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第八章 北風と太陽
125.暖かな陽射し
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「はふぅぅぅ・・・」
私は長く深く快楽の吐息を漏らす。
何度体験しても、この快楽には逆らうことができない。
甘く痺れるような感覚が、全身を駆け抜ける。
「ふぁああああぁぁぁ・・・」
たまらず身体を震わせ、はしたない声を上げてしまう。
一応、年頃の娘のつもりなんだけど、この快感の前には無力だ。
恥じらうという感情が、白い靄に融けていく。
「あの・・・聖女様?そう悶えられますと、こちらまで変な気分になってくるのですが」
リンゴの言葉に、私は顔だけをそちらに向ける。
上半身はだらしなく掘りごたつの上に倒れたままだ。
「この楽園が悪いんだもん」
「『もん』と言われましても・・・」
呆れられた顔をされるけど、全く気にならない。
むしろ、この楽園の中にいて、そんな冷静さを保てていることを意外に思う。
けど、見習おうとは思わない。
楽園にいるのなら、それを満喫すべきだ。
「聖女様、蜜柑が剥けましたよ」
「あーん」
「はい、どうぞ」
小鳥のように開けた口に、ミカンが一切れ入れてくれる。
軽く噛むと、甘い果汁が口の中を満たす。
身体の内側と外側の両方から、暖かさと甘さが染み込んでくるかのようだ。
「おいしい」
「それはよかったです。メフィくんも、あーん」
「あーん」
ミカンは続けて、メフィに蜜柑を食べさせる。
「おいしいよ、ミカンお姉ちゃん」
メフィが猫をかぶっているけど、それもどうでもいい。
そう言えば、メフィは楽園にいても大丈夫なのかな。
楽園は神様のいるような場所だから、メフィの故郷と正反対なところじゃないだろうか。
ああでも、最初の人間が楽園を追放されるきっかけを作ったのって、メフィのお仲間だった気がする。
なら、いいのか。
そんな、どうでもいいようなことが、頭に浮かんでくる。
「よかったね、メフィくん」
そのメフィは今日はスモモの膝の上に座っている。
そして、スモモは猫でも可愛がるかのように、メフィの頭を撫でている。
どうもメフィは、MMQと一緒にいるときはメロン、私の娘達といるときはスモモの膝がお気に入りのようだ。
まあ、気に入っているのは、膝じゃなくて、枕かも知れないけど。
そんな、取り留めのないことを考えながら、私は窓から外を見る。
「そういえば、今日は雪が降っていないわね」
冬の間、この国では、ほとんど毎日、雪が降る。
雪が降っていなくても、薄暗い雲がかかっていることが多い。
それなのに、今日は陽が差している。
「もう、厳寒期は越えましたからね。少しずつ、寒さがやわらいでいくと思いますよ」
リンゴが教えてくれる。
「そうなんだ。でも、まだまだ寒いわよね。温泉に入りたくなってきたわ」
温泉のあった村は、リンゴの故郷だ。
彼女と話したせいだろうか。
それとも、暖かな陽射しに、アヴァロン王国へ帰ることを意識したせいだろうか。
ふと、そんなことを思った。
「今はまだ雪が積もっているから無理ですけど、これから毎日、少しずつ雪は融けていきます。そうしたら、行くこともできると思いますよ」
「そっか、少しずつ雪が融けていくんだ」
「はい」
つまり、この雪に覆われた陸の孤島のような場所から、外へ行くことができるようになるということだ。
そして、それは私達だけに言えることじゃない。
「・・・のんびりできる時間も、もう少しで終わりかな」
ぽつりと呟く。
「聖女様?」
「・・・・・」
私の呟きが聞こえたのか、リンゴがこちらを覗き込んでくる。
彼女達にも、色々とお願いすることになるかも知れない。
