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ストーリーが開始されました!
エンカウントしました
ようやく二限目が終わって、お昼休憩に入る事ができた。
二限目の授業は全員ボロボロで、俺も時間ギリギリに合格ラインの魔道具を作成する事ができた。
品質は下手をすれば高級品扱いを合格ラインにされていた感じがする。
出来上がった魔道具はちゃっかりとフレット先生に回収されて、手元に全く残らなかった。
完成した魔道具が手元に残らない残念感はいつまで経っても慣れない物だ。
ここでうだうだしててもあれだから、お昼ご飯を食べに行こう!
ゲームでも語られていたけど、ここの食堂のご飯はとっても美味しいと評判が凄く高い。
美味しいご飯が食べられると軽快は足取りで、食堂までの道のりを歩く。
「ルドくんだぁ!」
名前を呼ばれただけで背中にぞわりと悪寒が走った。
呼びかけられた方を見ればニコニコと笑っているサミュエルと、その他諸々の攻略対象者たちが勢揃いしていた。
ああ、今日から本当にあの本に書かれた通りになってしまうのか…。
心臓が嫌に脈打ちながら、逃げ出したい体をグッと抑え込んだ。
本には逃げた時の内容が書かれていて、放課後に攻略対象者の一人によって右腕が動かなくなる程の大怪我を負う。
だからここで逃げ出さなければ右腕に大怪我を負わないで済むんじゃないかと思ってる。
正直逃げ出さない、この行動だけでも心臓が早鐘の様に打っていて段々と息も苦しくなってくる。
「どうしたのルドくん?体調悪いのー?」
死ぬほど悪い。
それが言えたらどれだけ楽か。
サミュエルの後ろから睨みをきかせてくる攻略者たちは一体何をサミュエルに吹き込まれたのだろうか。
「わ、悪くない…です…。ご心配、して…くださり、ありがとう…ございます」
自分よりも小さい相手なのに言葉すら上手く紡ぐ事ができない。
起こっている拒絶反応をなんとか抑え込みながら、サミュエルの前に立ち続ける。
普段は直ぐに手を出されるから、黙って痛みに耐えるだけだったのが、学校ではこの逃げ出したい恐怖心と闘いながら話さなければいけないなんて…。
耐えられる気が全くしない。
早くこの場から立ち去りたい。
「でも、ルドくんお顔真っ青だよ?一緒に保健室でもいく?」
こいつと一緒に保健室にいく?
一体どんな拷問だ?
「サミュ、そんな奴にも優しくしなくていい。お前はこいつに何年も酷い事をされてきたのだから」
「でも…それでも大切なお友達だから…」
エルネストの話を聞いてどう吹き込まれたのか良くわかった。
俺にしてきた事を俺からされたと話したんだな。
ただ、ある程度は内容は軽い物に置き換わってるんだろうな。
じゃないと実力を発揮する為には性行為が必要だから、体に傷がないと怪しまれるからな。
都合良く俺を悪者にしたてあげたって訳か…。
ここにい続けてると本当に具合が悪くなってきた。
「さ、サミュエル様の、お話通り、す、少し…具合が、悪いので…ひ、一人で…保険、室に…言ってき、ます…」
ああ、本当に気持ち悪い。
視界がグラグラとぐらついて、何を見ているのかがはっきりしない。
それでもここで倒れるとまた痛みつけられるから、倒れることもできない。
「しつれ、い…します…」
「まって!」
最低限頭を下げて漸くサミュエル達から離れる事ができた。
後ろから声が聞こえるような気がするけど、それどころかじゃないぐらい具合が悪い。
人もほとんどいない場所にまでついた様で、ずるずると床にしゃがみ込んだ。
本当に気持ち悪い。
俺、ただ出会っただけでこれって本当に三年間無事に過ごせるのだろうか心配になってきた。
二限目の授業は全員ボロボロで、俺も時間ギリギリに合格ラインの魔道具を作成する事ができた。
品質は下手をすれば高級品扱いを合格ラインにされていた感じがする。
出来上がった魔道具はちゃっかりとフレット先生に回収されて、手元に全く残らなかった。
完成した魔道具が手元に残らない残念感はいつまで経っても慣れない物だ。
ここでうだうだしててもあれだから、お昼ご飯を食べに行こう!
ゲームでも語られていたけど、ここの食堂のご飯はとっても美味しいと評判が凄く高い。
美味しいご飯が食べられると軽快は足取りで、食堂までの道のりを歩く。
「ルドくんだぁ!」
名前を呼ばれただけで背中にぞわりと悪寒が走った。
呼びかけられた方を見ればニコニコと笑っているサミュエルと、その他諸々の攻略対象者たちが勢揃いしていた。
ああ、今日から本当にあの本に書かれた通りになってしまうのか…。
心臓が嫌に脈打ちながら、逃げ出したい体をグッと抑え込んだ。
本には逃げた時の内容が書かれていて、放課後に攻略対象者の一人によって右腕が動かなくなる程の大怪我を負う。
だからここで逃げ出さなければ右腕に大怪我を負わないで済むんじゃないかと思ってる。
正直逃げ出さない、この行動だけでも心臓が早鐘の様に打っていて段々と息も苦しくなってくる。
「どうしたのルドくん?体調悪いのー?」
死ぬほど悪い。
それが言えたらどれだけ楽か。
サミュエルの後ろから睨みをきかせてくる攻略者たちは一体何をサミュエルに吹き込まれたのだろうか。
「わ、悪くない…です…。ご心配、して…くださり、ありがとう…ございます」
自分よりも小さい相手なのに言葉すら上手く紡ぐ事ができない。
起こっている拒絶反応をなんとか抑え込みながら、サミュエルの前に立ち続ける。
普段は直ぐに手を出されるから、黙って痛みに耐えるだけだったのが、学校ではこの逃げ出したい恐怖心と闘いながら話さなければいけないなんて…。
耐えられる気が全くしない。
早くこの場から立ち去りたい。
「でも、ルドくんお顔真っ青だよ?一緒に保健室でもいく?」
こいつと一緒に保健室にいく?
一体どんな拷問だ?
「サミュ、そんな奴にも優しくしなくていい。お前はこいつに何年も酷い事をされてきたのだから」
「でも…それでも大切なお友達だから…」
エルネストの話を聞いてどう吹き込まれたのか良くわかった。
俺にしてきた事を俺からされたと話したんだな。
ただ、ある程度は内容は軽い物に置き換わってるんだろうな。
じゃないと実力を発揮する為には性行為が必要だから、体に傷がないと怪しまれるからな。
都合良く俺を悪者にしたてあげたって訳か…。
ここにい続けてると本当に具合が悪くなってきた。
「さ、サミュエル様の、お話通り、す、少し…具合が、悪いので…ひ、一人で…保険、室に…言ってき、ます…」
ああ、本当に気持ち悪い。
視界がグラグラとぐらついて、何を見ているのかがはっきりしない。
それでもここで倒れるとまた痛みつけられるから、倒れることもできない。
「しつれ、い…します…」
「まって!」
最低限頭を下げて漸くサミュエル達から離れる事ができた。
後ろから声が聞こえるような気がするけど、それどころかじゃないぐらい具合が悪い。
人もほとんどいない場所にまでついた様で、ずるずると床にしゃがみ込んだ。
本当に気持ち悪い。
俺、ただ出会っただけでこれって本当に三年間無事に過ごせるのだろうか心配になってきた。
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