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第107話 招かざる客14
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王妃様が『貧相な体に気品だけはある淑女の会』から抜けられたから怒っていたのか
確かにあそこまでいじったらそこらへんの淑女には負けないだろうな
「ちょっと、また何か間違えて失礼なこと考えていたでしょう」
「ゴブ!?」(どきっ、言葉が通じないのに鋭いゴブ)
「ミセッティ、『慎ましすぎて気品すら感じる淑女の会』ですからね、一言一句間違えると大変なことになりますわよ」
さすがアイラお嬢様、ちらっと聞いただけの長ったらしい名前もしっかりと覚えておられますね。さすが貴族の名前を暗記してすらすらとご挨拶する上流貴族だゴブ
「ち・が・い・ま・す!『慎ましいけど気品ぐらいはある淑女の会』ですから!」
・・・やっぱり少し違ってたゴブか、怒られてしまった
「こほん、『慎ましい気品あふれる淑女の会』です、お間違えなさらないように」
カタリナさんが小声で訂正されていますね、みんなちゃんと覚えてないじゃないか
まぁ、実態の知れない秘密組織なんてそんなもんだゴブ
「ま、まぁ、その話はもういいじゃない、世の中には触れてはいけない世界があるとお母様もよくおっしゃっておられますし」
話がまとまったところで奥方様が部屋に入ってこられた
「盛り上がっているところ申し訳ないですけど、お昼にしましょう。公爵様たちはまだ込み入った話が終わらないそうだからシンシア様も今日のお昼はこちらで召し上がられるようにとのことです、ご用意いたしましたわ」
なんかこの人いつも狙いすましたように問題が解決してから出てくるよな
後ろに気配無く控えているメイドさん達が暗躍しているのかな
こっちはその動きも天井裏のチュー太軍団が把握していますけどね
~~~~~~
食堂に着くといつもよりちょっぴり豪華なメニューのお食事が用意されていたゴブ
「ふふふ、今日は急なお越しのため、寄せ集めの食材になってしまいましたがどうかご容赦くださいませ。お付きの方々にも別室で簡単なものを用意いたしましたから交代でお召し上がりくださいませ」
「ゴブ~」(わ~い、今日はお昼からお肉~、ごちそうゴブ)
「これが豊かな胸の秘密なのですね!確かに栄養がありそうです」
「んな訳ないでしょ、確かにうちはお肉が毎日出ますけど・・・」
「うみゃ~い、これはビッグボアだにゃ~、こっちのシチューはビッグホーンディアだにゃ~、魔物肉なのに瘴気の臭みが無くおいし~にゃ~」
ケット・シーの奴、遠慮なくがっついているな
フォークだけなんとか使えているようでナイフで切り取らずに肉をそのままぶっ刺して口で嚙みちぎっている
「こちらは我が領地で討伐された魔物を食用として調理しているのですよ、少しクセがあるので口に合わないかもしれませんが」
「これは魔物肉ですか、確か魔物は瘴気で汚染されているので食用に向かないと聞いたことがありますが・・・皮や角などを装備品に加工するだけだと存じておりましたわ、こんなにおいしくなるなんて」
「確かにそのままだと臭くて体にも悪いそうですわね、まだ瘴気が薄い幼体を好んで食べる好事家もいるにはいるそうですが・・・ふふ、こちらの肉は調理前の下ごしらえに聖水に一晩ほど漬けこんで浄化させているのですよ」
奥方様が得意気に料理を自慢している
魔物肉はそのままだと食べれなかったのか・・・
ゴブリンのスキル[悪食]のせいか平気だったけどな~
「本当ですか!たかが料理のために貴重な聖水を使うなんて信じられないですわ、その聖水があれば守れる命もあるはずですのに」
「あまり永く浸けると強化されて逆に嚙み切れなくなったり味が浸みなくなるので肉ごとに微妙に浸ける時間を調整するのが料理長の腕の見せ所なのですわ、祝福されて強化された肉は保存がきくのでそれはそれで用途がありそうですが」
「それにこの味付けとサラダにも知らない香草が使われておりますわね・・・王都でも嗅いだことの無い独特な香りがしますわ」
「さすがは公爵家ですね~この辺りでふんだんに採れる少しばかり貴重な薬草を隠し味に入れているのですよ、魔物肉は臭みさえ取れば栄養価は高いし薬草も体にも良いものばかりですよ」
「むぅ~、このような栄養満点で体にも良い薬草を毎日食べていれば健康的に出るところもしっかり育つというのも分かりますわ」
シンシア様が感動されている、今日は来てよかったゴブな
わたしはアイラお嬢様の隣りで静かにテーブルマナーを守って食事をしている
魔物といっても人型ですからね、猫と違って手先は人間と同じなのだ
ナイフで丁寧に一口サイズに切り分け、音を立てずに優雅に食べれます
「ミセッティ、偉いわね、もうふざけて挑発したりしないのね」
「ゴブ」(勝負は終わったからもう邪魔しないゴブ、場をわきまえているゴブ)
うみゃうみゃ言って口のまわりが汚いそこら辺のケモノとは違うのですよ
「・・・マナー勝負でも実際は負けていましたわね」
シンシア様がこちらを見てぼそぼそと何か言っている
何かマナー違いでもあったかな?前世のうろ覚えでやっているからな~
「シンシア様もそんなに体形が気になるならミセッティにお願いして気になるところだけでも施術してもらえば良いですわね」
おっと、奥方様、上機嫌になって口が滑りましたね
シンシア様が手を止めてわたしをガン見してきましたぞ
「あちゃ~、お母様も余計なことを。ミセッティもう一仕事になりそうですわよ」
「ゴブ」(成長途中の整形は良くないゴブ、ある程度大人になってからゴブ)
「そ、そんなことが出来るのですか?まさか王妃様の一件もアイラさんたちが?」
「え~と、ミセッティが言うには成長途中で施術すると良くないとか・・・大人になってまだなにか必要があれば微力ですが力になるそうですわ」
子供のうちから美容整形しまくってたら大人になって成長するとバランスが悪くなるとか聞いたことがあるゴブ
わたしの女神工房では遺伝子レベルで改造するからその心配は無さそうだけど
「ぜっっったいに約束いたしましたわよ?私たちの永遠の友情にかけて!」
シンシア様がきらきらした目でアイラお嬢様に親友宣言をしてきた
絶世の美少女が喜ぶ顔は絵になりますな~
奥方様も満足気な顔でシンシア様を見ている
「えっ、あっ、ハイ、ソウデスネ、ワタシタチノユウジョウニカケテチカイマス」
おお~、さっきまでギスギスしていた仲なのにあっという間に仲直りしてさらには永遠の友情を誓いあうズッ友にまで昇格するとは・・・
女の世界はまだまだ分からないことばかりだゴブ
確かにあそこまでいじったらそこらへんの淑女には負けないだろうな
「ちょっと、また何か間違えて失礼なこと考えていたでしょう」
「ゴブ!?」(どきっ、言葉が通じないのに鋭いゴブ)
「ミセッティ、『慎ましすぎて気品すら感じる淑女の会』ですからね、一言一句間違えると大変なことになりますわよ」
さすがアイラお嬢様、ちらっと聞いただけの長ったらしい名前もしっかりと覚えておられますね。さすが貴族の名前を暗記してすらすらとご挨拶する上流貴族だゴブ
「ち・が・い・ま・す!『慎ましいけど気品ぐらいはある淑女の会』ですから!」
・・・やっぱり少し違ってたゴブか、怒られてしまった
「こほん、『慎ましい気品あふれる淑女の会』です、お間違えなさらないように」
カタリナさんが小声で訂正されていますね、みんなちゃんと覚えてないじゃないか
まぁ、実態の知れない秘密組織なんてそんなもんだゴブ
「ま、まぁ、その話はもういいじゃない、世の中には触れてはいけない世界があるとお母様もよくおっしゃっておられますし」
話がまとまったところで奥方様が部屋に入ってこられた
「盛り上がっているところ申し訳ないですけど、お昼にしましょう。公爵様たちはまだ込み入った話が終わらないそうだからシンシア様も今日のお昼はこちらで召し上がられるようにとのことです、ご用意いたしましたわ」
なんかこの人いつも狙いすましたように問題が解決してから出てくるよな
後ろに気配無く控えているメイドさん達が暗躍しているのかな
こっちはその動きも天井裏のチュー太軍団が把握していますけどね
~~~~~~
食堂に着くといつもよりちょっぴり豪華なメニューのお食事が用意されていたゴブ
「ふふふ、今日は急なお越しのため、寄せ集めの食材になってしまいましたがどうかご容赦くださいませ。お付きの方々にも別室で簡単なものを用意いたしましたから交代でお召し上がりくださいませ」
「ゴブ~」(わ~い、今日はお昼からお肉~、ごちそうゴブ)
「これが豊かな胸の秘密なのですね!確かに栄養がありそうです」
