に他の魔物や動物に捕食されたりするようなんだけど、ここでは捕食者がいないので増え放題だ。まぁ、いたとしても悪魔界の生き物であるモックンの子供達だ。幼体と言えどもそうそう遅れを取るような事も無いらしいけどね。
 その内、この町は蜘蛛の町と呼ばれる事になるかもしれないね。

 モックンもそうだけど、モックンの子供達は制約無しで人間界に居座れるんだろうか。俺が喚んだんじゃないから分からないんだけど、人間に無害なら大丈夫かな?
 なんだかんだ言って、モックンを喚んだアッシュ達も人間には害をなしてないもんな。悪魔って意外といい奴? そんなわけないか。

 さて、ここでの用も終わったし、アジトに戻るか。
 もう、出来上がってるんだよね。俺の二番目の家が。
 少し問題はあるけど、あっちは俺には関係ないしね。


「ただいまー」
 ノワールに乗り自宅二号に戻ってきた。
 誰もいないけど、帰って来たらつい「ただいま」って言っちゃうよね。

「おかえりなさい」
「うおっ!」

 だれ!?

「ア、アッシュ……?」
「ええそうよ、誰だと思ったの?」
「い、いや、誰もいないと思ってた」
「だって、ここって鍵もかけてないし、誰でも入れるわよ?」
「そうだけど、この敷地内に入れないようにしてるから鍵なんていらないんだよ」
「誰でもは入れないんだけどな……」

 そう、【星の家】の隣の自宅もそうなんだけど、他人や魔物が入れないように衛星に結界を張ってもらっている。だから鍵なんていらないんだ。
 それで、自宅二号も小規模だけど、自宅一号と同じ結界を張ってもらってるから部外者は入れないんだけど、アッシュは関係者枠だからね。
 でも、今のアッシュは忙しいはずなんだけど。

「アッシュ達は今忙しいんだろ? だから誰もいないと思ってたんだよ」
「全然忙しくなんて無いわよ? 忙しい分、下僕を喚べばいいだけだもの」

 えー!! また何か喚んだの? もう結構な数の悪魔関係者がいるよ? まだ喚ぶ気なの?

「まさか、また喚んだの?」
「ええ、今回はほら、数が必要でしょ? だからね、ちょちょーいとね」
「その召喚のための魔力は誰の魔力なんでしょうね?」
「それは、もちろんエイジさ…フガフガ~」
「どの口が言ってんだよ!」

 アッシュが言い終わらない内に、両のホッペを摘んで広げてやった。

「勝手に使うんじゃないよ! まったく……で? 今回はどんな人を呼び出したの!」
「ひたい…エイジ様…ひたい…ひどいわ…」
「い、痛いって言えないほど引っ張ってないから。何、役者してんだよ」

 上目遣いで少し涙目で訴えるアッシュだった。ワザとらしい演技力だったが、美しい見た目でこういうのをやられるとこちらも罪悪感が大きくなる。それもアッシュの計算の内なんだろうけど、術中に嵌まる前に一言文句が言えたので、なんとか堪えられた。
 いや、実に危なかった、ゴメンって言いそうになってたよ。なんやかんや言ってもアッシュは美人だからね。

「それで? 一体どんな人を喚び出したの」
「人というか、悪魔界の住人というか…客寄せには必要なのよ。そうね、マスコット的存在?」
「なぜ疑問系なのか問い質したいところだけど、客寄せってダンジョンで何するつもりなの?」

 そうなんだ。洞窟の調査を任せてたんだけど、あそこにあった洞窟はただの洞窟だったんだ。
 でも、元は何かの魔物がいたような形跡があったけど、今はもぬけの殻でどんな魔物がいたのか分からないけど、中が広くなっていて三階層にも及ぶ空間になっていたんだ。
 恐らく蟻系の魔物ではないかという事だけど、定かではない。
 穴の大きさも、入り口だけは人が通れそうなぐらいだったけど、中は高さが一メートルも無いほど低かったので、それをザガンが広げて巨漢な人でも通れるように改造してしまったんのだ。

 モックントンネルに触発されたザガンが奮起したのだとか。
 そんなところで競争意識を持たなくてもいいと思うんだけどね。
 でも、岩宿ザガンの作成者としては黙ってられないらしく、通路の高さだけじゃなく、十階層にも及ぶ洞窟にしてしまった。
 そこで、ここをダンジョンにしようと提案したのがダンタリアンで、コソコソっとアッシュに耳打ちをすると、アッシュも笑顔で賛成し、色々と仕掛けを講じていると聞いていたんだが。まぁ、悪巧みの匂いしかしないんだけど、誰にも迷惑をかけないのならいいかと今は放置中である。
 だから悪魔達は忙しくてアッシュも俺のお供に付いて来なかったんだよね。それが、まさか家にいるとは思ってなかったから驚いたんだけど、俺の魔力を無断使用してたのにはもっと驚かされたな。

「一度、見学させてもらおうかな」
「そそそそれは、ま、まだ早いわ。もう少し完成してからの方がいいと思うのよね」

 明らかに動揺してるのが見て取れる。これは早々に視察した方がよさそうだな。

「まぁ、この後に見学に行くとして、アッシュは何でここにいたの?」
「行くの!? エイジ様が近付かないように……違うわね。エイジ様と町の視察に向かおうと思ってたのよ」
「うん、わかった。帰って来たばかりだけど、視察には行こう。アッシュ達の作ってるダンジョンを見てからね」
「すすすすすぐに視察に向かいましょ?」

 こんな丸分かりなのに、まだ誤魔化す気でいるの? よっぽど俺に見られると困る事をやってんだろ。もう見ないという選択肢は無くなったよ。

「じゃあ、行こうか」
「い、今、帰って来たところだし、もう少しゆっくり…そうだわ、エイジ様。食事はしたの?」
「お腹は減ってないからいいよ」
「だったら、喉が乾いてない?」
「乾いてないね。もういいから行くよ」
「そんなに急がなくても……」
「なーんとなく急いだ方がいい気がするんだよね」
「そ、それは気のせいだと思うわよ?」

 絶対に急いだ方がよさそうだ。
 まだ、引止めを謀るアッシュを引き摺るようにしてノワールに乗せて、元洞窟の場所へと行ってもらった。
 歩いても行ける距離なんだけどアッシュが邪魔するのでノワールに頼んだんだ。ノワールも待機してくれてたしね。


「……ずっと放置してた俺も悪いかもしれないけど、なんでこんな事になってんの?」

 元洞窟改の悪魔ダンジョンを見ての第一声がこれだ。
 碌でもない状況というのは、さっきのアッシュの態度でもある程度予想は付いていたけど、これはちょっとどう判断したらいいのか。

「どう? 中々ダンジョンっぽくなってるでしょ? ちょっと数は多かったかもしれないけど、それはエイジ様の賜物って事よね?」
「魔力の賜物って……」
「だって、いくら魔力を使わせてもらっても、すぐに回復してるんだもの。その魔力を私のためにも使えたらいいのに」

 いや、使えたらいいのにって、今まででも結構使ってたと思うけど? 息子のチビサタンも勝手に使ってアッシュを呼び出したぞ?
 もしかして、他の者を喚び出したり、何かに使ったりはできるけど、自分が人間界に留まるためには使えないのか?
 それは後で聞くとして、この状況を俺のせいにされるのはちょっと困る。

「この状況が俺のせいだって聞こえるんだけど」
「全部とは言わないけど、半分はそうよね?」
「全然違うと思うよ!? 俺の意思なんて一ミリも入ってないから!」
「そぉ?」
「なんで俺がおかしな事言ってるみたいになってんの! それより、この状況を説明してくれよ!」
「この状況って…見たままよ?」
「それ以外にも絶対あるだろ!」
「えっ……」
「そこはショックを受けるとこじゃない!」

 普通に分かるっての! だいたいなんで、ただの洞窟がおどろおどろしいダンジョン風になってんの。どうやってやったの! 色んな意味で凄いわ、君達!
 通路の大きさはノワールに乗っても余裕で歩けるほど高くなってるし、壁や天井は無駄に恐怖心を煽るような岩が溶けた感じになってるし、その壁や天井をあえて仄白く薄い青系の光で照らしてるし、完全に狙ってるよね?

 で? 洞窟を入ったすぐのとこにある広間にいるこの大小様々な奴らは何? 魔物にしか見えないんだけど。

「アッシュさん? こいつらの事も含めて説明しよっか」
「えっとー、見たままよ?」
「いや、バレバレだから。さっきショック受けてたじゃないか。まぁ、この見たままの状態も酷いけどね。一体、何種類いて総勢何体いるんだよ」
「種類は一種類よ? まぁ数は百では利かないけど」
「一種類!?」

 どう見ても十種類以上いるように見えるんだけど。二足歩行もいれば四足歩行もいるし、大きさも色々だし甲羅が付いてる奴もいる。首が長いのもいれば尻尾の形も長さも違うよ? これのどこが一種類なんだ?

「この子達はね、悪魔界にいる魔物の元となる子達でね、悪魔界の中心にある魔素溜まりで卵が産まれるんだけど、この子達はみんなその卵から産まれた子達なのよ。名前は”ザ・ファースト”、私達も元は同じように産まれ、運良く悪魔に進化したのよ。だから、この子達の中にも悪魔になれる子がいるかもね。だけど、千年以上も悪魔になれた子はいないのよね」

 へぇ~、悪魔ってそんな産まれ方をするんだ。

「あれ? だったらチビサタンは?」
「ボクちゃん? ボクちゃんはちゃんと私から産んだわよ。魔素溜まりから産まれた後は、進化はあっても種族違いが産まれるなんて事は無いけど、魔素溜まりからはどんな子が産まれるか決まってないの」
「へぇ~、初めの悪魔は卵から産まれたんだ」
「産まれた後は親から産まれたり親の産んだ卵から産まれたりするんだけど、今でも”ザ・ファースト”の悪魔が産まれる可能性はあるのよ」
「ふ~ん、勉強になったよ。それで、それとこの数とは何の関係があるのかな?」
「むぐっ、これは…ちょっと調子に乗っちゃって。でも、三〇階層になっちゃったからこれぐらいは必要なのよ。本当よ?」
「三〇階層!? 十階層って聞いてたんだけど」
「あっ! い、いや、そそそそれはザガンが張り切っちゃって……」
「本当に~?」
「ほ、本当よ!」

 違うな。アッシュが調子に乗ってザガンに命令した線が濃いと思うな。
 しかし、三〇階層のダンジョンなんて作って何するつもりなんだろ。

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