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第50話 ダンドール子爵家ご来訪5
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私たちは離れの居間で座って談笑している。
ミランダ様とエレノア様が体調が良くなったら今度はお腹が空いていることに気が付いたらしく軽い軽食を用意したのだ。
「何から何までお世話になって、今回のことは本当に一生かけてお礼をするつもりですわ。ありがとう・・・」
ミランダ様は先程から何度も感謝の言葉を繰り返し涙を見せている。
「王妃様からお話をいただいた時はにわかに信じられませんでしたわ。派閥が違えど何か助けが出来ないか本当に心配されておりましたもの。王家の宝物庫にある復活ポーションはあと1本しか無いとのことで使用許可は下りませんでしたし」
「現在の聖女様も代替わりされたばかりでまだ修行中の身だとか」
「今世間を賑わしている黒髪の一族の方にも優れた魔法使いがいるようですが聖魔法の使い手という方はいないとか」
「当家もあらゆる伝手を使って回復薬の入手や噂の払拭や貴族院の買収まで図ったのですがどれも上手くいかず、あきらめてエレノアを修道院に行かせようかと思っていたところなのです」
「やはりそれはあの婚約者であるベルウッド辺境伯家の次男のせいでしょうか?」
「こらこらカタリナ、貴族の名前を軽々しく口に出すものではありません。ただ回復薬や貴族院はどうにもならないとしても噂の流布には何らかのかたちで関わっているのは間違いないわ。時期と広がり方が貴族の謀略の方法と同じですもの」
「ぐぬぬ~。乙女の人生を軽々しく扱って・・・許せませんわ」
奥方様の話にお嬢様もご立腹だ。
「あの方はエレノアに最初に会った時から気に入らない様子でしたわ。確かに以前のこの子はお世辞にも美人とは言えませんでしたが貴族の礼節をしっかり勉強していつかくる旦那様をしっかり支えるように努力していましたのよ。それを・・・」
「お母様、エレノアも悪いのです。あの方が私の容姿に興味がないのは存じておりましたから他の婦女子の方と多少仲良くされても仕方がないと頭では理解していたのですが段々と遠慮が無くなり堂々とお付き合いされ始めたのでつい・・・皆のいる前で苦言を述べてしまいましたの」
「それでこちらが原因となるよう婚約破棄になる事件を起こそうなんてとんでもない愚行ですね」
「あそこは王家も口出ししづらい特別な貴族ですからね。エレノア嬢は何も非がありませんよ。あそこの次男は子供のころから評判が良いとはいえない子でしたから」
「ええ、今回はかなり落ち込みましたが今はもう大丈夫です。こんなにあっさりと解決するなんて1か月も泣いていた自分が馬鹿らしくなりましたわ」
「ふふふ、美しくなったエレノア嬢を見たベルウッド次男の顔が見てみたいわ」
「綺麗になったからといって何事も無かったかのように婚約者を名乗らせませんよ」
「くくく・・・」
「ふふふ・・・」
ミランダ様もエレノア様もご飯を食べられて元気が出てきたようだ。
こんな夜中によくステーキなんか食べるゴブ。
出したのはコスタリア家だけど。
「ゴブ~」(それはそうともう眠たくなってきたゴブ~)
「ミセッティがもう疲れて眠たいって言っていますわ」
こっちは生後まだ2か月とちょっとやぞ。
晩ご飯を食べて少し遊んだら良い子は寝る時間だゴブ。
「あらあら、それはいけませんね。明日は1週間に1度の女神の日ですからお風呂に入って身を清めないと」
「日が変わるまでもう2時間しかありませんね。急いで大浴場に向かいましょう。ミランダ様たちも今から帰っても間に合いませんね。当家の浴場にて身を清めてください」
「ゴブ~」(もう眠いゴブ~)
カタリナさんに抱っこされてみんなと一緒に大浴場に連れていかれた。
~~~~~~
「すいません・・・魔石炉で追い炊きはしたのですが・・・お湯の張り直しまですると間に合わないと・・・」
いつもはもちろん領主様たちから最初に入るのだが今回は来客のおかげで最後になってしまったようだ。
今日は清めの日なので使用人、メイドさんたちも全員がお風呂を使うのだ。
本来は透明なはずの湯船のお湯がどこかの温泉のように白濁している・・・
「えーっと・・・これで体を清める・・・ということで良いのでしょうか?もっと汚れてしまうような気がします。でも形式的にも清めなければいけませんし・・・」
お嬢様もどん引きですな。
暖かいお湯に浸かれるだけでも相当な贅沢なのにわがままゴブな~。
「ゴブ~」(お先にいただくゴブ~)
わたしはさっさとすっぽんぽんになって湯舟に浸かった。
もちろん掛け湯をしてからゴブ。
今回はあまり意味がなさそうだが元日本人としてマナーは守るゴブ。
