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第四章 内政
【北米支局長就任2】
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♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
★何とか100話まで来ました。
誤字脱字が散乱する稚拙な文章ながら読んで下さっている皆様、有り難う御座います。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
【北米支局長就任2】
王都の屋敷
今回、新たなる同志として北米支局長のエレンが加わった。エレンには日本支局のリネーネと同様に各物資の導入や交渉などを担当して貰う。現在の所、日本支局のリネーネには交渉事は任せていないがそろそろ少しづつ任せて行くべきだと考えている所だ。
「皆、今回、エレンが加わる事になったが何か意見のある者はいるか?、いるなら今のうちに忌憚のない意見を聞かせて欲しい」
今まではどちらかと言うと、なし崩し的に眷属や従者にしてきたが、今回は俺が決めて引き入れた仲間の第一号となった、それだけにみなの不満など有っては今後の活動に支障が出るかも知れないという懸念から皆に尋ねたのだった。
「うーん、別に良いんじゃない、悪い人では無さそうだし問題ないと思うわ。」
奈津の言葉に他のメンバーも同意の様だった。
「ちょっと良いかしら?」
アメリアが話があるようだ...
「エレンさんだっけ?、ルーカスが連れてきたのなら反対するつもりはないわ、むしろ能動的に賛成よ。ただ、言いたいのは立ち位置かな?、ルーカスが自分で見付けて来て支局長に据えるのなら従者ではなく眷属にするべきではないの?」
アメリアはどうやらエレンは自分たちと同レベルにないとおかしいんじゃないかと考えている様だ。.
「アメリアの言う事も分かる、だが眷属には向こうの世界から3名という制限がある、現状では空きがない、そんな訳で従者にした経緯があるんだ。」
「それは当然知っているわ、でも、今の向こうの世界の眷属は全て日本人じゃない彼女はアメリカ人だわ、考えようによっては日本とは別の世界とも言えるんじゃないの?、だってこっちの世界の人間なら眷属に制限はないんだし・・・一旦、こっちの世界の人間にしてから眷属にするって言うのも有りなんじゃない?」
(お嬢さん、裏技ですか?、それともごりおしですか?)
「うーーーん、その辺の解釈は俺では判断出来ないので女神に聞いて見ないと何とも言えないな、その前にそもそもエレンが眷属を希望するかどうかと言う問題もあるしな...」
制限の都合上から、エレンには眷属の事は話していなかった。
「エレンさん、あなたはルーカスの眷属になるつもりがあるの?」
「へっ、眷属ですか?、私は話が全く見えてないんですが・・・」
エレンは自分が知らない事で議論されているので何が何だかわからずに戸惑いを隠せずにおろおろとしていた。
「ルーカス、眷属の事は話してないの?」
「あぁ、、話してない...理由は先に言った事情だ...」
「ここにいるメンバーの恵さんと美琴さん以外は全て彼の眷属よ」
「軽く眷属に付いて説明すると、従者の上位互換かしら...能力は従者よりはるかに高くなるわ、ルーカスと久志の様に向こうとこっちで外見を変えることも可能になるし、完全に眷属化すると不老不死になるわね、無論つかえる魔法の能力も上がるわ、まあ、現状ではどうなるかはわからないからそんな事もあるもんだと考えて置いてもらうといいわ。」
「はい...」
(えっ、不老不死ってこのままずっと歳を取らないって事...うーん、それが良いことなのかどうかは別として、長いこと生きるなら外見の変化は必須かも知れないわね。)
「ほかにご意見がない様なら彼女には早速、明日、代理人として交渉に入って貰うのでそのまえに簡単な魔法のひとつぐらいは出来た方が相手への牽制にも為るだろうからおぼえてもらおうかな...これから別室に来て貰って良いかな?」
「はい...」
(うーん、何か緊張するなぁ、本当に私に出来るんだろうか..ちょっとわくわくするわね。)
「じゃ、行こうか...着いて来て...」
「はい」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
別室
「取り敢えず、明日って事なので簡単な初級の水魔法から覚えて貰おうかな?」
「ちょっと見ていて。..」
そう言うと、掌を上に向けてそこにソフトボール大の水球を顕現させる、次にその水球を動かしてみせる。
「わおっ、凄い...」
(本当にこんな事が私にも出来るのかしら?)
