50 / 155
第50話 ダンドール子爵家ご来訪5
しおりを挟む
私たちは離れの居間で座って談笑している。
ミランダ様とエレノア様が体調が良くなったら今度はお腹が空いていることに気が付いたらしく軽い軽食を用意したのだ。
「何から何までお世話になって、今回のことは本当に一生かけてお礼をするつもりですわ。ありがとう・・・」
ミランダ様は先程から何度も感謝の言葉を繰り返し涙を見せている。
「王妃様からお話をいただいた時はにわかに信じられませんでしたわ。派閥が違えど何か助けが出来ないか本当に心配されておりましたもの。王家の宝物庫にある復活ポーションはあと1本しか無いとのことで使用許可は下りませんでしたし」
「現在の聖女様も代替わりされたばかりでまだ修行中の身だとか」
「今世間を賑わしている黒髪の一族の方にも優れた魔法使いがいるようですが聖魔法の使い手という方はいないとか」
「当家もあらゆる伝手を使って回復薬の入手や噂の払拭や貴族院の買収まで図ったのですがどれも上手くいかず、あきらめてエレノアを修道院に行かせようかと思っていたところなのです」
「やはりそれはあの婚約者であるベルウッド辺境伯家の次男のせいでしょうか?」
「こらこらカタリナ、貴族の名前を軽々しく口に出すものではありません。ただ回復薬や貴族院はどうにもならないとしても噂の流布には何らかのかたちで関わっているのは間違いないわ。時期と広がり方が貴族の謀略の方法と同じですもの」
「ぐぬぬ~。乙女の人生を軽々しく扱って・・・許せませんわ」
奥方様の話にお嬢様もご立腹だ。
「あの方はエレノアに最初に会った時から気に入らない様子でしたわ。確かに以前のこの子はお世辞にも美人とは言えませんでしたが貴族の礼節をしっかり勉強していつかくる旦那様をしっかり支えるように努力していましたのよ。それを・・・」
「お母様、エレノアも悪いのです。あの方が私の容姿に興味がないのは存じておりましたから他の婦女子の方と多少仲良くされても仕方がないと頭では理解していたのですが段々と遠慮が無くなり堂々とお付き合いされ始めたのでつい・・・皆のいる前で苦言を述べてしまいましたの」
「それでこちらが原因となるよう婚約破棄になる事件を起こそうなんてとんでもない愚行ですね」
「あそこは王家も口出ししづらい特別な貴族ですからね。エレノア嬢は何も非がありませんよ。あそこの次男は子供のころから評判が良いとはいえない子でしたから」
「ええ、今回はかなり落ち込みましたが今はもう大丈夫です。こんなにあっさりと解決するなんて1か月も泣いていた自分が馬鹿らしくなりましたわ」
「ふふふ、美しくなったエレノア嬢を見たベルウッド次男の顔が見てみたいわ」
「綺麗になったからといって何事も無かったかのように婚約者を名乗らせませんよ」
「くくく・・・」
「ふふふ・・・」
ミランダ様もエレノア様もご飯を食べられて元気が出てきたようだ。
こんな夜中によくステーキなんか食べるゴブ。
出したのはコスタリア家だけど。
「ゴブ~」(それはそうともう眠たくなってきたゴブ~)
「ミセッティがもう疲れて眠たいって言っていますわ」
こっちは生後まだ2か月とちょっとやぞ。
晩ご飯を食べて少し遊んだら良い子は寝る時間だゴブ。
「あらあら、それはいけませんね。明日は1週間に1度の女神の日ですからお風呂に入って身を清めないと」
「日が変わるまでもう2時間しかありませんね。急いで大浴場に向かいましょう。ミランダ様たちも今から帰っても間に合いませんね。当家の浴場にて身を清めてください」
「ゴブ~」(もう眠いゴブ~)
カタリナさんに抱っこされてみんなと一緒に大浴場に連れていかれた。
~~~~~~
「すいません・・・魔石炉で追い炊きはしたのですが・・・お湯の張り直しまですると間に合わないと・・・」
いつもはもちろん領主様たちから最初に入るのだが今回は来客のおかげで最後になってしまったようだ。
今日は清めの日なので使用人、メイドさんたちも全員がお風呂を使うのだ。
本来は透明なはずの湯船のお湯がどこかの温泉のように白濁している・・・
「えーっと・・・これで体を清める・・・ということで良いのでしょうか?もっと汚れてしまうような気がします。でも形式的にも清めなければいけませんし・・・」
お嬢様もどん引きですな。
暖かいお湯に浸かれるだけでも相当な贅沢なのにわがままゴブな~。
「ゴブ~」(お先にいただくゴブ~)
わたしはさっさとすっぽんぽんになって湯舟に浸かった。
もちろん掛け湯をしてからゴブ。