裸になった奥方様とアイラ様、ミランダ様とエレノア様も入口で立ち尽くしている。
カタリナさんまで裸になって、一緒に入るつもりだったゴブな。
こんな広い浴場を独り占め出来て最高ゴブ~。
すい~っと潜水して移動しお湯の吐出口で滝行の真似をしてみる。
少し熱めのお湯がまた気持ちいいゴブ。
火と水の魔石なるものが組み込んであって循環して追い炊きしているらしい。
「ミセッティ~。あなたの魔法でどうにかなるでしょ~。お願い~」
お嬢様が浴場の入口から叫んでいるゴブ。
まぁ仕方ないゴブ。遊んでいて遅くなった訳ではないゴブし。
奥方様やお客さんもおられることだしな~。
「ゴブ!」(分かっているゴブ。お湯をきれいにすればいいんだゴブ)
勘違いの多いわたしでもさすがに今回は間違えませんよ。
聖魔法レベル7[神界]発動
ただの石積みの吐出工を改造してやるゴブ。
[神界]通称「女神工房」の真骨頂を見せてやるゴブ~。
石積みの形を整形して水カメを肩に持った女神像を製作する。
温泉といったらコレでしょう。
ライオンの口もいいけど最近女神に会ったばかりだからな~。
創作意欲が湧いてきたゴブ。
女神セレスティアの裸像を寸分違わず作っていく。
胸はどうだっかな~。印象に無いってことは控えめだったのかな~。
もちろん髪の毛をうまく表現して大事な部分は隠しているゴブ。
芸術ですな~。
「ゴブ!」(出来たゴブ~。女神セレスティア様を忠実に再現したゴブ)
セレスティア様の像から出たお湯が湯舟に注がれるときれいな透明に変わりだす。
「ゴブ」(もちろん浄化の効果を付与しているゴブ)
せっかくきれいになったのにみんなはまだ入ろうとしない。
「え~っと・・・セレスティア様の像から出るお湯できれいになったから入ってもいいと言っていますわよ?」
お嬢様がみんなに説明している。
「今度は浄化の魔道具ですか・・・それもこの量を一瞬で・・・」
「いえ、それよりも女神様の裸像が問題になるかと・・・男性陣は来週からこの浴場には入れられませんね」
「ゴブブ!」(熱い?いや痛いゴブ!!)
なんかピリピリしてきたゴブ。お湯を浄化しているだけでなくて、もしかして聖水になっているゴブか?
慌てて湯舟から這い出す。
なんてこったゴブ。これではわたしだけ入れなくなってしまったゴブ。
「なんだかお湯が聖水になっているみたいですって、本当になんだかキラキラしている気がしますね」
お嬢様が湯舟に浸かりながらまわりに説明する
「この湯舟の全てが聖水・・・」
ミランダ様とエレノア様が体調が良くなったら今度はお腹が空いていることに気が付いたらしく軽い軽食を用意したのだ。
「何から何までお世話になって、今回のことは本当に一生かけてお礼をするつもりですわ。ありがとう・・・」
ミランダ様は先程から何度も感謝の言葉を繰り返し涙を見せている。
「王妃様からお話をいただいた時はにわかに信じられませんでしたわ。派閥が違えど何か助けが出来ないか本当に心配されておりましたもの。王家の宝物庫にある復活ポーションはあと1本しか無いとのことで使用許可は下りませんでしたし」
「現在の聖女様も代替わりされたばかりでまだ修行中の身だとか」
「今世間を賑わしている黒髪の一族の方にも優れた魔法使いがいるようですが聖魔法の使い手という方はいないとか」
「当家もあらゆる伝手を使って回復薬の入手や噂の払拭や貴族院の買収まで図ったのですがどれも上手くいかず、あきらめてエレノアを修道院に行かせようかと思っていたところなのです」
「やはりそれはあの婚約者であるベルウッド辺境伯家の次男のせいでしょうか?」
「こらこらカタリナ、貴族の名前を軽々しく口に出すものではありません。ただ回復薬や貴族院はどうにもならないとしても噂の流布には何らかのかたちで関わっているのは間違いないわ。時期と広がり方が貴族の謀略の方法と同じですもの」
「ぐぬぬ~。乙女の人生を軽々しく扱って・・・許せませんわ」
奥方様の話にお嬢様もご立腹だ。
「あの方はエレノアに最初に会った時から気に入らない様子でしたわ。確かに以前のこの子はお世辞にも美人とは言えませんでしたが貴族の礼節をしっかり勉強していつかくる旦那様をしっかり支えるように努力していましたのよ。それを・・・」
「お母様、エレノアも悪いのです。あの方が私の容姿に興味がないのは存じておりましたから他の婦女子の方と多少仲良くされても仕方がないと頭では理解していたのですが段々と遠慮が無くなり堂々とお付き合いされ始めたのでつい・・・皆のいる前で苦言を述べてしまいましたの」
「それでこちらが原因となるよう婚約破棄になる事件を起こそうなんてとんでもない愚行ですね」
「あそこは王家も口出ししづらい特別な貴族ですからね。エレノア嬢は何も非がありませんよ。あそこの次男は子供のころから評判が良いとはいえない子でしたから」
「ええ、今回はかなり落ち込みましたが今はもう大丈夫です。こんなにあっさりと解決するなんて1か月も泣いていた自分が馬鹿らしくなりましたわ」
「ふふふ、美しくなったエレノア嬢を見たベルウッド次男の顔が見てみたいわ」
「綺麗になったからといって何事も無かったかのように婚約者を名乗らせませんよ」
「くくく・・・」
「ふふふ・・・」
ミランダ様もエレノア様もご飯を食べられて元気が出てきたようだ。
こんな夜中によくステーキなんか食べるゴブ。
出したのはコスタリア家だけど。
「ゴブ~」(それはそうともう眠たくなってきたゴブ~)
「ミセッティがもう疲れて眠たいって言っていますわ」
こっちは生後まだ2か月とちょっとやぞ。
晩ご飯を食べて少し遊んだら良い子は寝る時間だゴブ。
「あらあら、それはいけませんね。明日は1週間に1度の女神の日ですからお風呂に入って身を清めないと」
「日が変わるまでもう2時間しかありませんね。急いで大浴場に向かいましょう。ミランダ様たちも今から帰っても間に合いませんね。当家の浴場にて身を清めてください」
「ゴブ~」(もう眠いゴブ~)
カタリナさんに抱っこされてみんなと一緒に大浴場に連れていかれた。
~~~~~~
「すいません・・・魔石炉で追い炊きはしたのですが・・・お湯の張り直しまですると間に合わないと・・・」
いつもはもちろん領主様たちから最初に入るのだが今回は来客のおかげで最後になってしまったようだ。
今日は清めの日なので使用人、メイドさんたちも全員がお風呂を使うのだ。
本来は透明なはずの湯船のお湯がどこかの温泉のように白濁している・・・
「えーっと・・・これで体を清める・・・ということで良いのでしょうか?もっと汚れてしまうような気がします。でも形式的にも清めなければいけませんし・・・」
お嬢様もどん引きですな。
暖かいお湯に浸かれるだけでも相当な贅沢なのにわがままゴブな~。
「ゴブ~」(お先にいただくゴブ~)
わたしはさっさとすっぽんぽんになって湯舟に浸かった。
もちろん掛け湯をしてからゴブ。
今回はあまり意味がなさそうだが元日本人としてマナーは守るゴブ。
裸になった奥方様とアイラ様、ミランダ様とエレノア様も入口で立ち尽くしている。
カタリナさんまで裸になって、一緒に入るつもりだったゴブな。
こんな広い浴場を独り占め出来て最高ゴブ~。
すい~っと潜水して移動しお湯の吐出口で滝行の真似をしてみる。
少し熱めのお湯がまた気持ちいいゴブ。
火と水の魔石なるものが組み込んであって循環して追い炊きしているらしい。
「ミセッティ~。あなたの魔法でどうにかなるでしょ~。お願い~」
お嬢様が浴場の入口から叫んでいるゴブ。
まぁ仕方ないゴブ。遊んでいて遅くなった訳ではないゴブし。
奥方様やお客さんもおられることだしな~。
「ゴブ!」(分かっているゴブ。お湯をきれいにすればいいんだゴブ)
勘違いの多いわたしでもさすがに今回は間違えませんよ。
聖魔法レベル7[神界]発動
ただの石積みの吐出工を改造してやるゴブ。
[神界]通称「女神工房」の真骨頂を見せてやるゴブ~。
石積みの形を整形して水カメを肩に持った女神像を製作する。
温泉といったらコレでしょう。
ライオンの口もいいけど最近女神に会ったばかりだからな~。
創作意欲が湧いてきたゴブ。
女神セレスティアの裸像を寸分違わず作っていく。
胸はどうだっかな~。印象に無いってことは控えめだったのかな~。
もちろん髪の毛をうまく表現して大事な部分は隠しているゴブ。
芸術ですな~。
「ゴブ!」(出来たゴブ~。女神セレスティア様を忠実に再現したゴブ)
セレスティア様の像から出たお湯が湯舟に注がれるときれいな透明に変わりだす。
「ゴブ」(もちろん浄化の効果を付与しているゴブ)
せっかくきれいになったのにみんなはまだ入ろうとしない。
「え~っと・・・セレスティア様の像から出るお湯できれいになったから入ってもいいと言っていますわよ?」
お嬢様がみんなに説明している。
「今度は浄化の魔道具ですか・・・それもこの量を一瞬で・・・」
「いえ、それよりも女神様の裸像が問題になるかと・・・男性陣は来週からこの浴場には入れられませんね」
「ゴブブ!」(熱い?いや痛いゴブ!!)
なんかピリピリしてきたゴブ。お湯を浄化しているだけでなくて、もしかして聖水になっているゴブか?
慌てて湯舟から這い出す。
なんてこったゴブ。これではわたしだけ入れなくなってしまったゴブ。
「なんだかお湯が聖水になっているみたいですって、本当になんだかキラキラしている気がしますね」
お嬢様が湯舟に浸かりながらまわりに説明する
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