「じゃ、やってみて貰おうかな?、掌を上に向けて大気中の水分を集めて手のひらの上に集めるイメージを出来るだけ詳細にイメージしてみて...」
エレンは掌をかざし一生懸命にイメージしている...
顔が赤くなってきた...
10秒を過ぎた頃だった、掌にテニスボール大の水球が出現した。
「あっ、出来た!!」
そういった瞬間に集中が途切れたのか掌の水球はそのまま崩れて床を塗らした...
「で、出来ました。出来ましたよね。」
「あぁ、おめでとう、最初にしては早くて良く出来たと思うよ、ただ、屋敷の裏庭で練習しようか、ここじゃ床の掃除が大変だから。..」
「す、すいません。」
「じゃ、裏庭に出ようか...」
裏庭に出ると数分の所に小川が流れているその、川辺までやって来た。
「ちょっと見てて...」
俺は手をかざし川面に水中を5m位の高さまで作り上げた。
「これは川の水を水柱にして出来るだけ高くそれを維持する訓練で、水魔法の全ての基礎になるからまず、水球を自由に出現させることが出来る様になったらこの訓練をやって見て?」
「いいかな?」
「はい」
「じゃ、俺はちょっと領地を見てくるから、そうお昼までには帰るからそれまでは練習をやってみて。..
「ハイ」
(ようし、ルーカスが帰ったら驚かせてやるわ。頑張って練習しよう。」
エレンは初級水魔法の練習に精を出すのだった。
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
領地(内政)
エレンに魔法の練習をさせたまま俺は領地の状況の確認に来ていた。
エレンは一人でやっているが、川辺と言っても屋敷内なので魔物の心配はないし、護衛の兵士も見ているので心配はないだろう。
農業は輪作に麦、大豆、馬鈴薯でスタートしたが直轄の農地では甜菜を加えて4品目に切り替えた。直轄以外では従来の農法でやっている農家も少なくはない、農法に於いて急激な変化は必ずしも良いとは限らない、無論切り替える農家には補助金の給付制度を行っている。
砂糖は現状は日本からの輸入に頼っているが自国産の目処が付いたので来年からは自国産を出荷出来る見通しとなった。
現在、王都での砂糖の価格は2500ルド/Kgしている現在領内では500ルドで販売しているが領外に持ち出す時は250%の関税を掛けている。
公共事業は新規増設分はほぼ終了し残りは河川工事と氾濫対策と農地への給水を兼ねた貯留槽の工事を残すのみとなっている。
現時点では領地の収入の30%以上を歓楽街で売り上げているのが正直な所辛い所だ。
。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・
翌日
東京某所
米国側との交渉の為に来ていた。
「じゃ、俺は近くにいるから緊急時以外は呼ばない様に...それとこれは転移魔石、万が一の緊急時に足下に投げると今日来たマンションに転移するから・・・転移する時は半径1.5以内に人がいないのを確認してね。」
「じゃ、ファイト!!」
「ん、任せて置いて...」
♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*♪゚*☆*゚♪*☆*゚♪゚*☆*゚♪
エレン視点
指定されている交渉場所へと向っている。
平然と歩いているが内心は心臓がばくばくしているのは内緒!!
