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第45話 戻ってきました侯爵家5
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「ゴブッフ~」(ちょっと疲れたし、またやけどしたゴブ~)
お父様からリバーシ・・じゃなかった白黒大逆転の盤をもらったわたしたちはお嬢様の私室へと帰ってきた。
エルダートレントの盤に金属の駒がぎっしり詰まっているうえに箱も木箱のためメイドさんでは持ち運ぶことが出来ないため、仕方なく身体強化したわたしが万歳し持ち上げたまま運んできたのだ。
おかげで久しぶりに全身やけどで肌がピリピリするゴブ。
少し経てば治るからいいんですけど。早く聖魔法耐性をもっている奴を瀕死にしてスキルをゲットしなければ体がもたないゴブ。
・・・魔族の幹部クラスしか持ってなさそうゴブが。
「なるほど~遊び方は簡単ですが結構奥が深いかもしれませんね。考えずに置いていくと簡単に形勢が逆転されますわ」
「あ~、だから白黒大逆転っていう名前なんですね~」
お嬢様とぽんこつマリーは早速やり始めたようだ。
2人とも勝ったり負けたりで似たような実力のようだゴブ。
「ゴブ」(わたしもやりたいゴブ)
「えっ、ミセッティもやるのですか?これは金貨に似てはいますけどお金ではありませんよ。この盤に使う大切な駒なのですよ」
「ゴブ」(分かっているゴブ。持ち帰ったりしないゴブ)
「私たちがやっているのを見て覚えたのかしら・・・魔物が盤で遊ぶなど聞いたことがありませんが・・・」
「いいじゃないですか~お嬢様。言葉が分かるなら少しくらい遊べるでしょ~。暇つぶしに教えて領民の前で披露させても面白いじゃないですか~。ぷぷぷ!」
~~~~~
「えっ?あれっ、角が2つ取られちゃったらもう今からどうやっても勝てないんですけど~。あれ~?」
「ふわぁ~、今度はまだ7マス空いているのに全部黒になっちゃいました~」
まずはぽんこつからか。2,3回やったド素人が元日本人に勝てるわけないだろ。
しかもわたしは囲碁、将棋、オ〇ロは超得意で地方で負けなしだったからな。
知力1でも経験が違うのだ。
「もうっ、ゴブリン相手に何をやっているのですか。私に代わるのです。見ていて勝つためのコツに気づきましたわ」
~~~~~
「くふぅ、なぜ角を3か所取っているのに数で押し負けてしまうのです!?」
お嬢様5連敗。
角を取ることの重要性に気づいたのは合格点ではあるが、ひたすら角を狙っているのがバレバレで打ち筋が予測出来るんだゴブ。
自称中級者が陥る半端な打ち筋ゴブ。
こちらは上手く誘導して価値が無くなった時点で角だけ取らせてやったゴブ。
「ゴブ」(まだまだ読みが足りないゴブ)
「ゴブリンに読みが足りないとバカにされるとは・・・人類の敗北ですわ」
「ゴブ!」(これで賭けはこちらの勝ちだゴブ)
「分かりました、賭けはあなたの勝ちでよろしいですわ」
「お嬢様!?ミセッティ様と賭けをされたのですか?」
カタリナが慌ててこちらに詰め寄ってきた。
「一体何を賭けられたのです?テイマーからの自由ですか!それとも聖魔法の・」
「ゴブ~」(今晩のご飯が楽しみゴブ~)
「ふ~、分かりましたわ。今晩のおかずのお肉を2個あげますわよ」
くくく。今晩のおかずを賭けていたのだ。しかもお肉を2個も。
お嬢様には悪いがゲームの世界は冷酷なんだゴブ。
「ほっ、そんなことですか。焦って損しましたわ。お嬢様、ミセッティ様もそんな晩ご飯を賭け事の対象にしてはいけません。今日は私から料理長にご褒美のお肉を追加するように申し上げておきますからもう2度と変な賭けをしてはいけません」
「ゴブ~」(分かったゴブ。さすが出来るメイドは違うゴブ~)
「そうですね。賭け事はよくありません。お肉は苦手ですからちょうど良かったのですが・・・カタリナに聞かれてしまいましたわ」
「ううぅ~、結局一度もミセッティ様に勝てなかったです~。知力1のゴブリンなのに強すぎです~」
「くっ。私もミセッティ様に施術を賭けて挑もうかと思いましたが勝てる見込みがなさそうですね。2度と賭け事禁止はやりすぎかもですがこの競技盤はこちらが不利のようですし遊びのままにしておくのが最善ですね」
「んっ、カタリナまだ何か言った?」
「いいえ、お嬢様。今後とも白黒大逆転にて賭け事をしないこと、よろしくお願いしますね。何事も賭けると大ごとになるものなのです」
「さすがカタリナね。一つ一つの言葉がためになりますわ」
「ゴブ~」(さすカタだゴブ~)
わたしは勝利の余韻に浸りながらマリーから受け取ったクッキーの最後の1枚を口に放り込んだ。
「あうぅ~。マリーの秘蔵のクッキーがぁぁ~。カタリナ様~こちらが賭けで負けてクッキー取られているのを見てたのに~お嬢様の時だけずるいです~」
「ゴブ」(弱いくせに何度も挑んできたぽんこつが悪いゴブ)