「なんでもないわ。それより、林檎を切ってくれる?」
「わかりました」
私の要求にリンゴが楽園を出て、林檎と果物ナイフを取りに向かう。
そして、戻ってきたリンゴは、林檎に果物ナイフを突き立てる。
さくっ、さくっ、さくっ・・・しゅっ、しゅっ・・・
「どうぞ」
「ありがとう」
出て来た林檎は、要求もしていないのに、うさぎ型だった。
たぶん、メフィがいるからだろう。
私は皮の部分も好きだから別にいいんだけど。
シャクッ
子気味良い音を立てながら林檎を咀嚼していると、リンゴが立ち上がる。
「それでは、私は仕事に戻ります」
私に向かって頭を下げてから、部屋を出ていく。
「私達も失礼します」
リンゴが仕事に戻ったのに休憩を続けるわけにはいかないのだろう。
ミカンとスモモも部屋から出ていく。
「・・・・・」
「・・・・・」
シャクシャク・・・
しばし、メフィと二人きりの時間を過ごす。
別に気を遣う相手じゃないんだけど、沈黙というのも落ち着かない。
「ねぇ、メフィ」
「なぁに、お姉ちゃん」
とりあえず世間は無しでもと思って話しかけたら、気持ちの悪い反応が返ってきた。
なんのつもりだと問おうとしたところで、部屋の扉が開く。
「あ、聖女様、いらしていたのですね」
「お疲れ様、アンズ」
扉から入ってきたのは、アンズだった。
メフィは彼女に気づいていたのだろう。
危うく、いつもの調子でメフィに話しかけるところだった。
まあ、メフィの本性がバレたからといって、私は困らないんだけど。
それにしても、このタイミングで来るということは、アンズは出ていった誰かと交代してきたのだろう。
「エリザベート王女の様子はどうだった?」
「あいかわらず、放心状態です。食事を出せば食べてくれるのですが、話しかけても反応を返してくれません」
「そう。それで、『王子様』は?」
「ほぼ毎日、通っています」
「『ほぼ毎日』ね」
『王子様』がエリザベート王女を見舞いたいと言ってから、そろそろ一ヶ月になる。
もし毎日、想像通りのことをシているのだとしたら、もうそろそろのはずだ。
もちろん、100%ではないんだけど、可能性は日に日に上がっているだろう。
別にそのこと自体は、どうでもいい。
むしろ、祝福してあげてもいいくらいだ。
本来は祝福すべきものだとも思う。
ただし、ソレが『王子様』と『王女様』の望んでいることで、『王子様』と『王女様』がソレ以外を望んでいなかったらの話だ。
「ヒルダのところへ行ってくるわ」
この国で私ができること、そして、やるべきことは、ほとんど終わっている。
後は観客となって、結末を見守ることにしよう。
*****
いつものように、ゆるやかに船に揺られるように、身体がなめらかに波打つ。
「・・・・・」
あいかわらず反応は薄い。
けれど、それは表情だけだ。
触れる肌を通して感じる体温は、初めの頃よりも温かい。
いや、熱いと言っていい。
「きっと、もうすぐですからね」
うっすらと汗をかきながら、男性が女性に語り掛ける。
「・・・・・」
返事はない。
けれど、不満はない。
女性は、無口で恥ずかしがり屋なのだ。
男性は、そう考えている。
だから、女性の身体の中が熱くなるのを感じるだけで、満足だった。
それに、女性も身体の外と中から汗をかいている。
そのことに悦びすら感じている。
「・・・・・っ」
いつものように、女性の中を満たすまで、女性の中に注ぎ続ける。
荒い呼吸を整える。
いつもなら、呼吸が整った後に唇を重ねて、それで部屋を立ち去るはずだった。
けど、今日はいつもと違った。
ふいに女性の腕が持ち上がり、男性の首の後ろに回される。
まるで情熱的な口づけを求めるかのように、女性の顔が男性の顔に近づく。
彼女が受け入れてくれたのだ。
悦びとともに男性は瞳を閉じる。
「・・・・・・・・・・ぐっ!」
感じたのは、唇に触れる温かさではなく、首筋に刺さる熱さだった。
けれど、男性は抵抗しない。
流れ出る命の雫を、女性が求めるままに注ぎ続けた。
私は長く深く快楽の吐息を漏らす。
何度体験しても、この快楽には逆らうことができない。
甘く痺れるような感覚が、全身を駆け抜ける。
「ふぁああああぁぁぁ・・・」
たまらず身体を震わせ、はしたない声を上げてしまう。
一応、年頃の娘のつもりなんだけど、この快感の前には無力だ。
恥じらうという感情が、白い靄に融けていく。
「あの・・・聖女様?そう悶えられますと、こちらまで変な気分になってくるのですが」
リンゴの言葉に、私は顔だけをそちらに向ける。
上半身はだらしなく掘りごたつの上に倒れたままだ。
「この楽園が悪いんだもん」
「『もん』と言われましても・・・」
呆れられた顔をされるけど、全く気にならない。
むしろ、この楽園の中にいて、そんな冷静さを保てていることを意外に思う。
けど、見習おうとは思わない。
楽園にいるのなら、それを満喫すべきだ。
「聖女様、蜜柑が剥けましたよ」
「あーん」
「はい、どうぞ」
小鳥のように開けた口に、ミカンが一切れ入れてくれる。
軽く噛むと、甘い果汁が口の中を満たす。
身体の内側と外側の両方から、暖かさと甘さが染み込んでくるかのようだ。
「おいしい」
「それはよかったです。メフィくんも、あーん」
「あーん」
ミカンは続けて、メフィに蜜柑を食べさせる。
「おいしいよ、ミカンお姉ちゃん」
メフィが猫をかぶっているけど、それもどうでもいい。
そう言えば、メフィは楽園にいても大丈夫なのかな。
楽園は神様のいるような場所だから、メフィの故郷と正反対なところじゃないだろうか。
ああでも、最初の人間が楽園を追放されるきっかけを作ったのって、メフィのお仲間だった気がする。
なら、いいのか。
そんな、どうでもいいようなことが、頭に浮かんでくる。
「よかったね、メフィくん」
そのメフィは今日はスモモの膝の上に座っている。
そして、スモモは猫でも可愛がるかのように、メフィの頭を撫でている。
どうもメフィは、MMQと一緒にいるときはメロン、私の娘達といるときはスモモの膝がお気に入りのようだ。
まあ、気に入っているのは、膝じゃなくて、枕かも知れないけど。
そんな、取り留めのないことを考えながら、私は窓から外を見る。
「そういえば、今日は雪が降っていないわね」
冬の間、この国では、ほとんど毎日、雪が降る。
雪が降っていなくても、薄暗い雲がかかっていることが多い。
それなのに、今日は陽が差している。
「もう、厳寒期は越えましたからね。少しずつ、寒さがやわらいでいくと思いますよ」
リンゴが教えてくれる。
「そうなんだ。でも、まだまだ寒いわよね。温泉に入りたくなってきたわ」
温泉のあった村は、リンゴの故郷だ。
彼女と話したせいだろうか。
それとも、暖かな陽射しに、アヴァロン王国へ帰ることを意識したせいだろうか。
ふと、そんなことを思った。
「今はまだ雪が積もっているから無理ですけど、これから毎日、少しずつ雪は融けていきます。そうしたら、行くこともできると思いますよ」
「そっか、少しずつ雪が融けていくんだ」
「はい」
つまり、この雪に覆われた陸の孤島のような場所から、外へ行くことができるようになるということだ。
そして、それは私達だけに言えることじゃない。
「・・・のんびりできる時間も、もう少しで終わりかな」
ぽつりと呟く。
「聖女様?」
「・・・・・」
私の呟きが聞こえたのか、リンゴがこちらを覗き込んでくる。
彼女達にも、色々とお願いすることになるかも知れない。
「なんでもないわ。それより、林檎を切ってくれる?」
「わかりました」
私の要求にリンゴが楽園を出て、林檎と果物ナイフを取りに向かう。
そして、戻ってきたリンゴは、林檎に果物ナイフを突き立てる。
さくっ、さくっ、さくっ・・・しゅっ、しゅっ・・・
「どうぞ」
「ありがとう」
出て来た林檎は、要求もしていないのに、うさぎ型だった。
たぶん、メフィがいるからだろう。
私は皮の部分も好きだから別にいいんだけど。
シャクッ
子気味良い音を立てながら林檎を咀嚼していると、リンゴが立ち上がる。
「それでは、私は仕事に戻ります」
私に向かって頭を下げてから、部屋を出ていく。
「私達も失礼します」
リンゴが仕事に戻ったのに休憩を続けるわけにはいかないのだろう。
ミカンとスモモも部屋から出ていく。
「・・・・・」
「・・・・・」
シャクシャク・・・
しばし、メフィと二人きりの時間を過ごす。
別に気を遣う相手じゃないんだけど、沈黙というのも落ち着かない。
「ねぇ、メフィ」
「なぁに、お姉ちゃん」
とりあえず世間は無しでもと思って話しかけたら、気持ちの悪い反応が返ってきた。
なんのつもりだと問おうとしたところで、部屋の扉が開く。
「あ、聖女様、いらしていたのですね」
「お疲れ様、アンズ」
扉から入ってきたのは、アンズだった。
メフィは彼女に気づいていたのだろう。
危うく、いつもの調子でメフィに話しかけるところだった。
まあ、メフィの本性がバレたからといって、私は困らないんだけど。
それにしても、このタイミングで来るということは、アンズは出ていった誰かと交代してきたのだろう。
「エリザベート王女の様子はどうだった?」
「あいかわらず、放心状態です。食事を出せば食べてくれるのですが、話しかけても反応を返してくれません」
「そう。それで、『王子様』は?」
「ほぼ毎日、通っています」
「『ほぼ毎日』ね」
『王子様』がエリザベート王女を見舞いたいと言ってから、そろそろ一ヶ月になる。
もし毎日、想像通りのことをシているのだとしたら、もうそろそろのはずだ。
もちろん、100%ではないんだけど、可能性は日に日に上がっているだろう。
別にそのこと自体は、どうでもいい。
むしろ、祝福してあげてもいいくらいだ。
本来は祝福すべきものだとも思う。
ただし、ソレが『王子様』と『王女様』の望んでいることで、『王子様』と『王女様』がソレ以外を望んでいなかったらの話だ。
「ヒルダのところへ行ってくるわ」
この国で私ができること、そして、やるべきことは、ほとんど終わっている。
後は観客となって、結末を見守ることにしよう。
*****
いつものように、ゆるやかに船に揺られるように、身体がなめらかに波打つ。
「・・・・・」
あいかわらず反応は薄い。
けれど、それは表情だけだ。
触れる肌を通して感じる体温は、初めの頃よりも温かい。
いや、熱いと言っていい。
「きっと、もうすぐですからね」
うっすらと汗をかきながら、男性が女性に語り掛ける。
「・・・・・」
返事はない。
けれど、不満はない。
女性は、無口で恥ずかしがり屋なのだ。
男性は、そう考えている。
だから、女性の身体の中が熱くなるのを感じるだけで、満足だった。
それに、女性も身体の外と中から汗をかいている。
そのことに悦びすら感じている。
「・・・・・っ」
いつものように、女性の中を満たすまで、女性の中に注ぎ続ける。
荒い呼吸を整える。
いつもなら、呼吸が整った後に唇を重ねて、それで部屋を立ち去るはずだった。
けど、今日はいつもと違った。
ふいに女性の腕が持ち上がり、男性の首の後ろに回される。
まるで情熱的な口づけを求めるかのように、女性の顔が男性の顔に近づく。
彼女が受け入れてくれたのだ。
悦びとともに男性は瞳を閉じる。
「・・・・・・・・・・ぐっ!」
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