「あら、エレノーラ、あなたも付いて来ての?、彼はまだ?」
交渉場所へ着くとアリエルが声を掛けて来た、私一人来ているのが不審そうな顔をしている。まあ、普通に考えると当然だろう。
「えぇ、それが篠崎は来ないわ、私が交渉を委任されてきたの!、その方が話も早いだろうって」
アリエルはかなり驚いた顔をしている。。
「えっ、どう言うことなの?」
「だから、私が代理人です。」
「ふぅ、あなたが向こう側の人間になったって事かしら?」
「正確には私が間に入ったと考えて貰えると嬉しいわ。納得いかないなら止めても結構ですよ。だからといって篠崎が出てくる訳ではありませんが・・・」
「わ、わかったわ、取り敢えず条件を聞かせて。」
(参ったわね、ここで行き成りエレノーラが出てくるとは思わなかったわ、でも、現役の軍人なんだから帰って好都合なのかも知れないわね。)
「では、再確認なんですけど、火器リストの武器は提供可能ですか?」
「もちろんだわ、無論条件はあるけど...」
「こちら側は支払いは金で取引時の相場の90%の価格で代物で支払いたいの。」
「魔石については見本の小は$5,000で大きい方は$30,000です、一回の取引で初回は片方に付30個まで、支払いは鉄鋼の現物で相場の価格で支払って欲しいわ」
「えぇ、良いわ、火器の代金は$1,500万に為るわよ。」
(さぁ、どう出てくるかしら、軍の納入価格の約5倍、単品の支払い価格よ、値引き交渉は素人のあなたに何処まで出来るかしら?、初回の交渉で首にならないと良いわね。)
「わかりました。その価格でOKです。」
「えっ...」
(価格の交渉はしないの?、それだったら普通に他国に販売しているよりずっと儲かるんだけど...)
「こちらとしては価格はほぼ予想通りなので問題はないです。」
「ただ、追加の希望として火器の取り扱いの指導員を3名ほど一定期間、派遣して欲しいんですが...可能でしょうか?、可能なら価格の見積もりを出して下さい。」
「わかったわ、それについては即答は出来ないから持ち帰らせて貰うわ。」
「魔石については両方とも30個ずつ、頂くわ、鉄での支払いももちろんOKよ。」
「それとひとつ追加の物があるんですが・・・UH-1クラスの中型ヘリで中古でも構わないないそうです。エンジン無し、ローターなしでOKだ双ですので可能なら見積もりをお願いします。」
「わかったわ、それは持ち帰って相談させてもらうわ」
「それで他の物資の引き渡し場所についてはどうするの?」
「それについては何処でも構わないわ、あまり人目のない所であれば何処でもこちらから取りに行きます、銃器なんて日本では受け取れませんしね。まあ、基地か軍艦上で受け渡しなら別ですが、まあ、受け取りに関してはフレキシブルに対応可能です、無論、密入国で逮捕なんて裏技は使われると双方が悲しい結果になりますけど。..」
「わかったわ、取引場所についてはこちらで検討させて貰って次回、の調印時の時までには納期と供にハッキリさせて置くわ。」
「これで予定の交渉事項は終わりですね、あぁ、私は本土に北米支局を開くので準備が整えば今後の交渉はそちらになりますので準備ができ次第お知らせします。」
「あっ、私は今日付で軍を退役扱いにして頂けると助かりますが...」
「軍には伝えておくわ。」
「あなたが知ってるかどうかは別として魔石の大きさは最大でどれくらいなの?」
「現在、現存する最大の魔石は1mを少し越えるぐらいですね。ただ、これは1個しか有りませんので市場には出回りません。市場に出回る最大の物で20inクラス迄です、それでも滅多には出回らないので相当高額になります。比較的簡単に出回るのは5in以下です。」
「それは購入可能かしら?」
「、今回の取引が円満に行われたら可能性はかなり高いと言えます。」
「それともう一つ、我が国は大使館を置きたいと考えてますが、可能かしら?」
「現時点で国交はありませんので大使館と言うのは無理ですが大使館の様な物なら可能かも知れませんが出来れば男性は歓迎しません。」
「どうしてかしら?」
「異世界の人間の種を残したくないからです、もし仮に出来たとして男性が派遣されて向こうの世界の女性と関係を持った場合は帰国させることは出来なく成ります。」
(まあ、同じ人間とは言え、異世界の人間の種を受け入れることが出来ないって言うのは分からないではないけど、返さないって事はハッキリ言えば処分するって事よね。)
