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第51話 ダンドール子爵家ご来訪6
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「う~ん。本当に聖水になっているようですわ。何だかお肌どころか体の芯まで浄化されて気持ちいいですわね」
奥方様は満足してくれているようだ。
わたしは湯舟から少し離れた洗い場の隅で専用の湯船を用意してもらい浸かっているのだ。カタリナさんが廊下に飾ってある大き目の花瓶を持ってきてお湯を張ってくれたのだ。
ドラム缶のお風呂のように胸まで浸かると気持ちいいゴブ。
「あらあら~ミセッティちゃん、可愛い~。このまま持って帰って部屋に飾りたい」
「ゴブ」(えっへん。わたしはゴブリンの中でもかなり可愛いゴブからな~)
「ミセッティはゴブリンの中でも美人らしいと言っていますわ」
「ゴブ~」(女神様ほどではないけどゴブ~)
「女神様もお美しいですが今回の女神の祝福を受けたエレノア様は本当に美人になられましたわね。間近で見るとまた美しいです。聖水で煌めいて女神のようです」
カタリナさんがエレノア様の美しさに見惚れている。
それはそうと水カメを持った女神像はよくないゴブな。
まさか聖水製造機になってしまうとは、これでは今後もわたしは一人で花瓶風呂になってしまうゴブ。
「ゴブゴブ」(女神像を元の岩に戻そうゴブ~)
わたしは聖水を浴びないようにとことこと湯船のへりの濡れていないところを歩いて女神像へと向かった。
「てぃっ」
カタリナさんが手で水鉄砲にして聖水を飛ばしてきた。
床が聖水まみれになって足にも少しかかったゴブ!
「ゴブー」(ちょっと!危ないゴブ。やけどするところだったゴブ)
「ミセッティ。誰にも迷惑がかからず役に立つことはそのままにしておいて良いのですわ。これからは最後に入る方々も気持ちよくきれいな浴場を使えるようになるのですから戻さなくてよいではありませんか」
「ゴブ~」(まぁそこまで言うなら構わないゴブ。我ながら自信作だし)
湯気の向こうの女神像を見ると少し感じが変わった気がするゴブ。
「あらあら、いつの間にか女神様が服をお召しになっているわ。さすがねミセッティ。このままでは本当に殿方のために別の浴場を用意しなければいけないと本気で考えていたところでしたわ」
いやいや、こっちは何もしてないゴブ。
いつのまにかギリシャ神話の世界のような服を着ているし、何だか背が伸びて手足も長く大人の雰囲気が出てるゴブ。
何より控えめだった胸にメロンが2つ付いているゴブ。
「わたしはこっちの方が女神様って感じがしますわ。教会でいつも見守ってくださっている女神像にそっくりですもの」
お嬢様もこの女神像をすんなり受け入れている。
「ゴブ~」(干渉できないとか言ってた割にしっかりと干渉してくるゴブな~)
せっかく女神様の正確な姿を彫像にしてみたのに・・・
製作者に黙って作品を改変するのは著作権の侵害ゴブ。
いや今回は肖像権の侵害の方が問題あったか・・・
女神に肖像権とはなんだろうゴブ。
作りたいものも自由に作れない生き辛い世の中になったもんだゴブ。
クリエイターの苦悩が理解できない社会は芸術が衰退してつまんなくなるゴブよ?。
「ミセッティ。何をぶつぶつ言ってるの?もう上がるわよ」
少しむかついたので服の彫刻をいじって着崩れして肩と太ももがしっかり出てる状態にしてやったゴブ。
なかなかセクシーな女神像になったゴブ。
これぐらいならセレスティアもわざわざ直しに神力を使ってこないだろうゴブ。
「このようなお風呂に毎日でも入れるなんてコスタリア家は本当にうらやましいですわ。濡れた体をふき取るのをためらってしまいますわね」
「ええ本当に。なんならのどの渇きをいやすために飲んではだめなのかしら」
「ゴブ」(きれいにしても循環しているだけだからおじさんの浸かったお湯だゴブ)
「・・・それを思い出させないでほしかったですわ」
お嬢様だけにはこの水のやばさが伝わっているゴブ。
まぁ浄化済みだからお腹が痛くなることはないゴブ。
ドラクエ世代としては魔物除けにしてほしいところだゴブ。
こうしてダンドール子爵家は嵐のように去って行かれたゴブ。
お忍びのでの治療とはいっていたが結構騒いでいたので屋敷の方で気づく人は気づいているようだゴブ。
ふと見ると机の上に祝福したネックレスが置いてあった。
「ゴブ~!」(大変だゴブ!家宝のネックレスを忘れていったゴブ)
「あら大変。義理の母からいただいたとかおっしゃっていた家宝のネックレスをお忘れになられているわ。確かこれには偽装の魔法がかかっていて若返っている夫人の本当のお姿を隠すとか言っていましたわよね」
「ゴブ」(わたしの傑作品が捨てられているゴブ~)
でも安心してください。
この大事なネックレスには紛失防止機能がついているのだ。
奥方様が手に取っていたネックレスが淡い光を放つと忽然と消えてしまった。
成功ゴブ。
所有者から一定の距離が離れたり時間が経つと自動的に転送して装着されるのだ。
そして所有者の魔力をわずかに吸い上げ貯めることでほぼ無限に効果を発揮する。
我ながらなかなか出来た逸品だゴブ。
~~~~~
ダンドール家の馬車の中。
「お母様?そのお姿は・・・そしてネックレスがいつのまにか首に・・・」
「ひぃぃ。捨ててきましたのにまた戻ってきましたわ。先程から何度も外しても外しても戻ってくるのです。またこんなおばさんの姿に戻るのはもういやぁぁ!」
叫びながら馬車の窓から脇道へ勢いよくネックレスを放り投げた。
明け方になりようやくダンドール家に着いた夫人の首元にはしっかりと家宝のネックレスが朝日に照らされてきらきらと輝いていた。
「お母様、本当のお姿は若返っておられるのですから良いではありませんか」
「そっちは本当に綺麗になったからそんな他人事で笑えるんだよぉぉ!この際家宝がどうのとか問題じゃないわ!コスタリア家に恩を忘れずに逆らうなってことはよく分かりましたわ。あぁ本当に恐ろしい」
「う~ん。そんなに悪意とか脅迫的なものは感じませんでしたが・・・」
奥方様は満足してくれているようだ。
わたしは湯舟から少し離れた洗い場の隅で専用の湯船を用意してもらい浸かっているのだ。カタリナさんが廊下に飾ってある大き目の花瓶を持ってきてお湯を張ってくれたのだ。
ドラム缶のお風呂のように胸まで浸かると気持ちいいゴブ。
「あらあら~ミセッティちゃん、可愛い~。このまま持って帰って部屋に飾りたい」
「ゴブ」(えっへん。わたしはゴブリンの中でもかなり可愛いゴブからな~)
「ミセッティはゴブリンの中でも美人らしいと言っていますわ」
「ゴブ~」(女神様ほどではないけどゴブ~)
「女神様もお美しいですが今回の女神の祝福を受けたエレノア様は本当に美人になられましたわね。間近で見るとまた美しいです。聖水で煌めいて女神のようです」
カタリナさんがエレノア様の美しさに見惚れている。
それはそうと水カメを持った女神像はよくないゴブな。
まさか聖水製造機になってしまうとは、これでは今後もわたしは一人で花瓶風呂になってしまうゴブ。
「ゴブゴブ」(女神像を元の岩に戻そうゴブ~)
わたしは聖水を浴びないようにとことこと湯船のへりの濡れていないところを歩いて女神像へと向かった。
「てぃっ」
カタリナさんが手で水鉄砲にして聖水を飛ばしてきた。
床が聖水まみれになって足にも少しかかったゴブ!
「ゴブー」(ちょっと!危ないゴブ。やけどするところだったゴブ)
「ミセッティ。誰にも迷惑がかからず役に立つことはそのままにしておいて良いのですわ。これからは最後に入る方々も気持ちよくきれいな浴場を使えるようになるのですから戻さなくてよいではありませんか」
「ゴブ~」(まぁそこまで言うなら構わないゴブ。我ながら自信作だし)
湯気の向こうの女神像を見ると少し感じが変わった気がするゴブ。
「あらあら、いつの間にか女神様が服をお召しになっているわ。さすがねミセッティ。このままでは本当に殿方のために別の浴場を用意しなければいけないと本気で考えていたところでしたわ」
いやいや、こっちは何もしてないゴブ。
いつのまにかギリシャ神話の世界のような服を着ているし、何だか背が伸びて手足も長く大人の雰囲気が出てるゴブ。
何より控えめだった胸にメロンが2つ付いているゴブ。
「わたしはこっちの方が女神様って感じがしますわ。教会でいつも見守ってくださっている女神像にそっくりですもの」
お嬢様もこの女神像をすんなり受け入れている。
「ゴブ~」(干渉できないとか言ってた割にしっかりと干渉してくるゴブな~)
せっかく女神様の正確な姿を彫像にしてみたのに・・・
製作者に黙って作品を改変するのは著作権の侵害ゴブ。
いや今回は肖像権の侵害の方が問題あったか・・・
女神に肖像権とはなんだろうゴブ。
作りたいものも自由に作れない生き辛い世の中になったもんだゴブ。
クリエイターの苦悩が理解できない社会は芸術が衰退してつまんなくなるゴブよ?。
「ミセッティ。何をぶつぶつ言ってるの?もう上がるわよ」
少しむかついたので服の彫刻をいじって着崩れして肩と太ももがしっかり出てる状態にしてやったゴブ。
なかなかセクシーな女神像になったゴブ。
これぐらいならセレスティアもわざわざ直しに神力を使ってこないだろうゴブ。
「このようなお風呂に毎日でも入れるなんてコスタリア家は本当にうらやましいですわ。濡れた体をふき取るのをためらってしまいますわね」
「ええ本当に。なんならのどの渇きをいやすために飲んではだめなのかしら」
「ゴブ」(きれいにしても循環しているだけだからおじさんの浸かったお湯だゴブ)
「・・・それを思い出させないでほしかったですわ」
お嬢様だけにはこの水のやばさが伝わっているゴブ。
まぁ浄化済みだからお腹が痛くなることはないゴブ。
ドラクエ世代としては魔物除けにしてほしいところだゴブ。
こうしてダンドール子爵家は嵐のように去って行かれたゴブ。
お忍びのでの治療とはいっていたが結構騒いでいたので屋敷の方で気づく人は気づいているようだゴブ。
ふと見ると机の上に祝福したネックレスが置いてあった。
「ゴブ~!」(大変だゴブ!家宝のネックレスを忘れていったゴブ)
「あら大変。義理の母からいただいたとかおっしゃっていた家宝のネックレスをお忘れになられているわ。確かこれには偽装の魔法がかかっていて若返っている夫人の本当のお姿を隠すとか言っていましたわよね」
「ゴブ」(わたしの傑作品が捨てられているゴブ~)
でも安心してください。
この大事なネックレスには紛失防止機能がついているのだ。
奥方様が手に取っていたネックレスが淡い光を放つと忽然と消えてしまった。
成功ゴブ。
所有者から一定の距離が離れたり時間が経つと自動的に転送して装着されるのだ。
そして所有者の魔力をわずかに吸い上げ貯めることでほぼ無限に効果を発揮する。
我ながらなかなか出来た逸品だゴブ。
~~~~~
ダンドール家の馬車の中。
「お母様?そのお姿は・・・そしてネックレスがいつのまにか首に・・・」
「ひぃぃ。捨ててきましたのにまた戻ってきましたわ。先程から何度も外しても外しても戻ってくるのです。またこんなおばさんの姿に戻るのはもういやぁぁ!」
叫びながら馬車の窓から脇道へ勢いよくネックレスを放り投げた。
明け方になりようやくダンドール家に着いた夫人の首元にはしっかりと家宝のネックレスが朝日に照らされてきらきらと輝いていた。
「お母様、本当のお姿は若返っておられるのですから良いではありませんか」
「そっちは本当に綺麗になったからそんな他人事で笑えるんだよぉぉ!この際家宝がどうのとか問題じゃないわ!コスタリア家に恩を忘れずに逆らうなってことはよく分かりましたわ。あぁ本当に恐ろしい」
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