クールな王子は可憐な姫♂の愛に堕ちる♡

粗々木くうね

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番外編 【楓視点】姫♂の想いはフットネイルに込めて♡ ※サンプル

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※こちらはサンプルです。

「クールな王子は可憐な姫♂の愛に堕ちる♡」の電子書籍を発売します。
本編に加えて、新たに書き下ろしを2本収録したものになります。
本編だけでも完結していますが、書き下ろしを読んだらより一層ふたりのことが好きになると思います!

【あらすじ】
❶楓視点のお話 ~姫♂の想いはフットネイルに込めて♡~
まったりおうちデート中のふたり。
ふとしたきっかけで楓がみつの足にネイルを施していくお話。
ネイルの後は感謝の気持ちを込めて中出しセックスしちゃいます♡

❷後輩視点のお話~痴話喧嘩に巻き込まれたけど、幸せならOKです!~
みつ推しの後輩が、ふとしたきっかけでふたりの痴話喧嘩に遭遇しちゃうお話。
後輩の運命はいかに!?


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【楓視点のお話 ~姫♂の想いはフットネイルに込めて♡~】

「みつにもネイル、してあげようか?」
「……えっ?」

 僕、姫川楓は、晴れて恋人同士になったばかりの王子光希とお家デートを満喫中。

 今日のみつも、文句なしにかわいい。とろみ素材のゆったりした淡いブルーのルームウェアは、なんと、みつ自身が選んで買ったもの。胸元にあしらわれた繊細なレースが彼の色白な肌によく映えるし、ショートパンツの裾から覗くすらりとした足は、直視できないくらい眩しい。

 みつは絵本から抜け出してきたみたいに整った顔立ちで、背も高い。頭も良くて、クールに振る舞いながらも実は面倒見がいいから、周囲からは「王子様」として好かれている。だけど僕にとっては、誰よりも守ってあげたくなる、最高にかわいいお姫様なんだ。

 あの日、彼の心の隙間に滑り込むように抱いた日から。  何度も身体を重ね、ようやく彼の方から告白をもらって、正式な恋人という座を手に入れたところ♡

 そんな愛しのみつの視線が、時々僕の爪先のネイルで止まっていることには気づいていた。だから、やってみないかと甘く誘ってみたんだけれど。

「……やらない、かな」
「そうなの?」
「俺がネイルなんてしてたら、周りの連中がなんて言うか……。それに、リアルな話、模型を作る時に指先に違和感があるのは困るしな」
「模型なんて、慣れれば平気だよ?」
「それは、楓が器用だからだろ……」

 周りを気にする彼らしい、真面目すぎる返事。でも、みつの綺麗な手に色が乗ったら、絶対にかわいいのに。

 あ、いいこと思いついた♡

「じゃあさ、フットネイルにしようよ。足なら靴下で隠せば誰にもバレないし、模型を作る時も邪魔にならないでしょ?」
「足か……。それなら、まあ……」
「そうと決まれば、みつの気が変わらないうちに! さあ、善は急げだよ♡」
「ちょ、おい! 楓、引っ張るなって……っ!」

(中略)

 ぐぷっ♡ ぬぷぷっ♡ ……っぱん♡

「あっ♡ かえ、で♡ ナカ、深いぃっ……♡」
「っ、ふ。……気持ちいーね、みつ♡」

 僕が腰を叩きつけるたびに、肉がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。普段はあんなに格好良いのに、僕の腕の中では、白い背中を弓なりに反らせて、僕の熱に蕩けきっている。

 ぱんっ♡ ぱんっ♡ ぱちゅ♡ とちゅんっ♡

「っあ♡ ……かえ、で♡ あっ♡」

 潤んだ瞳で僕の名前を呼ぶその顔がたまらなくて、僕はさらに彼の膝を押し広げ、奥深くまで突きあげた。開かれた脚の先、飾り立てたばかりのシルバーのネイルが、激しい動きに合わせて宝石みたいにキラキラと光を放つ。

​​(ああ、綺麗……。僕に、染まってる)

「っ、あぁ、んっ……♡ お、れ……イキそ……っ♡」
「ん♡ 僕も、そろそろ……っ♡」

 美しい彼の痴態と、吸い付くように締め付ける最高に熱い粘膜。我慢なんてできるわけがないんだ。

「ね、ぇ……っ、あ♡ ナカに、出し、て……っ♡」



【後輩視点のお話~痴話喧嘩に巻き込まれたけど、幸せならOKです!~】

 私の通うS大学建築学科には、「王子」と「姫♂」がいる。

 まずは「王子」こと、王子光希(おうじみつき)先輩。身長180センチのモデル並のスタイル。一見すると人を寄せ付けないクールなオーラを纏っているけれど、実はめちゃくちゃ面倒見がいい。

 私もパソコン室で複雑なCADソフトの課題に詰まって半泣きになっていた時に「どこかわからないの? 見せて?」って、背後からスッと覗き込んで、さりげなく教えてくれたのだ。お礼を言ったら、一瞬だけキリッとした顔を赤くして照れていたのが、もうギャップ萌えすぎて、一瞬で沼に落ちた。

 お次は「姫」こと、姫川楓(ひめかわかえで)先輩。その苗字からしてもう「姫」なんだけど、見た目も完全「姫」。中性的で、女子より手入れの行き届いたふわふわの髪。指先にはいつも綺麗なネイルが輝いていて、あざとい笑顔を向けられたら、性別を問わず心臓が止まる。それでいて、成績は王子先輩と並んで学科トップクラス。教授たちも一目置く実力派で、まさに非の打ち所がない憧れの存在だ。

 そんなふたりに関するとんでもない噂が、学科内を駆け巡っていた。

 「王子」と「姫♂」は付き合っているらしい。

 ……いや、ちょっと待ってよ。私、王子先輩推しなんですけどおおおお。

 もちろん、先輩が雲の上の人すぎて、私みたいなモブ後輩がどうこうなれるなんておこがましいことは分かっている。でも、それとこれとは話が別! 確かにお似合いだけど、同性カップルだ。俄かに信じがたい。

(誰かが面白がって流したデマに決まってる……!)
 心の中でそう唱え、なんとか自分を落ち着かせようとしたその時。

「あ、え……バッグ、忘れた……」

 不幸は重なるもので、全力疾走してきた後に気づいた。なんと、トートバッグを製図室に置いてきてしまったのだ。トートバッグには財布も入っているからそのまま置いていくのは不安だ。

「戻るか……」

 私は肩を落とし、トボトボと重い足取りで製図室へと引き返した。

(中略)

 ――ガラッ。

 重いスライド式の扉が開く、乾いた音が室内に響き渡った。

(ひっ……!?)

 誰か来た。極度のコミュ障を発動させた私の身体は、脳が考えるより先に一番近くにあった巨大なスタディ模型の影へと滑り込んでいた。

(ちょ、なんで私、隠れてるの!?)

 暗がりのなかで自分の膝を抱え、猛烈な後悔に襲われる。 でも、今さら「実はいましたー!」なんて出ていけるはずもない。

 心臓が耳元でうるさく跳ねるなか、私は息を殺して、扉から入ってきた「誰か」の様子を伺った。

「……誰もいないね。ちょうどよかった」

 聞こえてきたのは、低めの甘やかな声。姫川先輩だ。
 
 そして、その後に続く、少し重い足音。

「……楓、やっぱ帰ろう? 誰か来るかもしれないし……」

 その低くてクールなのに、今はひどく余裕なさげに震えている声。聞き間違えるはずがない。王子先輩の声だ。何が始まるんだろう……。

「だめ。僕、怒っているんだよ?」
「ごめんって……」

 なんだろう。言葉遣いはいつもの姫川先輩なのに、漂っている「圧」が尋常じゃない。

「もう。4年の先輩にベタベタ触られすぎ! 告白までされてたじゃん!」
「違うよ。あんなの、告白じゃない。その場のノリみたいなもんだろ」
「絶対違う~! あの人、本気だったもん。……みつ、最近男の人にモテはじめちゃったの、僕にとっては大誤算だよ~……」

 姫川先輩の声が、少しだけ低く沈む。男性にモテはじめちゃった? 王子先輩が? そうだったの? 情報量が多すぎて私の脳内コンピューターがショートしそうだ。確かに最近の王子先輩、ふんわりした雰囲気になってかわいくなったと言われていたけれど。え、姫川先輩、もしかして嫉妬してる?

