103 / 116
第四章 内政
【北米支局長就任2】
しおりを挟む
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
★何とか100話まで来ました。
誤字脱字が散乱する稚拙な文章ながら読んで下さっている皆様、有り難う御座います。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
【北米支局長就任2】
王都の屋敷
今回、新たなる同志として北米支局長のエレンが加わった。エレンには日本支局のリネーネと同様に各物資の導入や交渉などを担当して貰う。現在の所、日本支局のリネーネには交渉事は任せていないがそろそろ少しづつ任せて行くべきだと考えている所だ。
「皆、今回、エレンが加わる事になったが何か意見のある者はいるか?、いるなら今のうちに忌憚のない意見を聞かせて欲しい」
今まではどちらかと言うと、なし崩し的に眷属や従者にしてきたが、今回は俺が決めて引き入れた仲間の第一号となった、それだけにみなの不満など有っては今後の活動に支障が出るかも知れないという懸念から皆に尋ねたのだった。
「うーん、別に良いんじゃない、悪い人では無さそうだし問題ないと思うわ。」
奈津の言葉に他のメンバーも同意の様だった。
「ちょっと良いかしら?」
アメリアが話があるようだ...
「エレンさんだっけ?、ルーカスが連れてきたのなら反対するつもりはないわ、むしろ能動的に賛成よ。ただ、言いたいのは立ち位置かな?、ルーカスが自分で見付けて来て支局長に据えるのなら従者ではなく眷属にするべきではないの?」
アメリアはどうやらエレンは自分たちと同レベルにないとおかしいんじゃないかと考えている様だ。.
「アメリアの言う事も分かる、だが眷属には向こうの世界から3名という制限がある、現状では空きがない、そんな訳で従者にした経緯があるんだ。」
「それは当然知っているわ、でも、今の向こうの世界の眷属は全て日本人じゃない彼女はアメリカ人だわ、考えようによっては日本とは別の世界とも言えるんじゃないの?、だってこっちの世界の人間なら眷属に制限はないんだし・・・一旦、こっちの世界の人間にしてから眷属にするって言うのも有りなんじゃない?」
(お嬢さん、裏技ですか?、それともごりおしですか?)
「うーーーん、その辺の解釈は俺では判断出来ないので女神に聞いて見ないと何とも言えないな、その前にそもそもエレンが眷属を希望するかどうかと言う問題もあるしな...」
制限の都合上から、エレンには眷属の事は話していなかった。
「エレンさん、あなたはルーカスの眷属になるつもりがあるの?」
「へっ、眷属ですか?、私は話が全く見えてないんですが・・・」
エレンは自分が知らない事で議論されているので何が何だかわからずに戸惑いを隠せずにおろおろとしていた。
「ルーカス、眷属の事は話してないの?」
「あぁ、、話してない...理由は先に言った事情だ...」
「ここにいるメンバーの恵さんと美琴さん以外は全て彼の眷属よ」
「軽く眷属に付いて説明すると、従者の上位互換かしら...能力は従者よりはるかに高くなるわ、ルーカスと久志の様に向こうとこっちで外見を変えることも可能になるし、完全に眷属化すると不老不死になるわね、無論つかえる魔法の能力も上がるわ、まあ、現状ではどうなるかはわからないからそんな事もあるもんだと考えて置いてもらうといいわ。」
「はい...」
(えっ、不老不死ってこのままずっと歳を取らないって事...うーん、それが良いことなのかどうかは別として、長いこと生きるなら外見の変化は必須かも知れないわね。)
「ほかにご意見がない様なら彼女には早速、明日、代理人として交渉に入って貰うのでそのまえに簡単な魔法のひとつぐらいは出来た方が相手への牽制にも為るだろうからおぼえてもらおうかな...これから別室に来て貰って良いかな?」
「はい...」
(うーん、何か緊張するなぁ、本当に私に出来るんだろうか..ちょっとわくわくするわね。)
「じゃ、行こうか...着いて来て...」
「はい」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
別室
「取り敢えず、明日って事なので簡単な初級の水魔法から覚えて貰おうかな?」
「ちょっと見ていて。..」
そう言うと、掌を上に向けてそこにソフトボール大の水球を顕現させる、次にその水球を動かしてみせる。
「わおっ、凄い...」
(本当にこんな事が私にも出来るのかしら?)
