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第5話
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「もうすぐバレンタインかぁ」
しみじみと俺はつぶやいた。
チョコを贈る気分でもなかったけどなかったはずやのに!
俺どんだけあの人が好きなん?
まだ未練があるんか?
こんなん女子やんか!
女子が普通悩むとこやろ!
なのに・・・・・。
「・・・・・」
俺はある教室に申し込んでしもた。
それは料理教室。
来てしまった。
べ、べつにあの人に贈らんだってええねん!
こ、今回は自分にご褒美やから!
そういいきかせたけどなんやかんや料理くらいはできるようになれ!
と姉ちゃんが、勝手に申し込んだんや!
あのなぁ俺にだって予定くらい・・・・・
と思い返してみたが・・・
ないんやった。
俺、帰宅部やった。
なんでか分からず来てしまった料理教室に見知った顔を発見。
それは会いたかったようで会いたくなかった人・・・・
「あー、直人くんやん」
とにっこり。
「大岡くん」
直人って名前呼んでくれるんや
そう、料理教室で再会したのは大岡くんで。
卒業間近やからほぼ会わんくなった。
と言うより俺が高等部に行くのを避けていたからでもあるけど。
前より明るくなって笑顔も増えて人とも話すようになって・・・・。
「(っていうかあなたはこの教室に通わなくても料理が上手やないですか!!善くんの心を掴んだくせに)」
あぁ、あかん。また大岡くんに恨みの言葉を発しそうで怖い・・・・・。
俺、こんないやな人間なんやろか
ずるいです🥺
大岡くん、あなたはずるいです。
そんな直人の心を知ってか知らないでいるか・・・・それでも大岡くんはいつもと態度を変えずにいて・・・。
「なぁ?直人くんは美容師目指してるんやろ?」
「いえそういうわけでも」
「そうなん?でも料理も勉強しようとしてるなんて偉いなあ」
「いや俺・・・料理だけは苦手で・・・というか姉ちゃんが、勝手に申し込んだんや。あんた暇やろ!って」
「えぇ....(困惑)そうなん?お姉ちゃんもおるんや」
「俺、実は不器用なので」
「そんなことないやろ」
「そんなことありますよ」
「でも直人くんはネガティブだった僕のことを変えてくれた1人やし・・・応援するわ😊」
「・・・・・・」
「感謝してる。お礼を言いそびれていたなって・・・今さらやけどありがとうな?」
「そんなのいいですよ」
「あかんよ。こうやって前向きな気持ちになれたのは直人くん達・・・オシャレ男子だっけ?のおかげやし。人にたくさん話しかけられるようになったのもみっちー達のおかげや😊」
「・・・・俺は何もしてないよ。オシャレ男子か。(ほんまはオシャレトリオやけど哲平もいるからトリオやないしな)」
「してくれたやん。前髪切れって切ってくれた」
「・・・・そうでしたっけ」
「色々自信も持てるようになったしな。
「・・・・なんで?・・・なんで優しいんですか」
「えっ?」
「俺・・・・あんなに酷いことしたのに・・・・」
「酷いこと?」
「中川先輩に好かれてる大橋くんが羨ましくて・・・( ̄^ ̄゜)グスッ俺」
直人が泣き始めてしまい
「どうした?」
それに気づき始めた生徒がいて
「(´⌒`。)グスン(´・ω;`)」
「あー!先生!」
その時まっさきに大岡くんが
「あの!直人くんが・・・三枝くんが気分が悪いみたいなので」
「(´⌒`。)グスンいや大丈夫です」
「ちょっと外の空気を・・・・吸わせるのについていきマース」
なんて言ってくれて
「そうですね。行ってらっしゃい」
と先生に許可を貰い
「はぁーい( *´꒳`*)いこ?直人くん」
と、腕を掴まれる。
「えっ・・・あの?」
「ええから外の空気を吸いに行こ!なっ?」
まるで善くんみたいなことをする大岡くんが、そこにはいた。
前とは逆になっていて大岡くんに繋がれたその手は凄く温かかった。
「(´⌒`。)グスン(´⌒`。)グスン」
そう思ったら余計に涙が止まらなくなって
「よしよし泣いてええからな?ゆっくり・・・ゆっくりな?」
「・・・・・・」
落ち着いてきたところで
「笑とりあえず涙を拭こうか。イケメンさんが台無しや」
とハンカチを差し出してくれて
「えぇ....(困惑)泣いてええ言うたやないですかぁ」
「あっ、そうやった。ごめんごめん」
「・・・・・」
でも不思議と涙はもう出なくなっていて少しスッキリしていた。
しみじみと俺はつぶやいた。
チョコを贈る気分でもなかったけどなかったはずやのに!
俺どんだけあの人が好きなん?
まだ未練があるんか?
こんなん女子やんか!
女子が普通悩むとこやろ!
なのに・・・・・。
「・・・・・」
俺はある教室に申し込んでしもた。
それは料理教室。
来てしまった。
べ、べつにあの人に贈らんだってええねん!
こ、今回は自分にご褒美やから!
そういいきかせたけどなんやかんや料理くらいはできるようになれ!
と姉ちゃんが、勝手に申し込んだんや!
あのなぁ俺にだって予定くらい・・・・・
と思い返してみたが・・・
ないんやった。
俺、帰宅部やった。
なんでか分からず来てしまった料理教室に見知った顔を発見。
それは会いたかったようで会いたくなかった人・・・・
「あー、直人くんやん」
とにっこり。
「大岡くん」
直人って名前呼んでくれるんや
そう、料理教室で再会したのは大岡くんで。
卒業間近やからほぼ会わんくなった。
と言うより俺が高等部に行くのを避けていたからでもあるけど。
前より明るくなって笑顔も増えて人とも話すようになって・・・・。
「(っていうかあなたはこの教室に通わなくても料理が上手やないですか!!善くんの心を掴んだくせに)」
あぁ、あかん。また大岡くんに恨みの言葉を発しそうで怖い・・・・・。
俺、こんないやな人間なんやろか
ずるいです🥺
大岡くん、あなたはずるいです。
そんな直人の心を知ってか知らないでいるか・・・・それでも大岡くんはいつもと態度を変えずにいて・・・。
「なぁ?直人くんは美容師目指してるんやろ?」
「いえそういうわけでも」
「そうなん?でも料理も勉強しようとしてるなんて偉いなあ」
「いや俺・・・料理だけは苦手で・・・というか姉ちゃんが、勝手に申し込んだんや。あんた暇やろ!って」
「えぇ....(困惑)そうなん?お姉ちゃんもおるんや」
「俺、実は不器用なので」
「そんなことないやろ」
「そんなことありますよ」
「でも直人くんはネガティブだった僕のことを変えてくれた1人やし・・・応援するわ😊」
「・・・・・・」
「感謝してる。お礼を言いそびれていたなって・・・今さらやけどありがとうな?」
「そんなのいいですよ」
「あかんよ。こうやって前向きな気持ちになれたのは直人くん達・・・オシャレ男子だっけ?のおかげやし。人にたくさん話しかけられるようになったのもみっちー達のおかげや😊」
「・・・・俺は何もしてないよ。オシャレ男子か。(ほんまはオシャレトリオやけど哲平もいるからトリオやないしな)」
「してくれたやん。前髪切れって切ってくれた」
「・・・・そうでしたっけ」
「色々自信も持てるようになったしな。
「・・・・なんで?・・・なんで優しいんですか」
「えっ?」
「俺・・・・あんなに酷いことしたのに・・・・」
「酷いこと?」
「中川先輩に好かれてる大橋くんが羨ましくて・・・( ̄^ ̄゜)グスッ俺」
直人が泣き始めてしまい
「どうした?」
それに気づき始めた生徒がいて
「(´⌒`。)グスン(´・ω;`)」
「あー!先生!」
その時まっさきに大岡くんが
「あの!直人くんが・・・三枝くんが気分が悪いみたいなので」
「(´⌒`。)グスンいや大丈夫です」
「ちょっと外の空気を・・・・吸わせるのについていきマース」
なんて言ってくれて
「そうですね。行ってらっしゃい」
と先生に許可を貰い
「はぁーい( *´꒳`*)いこ?直人くん」
と、腕を掴まれる。
「えっ・・・あの?」
「ええから外の空気を吸いに行こ!なっ?」
まるで善くんみたいなことをする大岡くんが、そこにはいた。
前とは逆になっていて大岡くんに繋がれたその手は凄く温かかった。
「(´⌒`。)グスン(´⌒`。)グスン」
そう思ったら余計に涙が止まらなくなって
「よしよし泣いてええからな?ゆっくり・・・ゆっくりな?」
「・・・・・・」
落ち着いてきたところで
「笑とりあえず涙を拭こうか。イケメンさんが台無しや」
とハンカチを差し出してくれて
「えぇ....(困惑)泣いてええ言うたやないですかぁ」
「あっ、そうやった。ごめんごめん」
「・・・・・」
でも不思議と涙はもう出なくなっていて少しスッキリしていた。
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