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第91話 コスタリア貧民街の日常7
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ふう、少し手違いもあったが今日来た役目も終わったぞ
あとはご飯でも食べてのんびりしますか
ゴブリンは気楽な商売だと思ったが意外とデスクワークの時間が多くて週末の1日の休日が待ち遠しいものなんだゴブ
新しい孤児院に戻ってきた私たちは昼食の用意をしている
小綺麗な机とイスが並び部屋も明るく言われなければ孤児院と気づかないほどだ
厨房には料理人さんたちもいるしそこらの下町の子どもたちよりいい生活なのでは
そのうちどこかの国の底辺生活を送っている人たちのように働かない方がマシだの親に捨てられた方がいい生活が出来そうだのと考える奴が出なければいいが
「お~い、ご飯できたぞ~。順に並んで好きなだけ取って腹いっぱい食え~」
料理長らしき人が声をかける
ここでの料理はバイキング形式のようだ
それぞれが好きな料理を自分の食べたい分だけ取っていく
「何回も言っているけど食べれる分だけにしろよ~。後の奴らのことも考えろよ~」
「は~い」
ここの孤児たちはがっついてなくて行儀がよいですな~
ちゃんと年長のお姉さん方は年少組に料理を取り分けているし、全員が家族っていうこの感じは心がほっこりするゴブ
みんなが料理を運んでいると奥からライアンとシスターがゆっくりと歩いてきた
シスターライラは顔色こそいいが疲れているのか足取りが重そうだ
「はぁはぁ、ライアン様・・・不甲斐なくて申し訳ありません。今日はもう2回も気絶してしまいました。いつも鍛えておられるので体力に自信があられるのは存じておりましたが・・・今日はまた一段と無限の体力を感じましたわ」
「いえいえ、今日は私もつい子供のようにはしゃいでしまったようで反省しております。これも全てますます美しさが増しているライラさんのせいなのですよ」
何か入口のほうでぶつぶつ話し合っているな、早くご飯を用意して座れゴブ
そういえばライアンには強化と回復、戦意高揚をかけたままだったかな
まぁ、悪いものでもないし効果が切れるまでそのままにしておくか
「では揃いましたので、女神セレスティア様と聖女アイラ様に感謝の祈りを捧げて・・・いただきま~す!」
「「いただきま~す!!」」
感謝の気持ちを忘れないのは良いことゴブな~
そして着実にアイラ様が聖女として認定されつつあるゴブ、良きかな良きかな
「ちゅ~」
おおっ、チュー太の奴がテトの脇からひょっこりと顔を出してきた
「ゴブ~」(もう子供の世話はいいのかゴブ~)
「なんかね~、今はお腹いっぱいまでおっぱいあげて寝てるから大丈夫だって~、それよりも直接お礼が言いたくて下りてきたんだよ~」
「ちゅ~ちゅ~」
「え~なに~。この度は力を授けてくださりありがとうございます、この身に宿った力は無駄にせず教会とこの町を守るため命ある限り我が眷属たちと仕える所存です。どうぞよしなに何なりとお申し付けくださいませ。だって~むずかしい~あはは」
テトがしっかりと翻訳したあとケラケラ笑っている
まわりの子供たちも年少組のため何を言っていたのかよく分かってなさそうだ
「ゴ、ゴブ~」(ああ・・・がんばるゴブ)
何か知能レベルがテトどころかわたしも越えてしまっている気がするゴブな
少しイヤな予感がして簡易鑑定をかけてみる
種族 ホーリーラット
白く輝く神秘的なねずみ
見た目の美しさとは逆に回復、結界などの聖魔法を駆使し自身に強化魔法もかけるため駆除するのは非常に困難。
1匹見かけたらすぐにギルドに報告してダンジョン内で討伐しよう
クィーンが発生し街に侵入を許すと災害級の対策が必要となる
「・・・」(ゴブ・・・)
さらにしっかりと鑑定してみる
名前 チュー太
種族 ホーリーラット
職業 ホーリーラットクィーン
・
・
・
スキル 聖魔法 レベル4
固有スキル 子孫眷属化(スキル共有、意識共有、絶命時本体移譲)
「ゴブ・・・」(あぁ、これはアカンやつだゴブ・・・)
「なになに~、ぼーっとしてどうしたの~?お腹いたくなった~」
「ゴブ~」(な、なんでもないゴブ~)
イタイのはお腹じゃなくて頭です
さて・・・深く考えずに冷める前においしくご飯をいただこうゴブ
チュー太の奴は頭も賢くなったようだし害意も無さそうだから問題ないだろ
「ちゅ~」
「ゴブ~」(いっぱいご飯食べてしっかり子供の世話をするゴブ~)
「あはは~、チュー太もいっぱいご飯食べてだって~」
「ちゅちゅ~」
うむ、仲良き事は美しきかな。テト、あとは任せたぞ。仲良くやってくれ
お昼ご飯を食べ終わって会計士さんと年長組のお姉さん方がシスターと打合せ、報告をしているようだ
「という訳で聖水を発生させる設備も整いましたし次の女神の日の清めには大浴場を使えるようになります」
「今日から教会と孤児院につながる水道設備は聖水の井戸とつながりますので有効にお使いください」
「今日の午後から孤児院の畑にもこの水を撒いて水やりするようにしますね」
「ええ、ありがとう。今日はちょっと畑仕事は無理そうだからあなたたちお願いするわね」
「ええ、そのつもりです。ライアン様、午後からもシスターライラとしっかり打合せをお願いいたします」
「うっす、ご飯を食べて元気になったっス!午後からも頑張れるっス!」
「ふぇぇ、午後もですか?ちょっと休憩を・・・休憩は休憩なのですが本当の休憩が少し欲しいというか、うれしいですがつらいというか・・・」
小声で何か抗議をしていたようだがシスターライラはライアンにお姫様抱っこをされて奥の方に戻っていった
「「よろしくお願いしまーす」」
年長組のお姉さま方が並んで礼をしてシスターとライアンを送り出している
ただ打合せをしにいくのに仰々しいな
「さて、午後からも仕事、仕事~」
「今日はもうシスターは使い物にならないから私たちで全部終わらせるわよ」
「シスターはこれが一番大事な仕事だってまだ分かってないのかしらね~」
いろいろ話がまとまったところで年少組は午後からはフリータイムなのだ
ライアンの打合せが終わるまでテトたちのおままごとにでも付き合ってやるかゴブ
あとはご飯でも食べてのんびりしますか
ゴブリンは気楽な商売だと思ったが意外とデスクワークの時間が多くて週末の1日の休日が待ち遠しいものなんだゴブ
新しい孤児院に戻ってきた私たちは昼食の用意をしている
小綺麗な机とイスが並び部屋も明るく言われなければ孤児院と気づかないほどだ
厨房には料理人さんたちもいるしそこらの下町の子どもたちよりいい生活なのでは
そのうちどこかの国の底辺生活を送っている人たちのように働かない方がマシだの親に捨てられた方がいい生活が出来そうだのと考える奴が出なければいいが
「お~い、ご飯できたぞ~。順に並んで好きなだけ取って腹いっぱい食え~」
料理長らしき人が声をかける
ここでの料理はバイキング形式のようだ
それぞれが好きな料理を自分の食べたい分だけ取っていく
「何回も言っているけど食べれる分だけにしろよ~。後の奴らのことも考えろよ~」
「は~い」
ここの孤児たちはがっついてなくて行儀がよいですな~
ちゃんと年長のお姉さん方は年少組に料理を取り分けているし、全員が家族っていうこの感じは心がほっこりするゴブ
みんなが料理を運んでいると奥からライアンとシスターがゆっくりと歩いてきた
シスターライラは顔色こそいいが疲れているのか足取りが重そうだ
「はぁはぁ、ライアン様・・・不甲斐なくて申し訳ありません。今日はもう2回も気絶してしまいました。いつも鍛えておられるので体力に自信があられるのは存じておりましたが・・・今日はまた一段と無限の体力を感じましたわ」
「いえいえ、今日は私もつい子供のようにはしゃいでしまったようで反省しております。これも全てますます美しさが増しているライラさんのせいなのですよ」
何か入口のほうでぶつぶつ話し合っているな、早くご飯を用意して座れゴブ
そういえばライアンには強化と回復、戦意高揚をかけたままだったかな
まぁ、悪いものでもないし効果が切れるまでそのままにしておくか
「では揃いましたので、女神セレスティア様と聖女アイラ様に感謝の祈りを捧げて・・・いただきま~す!」
「「いただきま~す!!」」
感謝の気持ちを忘れないのは良いことゴブな~
そして着実にアイラ様が聖女として認定されつつあるゴブ、良きかな良きかな
「ちゅ~」
おおっ、チュー太の奴がテトの脇からひょっこりと顔を出してきた
「ゴブ~」(もう子供の世話はいいのかゴブ~)
「なんかね~、今はお腹いっぱいまでおっぱいあげて寝てるから大丈夫だって~、それよりも直接お礼が言いたくて下りてきたんだよ~」
「ちゅ~ちゅ~」
「え~なに~。この度は力を授けてくださりありがとうございます、この身に宿った力は無駄にせず教会とこの町を守るため命ある限り我が眷属たちと仕える所存です。どうぞよしなに何なりとお申し付けくださいませ。だって~むずかしい~あはは」
テトがしっかりと翻訳したあとケラケラ笑っている
まわりの子供たちも年少組のため何を言っていたのかよく分かってなさそうだ
「ゴ、ゴブ~」(ああ・・・がんばるゴブ)
何か知能レベルがテトどころかわたしも越えてしまっている気がするゴブな
少しイヤな予感がして簡易鑑定をかけてみる
種族 ホーリーラット
白く輝く神秘的なねずみ
見た目の美しさとは逆に回復、結界などの聖魔法を駆使し自身に強化魔法もかけるため駆除するのは非常に困難。
1匹見かけたらすぐにギルドに報告してダンジョン内で討伐しよう
クィーンが発生し街に侵入を許すと災害級の対策が必要となる
「・・・」(ゴブ・・・)
さらにしっかりと鑑定してみる
名前 チュー太
種族 ホーリーラット
職業 ホーリーラットクィーン
・
・
・
スキル 聖魔法 レベル4
固有スキル 子孫眷属化(スキル共有、意識共有、絶命時本体移譲)
「ゴブ・・・」(あぁ、これはアカンやつだゴブ・・・)
「なになに~、ぼーっとしてどうしたの~?お腹いたくなった~」
「ゴブ~」(な、なんでもないゴブ~)
イタイのはお腹じゃなくて頭です
さて・・・深く考えずに冷める前においしくご飯をいただこうゴブ
チュー太の奴は頭も賢くなったようだし害意も無さそうだから問題ないだろ
「ちゅ~」
「ゴブ~」(いっぱいご飯食べてしっかり子供の世話をするゴブ~)
「あはは~、チュー太もいっぱいご飯食べてだって~」
「ちゅちゅ~」
うむ、仲良き事は美しきかな。テト、あとは任せたぞ。仲良くやってくれ
お昼ご飯を食べ終わって会計士さんと年長組のお姉さん方がシスターと打合せ、報告をしているようだ
「という訳で聖水を発生させる設備も整いましたし次の女神の日の清めには大浴場を使えるようになります」
「今日から教会と孤児院につながる水道設備は聖水の井戸とつながりますので有効にお使いください」
「今日の午後から孤児院の畑にもこの水を撒いて水やりするようにしますね」
「ええ、ありがとう。今日はちょっと畑仕事は無理そうだからあなたたちお願いするわね」
「ええ、そのつもりです。ライアン様、午後からもシスターライラとしっかり打合せをお願いいたします」
「うっす、ご飯を食べて元気になったっス!午後からも頑張れるっス!」
「ふぇぇ、午後もですか?ちょっと休憩を・・・休憩は休憩なのですが本当の休憩が少し欲しいというか、うれしいですがつらいというか・・・」
小声で何か抗議をしていたようだがシスターライラはライアンにお姫様抱っこをされて奥の方に戻っていった
「「よろしくお願いしまーす」」
年長組のお姉さま方が並んで礼をしてシスターとライアンを送り出している
ただ打合せをしにいくのに仰々しいな
「さて、午後からも仕事、仕事~」
「今日はもうシスターは使い物にならないから私たちで全部終わらせるわよ」
「シスターはこれが一番大事な仕事だってまだ分かってないのかしらね~」
いろいろ話がまとまったところで年少組は午後からはフリータイムなのだ
ライアンの打合せが終わるまでテトたちのおままごとにでも付き合ってやるかゴブ
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