お父様からリバーシ・・じゃなかった白黒大逆転の盤をもらったわたしたちはお嬢様の私室へと帰ってきた。
エルダートレントの盤に金属の駒がぎっしり詰まっているうえに箱も木箱のためメイドさんでは持ち運ぶことが出来ないため、仕方なく身体強化したわたしが万歳し持ち上げたまま運んできたのだ。
おかげで久しぶりに全身やけどで肌がピリピリするゴブ。
少し経てば治るからいいんですけど。早く聖魔法耐性をもっている奴を瀕死にしてスキルをゲットしなければ体がもたないゴブ。
・・・魔族の幹部クラスしか持ってなさそうゴブが。
「なるほど~遊び方は簡単ですが結構奥が深いかもしれませんね。考えずに置いていくと簡単に形勢が逆転されますわ」
「あ~、だから白黒大逆転っていう名前なんですね~」
お嬢様とぽんこつマリーは早速やり始めたようだ。
2人とも勝ったり負けたりで似たような実力のようだゴブ。
「ゴブ」(わたしもやりたいゴブ)
「えっ、ミセッティもやるのですか?これは金貨に似てはいますけどお金ではありませんよ。この盤に使う大切な駒なのですよ」
「ゴブ」(分かっているゴブ。持ち帰ったりしないゴブ)
「私たちがやっているのを見て覚えたのかしら・・・魔物が盤で遊ぶなど聞いたことがありませんが・・・」
「いいじゃないですか~お嬢様。言葉が分かるなら少しくらい遊べるでしょ~。暇つぶしに教えて領民の前で披露させても面白いじゃないですか~。ぷぷぷ!」
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「えっ?あれっ、角が2つ取られちゃったらもう今からどうやっても勝てないんですけど~。あれ~?」
「ふわぁ~、今度はまだ7マス空いているのに全部黒になっちゃいました~」
まずはぽんこつからか。2,3回やったド素人が元日本人に勝てるわけないだろ。
しかもわたしは囲碁、将棋、オ〇ロは超得意で地方で負けなしだったからな。
知力1でも経験が違うのだ。
「もうっ、ゴブリン相手に何をやっているのですか。私に代わるのです。見ていて勝つためのコツに気づきましたわ」
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「くふぅ、なぜ角を3か所取っているのに数で押し負けてしまうのです!?」
お嬢様5連敗。
角を取ることの重要性に気づいたのは合格点ではあるが、ひたすら角を狙っているのがバレバレで打ち筋が予測出来るんだゴブ。
自称中級者が陥る半端な打ち筋ゴブ。
こちらは上手く誘導して価値が無くなった時点で角だけ取らせてやったゴブ。
「ゴブ」(まだまだ読みが足りないゴブ)
「ゴブリンに読みが足りないとバカにされるとは・・・人類の敗北ですわ」
「ゴブ!」(これで賭けはこちらの勝ちだゴブ)
「分かりました、賭けはあなたの勝ちでよろしいですわ」
「お嬢様!?ミセッティ様と賭けをされたのですか?」
カタリナが慌ててこちらに詰め寄ってきた。
「一体何を賭けられたのです?テイマーからの自由ですか!それとも聖魔法の・」
「ゴブ~」(今晩のご飯が楽しみゴブ~)
「ふ~、分かりましたわ。今晩のおかずのお肉を2個あげますわよ」
くくく。今晩のおかずを賭けていたのだ。しかもお肉を2個も。
お嬢様には悪いがゲームの世界は冷酷なんだゴブ。
「ほっ、そんなことですか。焦って損しましたわ。お嬢様、ミセッティ様もそんな晩ご飯を賭け事の対象にしてはいけません。今日は私から料理長にご褒美のお肉を追加するように申し上げておきますからもう2度と変な賭けをしてはいけません」
「ゴブ~」(分かったゴブ。さすが出来るメイドは違うゴブ~)
「そうですね。賭け事はよくありません。お肉は苦手ですからちょうど良かったのですが・・・カタリナに聞かれてしまいましたわ」
「ううぅ~、結局一度もミセッティ様に勝てなかったです~。知力1のゴブリンなのに強すぎです~」
「くっ。私もミセッティ様に施術を賭けて挑もうかと思いましたが勝てる見込みがなさそうですね。2度と賭け事禁止はやりすぎかもですがこの競技盤はこちらが不利のようですし遊びのままにしておくのが最善ですね」
「んっ、カタリナまだ何か言った?」
「いいえ、お嬢様。今後とも白黒大逆転にて賭け事をしないこと、よろしくお願いしますね。何事も賭けると大ごとになるものなのです」
「さすがカタリナね。一つ一つの言葉がためになりますわ」
「ゴブ~」(さすカタだゴブ~)
わたしは勝利の余韻に浸りながらマリーから受け取ったクッキーの最後の1枚を口に放り込んだ。
「あうぅ~。マリーの秘蔵のクッキーがぁぁ~。カタリナ様~こちらが賭けで負けてクッキー取られているのを見てたのに~お嬢様の時だけずるいです~」
「ゴブ」(弱いくせに何度も挑んできたぽんこつが悪いゴブ)
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