「じゃ、やってみて貰おうかな?、掌を上に向けて大気中の水分を集めて手のひらの上に集めるイメージを出来るだけ詳細にイメージしてみて...」
エレンは掌をかざし一生懸命にイメージしている...
顔が赤くなってきた...
10秒を過ぎた頃だった、掌にテニスボール大の水球が出現した。
「あっ、出来た!!」
そういった瞬間に集中が途切れたのか掌の水球はそのまま崩れて床を塗らした...
「で、出来ました。出来ましたよね。」
「あぁ、おめでとう、最初にしては早くて良く出来たと思うよ、ただ、屋敷の裏庭で練習しようか、ここじゃ床の掃除が大変だから。..」
「す、すいません。」
「じゃ、裏庭に出ようか...」
裏庭に出ると数分の所に小川が流れているその、川辺までやって来た。
「ちょっと見てて...」
俺は手をかざし川面に水中を5m位の高さまで作り上げた。
「これは川の水を水柱にして出来るだけ高くそれを維持する訓練で、水魔法の全ての基礎になるからまず、水球を自由に出現させることが出来る様になったらこの訓練をやって見て?」
「いいかな?」
「はい」
「じゃ、俺はちょっと領地を見てくるから、そうお昼までには帰るからそれまでは練習をやってみて。..
「ハイ」
(ようし、ルーカスが帰ったら驚かせてやるわ。頑張って練習しよう。」
エレンは初級水魔法の練習に精を出すのだった。
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
領地(内政)
エレンに魔法の練習をさせたまま俺は領地の状況の確認に来ていた。
エレンは一人でやっているが、川辺と言っても屋敷内なので魔物の心配はないし、護衛の兵士も見ているので心配はないだろう。
農業は輪作に麦、大豆、馬鈴薯でスタートしたが直轄の農地では甜菜を加えて4品目に切り替えた。直轄以外では従来の農法でやっている農家も少なくはない、農法に於いて急激な変化は必ずしも良いとは限らない、無論切り替える農家には補助金の給付制度を行っている。
砂糖は現状は日本からの輸入に頼っているが自国産の目処が付いたので来年からは自国産を出荷出来る見通しとなった。
現在、王都での砂糖の価格は2500ルド/Kgしている現在領内では500ルドで販売しているが領外に持ち出す時は250%の関税を掛けている。
公共事業は新規増設分はほぼ終了し残りは河川工事と氾濫対策と農地への給水を兼ねた貯留槽の工事を残すのみとなっている。
現時点では領地の収入の30%以上を歓楽街で売り上げているのが正直な所辛い所だ。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・
翌日
東京某所
米国側との交渉の為に来ていた。
「じゃ、俺は近くにいるから緊急時以外は呼ばない様に...それとこれは転移魔石、万が一の緊急時に足下に投げると今日来たマンションに転移するから・・・転移する時は半径1.5以内に人がいないのを確認してね。」
「じゃ、ファイト!!」
「ん、任せて置いて...」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
エレン視点
指定されている交渉場所へと向っている。
平然と歩いているが内心は心臓がばくばくしているのは内緒!!
「あら、エレノーラ、あなたも付いて来ての?、彼はまだ?」
交渉場所へ着くとアリエルが声を掛けて来た、私一人来ているのが不審そうな顔をしている。まあ、普通に考えると当然だろう。
「えぇ、それが篠崎は来ないわ、私が交渉を委任されてきたの!、その方が話も早いだろうって」
アリエルはかなり驚いた顔をしている。。
「えっ、どう言うことなの?」
「だから、私が代理人です。」
「ふぅ、あなたが向こう側の人間になったって事かしら?」
「正確には私が間に入ったと考えて貰えると嬉しいわ。納得いかないなら止めても結構ですよ。だからといって篠崎が出てくる訳ではありませんが・・・」
「わ、わかったわ、取り敢えず条件を聞かせて。」
(参ったわね、ここで行き成りエレノーラが出てくるとは思わなかったわ、でも、現役の軍人なんだから帰って好都合なのかも知れないわね。)
「では、再確認なんですけど、火器リストの武器は提供可能ですか?」
「もちろんだわ、無論条件はあるけど...」
「こちら側は支払いは金で取引時の相場の90%の価格で代物で支払いたいの。」
「魔石については見本の小は$5,000で大きい方は$30,000です、一回の取引で初回は片方に付30個まで、支払いは鉄鋼の現物で相場の価格で支払って欲しいわ」
「えぇ、良いわ、火器の代金は$1,500万に為るわよ。」
(さぁ、どう出てくるかしら、軍の納入価格の約5倍、単品の支払い価格よ、値引き交渉は素人のあなたに何処まで出来るかしら?、初回の交渉で首にならないと良いわね。)
「わかりました。その価格でOKです。」
「えっ...」
(価格の交渉はしないの?、それだったら普通に他国に販売しているよりずっと儲かるんだけど...)