今回はあまり意味がなさそうだが元日本人としてマナーは守るゴブ。
裸になった奥方様とアイラ様、ミランダ様とエレノア様も入口で立ち尽くしている。
カタリナさんまで裸になって、一緒に入るつもりだったゴブな。
こんな広い浴場を独り占め出来て最高ゴブ~。
すい~っと潜水して移動しお湯の吐出口で滝行の真似をしてみる。
少し熱めのお湯がまた気持ちいいゴブ。
火と水の魔石なるものが組み込んであって循環して追い炊きしているらしい。
「ミセッティ~。あなたの魔法でどうにかなるでしょ~。お願い~」
お嬢様が浴場の入口から叫んでいるゴブ。
まぁ仕方ないゴブ。遊んでいて遅くなった訳ではないゴブし。
奥方様やお客さんもおられることだしな~。
「ゴブ!」(分かっているゴブ。お湯をきれいにすればいいんだゴブ)
勘違いの多いわたしでもさすがに今回は間違えませんよ。
聖魔法レベル7[神界]発動
ただの石積みの吐出工を改造してやるゴブ。
[神界]通称「女神工房」の真骨頂を見せてやるゴブ~。
石積みの形を整形して水カメを肩に持った女神像を製作する。
温泉といったらコレでしょう。
ライオンの口もいいけど最近女神に会ったばかりだからな~。
創作意欲が湧いてきたゴブ。
女神セレスティアの裸像を寸分違わず作っていく。
胸はどうだっかな~。印象に無いってことは控えめだったのかな~。
もちろん髪の毛をうまく表現して大事な部分は隠しているゴブ。
芸術ですな~。
「ゴブ!」(出来たゴブ~。女神セレスティア様を忠実に再現したゴブ)
セレスティア様の像から出たお湯が湯舟に注がれるときれいな透明に変わりだす。
「ゴブ」(もちろん浄化の効果を付与しているゴブ)
せっかくきれいになったのにみんなはまだ入ろうとしない。
「え~っと・・・セレスティア様の像から出るお湯できれいになったから入ってもいいと言っていますわよ?」
お嬢様がみんなに説明している。
「今度は浄化の魔道具ですか・・・それもこの量を一瞬で・・・」
「いえ、それよりも女神様の裸像が問題になるかと・・・男性陣は来週からこの浴場には入れられませんね」
「ゴブブ!」(熱い?いや痛いゴブ!!)
なんかピリピリしてきたゴブ。お湯を浄化しているだけでなくて、もしかして聖水になっているゴブか?
慌てて湯舟から這い出す。
なんてこったゴブ。これではわたしだけ入れなくなってしまったゴブ。
「なんだかお湯が聖水になっているみたいですって、本当になんだかキラキラしている気がしますね」
お嬢様が湯舟に浸かりながらまわりに説明する
「この湯舟の全てが聖水・・・」
ミランダ様とエレノア様が体調が良くなったら今度はお腹が空いていることに気が付いたらしく軽い軽食を用意したのだ。
「何から何までお世話になって、今回のことは本当に一生かけてお礼をするつもりですわ。ありがとう・・・」
ミランダ様は先程から何度も感謝の言葉を繰り返し涙を見せている。
「王妃様からお話をいただいた時はにわかに信じられませんでしたわ。派閥が違えど何か助けが出来ないか本当に心配されておりましたもの。王家の宝物庫にある復活ポーションはあと1本しか無いとのことで使用許可は下りませんでしたし」
「現在の聖女様も代替わりされたばかりでまだ修行中の身だとか」
「今世間を賑わしている黒髪の一族の方にも優れた魔法使いがいるようですが聖魔法の使い手という方はいないとか」
「当家もあらゆる伝手を使って回復薬の入手や噂の払拭や貴族院の買収まで図ったのですがどれも上手くいかず、あきらめてエレノアを修道院に行かせようかと思っていたところなのです」
「やはりそれはあの婚約者であるベルウッド辺境伯家の次男のせいでしょうか?」
「こらこらカタリナ、貴族の名前を軽々しく口に出すものではありません。ただ回復薬や貴族院はどうにもならないとしても噂の流布には何らかのかたちで関わっているのは間違いないわ。時期と広がり方が貴族の謀略の方法と同じですもの」
「ぐぬぬ~。乙女の人生を軽々しく扱って・・・許せませんわ」
奥方様の話にお嬢様もご立腹だ。
「あの方はエレノアに最初に会った時から気に入らない様子でしたわ。確かに以前のこの子はお世辞にも美人とは言えませんでしたが貴族の礼節をしっかり勉強していつかくる旦那様をしっかり支えるように努力していましたのよ。それを・・・」
「お母様、エレノアも悪いのです。あの方が私の容姿に興味がないのは存じておりましたから他の婦女子の方と多少仲良くされても仕方がないと頭では理解していたのですが段々と遠慮が無くなり堂々とお付き合いされ始めたのでつい・・・皆のいる前で苦言を述べてしまいましたの」
「それでこちらが原因となるよう婚約破棄になる事件を起こそうなんてとんでもない愚行ですね」
「あそこは王家も口出ししづらい特別な貴族ですからね。エレノア嬢は何も非がありませんよ。あそこの次男は子供のころから評判が良いとはいえない子でしたから」
「ええ、今回はかなり落ち込みましたが今はもう大丈夫です。こんなにあっさりと解決するなんて1か月も泣いていた自分が馬鹿らしくなりましたわ」
「ふふふ、美しくなったエレノア嬢を見たベルウッド次男の顔が見てみたいわ」
「綺麗になったからといって何事も無かったかのように婚約者を名乗らせませんよ」
「くくく・・・」
「ふふふ・・・」
ミランダ様もエレノア様もご飯を食べられて元気が出てきたようだ。
こんな夜中によくステーキなんか食べるゴブ。
出したのはコスタリア家だけど。
「ゴブ~」(それはそうともう眠たくなってきたゴブ~)
「ミセッティがもう疲れて眠たいって言っていますわ」
こっちは生後まだ2か月とちょっとやぞ。
晩ご飯を食べて少し遊んだら良い子は寝る時間だゴブ。
「あらあら、それはいけませんね。明日は1週間に1度の女神の日ですからお風呂に入って身を清めないと」
「日が変わるまでもう2時間しかありませんね。急いで大浴場に向かいましょう。ミランダ様たちも今から帰っても間に合いませんね。当家の浴場にて身を清めてください」
「ゴブ~」(もう眠いゴブ~)
カタリナさんに抱っこされてみんなと一緒に大浴場に連れていかれた。
~~~~~~
「すいません・・・魔石炉で追い炊きはしたのですが・・・お湯の張り直しまですると間に合わないと・・・」
いつもはもちろん領主様たちから最初に入るのだが今回は来客のおかげで最後になってしまったようだ。
今日は清めの日なので使用人、メイドさんたちも全員がお風呂を使うのだ。
本来は透明なはずの湯船のお湯がどこかの温泉のように白濁している・・・
「えーっと・・・これで体を清める・・・ということで良いのでしょうか?もっと汚れてしまうような気がします。でも形式的にも清めなければいけませんし・・・」
お嬢様もどん引きですな。
暖かいお湯に浸かれるだけでも相当な贅沢なのにわがままゴブな~。
「ゴブ~」(お先にいただくゴブ~)
わたしはさっさとすっぽんぽんになって湯舟に浸かった。
もちろん掛け湯をしてからゴブ。
今回はあまり意味がなさそうだが元日本人としてマナーは守るゴブ。
裸になった奥方様とアイラ様、ミランダ様とエレノア様も入口で立ち尽くしている。
カタリナさんまで裸になって、一緒に入るつもりだったゴブな。
こんな広い浴場を独り占め出来て最高ゴブ~。
すい~っと潜水して移動しお湯の吐出口で滝行の真似をしてみる。
少し熱めのお湯がまた気持ちいいゴブ。
火と水の魔石なるものが組み込んであって循環して追い炊きしているらしい。
「ミセッティ~。あなたの魔法でどうにかなるでしょ~。お願い~」
お嬢様が浴場の入口から叫んでいるゴブ。
まぁ仕方ないゴブ。遊んでいて遅くなった訳ではないゴブし。
奥方様やお客さんもおられることだしな~。
「ゴブ!」(分かっているゴブ。お湯をきれいにすればいいんだゴブ)
勘違いの多いわたしでもさすがに今回は間違えませんよ。
聖魔法レベル7[神界]発動
ただの石積みの吐出工を改造してやるゴブ。
[神界]通称「女神工房」の真骨頂を見せてやるゴブ~。
石積みの形を整形して水カメを肩に持った女神像を製作する。
温泉といったらコレでしょう。
ライオンの口もいいけど最近女神に会ったばかりだからな~。
創作意欲が湧いてきたゴブ。
女神セレスティアの裸像を寸分違わず作っていく。
胸はどうだっかな~。印象に無いってことは控えめだったのかな~。
もちろん髪の毛をうまく表現して大事な部分は隠しているゴブ。
芸術ですな~。
「ゴブ!」(出来たゴブ~。女神セレスティア様を忠実に再現したゴブ)
セレスティア様の像から出たお湯が湯舟に注がれるときれいな透明に変わりだす。
「ゴブ」(もちろん浄化の効果を付与しているゴブ)
せっかくきれいになったのにみんなはまだ入ろうとしない。
「え~っと・・・セレスティア様の像から出るお湯できれいになったから入ってもいいと言っていますわよ?」
お嬢様がみんなに説明している。
「今度は浄化の魔道具ですか・・・それもこの量を一瞬で・・・」
「いえ、それよりも女神様の裸像が問題になるかと・・・男性陣は来週からこの浴場には入れられませんね」
「ゴブブ!」(熱い?いや痛いゴブ!!)
