言語オタク大学生が異世界に行ったら鬼に溺愛されました!

ひお

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1章 赤鬼領編

黒宮遙は言語オタクである。

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言葉。それは人類が織り上げてきた歴史の真髄。
言語があることで人同士の意識を繋げ、文字があることで遙か過去までも遡り、知らない時代、未知の場所まで思いを馳せることができる。
「やっぱり辞書って最高……」
黒宮遙は、厚さ7センチはあろうかという分厚い冊子を手に、満ち足りた吐息をもらした。
ここは大学の食堂。周りとは昼の時間をずらしているため、静かで心地よい。
陣取った学食の隅の机には他にも数冊の本と、レポート用紙の束。
脳みそにエネルギーを回すことを最優先に選んだ昼食は、学食名物油そば。麺、しなちく、チャーシューとなると、それと気持ちばかりのネギの他には余計なものが入っていないこのメニューは、手っ取り早く糖質を得、かつそこそこ腹を満たすにはもってこいのひと品だ。
食後に気分転換の読書でも…と思い手元にあった辞書を開いたが最後、気がついたら食器を返すのも忘れて熟読してしまっていた。
そう、遙は、辞書すらも一冊の読み物として認識する部類の人間なのであった。
「この間買った新語辞典も良かったけど、やっぱり俺は古語辞典が好きなんだよなあ。なんと言うかこう……味わいが違う」
遙は本が好きだ。本というか、文字を読むのが好きだ。言葉が好きだ。
好きが高じてお菓子のパッケージやら電柱に貼られた広告やら、とにかく文字があればなんでも読んでしまう。時間がいくらあっても足りないくらいだ。
変人であると、言わば言え。たとえ誰にどう思われようと遙にとっては瑣末事。
考えてみれば、それは子供の頃から始まっていたように思う。発語は早かったし、絵本を1人で読み始めたのも1歳にもならない頃からだ。人よりもだいぶ早く文字というものに関わり始め、物心着いたころにはすっかり近所の図書館の常連。絵本や童話だけではあきたらず、数々の実用書からハウツー本、歴史書、はては論文に至るまで、暇さえあれば本を読み漁っていた。…中身を理解しているかというとはなはだ疑問だったが、なにせ、趣味=辞書の人間である。分からなければ調べればいい。
……とはいえ、だ。
これだけ本が好きなのに、遙本人は特別頭がいいというわけではなかった。
成績は中の中、国語はさすがに良かったが、そこで稼いだ点数を苦手な理数にもっていかれるという始末。
子供のころから本の虫、それゆえ運動だって得意なわけがないのは当たり前といえば当たり前。みんなが外で走り回っている昼休みは図書館に入り浸っていて、先生に「もっとみんなと遊ばないと」と言われてしまうほどだった。けれど遙は本がいい。友達と遊ぶよりも本の中の広い世界を楽しみたいのだ。なのに、嘘偽りなくそう伝えても理解して貰えなかった上に、通信簿にも同じような事がかかれていたのは一体全体どういうことだろうか。実に失礼甚だしい。
こうして小中高と変わらぬ愛を読書…いや、文字を読むことに費やしてきた遙は思った。
どうせなら、一生死ぬまで文字に関わっていたい。様々な言葉に触れていたい。貧乏暮らしだろうがなんだろうが、本に、文学に、言葉に関わって生きていけるのならなんだっていいじゃないか。
思い立ったが吉日。ここぞと言う時の遙の行動力は凄かった。寝る間を惜しみ、食事の間を惜しみ、遊ぶ暇、はては読書の暇さえ惜しんで、これまでの全てを覆す程の熱意で受験勉強に勤しんだ。その結果、見事志望大学に合格し、言語学の第一人者たる教授、菅谷健治郎のいる学部に所属することができたのだ。
この時の開放感と達成感ったらなかった。
その後1週間ほど、ほとんど家から出ることもなく1年間買いためていた新刊の山を片っ端から読破し、やっと読み終わった頃には少しばかり痩せていたとは当時のクラスメイトの談である。
そうして始まったハッピーライフ。文字、文学、本、言語が三度の飯より好きな遙にとってはまるで天国にいるかのような毎日であったが、なかなかどうして、クラスメイト達はそうでは無かったらしい。
つまるところ、最近よく聞く、あれだ。
余裕のあるスケジュールでゆるっと授業をこなす傍、その余りある時間でたっぷりバイトを入れて小遣いを稼ぎ、人気のサークルに所属して可愛い彼女もしくはいけてる彼氏をゲットし、大卒という箔をつけてそこそこな企業に就職する。
つまりは、社会人になるまでのモラトリアム期間を謳歌する若者達で溢れかえっているというわけである。
だが、それはこの学部に限っては大きな誤算であったといえよう。
なぜならこの学部、K大文学部言語研究学科の菅谷教授は、世界中の言語の研究に情熱と時間と金を費やし尽くしている男。
会話の節々にはマニアックな書籍や言語の一説が引用され、それを知っていて当然という態度で接される。休日はフィールドワークに駆り出され、休む間も無く語られる蘊蓄と、怒涛の如く出される課題。
好きな人間にはたまらない場所だが、興味のない人間には、地獄のような環境であった。
当然、日を追うごとに人は減る。
元々、単位の確保のために取っていたような者たちが多かったこともあり、最終的に残ったのは遙を含めごく少数。
しかし遙にとってはどこ吹く風であった。
人が少ない?だからなんだ。静かな環境で存分に本が読めるではないか。しかも周りは同類ばかり。オタクと言われようと知ったことか。わからないことがあればそばにいるのは別のジャンルの専門家。知識も吸収し放題、話も聞き放題、朝から晩まで趣味に費やしても何も怒られないどころか、まとめた資料を褒められるわ、新しい本も学部の経費で購入できるわ、行ってみたかった地方にも教授の手伝いという名目で行くことができるわ、これ以上の天国があるだろうか。
一万字のレポート提出?文章を書くことも好きな遙にとっては楽しい作業の一つでしかない。寧ろ一万字では足りない。平安時代以前から続いてきたこの言語の系譜を、研究中の神代文字の分析結果を、新しい言語の収集結果を、一万文字で語り切れることがあるだろうか、いや、ない!

いずれは海外の失われた言語や古い書物も研究し、世界中の本を、文章を、ヒエログリフを、とにかくなんでもいい、全部読みたい!!
そんな欲望を満たすのには、この学部は遙にとって、最高の環境であった。

ところがだ。遙には1つ、大きな悩みの種があった。
それが何であるかといえば、自分で言うのは実に憚れるのだが、遙の顔は非常に整った造形をしているということだ。
親はどこにでもいるような至って普通の顔立ちなのだが、何がどうしてこうなったのか、遙は恐ろしいほどに整った容姿で生まれてきた。
絹のような艶やかな黒髪、長いまつ毛に縁取られた大きな瞳。控えめだがすっと通った鼻筋に、甘く微笑む薄桃の唇。
身長は170そこそこなので特別高身長というわけではないが、如何せん、線が細い。
まあ言ってしまえば、今流行りのアイドルド直球な顔立ちと容姿というのだろう。
人は遙を羨望の眼差しで見てきたが、遙にとってはいい迷惑である。
たのむから、楽しい読書ライフを邪魔しないでくれとそればかりだ。

ただそうなると当然、周りが騒ぐ。遙の意志とはまったく関係ないところで、好き勝手言ってくれる。
とんびが鷹を産んだだとか、モデルにならないのかとか、芸能事務所に登録しないのかとか。その服どこのと聞かれて、ウニクロと答えた時のあの微妙な空気はいたたまれなくて嫌になった。
勝手に学校の王子様に担ぎ上げられるだけならまだしも、一部のマニアックな生徒達は、姫だとかなんとか言い出した。
考えてもみてほしい。
ただの読書好きの、運動も勉強も得意なわけではない一般男子を、ほっそりしているとはいえちゃんと男の体をしている人間を、姫と呼び崇め奉るあの環境。
正直言って、気持ち悪い。
文化祭なんて、中高と女装させられてクラスの出し物のメイン扱い、見世物状態だ。
外部から物見遊山にやってきた他校の男子達にニヤニヤ気味の悪い笑みで言い寄られ、あやうくセクハラされかけたあの時は、本当にどうにかしてくれと思ったものだ。クラスメイトに助けを求めてもみんなふざけていると思っているのか囃し立ててくる始末で、あの時ほど身の危険を感じたことは無いし、腹も立ったし、人生において初めてマジギレというものをしたかもしれない。
というかそもそも、女子と勘違いして口説くなら、せめて真剣に口説けと思う。
腹立ちまぎれに、稀代の浮気性な光源氏ですら口説くときはきちんと口説いたとガチの説教をかましたら、ドン引きされた記憶がある。(どうも30分くらい光源氏を元に口説き方について説教していたらしいが、正直覚えてない。)
それだけならまだいい。
こんな遙でも、男である。
同じような趣味を持った女子を、ちょっといいなと思ったことがあった。図書館で知り合ったのだけれど、おすすめの本を紹介し合ううちにだいぶ仲良くなったのだ。
そうなると、ほんのりと、本当にほんのりとだが、恋心のようなものを胸に抱くようになるのも、必然といえば必然だった。
だが、それはあっさりと打ち砕かれることになる。
「黒宮君、私ね、彼氏ができたの!」
中学二年、春、卒業式の日。
綺麗な桜が舞い散る中庭を望める図書室の窓際で、遙は脳天を雷で打たれるような衝撃をうけた。
「そう、なんだ……おめでとう…」
「ありがとう!私ずっと、サッカー部の本村先輩に憧れてて…卒業だから思い切って告白したら、OK貰えてね……!」
キラキラした笑顔で、無邪気な顔で、その子は遙の胸を抉った。
ショックなのはそれだけではない。
悲しみを誤魔化すためにとこれまで以上に本に没頭していたというのに、クラスの女子三人がこっそりしていた恋バナをきいてしまったのだ。
「希は黒宮君と付き合うのかと思ってたから、正直意外だった!」
「あはは、黒宮君は友達だよ!なんかね、話してると、信用出来る女友達って感じがしてね…」
「あ、それわかる!黒宮君美人だし、気も回るから、なんか男の子って感じしないんだよね!…でもさあ、黒宮君絶対、希の事好きだったっしょ」
う、バレている。そういうのは外に出さないようにしてきたのに、甘かったか。女子の観察眼、怖い。
けれど、誰かに知られていると思うと急に恥ずかしくなってくる。
聞いているのもなんだか辛くて、ここはさっさと立ち去った方がいいと踵を返すが、一番聞きたくない言葉が耳に入ってきた。
「ていうかさあ、あの顔に隣にいられると、正直、自分霞むなあって思うよね。スポーツとかバリバリ出来て男っぽければまだイケメン!って騒げるんだけど、そうでも無いじゃん?王子様ってよりはお姫様に見えるというか…」
「それな!ていうかさあ、あたしがあの顔持ってたら顔出し配信とかしてめっちゃ稼ぐのに!宝の持ち腐れだよねぇ。」
「黒宮君、そういう目立つのあんまり好きじゃないみたいだから…」
悪口…ではないのだろう。でも。
(これは…虚しすぎる……)
別に、好きでこんな顔に生まれた訳では無い。

そんな状況も相まって、遙はより本の世界に閉じこもるようになった。
そこから考えれば、今の環境は最高だ。
みんな顔のことどころか人の事など興味がなく、純粋に勉学にのみ注力しているゼミ生たち。
顔を隠すような伊達メガネをしていても、寝癖がついていても、毛玉の着いたセーターを着ていても、2、3日菓子パンしか食べていなくても、誰も何も気にしない。
できることなら、このまま大学院に進んで、いずれは教授か研究者となって、一生死ぬまでこの世界に携わっていたいと、そう思うのだ。
そして、今日に至っている。

若葉も目に鮮やかな6月。大学三回生となった遙は、ゼミの仲間数名とともに、菅谷教授の仕事について、とある北方の村にきていた。
そこはよくありがちな地方の小さな村なのだが、ついに大型スーパーが出店することになったそうだ。そのために土地の調査を行なっていたところ、遺跡のようなものが見つかったというのがこれまでの経緯らしい。
菅谷教授と仲のいい考古学部の教授、高橋のツテでその遺跡の調査に参加することになったのだが、どうやら未知の言語らしきものが出たということで、先日から研究室は大わらわだ。
「新しい言語…!もし本当にそうだとしたら、大きな発見になりますね…!」
「うむ。先に写真で一部を見せてもらったが、たしかにこれまで見てきたどの文字とも違った特徴があった」
これだからたまらない。
大学でその話を聞きつけた遙は、教授の研究室に文字通り突撃し、自費でもいいからついて行かせてくれと食いついた。その勢いに教授もやや引き気味ではあったが、この分野に関して優秀な遙を置いていくわけがない。
バイト代も出すからと逆にオファーをもらい、遙はホクホクで地方に来たというわけだ。

「ここが最近出た遺跡かぁ…ほんとに今まで山に紛れてたんだな……一目じゃ遺跡ってわかんないや」
案内された工事現場は、小高い丘のふもとあたりにあった。
崩された山肌から、剥き出しになった石廊のようなものが見えている。
「黒宮くん、こっちだ」
教授に案内されるがままにその遺跡に足を踏み入れる。中は湿度があり、ひんやりしていた。
「例の文字はこれですね。・・・なるほど。形は象形文字のようにも見えますが、これまでみてきたもとはまた違った特徴があるように見えます。この古墳の形状も、古墳時代に流行していた形式とは全く違うようですし…外から見た形はむしろピラミッドに近い感じがする」
入口から少し入ったところには鳥居のようなものがあり、その脇の岩壁に、確かに文字のようなものが刻まれているのがわかった。
「時代に関しては詳しく分析して見ないことにはわからないが・・・ここを見てくれ。この一行に関しては神代文字のようにも見えるが、こっちは別の文字のようにも見える。この壁の一部を見ただけで同じような形が複数回に渡り使用されていることから、これが文字か…もしくは文字に準じる言語ツールとし使用されていたと考えてまず間違い無いだろう」
「この遺跡、見ようによっては何かの宗教施設のように見えますね。とすると、この辺の文字も、当時の信仰について書かれている可能性も・・・」
そこまで口にして、遙はふと言葉を切った。
何かおかしい。
わずかな違和感を感じ、もう一度、壁に刻まれた文字らしきものを見返す。
その文字は、全く知らないものだ。
知っている文字になんとか当てはめようとしても、意味が通じないはずなのに。
「読める…」
それは、突如として脳に流れ込んできた。
なんといえばいいだろうか。文字の一つ一つがもつ意味が、頭に直接入ってくると言うべきだろうか。
「すみません、奥の方まで続いてるようなので、ちょっと撮影してきますね」
とりあえずその場を取り繕う言葉で誤魔化し、遙は文字を追いかける。
不思議な状況だというのに、恐怖よりも興味が勝った。この性格は、まったくもって学者向きだと常々思う。自分が知りたい事を知るためなら、多少の危険は織り込み済みだ。
「…この場に辿り着きしもの、その強き意思を持ち、己の行先を定めよ…あるべきものは、あるべき場所へ…?どう言うことだ…?」
遙は、浮かんだ言葉を書き留めながら夢中で文字を追い続けた。
遺跡は、思ったよりも広く深い。所々分岐の道があったため、目印を置いてさらに奥へ進む。
「なんだろう……宗教施設と思ったけど、
なんだか日記みたいな…」
意識に流れ込んでくる言葉は、時々強くなったり弱くなったりと安定しない。けれど何となく、ここで暮らしていた誰かが長いこと記していたもののように感じた。
「どうして、俺はこの文字が分かるんだろう…そもそも、意識に直接入り込んでくるっていうのはどういう事だろう。それって言語として成り立ってるのか…?まさかオーパーツみたいなものだったり…?」
これまで読みふけってきた本達の知識をより集めて考えても、正解は出てこない。
これだから、未知のものは楽しいんだ。
「…こっちの穴、もっと奥にも続いてる…ちょっと暗いけど…行けるかな」
戻る時に困らないよう、分岐にチョークで印をつける。これまで来た道よりも少し狭いが、充分進めるだろう。
遙は興味の赴くまま、スマホのわずかな光を使ってその暗い穴の奥に足を向け…しかし次の瞬間足元が抜ける感覚がし、意識が暗転した。

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