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完全版
妹と同じ年頃の女の子と一緒に横で座るとは思わなかった?
しおりを挟む目を開けると、俺は見知らぬ部屋の中にいた。
自分に何が起きてるのか分からないまま、部屋中を見回す。
すると、扉の開く音が聞こえる。
部屋に入ってきたのは、歳を取った人だった。
扉から入ってきたおじいちゃんは、俺の方にゆっくりと歩いてきて、俺に喋りかける。
「やっと起きたかね! ずいぶん寝ていましたよ」
寝ころんでる俺に、告げてくる。
「俺は、なぜここに? 確か俺は、空から落ちて…ぐっ、思い出せない」
頭を両手で支え、落ち込む。
「おぬしは、空から落ちてきたぞ! 俺たちはびっくりしたぞ、空から落ちてくるなんて。
しかも傷ひとつもついていないなんて、おぬしは変わり者だの」
「え……?傷一つもついていない…?」
驚いた表情をだし、自分の体中を見り始める。
その人に言われた通り俺の体中には傷一つもなかった。
「本当だ!いったいなにが起きてる?」
不安を持ち、落ち込んでる間に扉の方から足音が聞こえる。
「あ~、やっと起きた!」
小さい女の子が入ってきて、俺が起きてるのを驚いた表情で声をだす。
「あ~説明まだだったね。この子はミオ、私の孫娘だ」
俺はその場にいたおじいさんに孫娘の紹介をされる。
「ど、どうも!俺一宮悠真よろしくね、ミオさん」
「イ、イチジョウユウマ…変な名前だね」
そ、そうか。
困った顔の表情で、こっちを見てくる。
この世界では、俺の名前は変なのか?
「ユウマさん、すいません娘がへんな事を言って。
ミオ、ユウマさんに失礼でしょう。謝りなさい」
「ご、ごめんなさい。」
謝る姿を見せられ、俺は困った顔で娘とおじいさんに告げる。
「い、いぇ大丈夫です。顔を上げてください。」
言った後、すぐに顔を上げる。
「あの…ちょっとお聞きしていいですか?
このへんに街とかありますか。冒険者になりたくて」
「冒険者ですか。この付近でしたら近くに街があります。
もしよかったら、その街まで送ってあげましょうか。
私たちも街に用事がありますので」
「ほ、本当ですか?ありがたいです」
異世界に召喚された後、とても優しい人に道を教えて貰う。
外に出たら、目の前に馬車が置いている。
おじいさんが、街に行く用意をしてくれたと思う。
なんて優しいおじいさんだ。しかも娘さんも可愛いかったし。
俺、この世界にきて本当によかった。神様俺を召喚してくれてありがとう。
俺は、立ち止まり空に見上げてお祈りの構えをして見上げる。
「ねぇねぇおじいさん、あの子なんで空に見上げてお祈りをしてるの?」
「さぁ、なんでだろう?」
俺の姿を見て、興味深々をしているおじいさんと孫娘。
とまぁ、こんな事がありおじいさんが家のそばに置いてる馬車を俺の目の前に運び出す。
「さぁユウマさん、乗ってください!」
言われた通り、馬車に乗りこみ窓際の方に座りだす。
「ねぇおじいさん、私ユウマさんと一緒に座りたい。ねぇねぇいいでしょ」
「ミオが言うならいいよ。すいませんけど、ユウマさん一緒に座ってもらっていいですか」
「はい、いいですよ!」
孫娘のミオが、俺と一緒に座りたい話を聞こえ一緒にミオと後ろで座ることに。
なんか妹と同じ年頃と一緒に横で座るとは、今まで一度もない事だ。
妹は居るけど、一緒に座るのは今までない事だ。
バスに乗るときだって、一緒に横で座ると思いきや、後ろに行き一人で座りだすし。
しかし、こんな可愛いミオと一緒に横で座るのはかなり嬉しい。
…と、こんな事を考えていたらいつのまにか馬車は動き出している。
目的は、さきほど言われた通り街に行くことに。
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