「んな訳ないでしょ、確かにうちはお肉が毎日出ますけど・・・」
「うみゃ~い、これはビッグボアだにゃ~、こっちのシチューはビッグホーンディアだにゃ~、魔物肉なのに瘴気の臭みが無くおいし~にゃ~」
ケット・シーの奴、遠慮なくがっついているな
フォークだけなんとか使えているようでナイフで切り取らずに肉をそのままぶっ刺して口で嚙みちぎっている
「こちらは我が領地で討伐された魔物を食用として調理しているのですよ、少しクセがあるので口に合わないかもしれませんが」
「これは魔物肉ですか、確か魔物は瘴気で汚染されているので食用に向かないと聞いたことがありますが・・・皮や角などを装備品に加工するだけだと存じておりましたわ、こんなにおいしくなるなんて」
「確かにそのままだと臭くて体にも悪いそうですわね、まだ瘴気が薄い幼体を好んで食べる好事家もいるにはいるそうですが・・・ふふ、こちらの肉は調理前の下ごしらえに聖水に一晩ほど漬けこんで浄化させているのですよ」
奥方様が得意気に料理を自慢している
魔物肉はそのままだと食べれなかったのか・・・
ゴブリンのスキル[悪食]のせいか平気だったけどな~
「本当ですか!たかが料理のために貴重な聖水を使うなんて信じられないですわ、その聖水があれば守れる命もあるはずですのに」
「あまり永く浸けると強化されて逆に嚙み切れなくなったり味が浸みなくなるので肉ごとに微妙に浸ける時間を調整するのが料理長の腕の見せ所なのですわ、祝福されて強化された肉は保存がきくのでそれはそれで用途がありそうですが」
「それにこの味付けとサラダにも知らない香草が使われておりますわね・・・王都でも嗅いだことの無い独特な香りがしますわ」
「さすがは公爵家ですね~この辺りでふんだんに採れる少しばかり貴重な薬草を隠し味に入れているのですよ、魔物肉は臭みさえ取れば栄養価は高いし薬草も体にも良いものばかりですよ」
「むぅ~、このような栄養満点で体にも良い薬草を毎日食べていれば健康的に出るところもしっかり育つというのも分かりますわ」
シンシア様が感動されている、今日は来てよかったゴブな
わたしはアイラお嬢様の隣りで静かにテーブルマナーを守って食事をしている
魔物といっても人型ですからね、猫と違って手先は人間と同じなのだ
ナイフで丁寧に一口サイズに切り分け、音を立てずに優雅に食べれます
「ミセッティ、偉いわね、もうふざけて挑発したりしないのね」
「ゴブ」(勝負は終わったからもう邪魔しないゴブ、場をわきまえているゴブ)
うみゃうみゃ言って口のまわりが汚いそこら辺のケモノとは違うのですよ
「・・・マナー勝負でも実際は負けていましたわね」
シンシア様がこちらを見てぼそぼそと何か言っている
何かマナー違いでもあったかな?前世のうろ覚えでやっているからな~
「シンシア様もそんなに体形が気になるならミセッティにお願いして気になるところだけでも施術してもらえば良いですわね」
おっと、奥方様、上機嫌になって口が滑りましたね
シンシア様が手を止めてわたしをガン見してきましたぞ
「あちゃ~、お母様も余計なことを。ミセッティもう一仕事になりそうですわよ」
「ゴブ」(成長途中の整形は良くないゴブ、ある程度大人になってからゴブ)
「そ、そんなことが出来るのですか?まさか王妃様の一件もアイラさんたちが?」
「え~と、ミセッティが言うには成長途中で施術すると良くないとか・・・大人になってまだなにか必要があれば微力ですが力になるそうですわ」
子供のうちから美容整形しまくってたら大人になって成長するとバランスが悪くなるとか聞いたことがあるゴブ
わたしの女神工房では遺伝子レベルで改造するからその心配は無さそうだけど
「ぜっっったいに約束いたしましたわよ?私たちの永遠の友情にかけて!」
シンシア様がきらきらした目でアイラお嬢様に親友宣言をしてきた
絶世の美少女が喜ぶ顔は絵になりますな~
奥方様も満足気な顔でシンシア様を見ている
「えっ、あっ、ハイ、ソウデスネ、ワタシタチノユウジョウニカケテチカイマス」
おお~、さっきまでギスギスしていた仲なのにあっという間に仲直りしてさらには永遠の友情を誓いあうズッ友にまで昇格するとは・・・
女の世界はまだまだ分からないことばかりだゴブ
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