「こちらとしては価格はほぼ予想通りなので問題はないです。」
「ただ、追加の希望として火器の取り扱いの指導員を3名ほど一定期間、派遣して欲しいんですが...可能でしょうか?、可能なら価格の見積もりを出して下さい。」
「わかったわ、それについては即答は出来ないから持ち帰らせて貰うわ。」
「魔石については両方とも30個ずつ、頂くわ、鉄での支払いももちろんOKよ。」
「それとひとつ追加の物があるんですが・・・UH-1クラスの中型ヘリで中古でも構わないないそうです。エンジン無し、ローターなしでOKだ双ですので可能なら見積もりをお願いします。」
「わかったわ、それは持ち帰って相談させてもらうわ」
「それで他の物資の引き渡し場所についてはどうするの?」
「それについては何処でも構わないわ、あまり人目のない所であれば何処でもこちらから取りに行きます、銃器なんて日本では受け取れませんしね。まあ、基地か軍艦上で受け渡しなら別ですが、まあ、受け取りに関してはフレキシブルに対応可能です、無論、密入国で逮捕なんて裏技は使われると双方が悲しい結果になりますけど。..」
「わかったわ、取引場所についてはこちらで検討させて貰って次回、の調印時の時までには納期と供にハッキリさせて置くわ。」
「これで予定の交渉事項は終わりですね、あぁ、私は本土に北米支局を開くので準備が整えば今後の交渉はそちらになりますので準備ができ次第お知らせします。」
「あっ、私は今日付で軍を退役扱いにして頂けると助かりますが...」
「軍には伝えておくわ。」
「あなたが知ってるかどうかは別として魔石の大きさは最大でどれくらいなの?」
「現在、現存する最大の魔石は1mを少し越えるぐらいですね。ただ、これは1個しか有りませんので市場には出回りません。市場に出回る最大の物で20inクラス迄です、それでも滅多には出回らないので相当高額になります。比較的簡単に出回るのは5in以下です。」
「それは購入可能かしら?」
「、今回の取引が円満に行われたら可能性はかなり高いと言えます。」
「それともう一つ、我が国は大使館を置きたいと考えてますが、可能かしら?」
「現時点で国交はありませんので大使館と言うのは無理ですが大使館の様な物なら可能かも知れませんが出来れば男性は歓迎しません。」
「どうしてかしら?」
「異世界の人間の種を残したくないからです、もし仮に出来たとして男性が派遣されて向こうの世界の女性と関係を持った場合は帰国させることは出来なく成ります。」
(まあ、同じ人間とは言え、異世界の人間の種を受け入れることが出来ないって言うのは分からないではないけど、返さないって事はハッキリ言えば処分するって事よね。)
「では、最後にもう一つ、記者会見で使われた様なワープする魔石は販売可能かしら...」
「それも、先程と同様に今回の取引が円満に終われば可能だと思います。あっ、さっき言った退役の件、すぐにでも飲んで頂ければ、確認次第、サンプルとして1個、無料で提供します。」
「それって移動場所とか指定出来るのかしら?」
「はい、良いですよ。指定の場所へ地球上に限りどこからでも転移出来る上位転移魔石を提供します。但し、私の退役が3日以内の日付で、それから7日以内に確認可能な場合に限りますけどね。」
「それはあなたの一存で約束出来ることなの?」
「転移魔石ですか?、あぁ、これは向こうで短距離の物でも結構高いので貴族か一部の冒険者ぐらいしか使いませんが、民生用に出回っていますのでそれくらいなら私個人の権限で出来ますよ。」
「買うとしたらいくらぐらい?」
「あぁ、提供は私の権限で出来ますが、販売となると価格設定の権限は貰ってないのでちょっとわからないですね。」
「わかったわ、あなたの退役の件の条件は呑むわ、用意して置いてね。」
「はい、退役が住んだら転移場所をお知らせ頂ければ設定致します。」
「お願いね。」
(ふぅ、このこの退役ぐらいで転移魔石が手に入るのなら安い物よ、)
「では、銃器と魔石の分の契約書が出来ましたらご連絡下さい。今回お連絡先は渡しお携帯か日本支局に連絡して下さい。」
「わかったわ、そちらも宜しくお願いね。」
「カチッ!」
アリエールは商談の緊張から解放されたせいか、煙草に日を付けた。
「ジュッ!!」
エレンは掌の上で水球を作り出してアリエルが点けた煙草の火をけした。。
「ひぇっ、な、何、今のは何なのよ」
アリエールは煙草を突然出てきた水球で消されて半分パニクっている。
「これ、ただの水ですよ。」
「それはわかってるけど、ど、どうして浮いてるの?、どこから出したの?」
「あぁ。。これですね、簡単な魔法です。」
エレンはそう言ってニッコリと笑った。...
