もしも、記憶力日本一の男が美少女中学生の弟子を持ったら

青キング

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ショッピングデート?

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 SCCから数日が過ぎた、日曜日のこと。

 蟹江はいつもより見栄えのいい余所行きの服装をして、駅前広場のベンチ横にいた。

 右手にトランプの束を持ち左手の指で繰りながら、イメージ変換をして人を待っている。



「お待たせしました」



 トランプの札を見つめて視野が狭くなった彼の目の端に、ちらりとパンプスの爪先が映り込む。

 蟹江はトランプを繰る手を止めて、洒落たパンプスを履く人物へと視界を上げた。

 ハンドバッグを提げた小牧が、溌溂とした笑顔で立っている。



「おはようございます」

「おはよう。今日は随分とめかし込んでるな」



 蟹江は皮肉のつもりで言った。

 だが小牧は、少し照れた顔になる。



「蟹江さんと二人でお出かけですから、オシャレもしてきますよ」

「お出かけっても、ルートを作るための外出だろ」



 女心など微塵もわからない蟹江にとって今日小牧と出掛ける目的は、あくまで小牧のルート作成を手伝うためである。

 蟹江の淡白な反応に、小牧は照れを幾らか引っ込めた。

 まあ蟹江さんらしいけど、と強引に自分を肯定させる。



「それで蟹江さん。私がどこでルートを作ろうと思ってるか、わかります?」

「いや。知らない」

「それはですね。あそこです」



 小牧が蟹江の背後を指さす。

 蟹江のずっと後方、都会的建造物に囲まれた大型商業施設――いわゆるショッピングモールだ。

 わずかに姿を覗かせる巨大な施設に、へえと蟹江は感心したような息を漏らす。



「ショッピングモールか。それは盲点だった」

「蟹江さんもショッピングモールでルートは作ってないんですね」



 意外そうに言う。

 蟹江は小牧に目を戻した。



「普段俺は一人行動だ。物を買う時は大方通販だし、わざわざ買い物に出掛けるなんてことしないからな。ショッピングモールなんて何時ぶりだろうな」

「それじゃ、なおさら一緒に作りましょう」

「そうだな」



 悪くないな、という意味合いで小牧の誘いに応じる。

 機嫌の良い小牧に蟹江が着いていくような形で、二人はショッピングモールに足を向けた。

 ただでさえ買い物に出る人の多い日曜日、施設内に入ると人気はいっそうに増した。

 入り口から四方に店舗が看板を並べ、店前を幾人もの客が通り過ぎまたは吸い込まれていく。

 若者向けの店が揃う左の通路へ、小牧が嬉々として歩き出す。

だが蟹江は建物内部の案内図に気を取られて、入り口付近で足を止めている。

そういえば、このショッピングモールが和菓子屋が入ってたような。



「行かないんですか?」



 小牧は振り返って、不思議そうな目を向ける。

 小牧の声にはっとして、蟹江は案内図から小牧に目を戻した。



「小牧は和菓子って好きか?」

「嫌いじゃないですけど、急にどうしたんですか?」

「いや、なんでもない」



 蟹江は内省した。遊び目的じゃないと自分で言ったくせに、好みの店を探してしまっている。



「なあ小牧」



 弾んだ足取りで小牧は蟹江のところまで戻ってくる。



「なんですか、師匠」

「どこをどう回る予定なんだ。店が多くて、ルートが定まらんぞ」

「そんなことですか、任せてください。今日の蟹江さんはあたしと一緒に行動してくれればいいですよ」



 自信たっぷりの笑顔で、小牧は請け合った。

 裏腹に内心では、思わぬ好都合に諸手を上げて喜んだ。

 前夜に計画したデートプランを、早急にラブラブとした脳内で練り直す。



「さあ、着いてきてください。一軒目行きますよ」



 大胆にも蟹江の手を掴んで、小牧は誘引した。

 蟹江は手を掴まれて、何故手を掴むのか理解し難かったが、周囲にも手を繋ぐ親子連れやアベックがいたので、真似してるだけだと考えて拒まなかった。

 



 小牧が一軒目に選んだのは、男性物の服を販売しているアパレルショップ。

 店前で小牧が掴んでいた手を離して、蟹江に向き直る。



「さて蟹江さん。今からこのお店でルートを思うんですけど、蟹江さんはルート作る時気にしてることとかありますか?」



 弟子らしい質問に、蟹江は親身に答える。



「ルート作る時か。そうだな、俺は基本一つのルートは十三カ所っていう決まりをつけてる。『4(フォー)in(イン)1(ワン)』だからな」

「なんですかその、『4in1』って?」



『4in1』とは記憶方法の一種であり、後ろの数字は場所の数、前の数字は記憶対象の数を現しており、『4in1』は一つの場所に四つの記憶対象をストーリーで連結させて記憶する。従って『2in1』は一つの場所に二つの記憶対象、『1in1』は一つの場所に一つの記憶対象、ということになる。

 蟹江はそのような講釈を小牧に垂れる。



「それじゃあたしは蟹江さんと一緒なんですね。あたしも一つの場所に四つ入れてますから」



 些細な蟹江との共通点に、小牧は喜んだ。



「それと種目によって……」

「プレイスの数は決まってますし、店に入りましょうか」



 記憶の話を続けようとする蟹江に先んじて、小牧は誘うように店のブースに足を踏み入れる。

 だが、蟹江はブースと通路の境目のところで立ち止まった。

 奥に進もうとしていた小牧は、一歩踏み出した位置で、ちょっと驚いた顔をして蟹江を振り返る。



「ルートの一カ所目は入り口に限るよな」



 そうだろ、という視線を蟹江は向けた。

 小牧は難色を示す。



「あたしはもっと奥でルートを作りたいです」

「ルートはお前が作りたい場所で作ればいい。だから、俺もルートは自分で決めるからな」

「わかりましたよ」



 指導めいたことを言われ、小牧は不満そうにしながら引き下がった。

 それから二人は、ブース内で場所法に使う十三のルートを作り始める。

 蟹江はショップと通路の境目を一カ所目として時計回りにプレイスを配置し、ハンガーラック下のパステルグリーンのクッション椅子、店の角にあるハンガーラックの上で揺らめくおすすめ品を示す矢印ポップ、店内右端の壁に貼ってある某ジーンズ会社で身なりを整えた外国人男性のポスター、などルート内で近距離過ぎたり酷似しているプレイスを用いないように気を付けながら、店内でとりわけ目に付く物でルートを作成する。



 一方小牧は、店内の最奥左端のカウンター台から始まり、ハンガーラックの上、見本となるコーディネートをしているマネキン、試着室の前、など、記憶を貼り付け易そうな物を選んで、プレイスを生み出していく。

 早々にルートを作り終えた蟹江が店の奥へ足を進めると、小牧はまだルート作成に苦心していた。



「蟹江さん」



 天井の照明と壁のポスターに視線を彷徨わせている小牧が、縋るような目で蟹江に話しかけた。



「どうした?」

「十一カ所目のプレイスなんですけど、照明とポスターがどっちがいいですかね?」



 迷っている二つの物を指さす。



「ルートの一カ所目はどこだ?」

「カウンターです」

「二カ所目は?」

「そこのハンガーラックです」



 小牧のルートを追って、似たようなやり取りを十回繰り返す。

 十一カ所目に来て、蟹江は小牧が選択を悩んでいた照明とポスターに目が留まった。

 どちらもプレイスにするには文句なし、イメージも置きやすそうである。

 プレイス候補の両方を交互にじっくりと見つめて、蟹江は仮の記憶を入れてみる。

 トランプの札は♧2→♡10→♢3→♧9。

 イメージに変換して、素早くストーリーとして連結させる。

 

『国(国旗)』で『鳩』を覆ったらそいつは『ダミー』で、本物は『コック』のフライパンの上だった。



 このストーリーに、照明を組み込む。



 照明に吊るされていた『国(国旗)』で『鳩』を覆ったらそいつは『ダミー』で、本物は『コック』のフライパンの上だった。

 

 続いて同じストーリーを、ポスターのプレイスで試す。

 

 ポスターに被さるように鋲でとめられていた『国(国旗)』で『鳩』を覆ったらそいつは『ダミー』で、本物は『コック』のフライパンの上だった。

 

 どちらのプレイスでも、さほど記憶の定着や速度に影響はしない。

 しかし蟹江は僅かな差にも拘る男だ。

 瞳の瞬きよりも短いコンマの秒数だが、ポスターに被さって鋲でとめるのに比べて照明にイメージを吊り下げる方が、ほんの僅かにタイムロスが少ない。

 蟹江はそう吟味して、小牧に自分の判断を告げる。



「俺だったら、照明を十一カ所目にする」

「どうしてですか?」

「少しだけストーリーを作る時に掛かるタイムが速い」

「そ、そうなんですか」



 ストーリーをプレイスに貼り付ける方法しか知らない小牧には、蟹江の言うタイムの差が理解できない。

 それでも師匠の言うことには必ず意味があると思い、意見に従うことにした。

 十二、十三カ所目はすでにあたりを付けていたので、小牧はすぐにプレイスへと変じさせた。

 この店でのルート作りを済ました小牧は、蟹江には秘している目的の遂行に移る。



「ねえ、蟹江さん。さっき気になる服があったんですよ」



 唐突に声を弾ませウキウキと話題を始めると、マネキンが着ているを指さす。



「あの服、蟹江さんに似合うと思うんです。一回蟹江さん自身で見てみるといいですよ」

「そうか。俺の服装を気にしてくれるのはありがたいが、服は不足していない」



 蟹江にしたら嘘偽りない事実を言っただけなのだが、暗にルート作りからショッピングデートへ誘導しようとしている小牧には、蟹江の反応は解せない。

 誘導の言葉をさらに続ける。



「不足はしてなくても、あたし達お店に無断でルートを作ったわけじゃないですか、一着ぐらいでも買うのが礼儀じゃないですか?」

「えらいなぁ」



 蟹江の声のトーンが緩んだ。

 妹を褒める兄のような目で小牧に見る。



「俺なんていつも勝手に店を使わせてもらってるのに、優しいな小牧は」

「えっ、あっ、そ、そうですかね?」



 思わぬ褒め言葉に、小牧は当惑して訊き返す。

 蟹江は頷いた。



「一度訪れるだけの店でもプレイスを貸してもらっているようなもんだもんな。小牧の言うことが正しい気がしてきた」



 勝手に納得して、しきりに頷く。



「じゃあ、何か買いますか。あたしが蟹江さんに似合う服、選びますよ」

「それは頼りになる。自分のセンスに自信が無いからな」

「わかりました。ちょっと待っててください」



 小牧は頼りにされた嬉しさを押し隠して、いそいそと蟹江に目ぼしい三着を見繕った。



「この三着なんですけど。着てみたいのありますか?」



 選んで持ってきた三着を、蟹江に掲げる。

 蟹江はふむ、と考える顔になって三着を見比べた。

 

「とりあえず、どれも試着てみるか」




 ショッピングモールの中でも人気が高い和菓子店『権藤』のカウンターで財布を開けたまま、弥冨は買い過ぎただけ、と心の中で自らに言い訳した。

 購入数が二種類二つずつなのは、単に合計金額の切りがよかったからだし、一人で暇を余しているのに持ち帰りなのは、単に家でゆっくり食べたかったからだし、断じて蟹江の家を訪ねて、蟹江の好きな餡の入った和菓子を一緒に食べようなどという、腹積もりがあってのことではない。



「お客様」



 そもそもショッピングモールに来たのだってただの気まぐれだし、『権藤』で和菓子を買っているのだって気まぐれに違いない。

 そう全ては気まぐれ、蟹江の家を訪ねる口実が欲しかったわけじゃない。



「お客様?」

「はっ、はい」



 店員の呼びかけに、脳内言い訳タイムに耽っていた弥冨は我に返って顔を上げた。

 目の前に店員の困った顔がある。



「そろそろお支払いを。後ろが詰まっておりますので」

「あ、はい。すみません」



 財布から千円札と一枚と、小銭を取り出す。

 手に掴んだ金銭を支払いのトレイに置こうとして、言い訳タイムが尾を引いていたのか弥富の手元が狂った。

 指の間から小銭がするりと抜け落ちる。

 ジャリリーン、と硬質な音が床に響いた。

 弥冨の後ろに並んでいる客が、急な耳に痛い音にびくりと驚く。



「す、すみません」



 なんで私、こんなオタオタしてるの?

 自分が動揺していることに動揺しながら、弥冨は慌てて小銭を拾うために屈んだ。

 手の届く範囲で散らばった小銭を拾い集めると、周囲の視線に羞恥しながら改めてトレイに置く。



「ご迷惑かけて、すみません」



 ぺこりと頭を下げて、店員にまで謝る。

 いえいえお気になさらず、と店員は言いながら、トレイに置かれた金額を計算する。

 支払金額が足りているのを確かめ終わると、和菓子の入った白い紙箱を弥冨に手渡した。



「ありがとうございました」



 店員の来店感謝の言葉に背中をせっつかれる思いで、弥冨は店を出た。

 あてもなく歩いた後、店から距離が離れた二階へ上がるエスカレーターの近くで足を止めた。

 箱に目を落として、嘆息する。



 『権藤』が思い浮かんだ時の自分を呪いたい、と弥冨は心の中で嘆いた。

 そのくせ弥冨の脳裏には、喜ぶ蟹江の顔が映っている。



 「あー、もう」



 自分の不断に活を入れるように、弥冨は胸の内で声を張り上げた。

 蟹江の家に向うため顔を上げて歩き出した、その時だった。

 弥冨の目端に見覚えどころか見慣れた背格好の人物が入り込んだ。

 足を止めて、見慣れた背格好の人物に目を遣る。

 垢抜けしない服装も、理髪店の店員に任せたような髪型も、少し股を外に向けるような歩き方も、どう見ても蟹江だった。

 蟹江は丁度、男性向けアパレルショップから出てきたところで、店の袋を右手に提げていた。ちらりと横顔が覗く。

 弥冨は思いにもよらず蟹江に出くわして、ポカンと彼の姿を眺めていた。

 それでも少しして、この偶然にちょっとした喜びが湧いてくる。



 陽太――。



 喉元まで出かかった名前は、すんでのところで抑え込まれた。

 蟹江に続いて店から出てきた人物に、息を呑む。

 樺色のショートボブの髪は間違いない。

 上機嫌な笑顔で蟹江の隣にいたのは、彼の弟子である小牧だ。

 カップルみたいに楽しそうな雰囲気の二人は、離れた位置にいる弥冨に背中を向けたまま歩いていく。

 二人の姿を見た弥冨の頭に、不意に親しみなれない単語が浮かんだ。



 デート――。



 ぶんぶんと首を振る。

 蟹江がまさか、デートなんて。

 それでも楽しそうな雰囲気の二人の姿が、網膜から消え去らない。

 弥冨の足は自分でも気づいていないうちに、睦まじい空気を出している二人の後をつけるように進み出していた。

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