「みつ、ボトムス脱いで」
「……っえ、ここで?」
「お尻、さっきの男に触られてたでしょ。……見せて」

 姫川先輩の、拒絶を許さない甘い声。王子先輩は顔を耳の先まで真っ赤にして、泣きそうな顔で周囲を気にしたけれど。結局、抗うことができないまま、震える手でベルトに手をかけた。

 ……かさり、と王子先輩はボトムスを膝くらいまで落とした。

(えっ……!!)

 私は心の中で悲鳴を上げ、指の隙間から凝視してしまっていた。現れたのは、繊細な刺繍が施された漆黒の総レースのボクサーパンツ。引き締まった長い脚と、透ける黒のコントラストがあまりに背徳的で、「美しい」と思ってしまった私の感性はもう手遅れかも……。

「よくできました♡」

 姫川先輩は満足げに目を細めると、あまりの羞恥に立ち尽くしたままの王子先輩の腰を引き寄せ、その腕で大きな身体を抱きしめると……。

 すり♡ すりっ♡♡

 そのまま、意外なほど男らしくて大きな手が、レースに包まれた王子先輩の柔らかな曲線をこれ見よがしに撫で回した。指先が生地の刺繍をなぞる微かな音が静かな部屋に響く

「あっ……♡ やめ……っ♡♡」

「も~。これは『消毒』なんだから、じっとしててくれないと。……もしかして、触られただけで気持ちよくなっちゃったの?」

「っ、ごめんなさ……っ♡」

 信じられない。あの凛としていて、クールな王子先輩が、姫川先輩の腕の中で顔を耳まで真っ赤に染め、生まれたての小鹿みたいに身体をビクビクと震わせている。

 何より姫川先輩の手つきが、確実に際どい割れ目に沿ってイタズラするように動いていて、私の知っているパーフェクトな先輩方のイメージが崩壊していくようでクラクラする。

 ぐいっ。

「ねぇ、みつ。こっちも、触られてたよね?」
「やっ……!」

 今度は王子先輩のシャツを無造作に捲り上げ、その逞しい胸元が白日の下に晒された。

 程よく引き締まった大胸筋。その中央に慎ましく鎮座する、二つのぷっくりした突起。綺麗な桃色をしているけれど、意外と乳輪が大きくてえっちかも……。いや、ダメ。こんな事実、知りたくなかった。

 すりすり♡ カリカリカリッ♡

「ああっ♡ おっぱい、いじめないで……っ♡」

 王子先輩の口から、聞いたこともないような甘ったるい嬌声が止まらない。姫川先輩の白い指先が、その桃色の先端を弄び、爪先で意地悪く弾くたび、王子先輩の身体がビクビクと跳ねる。

「僕さ、すごく不安なんだ……。こんなにかわいくてえっちなみつだもん。僕の知らないところで、誰かに襲われたりしないか……」 
 
 すりすり♡ カリカリカリッ♡ れろ♡ ちゅううう~~っ♡

「ひっ♡ んああ"っ♡♡」
「お願いだから……。僕のこと、捨てないで」

 いつの間にか王子先輩を机に押し倒して、剥き出しになった胸元を執拗に攻め立てる姫川先輩。舌で転がして、時にわざとらしく音を立てて吸い上げながら、消え入りそうな声で不安を吐き出すその姿は、まるで独占欲に狂った可憐な怪物だ。

 普段の彼からは想像もできない余裕のない人間らしさに、隠れて見ている私までなんだか胸が締め付けられてしまう。

 すると今まで快感にとろとろに蕩けていたはずの王子先輩が、ガシッと姫川先輩の肩を掴んで、そのまま上半身をグイッと起こした。 

ふたりは仲直りできるのか? そして後輩ちゃんの運命は……! 

【booth】https://aararagido.booth.pm/items/7920290

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