「ま、魔法って...、ど、どうして...」
アリエルは驚きのあまり意識を別の世界へと旅出させていた。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
誤字、脱字等ありましたらお知らせ頂けると助かります
ブックマークの方もご検討頂けると嬉しいです。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
★何とか100話まで来ました。
誤字脱字が散乱する稚拙な文章ながら読んで下さっている皆様、有り難う御座います。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
【北米支局長就任2】
王都の屋敷
今回、新たなる同志として北米支局長のエレンが加わった。エレンには日本支局のリネーネと同様に各物資の導入や交渉などを担当して貰う。現在の所、日本支局のリネーネには交渉事は任せていないがそろそろ少しづつ任せて行くべきだと考えている所だ。
「皆、今回、エレンが加わる事になったが何か意見のある者はいるか?、いるなら今のうちに忌憚のない意見を聞かせて欲しい」
今まではどちらかと言うと、なし崩し的に眷属や従者にしてきたが、今回は俺が決めて引き入れた仲間の第一号となった、それだけにみなの不満など有っては今後の活動に支障が出るかも知れないという懸念から皆に尋ねたのだった。
「うーん、別に良いんじゃない、悪い人では無さそうだし問題ないと思うわ。」
奈津の言葉に他のメンバーも同意の様だった。
「ちょっと良いかしら?」
アメリアが話があるようだ...
「エレンさんだっけ?、ルーカスが連れてきたのなら反対するつもりはないわ、むしろ能動的に賛成よ。ただ、言いたいのは立ち位置かな?、ルーカスが自分で見付けて来て支局長に据えるのなら従者ではなく眷属にするべきではないの?」
アメリアはどうやらエレンは自分たちと同レベルにないとおかしいんじゃないかと考えている様だ。.
「アメリアの言う事も分かる、だが眷属には向こうの世界から3名という制限がある、現状では空きがない、そんな訳で従者にした経緯があるんだ。」
「それは当然知っているわ、でも、今の向こうの世界の眷属は全て日本人じゃない彼女はアメリカ人だわ、考えようによっては日本とは別の世界とも言えるんじゃないの?、だってこっちの世界の人間なら眷属に制限はないんだし・・・一旦、こっちの世界の人間にしてから眷属にするって言うのも有りなんじゃない?」
(お嬢さん、裏技ですか?、それともごりおしですか?)
「うーーーん、その辺の解釈は俺では判断出来ないので女神に聞いて見ないと何とも言えないな、その前にそもそもエレンが眷属を希望するかどうかと言う問題もあるしな...」
制限の都合上から、エレンには眷属の事は話していなかった。
「エレンさん、あなたはルーカスの眷属になるつもりがあるの?」
「へっ、眷属ですか?、私は話が全く見えてないんですが・・・」
エレンは自分が知らない事で議論されているので何が何だかわからずに戸惑いを隠せずにおろおろとしていた。
「ルーカス、眷属の事は話してないの?」
「あぁ、、話してない...理由は先に言った事情だ...」
「ここにいるメンバーの恵さんと美琴さん以外は全て彼の眷属よ」
「軽く眷属に付いて説明すると、従者の上位互換かしら...能力は従者よりはるかに高くなるわ、ルーカスと久志の様に向こうとこっちで外見を変えることも可能になるし、完全に眷属化すると不老不死になるわね、無論つかえる魔法の能力も上がるわ、まあ、現状ではどうなるかはわからないからそんな事もあるもんだと考えて置いてもらうといいわ。」
「はい...」
(えっ、不老不死ってこのままずっと歳を取らないって事...うーん、それが良いことなのかどうかは別として、長いこと生きるなら外見の変化は必須かも知れないわね。)
「ほかにご意見がない様なら彼女には早速、明日、代理人として交渉に入って貰うのでそのまえに簡単な魔法のひとつぐらいは出来た方が相手への牽制にも為るだろうからおぼえてもらおうかな...これから別室に来て貰って良いかな?」
「はい...」
(うーん、何か緊張するなぁ、本当に私に出来るんだろうか..ちょっとわくわくするわね。)
「じゃ、行こうか...着いて来て...」
「はい」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
別室
「取り敢えず、明日って事なので簡単な初級の水魔法から覚えて貰おうかな?」
「ちょっと見ていて。..」
そう言うと、掌を上に向けてそこにソフトボール大の水球を顕現させる、次にその水球を動かしてみせる。
「わおっ、凄い...」
(本当にこんな事が私にも出来るのかしら?)
「じゃ、やってみて貰おうかな?、掌を上に向けて大気中の水分を集めて手のひらの上に集めるイメージを出来るだけ詳細にイメージしてみて...」
エレンは掌をかざし一生懸命にイメージしている...
顔が赤くなってきた...
10秒を過ぎた頃だった、掌にテニスボール大の水球が出現した。
「あっ、出来た!!」
そういった瞬間に集中が途切れたのか掌の水球はそのまま崩れて床を塗らした...
「で、出来ました。出来ましたよね。」
「あぁ、おめでとう、最初にしては早くて良く出来たと思うよ、ただ、屋敷の裏庭で練習しようか、ここじゃ床の掃除が大変だから。..」
「す、すいません。」
「じゃ、裏庭に出ようか...」
裏庭に出ると数分の所に小川が流れているその、川辺までやって来た。
「ちょっと見てて...」
俺は手をかざし川面に水中を5m位の高さまで作り上げた。
「これは川の水を水柱にして出来るだけ高くそれを維持する訓練で、水魔法の全ての基礎になるからまず、水球を自由に出現させることが出来る様になったらこの訓練をやって見て?」
「いいかな?」
「はい」
「じゃ、俺はちょっと領地を見てくるから、そうお昼までには帰るからそれまでは練習をやってみて。..
「ハイ」
(ようし、ルーカスが帰ったら驚かせてやるわ。頑張って練習しよう。」
エレンは初級水魔法の練習に精を出すのだった。
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
領地(内政)
エレンに魔法の練習をさせたまま俺は領地の状況の確認に来ていた。
エレンは一人でやっているが、川辺と言っても屋敷内なので魔物の心配はないし、護衛の兵士も見ているので心配はないだろう。
農業は輪作に麦、大豆、馬鈴薯でスタートしたが直轄の農地では甜菜を加えて4品目に切り替えた。直轄以外では従来の農法でやっている農家も少なくはない、農法に於いて急激な変化は必ずしも良いとは限らない、無論切り替える農家には補助金の給付制度を行っている。
砂糖は現状は日本からの輸入に頼っているが自国産の目処が付いたので来年からは自国産を出荷出来る見通しとなった。
現在、王都での砂糖の価格は2500ルド/Kgしている現在領内では500ルドで販売しているが領外に持ち出す時は250%の関税を掛けている。
公共事業は新規増設分はほぼ終了し残りは河川工事と氾濫対策と農地への給水を兼ねた貯留槽の工事を残すのみとなっている。
現時点では領地の収入の30%以上を歓楽街で売り上げているのが正直な所辛い所だ。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・
翌日
東京某所
米国側との交渉の為に来ていた。
「じゃ、俺は近くにいるから緊急時以外は呼ばない様に...それとこれは転移魔石、万が一の緊急時に足下に投げると今日来たマンションに転移するから・・・転移する時は半径1.5以内に人がいないのを確認してね。」
「じゃ、ファイト!!」
「ん、任せて置いて...」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
エレン視点
指定されている交渉場所へと向っている。
平然と歩いているが内心は心臓がばくばくしているのは内緒!!
「あら、エレノーラ、あなたも付いて来ての?、彼はまだ?」
交渉場所へ着くとアリエルが声を掛けて来た、私一人来ているのが不審そうな顔をしている。まあ、普通に考えると当然だろう。
「えぇ、それが篠崎は来ないわ、私が交渉を委任されてきたの!、その方が話も早いだろうって」
アリエルはかなり驚いた顔をしている。。
「えっ、どう言うことなの?」
「だから、私が代理人です。」
「ふぅ、あなたが向こう側の人間になったって事かしら?」
「正確には私が間に入ったと考えて貰えると嬉しいわ。納得いかないなら止めても結構ですよ。だからといって篠崎が出てくる訳ではありませんが・・・」
「わ、わかったわ、取り敢えず条件を聞かせて。」
(参ったわね、ここで行き成りエレノーラが出てくるとは思わなかったわ、でも、現役の軍人なんだから帰って好都合なのかも知れないわね。)
「では、再確認なんですけど、火器リストの武器は提供可能ですか?」
「もちろんだわ、無論条件はあるけど...」
「こちら側は支払いは金で取引時の相場の90%の価格で代物で支払いたいの。」
「魔石については見本の小は$5,000で大きい方は$30,000です、一回の取引で初回は片方に付30個まで、支払いは鉄鋼の現物で相場の価格で支払って欲しいわ」
「えぇ、良いわ、火器の代金は$1,500万に為るわよ。」
(さぁ、どう出てくるかしら、軍の納入価格の約5倍、単品の支払い価格よ、値引き交渉は素人のあなたに何処まで出来るかしら?、初回の交渉で首にならないと良いわね。)
「わかりました。その価格でOKです。」
「えっ...」
(価格の交渉はしないの?、それだったら普通に他国に販売しているよりずっと儲かるんだけど...)
「こちらとしては価格はほぼ予想通りなので問題はないです。」
「ただ、追加の希望として火器の取り扱いの指導員を3名ほど一定期間、派遣して欲しいんですが...可能でしょうか?、可能なら価格の見積もりを出して下さい。」
「わかったわ、それについては即答は出来ないから持ち帰らせて貰うわ。」
「魔石については両方とも30個ずつ、頂くわ、鉄での支払いももちろんOKよ。」
「それとひとつ追加の物があるんですが・・・UH-1クラスの中型ヘリで中古でも構わないないそうです。エンジン無し、ローターなしでOKだ双ですので可能なら見積もりをお願いします。」
「わかったわ、それは持ち帰って相談させてもらうわ」
「それで他の物資の引き渡し場所についてはどうするの?」
「それについては何処でも構わないわ、あまり人目のない所であれば何処でもこちらから取りに行きます、銃器なんて日本では受け取れませんしね。まあ、基地か軍艦上で受け渡しなら別ですが、まあ、受け取りに関してはフレキシブルに対応可能です、無論、密入国で逮捕なんて裏技は使われると双方が悲しい結果になりますけど。..」
「わかったわ、取引場所についてはこちらで検討させて貰って次回、の調印時の時までには納期と供にハッキリさせて置くわ。」
「これで予定の交渉事項は終わりですね、あぁ、私は本土に北米支局を開くので準備が整えば今後の交渉はそちらになりますので準備ができ次第お知らせします。」
「あっ、私は今日付で軍を退役扱いにして頂けると助かりますが...」
「軍には伝えておくわ。」
「あなたが知ってるかどうかは別として魔石の大きさは最大でどれくらいなの?」
「現在、現存する最大の魔石は1mを少し越えるぐらいですね。ただ、これは1個しか有りませんので市場には出回りません。市場に出回る最大の物で20inクラス迄です、それでも滅多には出回らないので相当高額になります。比較的簡単に出回るのは5in以下です。」
「それは購入可能かしら?」
「、今回の取引が円満に行われたら可能性はかなり高いと言えます。」
「それともう一つ、我が国は大使館を置きたいと考えてますが、可能かしら?」
「現時点で国交はありませんので大使館と言うのは無理ですが大使館の様な物なら可能かも知れませんが出来れば男性は歓迎しません。」
「どうしてかしら?」
「異世界の人間の種を残したくないからです、もし仮に出来たとして男性が派遣されて向こうの世界の女性と関係を持った場合は帰国させることは出来なく成ります。」
