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第一章
8話
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迷宮(ダンジョン)の中に入ってしまってから早数日
「結衣ちゃん!迷宮(ダンジョン)の中に入ったの!?それもランク4になりかけの進化の迷宮(ダンジョン)って!よく生き残れたね!」
杏奈と花に迷宮(ダンジョン)に入ってしまったことを話した結衣
今回の件で由崎蒼は数日間休みを強制的にやられたらしい
親と一緒にお礼に行っていたが
『大丈夫大丈夫。今回については仕方ないさ、あんな迷宮(ダンジョン)なんてそうそう遭遇しないし』
と笑っていた
話を聞くとランク1のような迷宮(ダンジョン)なのに中はランク3・・・しかも参加しそうなところまで成長していたやばい迷宮(ダンジョン)だったのだ
結衣も両親も驚く話だった
他に由崎と結衣が遭遇していたあの男について話を聞いてみた
由崎は話そうか迷っていたが巻き込まれてしまったので仕方ないと教えてくれた
『彼は正体不明の裏冒険者だ』
『裏冒険者?裏冒険者って名前を隠している人とか犯罪を冒した人とかに指す冒険者ってことですか?』
『そうだよ。よく知っているね・・・まあ、裏冒険者くらいは常識かな?彼は裏冒険者の中で上位に立つ実力者でね。冒険者には下位冒険者、中位冒険者、上位冒険者と分かれているんだ、僕は中位冒険者なんだけど彼はそれ以上先に至っている上位冒険者。その中でもさらに上の強さを持っていると言うところかな。』
『上位冒険者・・・そのような領域を至っている人物となれば有名になっているが名前を隠しているのなら仕方ないってことか・・・その者については有名なのでしょうか?』
結衣の父親が由崎に聞くと由崎は頷いて答える
『ええ、彼はレベル100超えの冒険者です。レベル100を超える冒険者は少なく、基本的に冒険者組合のリーダー的な存在なっているはずです。彼の強さが異常なのはレベルが100超えしているからでしょう。世界各国の冒険者でレベル100超えはかなり少ないのです。国に数人程度しかいないでしょう。今回僕と娘さんのところに現れたのは迷宮(ダンジョン)のランクが上がるからです。もしもあの場所で参加をした場合、最低レベル36以上の魔物がいるような場所に僕達がいることになります。魔物が強制的にレベルアップしてしまうと言うことになるとからも無視できなかったのでしょう』
無視ができなかった
ランク1からランク2に上がるならともかく、ランク3からランク4へ上がるのだ
危険すぎる進化には上位冒険者がその場にいて退避させないといけないだろう
彼がどうして襲ってきたのか
それは進化する迷宮(ダンジョン)から離れさせるため
『今回に関しては責めるようなことではありません。あの場にいた場合、娘さんは間違い無く、巻き込まれていたのでしょうから』
『・・・・・・』
沈黙が起きる
襲ったとされる冒険者に怒りを覚えている両親でさえ、謎の男を責めるようなことはできなかった
流石に非力な子供を襲うのはアレだが避難させるためにしようとしていたとなれば話は別だ
迷宮(ダンジョン)は危険なのだ
参加しようとしている場所で強行手段を取ることは正しいこと
命を落とすよりもマシなのだ
『彼の名前は分かりますか?』
結衣の母が問うと首を振る由崎
『名前を隠蔽していますので分かりません。10代であることはわかるので・・・僕の予想では高校生くらいの人だと思います。娘さんと変わらないくらいの歳の子ってことですね』
『なんと・・・』
『私と歳が変わらない?そんなことがあるの?』
『いや・・・僕に聞かれても・・・冒険者ではないからって言うのはあんまり分からないです。ですが、それが本当なんだろうと言うのは事実です。かろうじて分かるのは高校生であること、それ以外に分かるのは自分の顔を隠しているところ・・・才能がある子ならできるかもしれないと言うことでしょうね・・・末恐ろしいですな』
『恐ろしい子供ってところか・・・ふむ・・・』
と言う会話があったのを思い出す
「うん、由崎さんのおかげで助かったよ」
「そうか・・・まさかそんなことが起きていたとはね。謎の男・・・サングラスと帽子をかけていたと言うことは身バレしないように対策していたんだろうね。会ってみたいよ・・・」
「会ってどうするの?花ちゃん!」
「一度一戦交えたいなってね」
「いやいや、流石にそれは駄目でしょ!」
「うんうん!そんな強い人と戦うなんて危ないから!花ちゃん!危険なことをしないでお願い!」
「ええ・・・どうしてそこまで拒否をするんだい?面白いじゃないか」
「面白いからといい理由じゃない!」
戦ってみたいという戦闘狂の一面を見せる花に駄目と2人は言う
「はあ~・・・なんで駄目なのか分からないな。別にいいだろう?」
「駄目だからね!!!!」
「うんうん、危険なことをしないで!」
「ふ~ん・・・こうも言われてしまっては仕方ないな・・・今のところは諦めるとしよう」
「今のところって何?」
「信用できないよ!」
「そこは信用してくれ。それより、結衣・・・冒険者になるかについて親と相談したのかい?」
「ん?うん、話したよ。まあ、ちょっと色々とあって話し合ったけど私はーーー」
