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俺の体は、不老不死なのか?

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目を開けると、俺は見知らぬ部屋の中にいた。
自分に何が起きてるのか分からないまま、部屋中を見回す。
すると、扉の開く音が聞こえる。
部屋に入ってきたのは、歳を取った人だった。
扉から入ってきたおじいちゃんは、俺の方にゆっくりと歩いてきて、俺に喋りかける。
「やっと起きたかね! ずいぶん寝ていましたよ」
寝ころんでる俺に、告げてくる。
「俺はなぜここに? 確か俺は、空から落ちて…ぐっ、思い出せない」
頭を両手で支え、落ち込む。
「お主は、空から落ちてきたぞ! 俺たちはビックリしたぞ、空から落ちてくるなんて。
しかも傷ひとつもついていないなんて、
お主は変わり者だの」


「え……? 傷1つもついていない…?」
驚いた表情をだし、自分の体中をみり始める。
その人に言われた通り俺の体中には傷1つもなかった。
「本当だ!いったいなにが起きてる?」
不安を持ち、落ち込んでる間に扉の方から足音が聞こえる。
「あ~、やっと起きた!」
小さい女の子が入ってきて、俺が起きてるのを驚いた表情で声をだす。
「あ~説明まだだったね。この子はミオ、私の孫娘だ」
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