20 / 39
第15話
しおりを挟む
東さんは、榊さんに提案した。
「《ねぇ?榊さん、熱下がったし・・・散歩でも行きませんか?》」
東さんは、榊さんを散歩に誘っていた。
《・・・・・・》
「《雨上がりって、空が綺麗ですよね!ねぇ?行きましょうよ》」
東さんは、榊さんの手を取った。
だが、榊さんは・・・・
「《僕のことは、ほっておいて東さん1人で・・・・・》」
「《なんで?なんでなの!榊さん・・・・》」
《・・・・・・?》
「《なんでそんな悲しそうな顔で笑うの?なんで、悲しそうな顔、いつまでもしてるの?好きな人と結ばれないから?》」
《・・・・・・・・》
「《一体何があったんですか?一人で悩まないで下さい》」
東さんは、榊さんの手を取り・・・・
「《僕は・・・・僕だけはずっとあなたの味方でいますから・・・・》」
と、手話で伝えた。
東さんの熱い思いに、胸を打たれた榊さんは・・・・・
《優しいですね、東さんは・・・・・》
「《散歩行きましょう!せっかく晴れたし》」
《はい》
散歩に出かけることにしたみたいだ。
みんなの思いは・・・届いてますか?
そして、2人の姿を見ていた人がいた。
「彼はどうして・・・・・」
「暁美さん?行きますよ?」
スタッフに呼びかけられてもなぜか上の空?
「・・・・・・・」
「ねぇ?暁美さん?」
「・・・・ねぇ?まゆみちゃん・・・。耳が突然聞こえなくなったらどうする?」
「えっ?な、なんでそんなこと聞くんですか?仕事に関係ないですよね」
「・・・・俺なら自殺するかも」
「えっ?Σ(゚д゚;)自殺?」
それを聞いたある女子スタッフは・・・
「わたしなら、今までと同じことをしていると思います。耳が聞こえなくても生きているんだからなんでも出来るし、好きなことならあきらめないだろうから」
「《ひまわりの詩》って言うラジオ知ってますか?最近聞いてるラジオなんですけど、彼の仲間に、耳の不自由な人がいてその人のために始めたパソコンで聞ける文字が流れるラジオなんですって」
「それ、いいよね」
「・・暁美さん、それを美月ちゃんに聞かせてみたらどうですか?」
「・・・・そうね、考えとくわ。あと、さっきの質問は忘れていいわ」
「えっ?」
「それより暁美さん、アルバイト志望の方が来てますよ」
「・・・失礼します」
そこに現れたのは、なんと凛子さんだった。
「えっ?車椅子?」
「あ、あの・・デザインだけでも見ていただきたくて・・・・」
「でも、デザイナーは立って寸法を測るのよ?」
「わたし、海外でずっと頑張って来ました。経験はあります。こんな足になってもデザイナーは諦めれなくて・・・・辞めることは出来なかったから」
「・・・・・」
暁美さんは悩んだ。さっき、似たような話をしたばかりだ。
「いいじゃないですか。ちょうど人手欲しかったし」
そこに現れたのは、男性スタッフ。
「山根くん。あのねー」
「いいじゃん。デザインだけでも見てあげれば?経験者なんでしょ?チラッと拝見したけど結構本格的だよ?」
「・・・・・・」
「じゃあ、ぼくは下見に行ってくるから!君、頑張って」
「・・・・はい」
と、肩をぽんっとされた。
「付き合えばいいのに・・・あの二人」
様子を見ていた女子スタッフ。
「えっ?」
「会社中の噂なのよ?」