なんかピリピリしてきたゴブ。お湯を浄化しているだけでなくて、もしかして聖水になっているゴブか?
慌てて湯舟から這い出す。
なんてこったゴブ。これではわたしだけ入れなくなってしまったゴブ。
「なんだかお湯が聖水になっているみたいですって、本当になんだかキラキラしている気がしますね」
お嬢様が湯舟に浸かりながらまわりに説明する
「この湯舟の全てが聖水・・・」
39
あなたにおすすめの小説
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
【モブ魂】~ゲームの下っ端ザコキャラに転生したオレ、知識チートで無双したらハーレムできました~なお、妹は激怒している模様
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
昔流行ったゲーム『魔剣伝説』の中で、悪事を働く辺境伯の息子……の取り巻きの一人に転生してしまったオレ。
そんなオレには、病に侵された双子の妹がいた。
妹を死なせないために、オレがとった秘策とは――――。
最強剣士が転生した世界は魔法しかない異世界でした! ~基礎魔法しか使えませんが魔法剣で成り上がります~
渡琉兎
ファンタジー
政権争いに巻き込まれた騎士団長で天才剣士のアルベルト・マリノワーナ。
彼はどこにも属していなかったが、敵に回ると厄介だという理由だけで毒を盛られて殺されてしまった。
剣の道を極める──志半ばで死んでしまったアルベルトを不憫に思った女神は、アルベルトの望む能力をそのままに転生する権利を与えた。
アルベルトが望んだ能力はもちろん、剣術の能力。
転生した先で剣の道を極めることを心に誓ったアルベルトだったが──転生先は魔法が発展した、魔法師だらけの異世界だった!
剣術が廃れた世界で、剣術で最強を目指すアルベルト──改め、アル・ノワールの成り上がり物語。
※アルファポリス、カクヨム、小説家になろうにて同時掲載しています。
ホームレスは転生したら7歳児!?気弱でコミュ障だった僕が、気づいたら異種族の王になっていました
たぬきち
ファンタジー
1部が12/6に完結して、2部に入ります。
「俺だけ不幸なこんな世界…認めない…認めないぞ!!」
どこにでもいる、さえないおじさん。特技なし。彼女いない。仕事ない。お金ない。外見も悪い。頭もよくない。とにかくなんにもない。そんな主人公、アレン・ロザークが死の間際に涙ながらに訴えたのが人生のやりなおしー。
彼は30年という短い生涯を閉じると、記憶を引き継いだままその意識は幼少期へ飛ばされた。
幼少期に戻ったアレンは前世の記憶と、飼い猫と喋れるオリジナルスキルを頼りに、不都合な未来、出来事を改変していく。
記憶にない事象、改変後に新たに発生したトラブルと戦いながら、2度目の人生での仲間らとアレンは新たな人生を歩んでいく。
新しい世界では『魔宝殿』と呼ばれるダンジョンがあり、前世の世界ではいなかった魔獣、魔族、亜人などが存在し、ただの日雇い店員だった前世とは違い、ダンジョンへ仲間たちと挑んでいきます。
この物語は、記憶を引き継ぎ幼少期にタイムリープした主人公アレンが、自分の人生を都合のいい方へ改変しながら、最低最悪な未来を避け、全く新しい人生を手に入れていきます。
主人公最強系の魔法やスキルはありません。あくまでも前世の記憶と経験を頼りにアレンにとって都合のいい人生を手に入れる物語です。
※ ネタバレのため、2部が完結したらまた少し書きます。タイトルも2部の始まりに合わせて変えました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる