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ストーリーが開始されました!
全部を許す事にした
「え、え…ルドくんが王族の親族…?」
驚愕した表情は全く変わらず、なんなら何分も驚愕した表情のままでいる。
嘘を吐くわけにはいかないから頷いたら、卒倒しそうな勢いでクルドが後ろに倒れた。
「クルド!?」
「ちょっと待って…本当に理解が追いつかない…」
倒れた状態のままでクルドは顔を両手で押さえてモゾモゾと動いている。
「俺本当にやらかしてるじゃん…。これルドくんにしたこと言われたら終わりじゃん…」
まぁ、確かにクルドがした事を言ったらクルドの首は胴体とおさらばになると思う。
別にこれが俺だから酷いことを受けるというよりも、誰にだってあんなことを行えば酷い目に遭わされるのはわかっている。
反省して残りの人生を俺に捧げると言っているクルドの気持ちを、無碍に扱いたくもないから俺はクルドにされた事は報告しない。
きっと俺を愚かだという人はたくさんいる。
でも、それを愚かだと言われても人生を捧げると誓った人の気持ちまでを馬鹿にするような人間になりたくない。
「クルド」
「ごめんルドくん、俺が全部悪いのはわかっている。でも、でも…ルドくんの騎士として生きていきたい」
クルドは顔を隠したままで俺のことを全く見ようとしてくれない。
顔を見ないで俺の言葉を受け入れようとしているなんて許すことができないよ。
「クルド俺の騎士になりたいなら、俺としっかりと顔を見合わせて」
ゆっくりと手をひらけて向けられた表情は今にも泣きそうな表情だった。
リリエルによって死刑宣告をされたのと変わりがないから泣きそうな表情なんだろうな。
俺自身はそんな目に合わせない。
「俺はクルドがしてきた事はいうつもりはないよ。だからずっと俺を守ってね?」
「ほ、本当にいいの?俺はルドくんと一緒に居てもいいの?」
「勿論だよ。代わりにとても辛い事もクルドは我慢しないといけない時も出て来るかもしれない。それでも大丈夫?」
「ルドくんがキツくないならそれでいい。きついことは俺が全部受け止めるから」
「なら、大丈夫だね」
魔法で体を強化してクルドの体を起こす。
「それじゃあ、善は急げって言うから挨拶しに行こっか!」
「え…?」
「それはいいですね。ではその挨拶に私もついていってよろしいでしょうか?」
「それはいいかも知れないですね。リリエル様も一緒に家に行きましょうか!」
「ちょっとちょっとルドくん!?」
「どうしたの?」
「俺確かに古傷の中でもできる範囲で筋トレはしてきたけど、まだ騎士として役には立たないと思うんだけど…」
そう言えばついさっきまではクルド運動ができなかったんだ。
「多分鍛える期間はくれると思うよ?だって王子のせいで負った怪我ってそれこそ王子の癇癪としてきっと有名だろうから、それを父さんと母さんが知らないわけないと思うしね!だからクルドも一緒に父さんと母さんに会いに行こう!」
「わかったよ。それじゃあ一緒に行こうか」
クルドが呆れたような表情をしながらも、差し出した手をしっかりと握ってくれた。
驚愕した表情は全く変わらず、なんなら何分も驚愕した表情のままでいる。
嘘を吐くわけにはいかないから頷いたら、卒倒しそうな勢いでクルドが後ろに倒れた。
「クルド!?」
「ちょっと待って…本当に理解が追いつかない…」
倒れた状態のままでクルドは顔を両手で押さえてモゾモゾと動いている。
「俺本当にやらかしてるじゃん…。これルドくんにしたこと言われたら終わりじゃん…」
まぁ、確かにクルドがした事を言ったらクルドの首は胴体とおさらばになると思う。
別にこれが俺だから酷いことを受けるというよりも、誰にだってあんなことを行えば酷い目に遭わされるのはわかっている。
反省して残りの人生を俺に捧げると言っているクルドの気持ちを、無碍に扱いたくもないから俺はクルドにされた事は報告しない。
きっと俺を愚かだという人はたくさんいる。
でも、それを愚かだと言われても人生を捧げると誓った人の気持ちまでを馬鹿にするような人間になりたくない。
「クルド」
「ごめんルドくん、俺が全部悪いのはわかっている。でも、でも…ルドくんの騎士として生きていきたい」
クルドは顔を隠したままで俺のことを全く見ようとしてくれない。
顔を見ないで俺の言葉を受け入れようとしているなんて許すことができないよ。
「クルド俺の騎士になりたいなら、俺としっかりと顔を見合わせて」
ゆっくりと手をひらけて向けられた表情は今にも泣きそうな表情だった。
リリエルによって死刑宣告をされたのと変わりがないから泣きそうな表情なんだろうな。
俺自身はそんな目に合わせない。
「俺はクルドがしてきた事はいうつもりはないよ。だからずっと俺を守ってね?」
「ほ、本当にいいの?俺はルドくんと一緒に居てもいいの?」
「勿論だよ。代わりにとても辛い事もクルドは我慢しないといけない時も出て来るかもしれない。それでも大丈夫?」
「ルドくんがキツくないならそれでいい。きついことは俺が全部受け止めるから」
「なら、大丈夫だね」
魔法で体を強化してクルドの体を起こす。
「それじゃあ、善は急げって言うから挨拶しに行こっか!」
「え…?」
「それはいいですね。ではその挨拶に私もついていってよろしいでしょうか?」
「それはいいかも知れないですね。リリエル様も一緒に家に行きましょうか!」
「ちょっとちょっとルドくん!?」
「どうしたの?」
「俺確かに古傷の中でもできる範囲で筋トレはしてきたけど、まだ騎士として役には立たないと思うんだけど…」
そう言えばついさっきまではクルド運動ができなかったんだ。
「多分鍛える期間はくれると思うよ?だって王子のせいで負った怪我ってそれこそ王子の癇癪としてきっと有名だろうから、それを父さんと母さんが知らないわけないと思うしね!だからクルドも一緒に父さんと母さんに会いに行こう!」
「わかったよ。それじゃあ一緒に行こうか」
クルドが呆れたような表情をしながらも、差し出した手をしっかりと握ってくれた。
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