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ストーリーが開始されました!
魔道具師にとっては作業道具はとても大事な物
「ノネリアくん。君は魔道具師の作業道具を壊した場合の規約は覚えておりますでしょうか?」
「勿論です!ですが、そこの平民は魔道具師ではありませんよね?それに学校を卒業していないと魔道具師にすらなれませんが?」
例外ではあるけど、一応学校を卒業しなくても魔道具師になる事ができる。
ただしそれをできるのは限られた貴族だけができる事ではあるけど…。
それにその例外はちょうど目の前で立ってる。
フレット先生は学校を卒業せずに魔道具師になった稀有な存在だ。
フレット先生が学生の時に国家間の戦争があった為、確か戦争時に使用できる地雷型の魔道具を作成し時の人となったからだ。
俺は流石に戦争に関わることはしたくなかったから、戦争関連の魔道具作りには一切関わっていない。
それに自分が嫌だってのもあるけど、それ以上に戦争関連の魔道具作りに関わればそれをサミュエルが利用してくるだろうと思ったからだ。
そんなのを作って利用されれば処刑にもっと近づいてしまう。
「例外的に魔道具師ではないが、魔道具師候補というのを知っていますか?」
「魔道具師候補はこの学校に入学すれば誰でもなれる物では?」
「ここに入学しただけで魔道具師候補になれるのであれば、そのような言葉は生まれません。魔道具師候補というのは新たな魔道具を魔道具師になる前に三つ作成した者にだけ与えられる称号です。そしてこの称号は国からの援助がない魔道具師と同じ称号になります」
「それがどうされのですか?その平民がその魔道具師候補だと仰りたいのですか?」
「そうです。ルドくんは皆さんと違い卒業後魔道具師の将来が確定している魔道具師候補です。そしてその魔道具師候補の作業道具を壊したという事はどういう事かお分かりですね?」
「僕があの平民の魔道具を壊したのは僕に使用料を払わなかったからだ!使用料さえ払えば壊したりしませんでした!」
ダンっと机を叩きながら抗議するノネリアに、先生は深くため息をついた。
「ノネリアくんがルドくんに敵対心を持っていることは存じております。ですが、自身と同じく魔道具師を目指す人の作業道具を壊すのは、魔道具師を目指す者として誇りを持てますか?」
「僕は何も悪いことはしていない!間違ったことはしていないんだ!!」
「そうでしたか…。反省をされないとの事でしたので、国からアースヴェル子爵家に罰金刑のご連絡がきますので、ノネリアくんから子爵にしっかりとお伝えくださいね。学校はノネリアくんを守るための促しは致しましたからね。それでは時間が押してしまいましたが、授業を始めましょう。ルドくんには私からペンを貸し出し致しますので、それを使用してくださいね」
先生にプレゼントとして渡したペンを貸してもらった。
俺が使っている物より数倍高価で、材料はフレット先生が全てくれた物を使ったから実質俺の負担費用はゼロに近い。
ただそれでも高価な物を今日一日中使うと思うと緊張感がすごい。
学校入学初日に起こるにしてはあまりにも濃密過ぎてお腹がいっぱいになりそうになった。
「勿論です!ですが、そこの平民は魔道具師ではありませんよね?それに学校を卒業していないと魔道具師にすらなれませんが?」
例外ではあるけど、一応学校を卒業しなくても魔道具師になる事ができる。
ただしそれをできるのは限られた貴族だけができる事ではあるけど…。
それにその例外はちょうど目の前で立ってる。
フレット先生は学校を卒業せずに魔道具師になった稀有な存在だ。
フレット先生が学生の時に国家間の戦争があった為、確か戦争時に使用できる地雷型の魔道具を作成し時の人となったからだ。
俺は流石に戦争に関わることはしたくなかったから、戦争関連の魔道具作りには一切関わっていない。
それに自分が嫌だってのもあるけど、それ以上に戦争関連の魔道具作りに関わればそれをサミュエルが利用してくるだろうと思ったからだ。
そんなのを作って利用されれば処刑にもっと近づいてしまう。
「例外的に魔道具師ではないが、魔道具師候補というのを知っていますか?」
「魔道具師候補はこの学校に入学すれば誰でもなれる物では?」
「ここに入学しただけで魔道具師候補になれるのであれば、そのような言葉は生まれません。魔道具師候補というのは新たな魔道具を魔道具師になる前に三つ作成した者にだけ与えられる称号です。そしてこの称号は国からの援助がない魔道具師と同じ称号になります」
「それがどうされのですか?その平民がその魔道具師候補だと仰りたいのですか?」
「そうです。ルドくんは皆さんと違い卒業後魔道具師の将来が確定している魔道具師候補です。そしてその魔道具師候補の作業道具を壊したという事はどういう事かお分かりですね?」
「僕があの平民の魔道具を壊したのは僕に使用料を払わなかったからだ!使用料さえ払えば壊したりしませんでした!」
ダンっと机を叩きながら抗議するノネリアに、先生は深くため息をついた。
「ノネリアくんがルドくんに敵対心を持っていることは存じております。ですが、自身と同じく魔道具師を目指す人の作業道具を壊すのは、魔道具師を目指す者として誇りを持てますか?」
「僕は何も悪いことはしていない!間違ったことはしていないんだ!!」
「そうでしたか…。反省をされないとの事でしたので、国からアースヴェル子爵家に罰金刑のご連絡がきますので、ノネリアくんから子爵にしっかりとお伝えくださいね。学校はノネリアくんを守るための促しは致しましたからね。それでは時間が押してしまいましたが、授業を始めましょう。ルドくんには私からペンを貸し出し致しますので、それを使用してくださいね」
先生にプレゼントとして渡したペンを貸してもらった。
俺が使っている物より数倍高価で、材料はフレット先生が全てくれた物を使ったから実質俺の負担費用はゼロに近い。
ただそれでも高価な物を今日一日中使うと思うと緊張感がすごい。
学校入学初日に起こるにしてはあまりにも濃密過ぎてお腹がいっぱいになりそうになった。
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