「では、最後にもう一つ、記者会見で使われた様なワープする魔石は販売可能かしら...」
「それも、先程と同様に今回の取引が円満に終われば可能だと思います。あっ、さっき言った退役の件、すぐにでも飲んで頂ければ、確認次第、サンプルとして1個、無料で提供します。」
「それって移動場所とか指定出来るのかしら?」
「はい、良いですよ。指定の場所へ地球上に限りどこからでも転移出来る上位転移魔石を提供します。但し、私の退役が3日以内の日付で、それから7日以内に確認可能な場合に限りますけどね。」
「それはあなたの一存で約束出来ることなの?」
「転移魔石ですか?、あぁ、これは向こうで短距離の物でも結構高いので貴族か一部の冒険者ぐらいしか使いませんが、民生用に出回っていますのでそれくらいなら私個人の権限で出来ますよ。」
「買うとしたらいくらぐらい?」
「あぁ、提供は私の権限で出来ますが、販売となると価格設定の権限は貰ってないのでちょっとわからないですね。」
「わかったわ、あなたの退役の件の条件は呑むわ、用意して置いてね。」
「はい、退役が住んだら転移場所をお知らせ頂ければ設定致します。」
「お願いね。」
(ふぅ、このこの退役ぐらいで転移魔石が手に入るのなら安い物よ、)
「では、銃器と魔石の分の契約書が出来ましたらご連絡下さい。今回お連絡先は渡しお携帯か日本支局に連絡して下さい。」
「わかったわ、そちらも宜しくお願いね。」
「カチッ!」
アリエールは商談の緊張から解放されたせいか、煙草に日を付けた。
「ジュッ!!」
エレンは掌の上で水球を作り出してアリエルが点けた煙草の火をけした。。
「ひぇっ、な、何、今のは何なのよ」
アリエールは煙草を突然出てきた水球で消されて半分パニクっている。
「これ、ただの水ですよ。」
「それはわかってるけど、ど、どうして浮いてるの?、どこから出したの?」
「あぁ。。これですね、簡単な魔法です。」
エレンはそう言ってニッコリと笑った。...
「ま、魔法って...、ど、どうして...」
アリエルは驚きのあまり意識を別の世界へと旅出させていた。
♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*♪゜*☆*゜♪*☆*゜♪゜*☆*゜♪
最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
誤字、脱字等ありましたらお知らせ頂けると助かります
ブックマークの方もご検討頂けると嬉しいです。
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【北米支局長就任2】
王都の屋敷
今回、新たなる同志として北米支局長のエレンが加わった。エレンには日本支局のリネーネと同様に各物資の導入や交渉などを担当して貰う。現在の所、日本支局のリネーネには交渉事は任せていないがそろそろ少しづつ任せて行くべきだと考えている所だ。
「皆、今回、エレンが加わる事になったが何か意見のある者はいるか?、いるなら今のうちに忌憚のない意見を聞かせて欲しい」
今まではどちらかと言うと、なし崩し的に眷属や従者にしてきたが、今回は俺が決めて引き入れた仲間の第一号となった、それだけにみなの不満など有っては今後の活動に支障が出るかも知れないという懸念から皆に尋ねたのだった。
「うーん、別に良いんじゃない、悪い人では無さそうだし問題ないと思うわ。」
奈津の言葉に他のメンバーも同意の様だった。
「ちょっと良いかしら?」
アメリアが話があるようだ...
「エレンさんだっけ?、ルーカスが連れてきたのなら反対するつもりはないわ、むしろ能動的に賛成よ。ただ、言いたいのは立ち位置かな?、ルーカスが自分で見付けて来て支局長に据えるのなら従者ではなく眷属にするべきではないの?」
アメリアはどうやらエレンは自分たちと同レベルにないとおかしいんじゃないかと考えている様だ。.
「アメリアの言う事も分かる、だが眷属には向こうの世界から3名という制限がある、現状では空きがない、そんな訳で従者にした経緯があるんだ。」
「それは当然知っているわ、でも、今の向こうの世界の眷属は全て日本人じゃない彼女はアメリカ人だわ、考えようによっては日本とは別の世界とも言えるんじゃないの?、だってこっちの世界の人間なら眷属に制限はないんだし・・・一旦、こっちの世界の人間にしてから眷属にするって言うのも有りなんじゃない?」
(お嬢さん、裏技ですか?、それともごりおしですか?)
「うーーーん、その辺の解釈は俺では判断出来ないので女神に聞いて見ないと何とも言えないな、その前にそもそもエレンが眷属を希望するかどうかと言う問題もあるしな...」
制限の都合上から、エレンには眷属の事は話していなかった。
「エレンさん、あなたはルーカスの眷属になるつもりがあるの?」
「へっ、眷属ですか?、私は話が全く見えてないんですが・・・」
エレンは自分が知らない事で議論されているので何が何だかわからずに戸惑いを隠せずにおろおろとしていた。
「ルーカス、眷属の事は話してないの?」
「あぁ、、話してない...理由は先に言った事情だ...」
「ここにいるメンバーの恵さんと美琴さん以外は全て彼の眷属よ」
「軽く眷属に付いて説明すると、従者の上位互換かしら...能力は従者よりはるかに高くなるわ、ルーカスと久志の様に向こうとこっちで外見を変えることも可能になるし、完全に眷属化すると不老不死になるわね、無論つかえる魔法の能力も上がるわ、まあ、現状ではどうなるかはわからないからそんな事もあるもんだと考えて置いてもらうといいわ。」
「はい...」
(えっ、不老不死ってこのままずっと歳を取らないって事...うーん、それが良いことなのかどうかは別として、長いこと生きるなら外見の変化は必須かも知れないわね。)
「ほかにご意見がない様なら彼女には早速、明日、代理人として交渉に入って貰うのでそのまえに簡単な魔法のひとつぐらいは出来た方が相手への牽制にも為るだろうからおぼえてもらおうかな...これから別室に来て貰って良いかな?」
「はい...」
(うーん、何か緊張するなぁ、本当に私に出来るんだろうか..ちょっとわくわくするわね。)
「じゃ、行こうか...着いて来て...」
「はい」
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別室
「取り敢えず、明日って事なので簡単な初級の水魔法から覚えて貰おうかな?」
「ちょっと見ていて。..」
そう言うと、掌を上に向けてそこにソフトボール大の水球を顕現させる、次にその水球を動かしてみせる。
「わおっ、凄い...」
(本当にこんな事が私にも出来るのかしら?)
「じゃ、やってみて貰おうかな?、掌を上に向けて大気中の水分を集めて手のひらの上に集めるイメージを出来るだけ詳細にイメージしてみて...」
エレンは掌をかざし一生懸命にイメージしている...
顔が赤くなってきた...
10秒を過ぎた頃だった、掌にテニスボール大の水球が出現した。
「あっ、出来た!!」
そういった瞬間に集中が途切れたのか掌の水球はそのまま崩れて床を塗らした...
「で、出来ました。出来ましたよね。」
「あぁ、おめでとう、最初にしては早くて良く出来たと思うよ、ただ、屋敷の裏庭で練習しようか、ここじゃ床の掃除が大変だから。..」
「す、すいません。」
「じゃ、裏庭に出ようか...」
裏庭に出ると数分の所に小川が流れているその、川辺までやって来た。
「ちょっと見てて...」
俺は手をかざし川面に水中を5m位の高さまで作り上げた。
「これは川の水を水柱にして出来るだけ高くそれを維持する訓練で、水魔法の全ての基礎になるからまず、水球を自由に出現させることが出来る様になったらこの訓練をやって見て?」
「いいかな?」
「はい」
「じゃ、俺はちょっと領地を見てくるから、そうお昼までには帰るからそれまでは練習をやってみて。..
「ハイ」
(ようし、ルーカスが帰ったら驚かせてやるわ。頑張って練習しよう。」
エレンは初級水魔法の練習に精を出すのだった。
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領地(内政)
エレンに魔法の練習をさせたまま俺は領地の状況の確認に来ていた。
エレンは一人でやっているが、川辺と言っても屋敷内なので魔物の心配はないし、護衛の兵士も見ているので心配はないだろう。
農業は輪作に麦、大豆、馬鈴薯でスタートしたが直轄の農地では甜菜を加えて4品目に切り替えた。直轄以外では従来の農法でやっている農家も少なくはない、農法に於いて急激な変化は必ずしも良いとは限らない、無論切り替える農家には補助金の給付制度を行っている。
砂糖は現状は日本からの輸入に頼っているが自国産の目処が付いたので来年からは自国産を出荷出来る見通しとなった。
現在、王都での砂糖の価格は2500ルド/Kgしている現在領内では500ルドで販売しているが領外に持ち出す時は250%の関税を掛けている。
公共事業は新規増設分はほぼ終了し残りは河川工事と氾濫対策と農地への給水を兼ねた貯留槽の工事を残すのみとなっている。
現時点では領地の収入の30%以上を歓楽街で売り上げているのが正直な所辛い所だ。
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翌日
東京某所
米国側との交渉の為に来ていた。
「じゃ、俺は近くにいるから緊急時以外は呼ばない様に...それとこれは転移魔石、万が一の緊急時に足下に投げると今日来たマンションに転移するから・・・転移する時は半径1.5以内に人がいないのを確認してね。」
「じゃ、ファイト!!」
「ん、任せて置いて...」
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エレン視点
指定されている交渉場所へと向っている。
平然と歩いているが内心は心臓がばくばくしているのは内緒!!
「あら、エレノーラ、あなたも付いて来ての?、彼はまだ?」
交渉場所へ着くとアリエルが声を掛けて来た、私一人来ているのが不審そうな顔をしている。まあ、普通に考えると当然だろう。
「えぇ、それが篠崎は来ないわ、私が交渉を委任されてきたの!、その方が話も早いだろうって」
アリエルはかなり驚いた顔をしている。。
「えっ、どう言うことなの?」
「だから、私が代理人です。」
「ふぅ、あなたが向こう側の人間になったって事かしら?」
「正確には私が間に入ったと考えて貰えると嬉しいわ。納得いかないなら止めても結構ですよ。だからといって篠崎が出てくる訳ではありませんが・・・」
「わ、わかったわ、取り敢えず条件を聞かせて。」
(参ったわね、ここで行き成りエレノーラが出てくるとは思わなかったわ、でも、現役の軍人なんだから帰って好都合なのかも知れないわね。)
「では、再確認なんですけど、火器リストの武器は提供可能ですか?」
「もちろんだわ、無論条件はあるけど...」
「こちら側は支払いは金で取引時の相場の90%の価格で代物で支払いたいの。」
「魔石については見本の小は$5,000で大きい方は$30,000です、一回の取引で初回は片方に付30個まで、支払いは鉄鋼の現物で相場の価格で支払って欲しいわ」
「えぇ、良いわ、火器の代金は$1,500万に為るわよ。」
(さぁ、どう出てくるかしら、軍の納入価格の約5倍、単品の支払い価格よ、値引き交渉は素人のあなたに何処まで出来るかしら?、初回の交渉で首にならないと良いわね。)
「わかりました。その価格でOKです。」
「えっ...」
(価格の交渉はしないの?、それだったら普通に他国に販売しているよりずっと儲かるんだけど...)
「こちらとしては価格はほぼ予想通りなので問題はないです。」
「ただ、追加の希望として火器の取り扱いの指導員を3名ほど一定期間、派遣して欲しいんですが...可能でしょうか?、可能なら価格の見積もりを出して下さい。」
「わかったわ、それについては即答は出来ないから持ち帰らせて貰うわ。」
「魔石については両方とも30個ずつ、頂くわ、鉄での支払いももちろんOKよ。」
「それとひとつ追加の物があるんですが・・・UH-1クラスの中型ヘリで中古でも構わないないそうです。エンジン無し、ローターなしでOKだ双ですので可能なら見積もりをお願いします。」
「わかったわ、それは持ち帰って相談させてもらうわ」
「それで他の物資の引き渡し場所についてはどうするの?」
「それについては何処でも構わないわ、あまり人目のない所であれば何処でもこちらから取りに行きます、銃器なんて日本では受け取れませんしね。まあ、基地か軍艦上で受け渡しなら別ですが、まあ、受け取りに関してはフレキシブルに対応可能です、無論、密入国で逮捕なんて裏技は使われると双方が悲しい結果になりますけど。..」
「わかったわ、取引場所についてはこちらで検討させて貰って次回、の調印時の時までには納期と供にハッキリさせて置くわ。」
「これで予定の交渉事項は終わりですね、あぁ、私は本土に北米支局を開くので準備が整えば今後の交渉はそちらになりますので準備ができ次第お知らせします。」
「あっ、私は今日付で軍を退役扱いにして頂けると助かりますが...」
「軍には伝えておくわ。」
「あなたが知ってるかどうかは別として魔石の大きさは最大でどれくらいなの?」
「現在、現存する最大の魔石は1mを少し越えるぐらいですね。ただ、これは1個しか有りませんので市場には出回りません。市場に出回る最大の物で20inクラス迄です、それでも滅多には出回らないので相当高額になります。比較的簡単に出回るのは5in以下です。」
「それは購入可能かしら?」
「、今回の取引が円満に行われたら可能性はかなり高いと言えます。」
「それともう一つ、我が国は大使館を置きたいと考えてますが、可能かしら?」
「現時点で国交はありませんので大使館と言うのは無理ですが大使館の様な物なら可能かも知れませんが出来れば男性は歓迎しません。」
「どうしてかしら?」
「異世界の人間の種を残したくないからです、もし仮に出来たとして男性が派遣されて向こうの世界の女性と関係を持った場合は帰国させることは出来なく成ります。」
(まあ、同じ人間とは言え、異世界の人間の種を受け入れることが出来ないって言うのは分からないではないけど、返さないって事はハッキリ言えば処分するって事よね。)
「では、最後にもう一つ、記者会見で使われた様なワープする魔石は販売可能かしら...」
「それも、先程と同様に今回の取引が円満に終われば可能だと思います。あっ、さっき言った退役の件、すぐにでも飲んで頂ければ、確認次第、サンプルとして1個、無料で提供します。」
「それって移動場所とか指定出来るのかしら?」
「はい、良いですよ。指定の場所へ地球上に限りどこからでも転移出来る上位転移魔石を提供します。但し、私の退役が3日以内の日付で、それから7日以内に確認可能な場合に限りますけどね。」
「それはあなたの一存で約束出来ることなの?」
「転移魔石ですか?、あぁ、これは向こうで短距離の物でも結構高いので貴族か一部の冒険者ぐらいしか使いませんが、民生用に出回っていますのでそれくらいなら私個人の権限で出来ますよ。」
「買うとしたらいくらぐらい?」
「あぁ、提供は私の権限で出来ますが、販売となると価格設定の権限は貰ってないのでちょっとわからないですね。」
「わかったわ、あなたの退役の件の条件は呑むわ、用意して置いてね。」
「はい、退役が住んだら転移場所をお知らせ頂ければ設定致します。」
「お願いね。」
(ふぅ、このこの退役ぐらいで転移魔石が手に入るのなら安い物よ、)
「では、銃器と魔石の分の契約書が出来ましたらご連絡下さい。今回お連絡先は渡しお携帯か日本支局に連絡して下さい。」
「わかったわ、そちらも宜しくお願いね。」
「カチッ!」
アリエールは商談の緊張から解放されたせいか、煙草に日を付けた。
「ジュッ!!」
エレンは掌の上で水球を作り出してアリエルが点けた煙草の火をけした。。
「ひぇっ、な、何、今のは何なのよ」
アリエールは煙草を突然出てきた水球で消されて半分パニクっている。
「これ、ただの水ですよ。」
「それはわかってるけど、ど、どうして浮いてるの?、どこから出したの?」
「あぁ。。これですね、簡単な魔法です。」
エレンはそう言ってニッコリと笑った。...
「ま、魔法って...、ど、どうして...」
アリエルは驚きのあまり意識を別の世界へと旅出させていた。
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最後まで読んで頂きましてありがとう御座います。
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【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
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かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
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9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
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この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
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僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
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――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
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※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
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