(まあ、同じ人間とは言え、異世界の人間の種を受け入れることが出来ないって言うのは分からないではないけど、返さないって事はハッキリ言えば処分するって事よね。)
「では、最後にもう一つ、記者会見で使われた様なワープする魔石は販売可能かしら...」
「それも、先程と同様に今回の取引が円満に終われば可能だと思います。あっ、さっき言った退役の件、すぐにでも飲んで頂ければ、確認次第、サンプルとして1個、無料で提供します。」
「それって移動場所とか指定出来るのかしら?」
「はい、良いですよ。指定の場所へ地球上に限りどこからでも転移出来る上位転移魔石を提供します。但し、私の退役が3日以内の日付で、それから7日以内に確認可能な場合に限りますけどね。」
「それはあなたの一存で約束出来ることなの?」
「転移魔石ですか?、あぁ、これは向こうで短距離の物でも結構高いので貴族か一部の冒険者ぐらいしか使いませんが、民生用に出回っていますのでそれくらいなら私個人の権限で出来ますよ。」
「買うとしたらいくらぐらい?」
「あぁ、提供は私の権限で出来ますが、販売となると価格設定の権限は貰ってないのでちょっとわからないですね。」
「わかったわ、あなたの退役の件の条件は呑むわ、用意して置いてね。」
「はい、退役が住んだら転移場所をお知らせ頂ければ設定致します。」
「お願いね。」
(ふぅ、このこの退役ぐらいで転移魔石が手に入るのなら安い物よ、)
「では、銃器と魔石の分の契約書が出来ましたらご連絡下さい。今回お連絡先は渡しお携帯か日本支局に連絡して下さい。」
「わかったわ、そちらも宜しくお願いね。」
「カチッ!」
アリエールは商談の緊張から解放されたせいか、煙草に日を付けた。
「ジュッ!!」
エレンは掌の上で水球を作り出してアリエルが点けた煙草の火をけした。。
「ひぇっ、な、何、今のは何なのよ」
アリエールは煙草を突然出てきた水球で消されて半分パニクっている。
「これ、ただの水ですよ。」
「それはわかってるけど、ど、どうして浮いてるの?、どこから出したの?」
「あぁ。。これですね、簡単な魔法です。」
エレンはそう言ってニッコリと笑った。...
「ま、魔法って...、ど、どうして...」
アリエルは驚きのあまり意識を別の世界へと旅出させていた。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
誤字、脱字等ありましたらお知らせ頂けると助かります
ブックマークの方もご検討頂けると嬉しいです。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
0
あなたにおすすめの小説
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
ボンクラ王子の側近を任されました
里見知美
ファンタジー
「任されてくれるな?」
王宮にある宰相の執務室で、俺は頭を下げたまま脂汗を流していた。
人の良い弟である現国王を煽てあげ国の頂点へと導き出し、王国騎士団も魔術師団も視線一つで操ると噂の恐ろしい影の実力者。
そんな人に呼び出され開口一番、シンファエル殿下の側近になれと言われた。
義妹が婚約破棄を叩きつけた相手である。
王子16歳、俺26歳。側近てのは、年の近い家格のしっかりしたヤツがなるんじゃねえの?
妖精の森の、日常のおはなし。
華衣
ファンタジー
気づいたら、知らない森の中に居た僕。火事に巻き込まれて死んだはずだけど、これってもしかして転生した?
でも、なにかがおかしい。まわりの物が全部大きすぎるのだ! 草も、石も、花も、僕の体より大きい。巨人の国に来てしまったのかと思ったけど、よく見たら、僕の方が縮んでいるらしい。
あれ、身体が軽い。ん!?背中から羽が生えてる!?
「僕、妖精になってるー!?」
これは、妖精になった僕の、ただの日常の物語である。
・毎日18時投稿、たまに休みます。
・お気に入り&♡ありがとうございます!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる