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第十章 はだかの女王様
159.目に見えないもの
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計画は順調だ。
けど、まだ足りないものがある。
いや、足りないものと言うと語弊があるだろうか。
計画が順調すぎて、もっと後にしようと思っていたことを、前倒しできる状況になったのだ。
もちろん、前倒ししなくても計画に支障は出ないだろう。
だけど、時間は貴重だ。
できることなら、前倒ししたいと考えている。
「人材が必要ね」
自分で何でもできると思うほど、私は自惚れていない。
必要な能力を持つ人間に力を借りる程度の器量は、持っているつもりだ。
問題は、その能力を持つ人間がいるかだけど。
「ねぇ、建物を建てることができる人間はいるかしら?」
「大工ということですか?」
「大工・・・で、いいのかな?どんな建物にするかといったところから相談したいのだけど」
「なら、設計士も必要ですね。確認してきます」
私は確認に向かう彼女を見送った。
・・・・・
戻って来た彼女は、数人の男達を連れていた。
「兵士の中に、一人の設計士と数人の大工がいました。大工の人数がたりなければ、兵士が役に立てると思います。陣を作るために、大工の基礎技能を習得しているはずですから」
「ありがとう、ヒルダ」
私は彼女に礼を言う。
これで計画を進めることができそうだ。
「それで、聖女様。何をなさるおつもりなんですか?」
それを先に訊かないのは、私を信用しているのか、確認不足なのか、どちらだろうか。
そんなことを考えてしまうけど確認はしない。
どちらにしても、私が困ることは無いからだ。
「宿を建てたいのよ」
「宿、ですか?こんな小さな村に?」
ヒルダが疑わしそうな顔になる。
反対まではしてこなかったけど、そんなものが必要なのだろうか、とでも言いたそうだ。
けど、これは必要なことなのだ。
「村人が暮らすだけなら必要ないけど、これから観光客がいっぱい来る予定なのよ。そのときに泊まる宿が必要になってくるでしょう?」
「私は、この村が本当に観光地になるのかということ自体が疑問なのですが・・・」
「もともと温泉という目玉がある上に、名物となる温泉料理も考えたのよ。なるに決まっているじゃない」
「なるとは思いますが、それほど大規模になるのかを疑問に思っているのです。年に十数人が訪れる程度なら、村の集会場を利用する方法もあります」
「温泉を広げたのよ。きっと、これから数十人、数百人と来ることになるから、とても足りないわ」
「本当に来るでしょうか。・・・・・いえ、私は聖女様を信じると決めたのです。聖女様が来ると言ったら来るのでしょう。その言葉を信じます」
ヒルダはまだ疑わしそうだったけど、それでも納得してくれたようだ。
話を進めることにする。
「話は聞こえていたわよね。ようするに、この村を訪れる人間を泊める宿を建てたいのだけど、できる?できれば、温泉から近い場所の方がいいわ」
私の言葉に男達が相談する。
代表で答えてきたのは、先ほどヒルダが設計士と紹介した人間だった。
「温泉と村の間にある土地を開拓して、そこに建てるのがいいと思います。あそこであれば、村の住民の家や畑に影響を与えずに、建物を建てるだけの土地を確保することができます。ただ、大量の木が生えているので・・・」
「木の伐採は兵士達にやらせましょう。畑を広げる作業が一段落したので、手が空いている者がいるはずです」
一度やることが決まれば、細かい手順はヒルダが考えてくれる。
こういう作業は手慣れているのだろう。
楽でいいな。
私は何もしなくていい。
つまり、のんびり温泉に入っていられるということだ。
温泉を広げた。
名物を作った。
宿はこれから建てる。
やるべきことは、ほとんどやったと思う。
いや、もう一つあったな。
この村に気軽に来ることができるようにするためには、もう一つ、やるべきことが残っていた。
でも、どうしようか。
それを実現するのは、少し面倒だ。
面倒だけど、やらなくちゃいけない。
「・・・・・まあ、そのうち、やろうかな」
とりあえず、後回しにする。
焦ってもいいことはない。
のんびり、やることにする。
「寒くなってきたわね」
もうすぐ雪の降る季節だ。
雪が降れば、この村に来る道の通行が困難になる。
どのみち、この冬に観光客が押し寄せることはないだろう。
雪の中で入る温泉はいいものだから、少しもったいない気はする。
けど、逆に言えば、今年は広々とした温泉を、私が満喫できるというわけだ。
*****
「貴族達が暴徒を鎮圧しろと要望してきた」
プラクティカルが苦々しい表情で言う。
「・・・・・」
私はすぐに判断を下すことができない。
暴徒とは、食糧を求める平民のことだ。
さすがに、表立って貴族の屋敷を襲ったりはしないようだが、食糧を盗み出すといった行為はしているらしい。
それだけ、追いつめられているということだろう。
城の備蓄を配給したのだが、焼け石に水だったようだ。
「鎮圧すれば、平民からの支持は得られないだろう」
「・・・・・そうですね」
その通りだ。
しかし、すでに現状でも平民が新しい王に感謝していることは無いだろう。
感謝しているなら、暴動など起こすはずがない。
食糧を求める平民にとって、食糧不足の原因が聖女なのか、どうでないのかなど、どうでもいいようだ。
飢えないために、ただ食糧を求める。
それしか頭にないのだろう。
「鎮圧しましょう。平民からの支持は諦めるとしても、貴族からの支持まで失うわけにはいきません」
そう判断を下すしかない。
それはプラクティカルにも分かっているようだ。
反対はしてこなかった。
しかし、問題点を口にする。
「それしかないだろうな。だが、鎮圧するにしても、兵が足りない」
現在、シルヴァニア王国は戦争状態にある。
だからと言って、普通は王都を防衛する兵士は残すのだが、今は事情が違った。
聖女が軍隊を縮小したせいで、ほとんどの兵士を戦場に送らなければならなかったのだ。
「貴族達は、王が兵を派遣しないなら、自衛のために私兵を増やすことを認めろと言ってきている」
「それは・・・」
シルヴァニア王国では、貴族達の武装を必要最小限に制限させている。
それは、貴族達が反乱を起こさないようにし、王の権力を絶対のものとするためだ。
その代わり、戦争が起きた場合や反乱がおきた場合は、王が兵士を派遣して解決する。
それで、この国は成立していた。
それなのに、聖女が軍隊を縮小したせいで、そのバランスが崩れてしまった。
戦争や暴動が起きなければ、それで問題なかったはずだが、今年に限ってそれが起きた。
そして、戦争を起こしたのも、暴動が起きるのを放置したのも、計画のためだ。
つまり、私とプラクティカルが、起こしたのだ。
計画のために行なったことが、ことごとく裏目に出ている。
「・・・認めるしかないでしょうね」
私の言葉にプラクティカルが驚いた顔になる。
だが、どこか理解している様子でもある。
プラクティカルにも分かっているのだろう。
それ以外に選択肢がない。
「貴族達が図に乗りそうだな」
「仕方ありません」
貴族達が私兵を増やせば、反乱を起こす可能性が高まる。
それを防ぐためには、反乱を起こす理由を与えないために、貴族達の要望を通さなければならないことが増えていくだろう。
それが分かっているのに、私兵を増やすことを認めなければならない。
そうしなければ、貴族は王に許可を得ることなく私兵を増やすだろう。
私財を護るためには、そうするしかないからだ。
そして王がそれを責めれば、即座に反乱を起こす。
護らないのに自衛すら認めないのかと、正当な主張をして、反乱を起こすのだ。
「・・・・・いまいましい」
私は初めて、聖女を食材にするために殺すのではなく、憎しみをぶつけるために殺したいと思った。
「貴族が私兵を増やすことは認めることにしよう。兵士達には城を護らせる。このままでは、反乱を起こした貴族や暴徒が、城に押しかけてくるとも限らないからな」
「よろしくお願いします」
私はそう言うしかない。
私兵を増やすことを認めれば、貴族がすぐに反乱を起こすことは無いだろう。
しかし、貴族が自衛した影響で、暴徒が城に向かってくる可能性がある。
食糧を奪う対象として見てくる可能性があるのだ。
間の悪いことに、少し前に食糧を配給したことにより、城に備蓄があることを教えてしまった。
配給したことにより、城の備蓄はほとんど残っていないのだが、そんなことを説明しても信じはしないだろう。
そこまで考えて、私は、ふと気づいた。
「・・・まさか・・・これらが全て、聖女の策略だとでもいうの?」
そんな訳はない。
食糧不足を引き起こし、聖女の悪評を流し、戦争を起こしたのは、私の計画だ。
だから、そんな訳はないと思う。
しかし、食糧不足を解消し、炊き出しで平民の指示を集め、軍を縮小した聖女の過去の行動が、ことごとく邪魔をしてくる。
そのことを考えると、聖女の見えない手が、忍び寄ってくるように感じてしまう。
「プラクティカル様、聖女はまだアヴァロン王国の陣にいるのですか?」
「そのようだ。赤いドレスの女性の目撃情報は、今も報告に上がってきている」
なら、聖女が王都で暗躍しているということはないだろう。
少し安心する。
しかし、完全に不安を拭うことはできない。
なぜ、聖女は今もアヴァロン王国の陣にいるのだろうか。
普通に考えれば、軍に所属しているわけでも無い女性が、そんなところにいるはずがない。
何か理由があるはずだ。
何かをしているから、そこにいるはずだ。
それが気になってしまう。
「聖女に暗殺者を送ることも考えなければなりませんね」
「そ、そうだな」
これ以上、聖女が邪魔をするのなら、聖女を消すことも考えなければならない。
そうしなければ、この状況は変えることはできない。
私は、そんなふうに考え始めていた。
けど、まだ足りないものがある。
いや、足りないものと言うと語弊があるだろうか。
計画が順調すぎて、もっと後にしようと思っていたことを、前倒しできる状況になったのだ。
もちろん、前倒ししなくても計画に支障は出ないだろう。
だけど、時間は貴重だ。
できることなら、前倒ししたいと考えている。
「人材が必要ね」
自分で何でもできると思うほど、私は自惚れていない。
必要な能力を持つ人間に力を借りる程度の器量は、持っているつもりだ。
問題は、その能力を持つ人間がいるかだけど。
「ねぇ、建物を建てることができる人間はいるかしら?」
「大工ということですか?」
「大工・・・で、いいのかな?どんな建物にするかといったところから相談したいのだけど」
「なら、設計士も必要ですね。確認してきます」
私は確認に向かう彼女を見送った。
・・・・・
戻って来た彼女は、数人の男達を連れていた。
「兵士の中に、一人の設計士と数人の大工がいました。大工の人数がたりなければ、兵士が役に立てると思います。陣を作るために、大工の基礎技能を習得しているはずですから」
「ありがとう、ヒルダ」
私は彼女に礼を言う。
これで計画を進めることができそうだ。
「それで、聖女様。何をなさるおつもりなんですか?」
それを先に訊かないのは、私を信用しているのか、確認不足なのか、どちらだろうか。
そんなことを考えてしまうけど確認はしない。
どちらにしても、私が困ることは無いからだ。
「宿を建てたいのよ」
「宿、ですか?こんな小さな村に?」
ヒルダが疑わしそうな顔になる。
反対まではしてこなかったけど、そんなものが必要なのだろうか、とでも言いたそうだ。
けど、これは必要なことなのだ。
「村人が暮らすだけなら必要ないけど、これから観光客がいっぱい来る予定なのよ。そのときに泊まる宿が必要になってくるでしょう?」
「私は、この村が本当に観光地になるのかということ自体が疑問なのですが・・・」
「もともと温泉という目玉がある上に、名物となる温泉料理も考えたのよ。なるに決まっているじゃない」
「なるとは思いますが、それほど大規模になるのかを疑問に思っているのです。年に十数人が訪れる程度なら、村の集会場を利用する方法もあります」
「温泉を広げたのよ。きっと、これから数十人、数百人と来ることになるから、とても足りないわ」
「本当に来るでしょうか。・・・・・いえ、私は聖女様を信じると決めたのです。聖女様が来ると言ったら来るのでしょう。その言葉を信じます」
ヒルダはまだ疑わしそうだったけど、それでも納得してくれたようだ。
話を進めることにする。
「話は聞こえていたわよね。ようするに、この村を訪れる人間を泊める宿を建てたいのだけど、できる?できれば、温泉から近い場所の方がいいわ」
私の言葉に男達が相談する。
代表で答えてきたのは、先ほどヒルダが設計士と紹介した人間だった。
「温泉と村の間にある土地を開拓して、そこに建てるのがいいと思います。あそこであれば、村の住民の家や畑に影響を与えずに、建物を建てるだけの土地を確保することができます。ただ、大量の木が生えているので・・・」
「木の伐採は兵士達にやらせましょう。畑を広げる作業が一段落したので、手が空いている者がいるはずです」
一度やることが決まれば、細かい手順はヒルダが考えてくれる。
こういう作業は手慣れているのだろう。
楽でいいな。
私は何もしなくていい。
つまり、のんびり温泉に入っていられるということだ。
温泉を広げた。
名物を作った。
宿はこれから建てる。
やるべきことは、ほとんどやったと思う。
いや、もう一つあったな。
この村に気軽に来ることができるようにするためには、もう一つ、やるべきことが残っていた。
でも、どうしようか。
それを実現するのは、少し面倒だ。
面倒だけど、やらなくちゃいけない。
「・・・・・まあ、そのうち、やろうかな」
とりあえず、後回しにする。
焦ってもいいことはない。
のんびり、やることにする。
「寒くなってきたわね」
もうすぐ雪の降る季節だ。
雪が降れば、この村に来る道の通行が困難になる。
どのみち、この冬に観光客が押し寄せることはないだろう。
雪の中で入る温泉はいいものだから、少しもったいない気はする。
けど、逆に言えば、今年は広々とした温泉を、私が満喫できるというわけだ。
*****
「貴族達が暴徒を鎮圧しろと要望してきた」
プラクティカルが苦々しい表情で言う。
「・・・・・」
私はすぐに判断を下すことができない。
暴徒とは、食糧を求める平民のことだ。
さすがに、表立って貴族の屋敷を襲ったりはしないようだが、食糧を盗み出すといった行為はしているらしい。
それだけ、追いつめられているということだろう。
城の備蓄を配給したのだが、焼け石に水だったようだ。
「鎮圧すれば、平民からの支持は得られないだろう」
「・・・・・そうですね」
その通りだ。
しかし、すでに現状でも平民が新しい王に感謝していることは無いだろう。
感謝しているなら、暴動など起こすはずがない。
食糧を求める平民にとって、食糧不足の原因が聖女なのか、どうでないのかなど、どうでもいいようだ。
飢えないために、ただ食糧を求める。
それしか頭にないのだろう。
「鎮圧しましょう。平民からの支持は諦めるとしても、貴族からの支持まで失うわけにはいきません」
そう判断を下すしかない。
それはプラクティカルにも分かっているようだ。
反対はしてこなかった。
しかし、問題点を口にする。
「それしかないだろうな。だが、鎮圧するにしても、兵が足りない」
現在、シルヴァニア王国は戦争状態にある。
だからと言って、普通は王都を防衛する兵士は残すのだが、今は事情が違った。
聖女が軍隊を縮小したせいで、ほとんどの兵士を戦場に送らなければならなかったのだ。
「貴族達は、王が兵を派遣しないなら、自衛のために私兵を増やすことを認めろと言ってきている」
「それは・・・」
シルヴァニア王国では、貴族達の武装を必要最小限に制限させている。
それは、貴族達が反乱を起こさないようにし、王の権力を絶対のものとするためだ。
その代わり、戦争が起きた場合や反乱がおきた場合は、王が兵士を派遣して解決する。
それで、この国は成立していた。
それなのに、聖女が軍隊を縮小したせいで、そのバランスが崩れてしまった。
戦争や暴動が起きなければ、それで問題なかったはずだが、今年に限ってそれが起きた。
そして、戦争を起こしたのも、暴動が起きるのを放置したのも、計画のためだ。
つまり、私とプラクティカルが、起こしたのだ。
計画のために行なったことが、ことごとく裏目に出ている。
「・・・認めるしかないでしょうね」
私の言葉にプラクティカルが驚いた顔になる。
だが、どこか理解している様子でもある。
プラクティカルにも分かっているのだろう。
それ以外に選択肢がない。
「貴族達が図に乗りそうだな」
「仕方ありません」
貴族達が私兵を増やせば、反乱を起こす可能性が高まる。
それを防ぐためには、反乱を起こす理由を与えないために、貴族達の要望を通さなければならないことが増えていくだろう。
それが分かっているのに、私兵を増やすことを認めなければならない。
そうしなければ、貴族は王に許可を得ることなく私兵を増やすだろう。
私財を護るためには、そうするしかないからだ。
そして王がそれを責めれば、即座に反乱を起こす。
護らないのに自衛すら認めないのかと、正当な主張をして、反乱を起こすのだ。
「・・・・・いまいましい」
私は初めて、聖女を食材にするために殺すのではなく、憎しみをぶつけるために殺したいと思った。
「貴族が私兵を増やすことは認めることにしよう。兵士達には城を護らせる。このままでは、反乱を起こした貴族や暴徒が、城に押しかけてくるとも限らないからな」
「よろしくお願いします」
私はそう言うしかない。
私兵を増やすことを認めれば、貴族がすぐに反乱を起こすことは無いだろう。
しかし、貴族が自衛した影響で、暴徒が城に向かってくる可能性がある。
食糧を奪う対象として見てくる可能性があるのだ。
間の悪いことに、少し前に食糧を配給したことにより、城に備蓄があることを教えてしまった。
配給したことにより、城の備蓄はほとんど残っていないのだが、そんなことを説明しても信じはしないだろう。
そこまで考えて、私は、ふと気づいた。
「・・・まさか・・・これらが全て、聖女の策略だとでもいうの?」
そんな訳はない。
食糧不足を引き起こし、聖女の悪評を流し、戦争を起こしたのは、私の計画だ。
だから、そんな訳はないと思う。
しかし、食糧不足を解消し、炊き出しで平民の指示を集め、軍を縮小した聖女の過去の行動が、ことごとく邪魔をしてくる。
そのことを考えると、聖女の見えない手が、忍び寄ってくるように感じてしまう。
「プラクティカル様、聖女はまだアヴァロン王国の陣にいるのですか?」
「そのようだ。赤いドレスの女性の目撃情報は、今も報告に上がってきている」
なら、聖女が王都で暗躍しているということはないだろう。
少し安心する。
しかし、完全に不安を拭うことはできない。
なぜ、聖女は今もアヴァロン王国の陣にいるのだろうか。
普通に考えれば、軍に所属しているわけでも無い女性が、そんなところにいるはずがない。
何か理由があるはずだ。
何かをしているから、そこにいるはずだ。
それが気になってしまう。
「聖女に暗殺者を送ることも考えなければなりませんね」
「そ、そうだな」
これ以上、聖女が邪魔をするのなら、聖女を消すことも考えなければならない。
そうしなければ、この状況は変えることはできない。
私は、そんなふうに考え始めていた。
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