「もう!あゆみちゃんもいい加減なこと言わないの。ちゃんと仕事して」
「はーい。」
「・・・・でも、嫌いじゃないんですよね?」
「えっ?Σ(゚д゚;)」
「だって、否定してないですから」
「・・・・・まぁ、そうだけど・・・」
「私も今、すごく好きな人がいるんです。彼とはやっと・・・やっと再会できて・・・・」
いつの間にか話し始める凛子さん。
それが、【榊さん】の事だと気づくのはもっと先で・・・・
「やっとその人に気持ちを伝えることが出来るって・・・思ってるんです」
「・・・・そう・・・。わたしはもう、そんな思い忘れてしまったわ」
と、遠い目・・・・
「それよりこれ・・・なかなかいいの書けてるわ。誰か着て欲しい人でもいるの?」
「・・・・・はい」
「いま、言ってた【やっと会えた好きな人?】」
「はい!」
(完成したら着て欲しいなぁ・・・・)
凛子さんは、素直にそう思っていた。
その頃・・・・
「どこいったんだろ、あの人・・・」
母親を探す正也さんと、西田さん。
「正也さん、心当たりないの?」
「・・・・・・・」
まさはある人にれんらくをした。
「正也君?どうしたのよ・・・しばらく休みを取るんじゃなかった?」
「教えてください!和葉の妹がいた場所」
「えっ?な、なに?どういうこと?」
和美さんは混乱している。
「正也君?和葉さんのそばにいなくていいの?いま、どこにいるの?」
「それどころじゃないんです」
事情を話して、心当たりの場所を聞いた。
案の定、彼女はそこに居た。
手を合わせている。
和美さんも心配になって駆けつけてくれた。
「見つけたよ、母さん」
「・・・・・」
「正也・・・・」
「約束したでしょう?3人で暮らそうって!」
「2人で幸せになれ」
「もう、離れるなよ!和葉は大丈夫だから!戻ってきてよ」
「・・・・ありがとう、正也・・・それから皆さんも・・・・」
お母さんは涙を流した。
「それじゃあ、戻ろう」
「今日は寄るところあるから」
「それなら、俺も・・・・」
だが
「いいえ、皆さんに迷惑かけるといけないし・・゙・」
「大丈夫ですよ」
「とにかく、一人で大丈夫だから」
彼女は笑顔で答えた。
「それじゃあ、また」
「絶対帰ってこいよ?約束だからな?」
「・・・・・・」
彼女は、笑顔で手を振っている。
だけどその約束は・・・・・゙
果たされないかもしれないなんてまだ、だれも知らずにいた。
みんなが笑いながらそれぞれの時間を過ごす頃・・・・
「・・・・・・」
東さんは、ダンスをある人に見せていた。
「えっ?大地君?」
その姿を見たのは紛れもなく凛子さんで・・・・・
彼のそばにいるのが・・・・・
「あっ・・・・・」
そう、凛子さんの想い人、《榊さん》だった。
「《ごめんね?榊さん・・・・病み上がりなのに付き合わせてしまって・・・・・》」
《いいえ、今日はすごく楽しかったです。ダンス前より良くなりましたね》
「《ほんとに?》」
なんだか楽しそうに話す彼らの会話が気になる。
「(何を話しているんだろう・・・・)」
「凛子さん?行くわよ?」
「あっ!はい!」
なぜか仕事にもう入っているみたいで・・・暁美さんに呼ばれていて・・・
凛子さんの向いてた方向を見ると・・・・
「えっ?Σ(゚д゚;)」
彼と・・・もう1人誰かいるスタジオ・・・・。ガラス越しに見える。
ダンススタジオ?
「暁美さん?早く乗ってくださいよ」
「( ゚д゚)ハッ!あっ!ごめん・・・・」
な、なにしてるんだろう、わたし。
「凛子さん、ごめんなさいね?急に色々付き合わせて」
「家!楽しかったので・・・・」
と笑顔を見せてくれる。
でも、彼女は気になっていた。
「(凛子さんはどっちの彼を見ていたの?)」
彼女はそれが気になって仕方なかった。
「《そうだ、榊さん・・・。昨日は、勝手にパソコン見てしまってごめんなさい・・・》」
《いいですよ》
「《メル友の人がね・・・ウルトラマンさん・・・榊さんに会いたいって・・・》」
《・・・・・》
榊さんは、目を見開いている。
《あ、会えるわけないです・・・・》
なぜか、恐縮しちゃっている。
「《えっ?なんでなの?会ったことないんじゃ・・・・》」
《彼女には、僕の正体を知られてはいけないんです。》
まるで、本当にウルトラマンだ。
「《正体を、隠しているってこと?》」
《⇳・・・・はい》
また、悲しそうな顔になる。
「《彼女のこと、好きなんですよね?》」
《僕は、彼女に嫌われてますから・・・・・嫌われた理由がわかれば良いのですが⇳・・・・こんな耳になってしまうなんて思わなかったので・・・・・誤解が解けなくて・・・・》
「・・・・・・・」
黙ってしまった東さん。
「《ごめん、榊さん・・・・》」
《どうして、東さんが泣いているんですか?》
「《榊さんが、悲しそうな顔をしているのがどうしても気になって・・僕の目が治ってしまったから・・・・》」
《えっ?》
「《ポクにはもう障害がなくなってしまったから・・・・》」
《東さん?》
「《僕も目を治さなければよかったんだ・・・・・》」
《東さん!!》
かれは、聞いてはいけないことを聞いてしまった。
《東さん!わすれたんですか?あなたの目には、東條さんの一部が入っているんですよ?僕たちを結びつけてくれた大切な人の一部が!》
「・・・・・・」
《あなたはせっかく光を取り戻して好きなことを続けられるんです。それを誇りに思ってください・・・・》
「・・・・・」
まさかそんなことを言われるなんて・・・・
「《な、なんか変なの。僕は慰めるつもりでいたのに、逆に慰められるなんて・・・・変なこと口走ってこっちこそごめんなさい》」
「《ちょっと、キザでしたか?》」
「《ううん、全然!むしろ嬉しい!
ねぇ?言ったよね?僕は、榊さんの味方だって。信じています。きっといつか榊さんの気持ちは通じるって!だから、頑張って!》」
《ありがとう・・・・》
こうして一日は過ぎていった。
「《ねぇ?榊さん、熱下がったし・・・散歩でも行きませんか?》」
東さんは、榊さんを散歩に誘っていた。
《・・・・・・》
「《雨上がりって、空が綺麗ですよね!ねぇ?行きましょうよ》」
東さんは、榊さんの手を取った。
だが、榊さんは・・・・
「《僕のことは、ほっておいて東さん1人で・・・・・》」
「《なんで?なんでなの!榊さん・・・・》」
《・・・・・・?》
「《なんでそんな悲しそうな顔で笑うの?なんで、悲しそうな顔、いつまでもしてるの?好きな人と結ばれないから?》」
《・・・・・・・・》
「《一体何があったんですか?一人で悩まないで下さい》」
東さんは、榊さんの手を取り・・・・
「《僕は・・・・僕だけはずっとあなたの味方でいますから・・・・》」
と、手話で伝えた。
東さんの熱い思いに、胸を打たれた榊さんは・・・・・
《優しいですね、東さんは・・・・・》
「《散歩行きましょう!せっかく晴れたし》」
《はい》
散歩に出かけることにしたみたいだ。
みんなの思いは・・・届いてますか?
そして、2人の姿を見ていた人がいた。
「彼はどうして・・・・・」
「暁美さん?行きますよ?」
スタッフに呼びかけられてもなぜか上の空?
「・・・・・・・」
「ねぇ?暁美さん?」
「・・・・ねぇ?まゆみちゃん・・・。耳が突然聞こえなくなったらどうする?」
「えっ?な、なんでそんなこと聞くんですか?仕事に関係ないですよね」
「・・・・俺なら自殺するかも」
「えっ?Σ(゚д゚;)自殺?」
それを聞いたある女子スタッフは・・・
「わたしなら、今までと同じことをしていると思います。耳が聞こえなくても生きているんだからなんでも出来るし、好きなことならあきらめないだろうから」
「《ひまわりの詩》って言うラジオ知ってますか?最近聞いてるラジオなんですけど、彼の仲間に、耳の不自由な人がいてその人のために始めたパソコンで聞ける文字が流れるラジオなんですって」
「それ、いいよね」
「・・暁美さん、それを美月ちゃんに聞かせてみたらどうですか?」
「・・・・そうね、考えとくわ。あと、さっきの質問は忘れていいわ」
「えっ?」
「それより暁美さん、アルバイト志望の方が来てますよ」
「・・・失礼します」
そこに現れたのは、なんと凛子さんだった。
「えっ?車椅子?」
「あ、あの・・デザインだけでも見ていただきたくて・・・・」
「でも、デザイナーは立って寸法を測るのよ?」
「わたし、海外でずっと頑張って来ました。経験はあります。こんな足になってもデザイナーは諦めれなくて・・・・辞めることは出来なかったから」
「・・・・・」
暁美さんは悩んだ。さっき、似たような話をしたばかりだ。
「いいじゃないですか。ちょうど人手欲しかったし」
そこに現れたのは、男性スタッフ。
「山根くん。あのねー」
「いいじゃん。デザインだけでも見てあげれば?経験者なんでしょ?チラッと拝見したけど結構本格的だよ?」
「・・・・・・」
「じゃあ、ぼくは下見に行ってくるから!君、頑張って」
「・・・・はい」
と、肩をぽんっとされた。
「付き合えばいいのに・・・あの二人」
様子を見ていた女子スタッフ。
「えっ?」
「会社中の噂なのよ?」
「もう!あゆみちゃんもいい加減なこと言わないの。ちゃんと仕事して」
「はーい。」
「・・・・でも、嫌いじゃないんですよね?」
「えっ?Σ(゚д゚;)」
「だって、否定してないですから」
「・・・・・まぁ、そうだけど・・・」
「私も今、すごく好きな人がいるんです。彼とはやっと・・・やっと再会できて・・・・」
いつの間にか話し始める凛子さん。
それが、【榊さん】の事だと気づくのはもっと先で・・・・
「やっとその人に気持ちを伝えることが出来るって・・・思ってるんです」
「・・・・そう・・・。わたしはもう、そんな思い忘れてしまったわ」
と、遠い目・・・・
「それよりこれ・・・なかなかいいの書けてるわ。誰か着て欲しい人でもいるの?」
「・・・・・はい」
「いま、言ってた【やっと会えた好きな人?】」
「はい!」
(完成したら着て欲しいなぁ・・・・)
凛子さんは、素直にそう思っていた。
その頃・・・・
「どこいったんだろ、あの人・・・」
母親を探す正也さんと、西田さん。
「正也さん、心当たりないの?」
「・・・・・・・」
まさはある人にれんらくをした。
「正也君?どうしたのよ・・・しばらく休みを取るんじゃなかった?」
「教えてください!和葉の妹がいた場所」
「えっ?な、なに?どういうこと?」
和美さんは混乱している。
「正也君?和葉さんのそばにいなくていいの?いま、どこにいるの?」
「それどころじゃないんです」
事情を話して、心当たりの場所を聞いた。
案の定、彼女はそこに居た。
手を合わせている。
和美さんも心配になって駆けつけてくれた。
「見つけたよ、母さん」
「・・・・・」
「正也・・・・」
「約束したでしょう?3人で暮らそうって!」
「2人で幸せになれ」
「もう、離れるなよ!和葉は大丈夫だから!戻ってきてよ」
「・・・・ありがとう、正也・・・それから皆さんも・・・・」
お母さんは涙を流した。
「それじゃあ、戻ろう」
「今日は寄るところあるから」
「それなら、俺も・・・・」
だが
「いいえ、皆さんに迷惑かけるといけないし・・゙・」
「大丈夫ですよ」
「とにかく、一人で大丈夫だから」
彼女は笑顔で答えた。
「それじゃあ、また」
「絶対帰ってこいよ?約束だからな?」
「・・・・・・」
彼女は、笑顔で手を振っている。
だけどその約束は・・・・・゙
果たされないかもしれないなんてまだ、だれも知らずにいた。
みんなが笑いながらそれぞれの時間を過ごす頃・・・・
「・・・・・・」
東さんは、ダンスをある人に見せていた。
「えっ?大地君?」
その姿を見たのは紛れもなく凛子さんで・・・・・
彼のそばにいるのが・・・・・
「あっ・・・・・」
そう、凛子さんの想い人、《榊さん》だった。
「《ごめんね?榊さん・・・・病み上がりなのに付き合わせてしまって・・・・・》」
《いいえ、今日はすごく楽しかったです。ダンス前より良くなりましたね》
「《ほんとに?》」
なんだか楽しそうに話す彼らの会話が気になる。
「(何を話しているんだろう・・・・)」
「凛子さん?行くわよ?」
「あっ!はい!」
なぜか仕事にもう入っているみたいで・・・暁美さんに呼ばれていて・・・
凛子さんの向いてた方向を見ると・・・・
「えっ?Σ(゚д゚;)」
彼と・・・もう1人誰かいるスタジオ・・・・。ガラス越しに見える。
ダンススタジオ?
「暁美さん?早く乗ってくださいよ」
「( ゚д゚)ハッ!あっ!ごめん・・・・」
な、なにしてるんだろう、わたし。
「凛子さん、ごめんなさいね?急に色々付き合わせて」
「家!楽しかったので・・・・」
と笑顔を見せてくれる。
でも、彼女は気になっていた。
「(凛子さんはどっちの彼を見ていたの?)」
彼女はそれが気になって仕方なかった。
「《そうだ、榊さん・・・。昨日は、勝手にパソコン見てしまってごめんなさい・・・》」
《いいですよ》
「《メル友の人がね・・・ウルトラマンさん・・・榊さんに会いたいって・・・》」
《・・・・・》
榊さんは、目を見開いている。
《あ、会えるわけないです・・・・》
なぜか、恐縮しちゃっている。
「《えっ?なんでなの?会ったことないんじゃ・・・・》」
《彼女には、僕の正体を知られてはいけないんです。》
まるで、本当にウルトラマンだ。
「《正体を、隠しているってこと?》」
《⇳・・・・はい》
また、悲しそうな顔になる。
「《彼女のこと、好きなんですよね?》」
《僕は、彼女に嫌われてますから・・・・・嫌われた理由がわかれば良いのですが⇳・・・・こんな耳になってしまうなんて思わなかったので・・・・・誤解が解けなくて・・・・》
「・・・・・・・」
黙ってしまった東さん。
「《ごめん、榊さん・・・・》」
《どうして、東さんが泣いているんですか?》
「《榊さんが、悲しそうな顔をしているのがどうしても気になって・・僕の目が治ってしまったから・・・・》」
《えっ?》
「《ポクにはもう障害がなくなってしまったから・・・・》」
《東さん?》
「《僕も目を治さなければよかったんだ・・・・・》」
《東さん!!》
かれは、聞いてはいけないことを聞いてしまった。
《東さん!わすれたんですか?あなたの目には、東條さんの一部が入っているんですよ?僕たちを結びつけてくれた大切な人の一部が!》
「・・・・・・」
《あなたはせっかく光を取り戻して好きなことを続けられるんです。それを誇りに思ってください・・・・》
「・・・・・」
まさかそんなことを言われるなんて・・・・
「《な、なんか変なの。僕は慰めるつもりでいたのに、逆に慰められるなんて・・・・変なこと口走ってこっちこそごめんなさい》」
「《ちょっと、キザでしたか?》」
「《ううん、全然!むしろ嬉しい!
ねぇ?言ったよね?僕は、榊さんの味方だって。信じています。きっといつか榊さんの気持ちは通じるって!だから、頑張って!》」
《ありがとう・・・・》
こうして一日は過ぎていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる