衛星魔法は最強なのに俺のレベルが上がらないのは何故だろう

うしさん

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第06章 伝説の剣

第13話 ドワーフ流の支払い

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 多数のエルダードワーフに囲まれた状態でクラマが喧嘩を売ってしまった。
 いや、これだけ飲んで「金は無い!」って言う方が喧嘩を売ってるとは思うが、先に手を出したのはこちらだ。
 相手は数えられない程のドワーフ達。

 ヤバイ、この状況は非常にヤバイと思う。
 いくらクラマやマイアが強いと言っても、これだけの数を相手にできる訳が無い。
 そう思ってビクビクしていると、やはりドワーフ達が俺達に向かって殺到して来た。

 『背は低いのに横幅が広いから圧迫感があるよ。しかも、この数だ。もう絶体絶命だ! 衛星! 絶対に守ってよ! クラマとマイアの事も頼むよ!』

 『Sir, yes, sir』

 ドドドドドドドドド……

 と殺到するドワーフ達。
 身構えるクラマとマイア。クラマは薙刀を、マイアは槍を。俺が授けた武器を手に万全の迎撃体制だ。
 その横では、頭を抱えて蹲る俺。
 いや、俺の態度の方が普通の対応だと思うんだよ。こんなの太刀打ちできるわけないもん。

 蹲る俺の横を通り過ぎる足音群。
 足音は俺達の脇を通り過ぎて行く。そして、クラマに倒された男に群がっていく。
 俺達はその男の周りに人垣が増える毎に、外に弾き出されていく。
 クラマとマイアは完全に人垣の外側に隔離された状態だ。

 で、俺はというと、その場のまま蹲ってたんだよね。
 だって下を向いてたんだから周りは見えてなかったし、気が付いた時にはドワーフの群れのど真ん中に置き去りにされていた。
 念話でマイアから『大丈夫ですか?』と聞かれたので、『今の所、大丈夫だよ』と答えた時に周囲の環境に気付いたので、慌てて立ち上がって今の状況を知る事になった。

 クラマとマイアの位置がなぜ分かったかって?
 そりゃ見えてるもん。
 ドワーフが多いと言っても俺が立てば余裕で見えた。ドワーフの身長は俺より頭一個以上低いんだ。余裕で周りを見渡せる。俺の身長は160ぐらいだけど、ドワーフの身長はもっと低いからね。
 因みに言っておくと、クラマが155ぐらいでマイアもそんなに変わらないが若干クラマより高い。でも一応俺の方が勝ってる。

 話を戻すと、ドワーフ達はクラマに倒されたドワーフの元に集ってる。
 あまり言葉は聞こえないが、それでも偶に「大丈夫ですか王様」とか「王様、お気を確かに」とか聞こえてくる。ホント偶にしか聞こえないぐらい、しゃべる奴が少ない。だから良く聞こえたのだが、王様って言ってるように聞こえるんだけど。
 さっきの奴ってドワーフの王様だったの? ヤバイじゃん! そんな人に手を出したら全員が敵対するじゃん!

 ここはこっそり抜け出すしかないな。

 そう思ってる俺のビビリ心を逆撫でするようにクラマが追い討ちをかける。
「其奴は金を払わず、その事に対しても悪びれもしなかったので成敗してやったのじゃ。他に成敗されたい奴はおるのかや?」

 明らかに敵愾心を煽って喧嘩を吹っかけてるクラマ。
 そこにマイアが追い討ちをかける。

「当然の結果ですね。エイジの優しい心に対してのその振る舞い。万死に値します」
 マイアはそう言い終えると、若干緑色も含んだ白く輝くオーラを放ち始めた。
 なんだろう、神々しい感じがするんだが、このタイミングでのオーラの放出という事は、マイアも喧嘩を売ってるのか? 偶にマイアもそういうとこを見せるよな。
 クラマも対抗してか、赤いオーラを放ち始めた。

 おおおおおおおおおお!

 ドワーフ達からどよめきが起こり、全員がクラマとマイアに向かって跪いた。もうそれは土下座と言ってもいいだろう。
 青い髪のドワーフ達が二人に向かって平伏しているのだ。
 もう、意味が分かんない。
 手を出した方が土下座されてるってどういう事?

 その間、倒された男、さっきから王様と呼ばれてたドワーフは完全放置状態。
 いい加減、治療してやらないと、後で大変な事にならないか?

 そんな俺の考えも、クラマの理不尽な言葉で掻き消されてしまう。

「謝罪はいらぬ! 金を出せ!」
 それって謝罪の土下座じゃないような気がするんだけど……ははーっとか言ってたもん。
 黙ってるドワーフ達に薙刀を構えなおすクラマ。

 チャキっと音を立てて薙刀の刃を背の方に持ち変え、ニヤリと口元を歪めるクラマ。
 おいおい、さっきの「峰打ちでござる」が気に入ったんじゃないだろうな。そういうマイブームは流行らさなくていいからね。

 おい、ドワーフ達。早く何か言わないとクラマの餌食になるぞ。これだけいるんだから、誰か無口じゃないドワーフはいないのか?

「お待ちください、迦具土カグツチ様。そして、豊受とようけ姫様も心をお鎮めください」
 お! まともに話せる奴が出てきた。やっぱ一人や二人はこういう奴もいてくれないとね。
 で? 迦具土カグツチ様って誰? 豊受とようけ姫様って誰の事?
 日本の昔の神様っぽい名前なんだけど。

「ほぅ、少しは話ができる者もいるようじゃな。其方そなたらはエルダードワーフなのじゃろ? ならば、その技術をもって作り上げた武具があるであろう。売って稼いだ金もあるはずじゃ、それを持って参れ。そしてそれをエイジに献上するのじゃ」
 名前はスルーして話を続けるの? ちょっと気にはなるけど、今はいいか。それより、俺はそこまでお金に困ってるわけじゃないんだから、お金の事はそんなに前面に出さなくていいんだけど。
 まったく何も貰えないのはちょっと嫌だけど、クラマの言い方だと俺達が悪者に感じるから辞めてほしいんだけど。

 いや、悪いのはドワーフ達だよ? でも、平伏してる人に対して、無い物を献上しろって、統治が下手糞なバカ貴族みたいで嫌じゃん。時代劇の悪代官でもそこまで堂々と言わないと思うよ。桔梗屋と裏でコソコソ悪巧みをしてるぐらいだからね。
 そこまで堂々と悪者っぽい恐喝ができるのはクラマぐらいだよ。

「もちろん、原価ではありませんよ? 売値ですからね?」
 もう一人いたー! マイアがクラマの言葉に便乗してもっと金を寄越せって言ってるよ。
 いいコンビだなぁ、二人共。
 俺も同類だと思われたくないので、今は近づかない方がいいな。

「はっ、我がエルダードワーフの里では、人族との交流がほとんど無いため金はありません。ですが、迦具土カグツチ様と豊受とようけ姫様のおっしゃるように、鍛冶技術はどの種族より非常に秀でております。その技術で作られた武具をもって対価を支払わせて頂けますでしょうか」
「それは価値あるものなのであろうな」
「はっ、もちろんでございます」
「これよりもか?」
 そう言ってクラマは持っていた薙刀を話し相手であるドワーフに投げ渡した。

 なんでクラマがここまで偉そうなのだとか、ドワーフが下手に出ているのか疑問は尽きないけど、薙刀を受け取ったドワーフは、その薙刀を見て驚きの表情で固まった。
 微動だにしないドワーフの持つ薙刀は、他のドワーフにとっても興味の対象だったようで、ゆっくりとだが他のドワーフも薙刀に近づいて行く。

 そして、薙刀をジックリと確認したドワーフから順に固まって行く。
 石化の付加魔法エンチャントなんて付いて無かったと思うけど、クラマが何かやったのかな?
 ゆっくりとだが石化状態は徐々に波及して行く。
 遠くの者も武器の事で何かが起こってるのはわかったようだが、武器の事なので何が起こったのか知りたくてざわつき出している。
 それを察したマイアが、今度は自分の槍を「これも同質のものです。確かめるといいでしょう」と言って投げて渡していた。

 クラマの薙刀もマイアの槍も、俺が衛星に言って作ってもらったものだよな。
 確かに攻撃力なんかは凄いと思ったけど、それを見せて何か意味があるのか?

 マイアが槍を放り投げた辺りからも、さっきと同様に石化が広がって行く。
 石化と言っても本当に石になってるのではなく、金縛りのように動かなくなって行ってるんだ。
 クラマの薙刀とマイアの槍を見たものは全員固まっている。
 何が起こってるのかよく分からないけど、このままでは話が何も進まない。
 そしてクラマがそんな悠長な性格をしているはずもなく、自分の薙刀を奪い返して話を続けた。

「して、どうなのじゃ?」
「……はっ。そうでした、その武器以上のものがあるかという事でございました。……残念ながらございません。同程度のものならいくつかありますが、以上のものと言われると…ございません」
 悔しそうに答えるドワーフ。
 名前は知らないので広報担当と呼ぼう。広報ドワーフだな。

「なんじゃ無いのか、つまらん」
 つまらなそうなクラマ。
 別に無くてもいいと思うぞ。だってお前にはそれがあるじゃん。

「本当ですね、エルダードワーフと聞いて期待していましたのに」
 マイアもか。お前達の実力ならそれ以上の武器は必要ないだろ。
「では、返してもらいます」
 マイアが槍に向かって手を向けると、槍が勝手にマイアに向かって飛んできて手に収まる。

 ……そんな機能も付いてなかったと思うんだけど……マイアの能力なのかな。
 そんな残念そうな二人に向かって広報ドワーフは食い下がる。

「しかし、人間の町で売ればかなりの高値が付く武具は多数ございます。それでご勘弁願えませんでしょうか。今は王があの状態でございます。私の判断でとなりますが、王も了承して頂けるでしょう」
 あの酒には確かにそれだけの価値がありました。と納得顔の広報担当ドワーフ。

わらわはお金を出せと言うておるのじゃ。これ以下の武具など必要ない! 其方そなたは売ったりする手間をわらわ達にしろと命令するわけじゃな?」
「め、命令などとは申しておりません。ただ、我らには代価とするものが武具しかございませんので、里にある武具でご容赦願えないかと申しておるだけでございます」
「いらぬ!」

 バッサリと切り捨てるクラマ。
 隣で同調して肯くマイア。

 いやいや、その辺は妥協してあげないと話が終わらないよ?

「では、どうすればよろしいでしょうか」
「ふむ……」
 考える素振りを見せるクラマ。
 隣のマイアとも目配せをし、二人で同時に俺を見た。

 はえ? このタイミングで俺に振るつもりか? お前達が俺に振る時って、いつも丸投げだよな? 絶対イヤだからな。
 そう思って顔を背けて視線を合わさないようにした。

「あそこにおるのがわらわ達の主であるエイジじゃ。其方そなたらの忠誠をエイジに誓うというなら考えんでもない。今回の酒を出したのも、もちろんエイジなのじゃ」

 クラマに忠誠を誓えと言われた瞬間、「なんだと!?」みたいに怒りを見せかけたドワーフ達が、すぐ様俺に怒りをぶつけるように一斉にこちらを振り向き、酒を出したというフレーズで歓喜の表情になり、回答を求める意味でドワーフ王に視線が移った。

 なんだこの団体行動は。全員同じ動きだよ。見た目も見分けが付かないから動画のコピペでいっぱい同じ動画を貼り付けたみたいにしか見えない。
 それに王様はまだ気絶中だ。あっ! 誰も手当てをしてないんじゃない? 大丈夫なのか、王様は。

 おうふ、これはヤバイ。手足がピクピク痙攣してるじゃないか。
 急いで王様の所へ向かうと、HP回復薬を口に含ませた。
 しかし、当たり前だが飲み込んではくれない。

「エイジ、それは掛けてもいいのですよ」
 マイアの言葉に肯いて、もう一本HP回復薬を出すと、頭から首にかけて回復薬を掛けてやった。
 紫色になっていた顔や首筋の色が正常に戻って来る。痙攣も治まったようだ。
 鑑定しなかったから今更分からないけど、かなりヤバかったんじゃないか?

 マイア特性のマンドラゴラとアルラウネから作られた回復薬の効果は覿面で、鑑定しなくても正常な状態に戻ったのが見た目で分かった。
 そして目を覚ましたドワーフ王。
 これが王でいいのかという疑問は今は考えない。考え出すと、王をやられた家臣達もやり返さなくてもいいのかという疑問に繋がり、現在支払いのため…というより酒のために俺に忠誠を誓うかどうかの決断を、この目覚めた王に期待しているドワーフ達の心情にも及んでくる。
 恐らく、今飲んだ酒の事はもう頭には無くて、今後も酒を提供してくれるとか思ってるんだろうな……無償でなんか絶対やらないからな!

 こういう事態になったのも、出された酒を断りも無く勝手に飲んだこいつらがおかしいと思うんだが、それを全部王様に被せてもいいのだろうか。
 この王も一緒にというか、率先して飲んでたから同罪か。しかも、「金は無い!」って堂々と宣言してたからね。
 それが通用すると思ってた時点で罪だよ。

 さて、目覚めた王様に現状を説明して回答してもらうか。
 別に忠誠とかいらないんだけどな。ま、今後は来る事もあまり無いだろうし、この場を取り繕う意味なら受けてやってもいいけどね。

 って、やっぱり俺が全部やっちゃう事になるんだな。
 はぁ、面倒だ。
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