彼女の言葉に2人は笑う
「冒険者になるよ!」
これが数ヶ月後、新人冒険者の中で上位に立つ才能の溢れた子供の覚悟であった
「結衣ちゃん!迷宮(ダンジョン)の中に入ったの!?それもランク4になりかけの進化の迷宮(ダンジョン)って!よく生き残れたね!」
杏奈と花に迷宮(ダンジョン)に入ってしまったことを話した結衣
今回の件で由崎蒼は数日間休みを強制的にやられたらしい
親と一緒にお礼に行っていたが
『大丈夫大丈夫。今回については仕方ないさ、あんな迷宮(ダンジョン)なんてそうそう遭遇しないし』
と笑っていた
話を聞くとランク1のような迷宮(ダンジョン)なのに中はランク3・・・しかも参加しそうなところまで成長していたやばい迷宮(ダンジョン)だったのだ
結衣も両親も驚く話だった
他に由崎と結衣が遭遇していたあの男について話を聞いてみた
由崎は話そうか迷っていたが巻き込まれてしまったので仕方ないと教えてくれた
『彼は正体不明の裏冒険者だ』
『裏冒険者?裏冒険者って名前を隠している人とか犯罪を冒した人とかに指す冒険者ってことですか?』
『そうだよ。よく知っているね・・・まあ、裏冒険者くらいは常識かな?彼は裏冒険者の中で上位に立つ実力者でね。冒険者には下位冒険者、中位冒険者、上位冒険者と分かれているんだ、僕は中位冒険者なんだけど彼はそれ以上先に至っている上位冒険者。その中でもさらに上の強さを持っていると言うところかな。』
『上位冒険者・・・そのような領域を至っている人物となれば有名になっているが名前を隠しているのなら仕方ないってことか・・・その者については有名なのでしょうか?』
結衣の父親が由崎に聞くと由崎は頷いて答える
『ええ、彼はレベル100超えの冒険者です。レベル100を超える冒険者は少なく、基本的に冒険者組合のリーダー的な存在なっているはずです。彼の強さが異常なのはレベルが100超えしているからでしょう。世界各国の冒険者でレベル100超えはかなり少ないのです。国に数人程度しかいないでしょう。今回僕と娘さんのところに現れたのは迷宮(ダンジョン)のランクが上がるからです。もしもあの場所で参加をした場合、最低レベル36以上の魔物がいるような場所に僕達がいることになります。魔物が強制的にレベルアップしてしまうと言うことになるとからも無視できなかったのでしょう』
無視ができなかった
ランク1からランク2に上がるならともかく、ランク3からランク4へ上がるのだ
危険すぎる進化には上位冒険者がその場にいて退避させないといけないだろう
彼がどうして襲ってきたのか
それは進化する迷宮(ダンジョン)から離れさせるため
『今回に関しては責めるようなことではありません。あの場にいた場合、娘さんは間違い無く、巻き込まれていたのでしょうから』
『・・・・・・』
沈黙が起きる
襲ったとされる冒険者に怒りを覚えている両親でさえ、謎の男を責めるようなことはできなかった
流石に非力な子供を襲うのはアレだが避難させるためにしようとしていたとなれば話は別だ
迷宮(ダンジョン)は危険なのだ
参加しようとしている場所で強行手段を取ることは正しいこと
命を落とすよりもマシなのだ
『彼の名前は分かりますか?』
結衣の母が問うと首を振る由崎
『名前を隠蔽していますので分かりません。10代であることはわかるので・・・僕の予想では高校生くらいの人だと思います。娘さんと変わらないくらいの歳の子ってことですね』
『なんと・・・』
『私と歳が変わらない?そんなことがあるの?』
『いや・・・僕に聞かれても・・・冒険者ではないからって言うのはあんまり分からないです。ですが、それが本当なんだろうと言うのは事実です。かろうじて分かるのは高校生であること、それ以外に分かるのは自分の顔を隠しているところ・・・才能がある子ならできるかもしれないと言うことでしょうね・・・末恐ろしいですな』
『恐ろしい子供ってところか・・・ふむ・・・』
と言う会話があったのを思い出す
「うん、由崎さんのおかげで助かったよ」
「そうか・・・まさかそんなことが起きていたとはね。謎の男・・・サングラスと帽子をかけていたと言うことは身バレしないように対策していたんだろうね。会ってみたいよ・・・」
「会ってどうするの?花ちゃん!」
「一度一戦交えたいなってね」
「いやいや、流石にそれは駄目でしょ!」
「うんうん!そんな強い人と戦うなんて危ないから!花ちゃん!危険なことをしないでお願い!」
「ええ・・・どうしてそこまで拒否をするんだい?面白いじゃないか」
「面白いからといい理由じゃない!」
戦ってみたいという戦闘狂の一面を見せる花に駄目と2人は言う
「はあ~・・・なんで駄目なのか分からないな。別にいいだろう?」
「駄目だからね!!!!」
「うんうん、危険なことをしないで!」
「ふ~ん・・・こうも言われてしまっては仕方ないな・・・今のところは諦めるとしよう」
「今のところって何?」
「信用できないよ!」
「そこは信用してくれ。それより、結衣・・・冒険者になるかについて親と相談したのかい?」
「ん?うん、話したよ。まあ、ちょっと色々とあって話し合ったけど私はーーー」
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