FALL IN LOVE ~恋するメイド~

あまの あき

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ピピピピッピピピピッ。
「……うるさいなぁ」
スマホのアラームがうるさくて目が覚めた。なんだ、まだ6時じゃん。
ええーっっ!!! 6時!? 二度寝しかけて血の気が引いた。
最悪! 二日目にしていきなり遅刻とか! 慌ただしく準備してすぐに離れを出た。
「申し訳ありません!」
着くなり、ダイニングで朝食を摂っていた旦那様に頭を下げた。
「昨日は慣れないことをして疲れが出たんだろう。無理することはないよ」
「いえ。ホントに申し訳ありません」
バカヤロー! 辞めちまえー! とか言われた方がいい。優しい言葉をかけられると、余計に辛くなる。あ~情けない。
「そんなに落ち込まなくても大丈夫よ。誰にだって失敗はあるもの」
キッチンに行くと、大山さんも励ましてくれた。
「本当にすみません……」
申し訳なさばかりが胸の中に膨らんでいく。
「あ、そうそう。この人が谷さんね」
凹むあたしに、大山さんは昨日お休みだった谷さんを紹介してくれた。
大山さんと同じくらいの年代の、小柄でほっそりした人。
「今日からよろしくね。慣れるまでは大変だから気にしないで」
トホホ。初対面で励まされちゃった。
「ほら、落ち込んでる暇はないわよ。イチ坊ちゃまに食事お持ちしなきゃ」
「あ、はい」
トレイを持ってダイニングへ。
「おはようございます。昨日はありがとうございました」
「え、何が?」
「凌空坊ちゃまのこと……」
「ああ。別にあんたのためにやったワケじゃないし」
新聞を広げ、コーヒーを飲みながらつっけんどんに奴が言う。今朝はこれくらいの扱いをされた方がいい。
不思議と腹も立たなかった。
「もうちょっとふくよかならなー。子どもウケもいいだろうに」
嘘です。腹立ちます。イスの脚を蹴っ飛ばしてやりたいとこだけど、にっこり微笑んでキッチンに戻った。
「仲良いいのね、イチ坊ちゃまと」
「いいえ、全然」
仲良いワケない。だってキライだもん。
「そう。でも気をつけなさいよ。ここだけの話、イチ坊ちゃまは女癖があんまりよろしくないみたいだから」
急に小声になって、大山さんが教えてくれた。
「ああ……」
まあ、見るからにチャラいもんね。
「けど、しょうがないわよねぇ。こんなお金持ちの家に生まれたらどうしたってチヤホヤされるし、なかなかのイケメンでしょ? 女が放っとかないもの」
大山さんの内緒話を聞きながら、確かにこの家の奥様になれるという特典はあまりにデカいもんなぁなんて考えていた。絶対好きにはなれないけど、結婚できるなら迷うかも……。
あーいかんいかん。余計なことは考えずに集中しなきゃ。
その日も朝から晩まで凌空坊ちゃまのお世話をして、帰る頃にはヘロヘロになっていた。懐いてくれているならともかく、一日中不機嫌な顔されて、言うことは聞かないわ、暴言は吐くわ、そのクセちょっと怖い顔しただけで涙目になるわで、ストレスは溜まる一方。もともと子どもは苦手で、どういう風に接したらいいのか分からないし。
お嬢様が早く帰ることを毎日願っているけど、あたしが来てからというもの、お嬢様はすっかりお仕事モードなのか、帰りがどんどん遅くなっている。凌空坊ちゃまはママにはワガママ言わないから、その分のしわ寄せがあたしにくる。子どもの世話ぐらい楽勝とか思ってたけど、これだったら家事だけしている方が精神的にはずっと楽かも。
長い長い一日を何度か終え、週末を迎えた。そういや、家政婦って年中無休かい?
家事はともかく、子どもの世話には休みはないもんな。
例え、休みがないとしても文句は言えないけど、でも! 一日でいい! 誰にも邪魔されず、昼までゆっくり寝たい。
「お嬢様は土曜日も出勤される時がありますので、完全週休二日とはいかないでしょうが、週末は基本的にお休みですので、この土日はゆっくりお休み下さい」
「ホントにそんなにお休み頂いていいんですか?」
自分からは訊きにくいと思っていたら、左近さんの方から教えてくれた。できる執事さんは心も読めるのかしら。
「ええ。この数日はお疲れになったでしょうから、しっかりお休みになって来週からまた頑張って下さい。この仕事が嫌になっていなければ」
「ありがとうございます。来週からまたしっかり働きます。じゃあお疲れ様でした」
やったー! 思いがけず二連休だ。
うんざりするぐらい寝て、パワーを充電しなきゃ。
そうと分かれば、寝酒が欲しいところだけど、ここに来てから私用では一度も外に出ていないから、お酒なんてあるはずもなく……。しょうがない。今夜は諦めるか。明日、買い物に行こう。
お風呂から出て、お布団に入ると、すぐに睡魔が襲ってきた。あー気持ちいい。
眠りに落ちていく瞬間が一番好きだ。……ZZZ。ドーンッ!!
気持ちのいい眠りを、突如、物凄い音に邪魔されて飛び起きた。
今の何? 何の音?
心臓がバクバクいうぐらい、寝ながらでも驚いたらしい。
音の正体はレイ坊ちゃま? ……しかいないよね?そうじゃなきゃおかしいもんね?
恐る恐る襖を開ける。リビングは暗く、人の気配はない。足音を立てないように、そっとリビングのドアを開け、玄関を見る。
真っ暗な中に何かが蠢いていた。何あれ!? まさかドロボー? でも、ドロボーだったら玄関に横になっ
たりしないよね。じゃあ何? 恨めしい感じのアレ? 貞○的な?
見なかったことにしようかなと、リビングのドアを閉めかけた時だった。
「おい……誰かいねえのか……おい!」
聞き慣れた、この俺様な声は。
「イッセイ坊ちゃま!?」
リビングの明かりをつけ、廊下の明かりもつけて確認する。玄関に倒れ込んでいたのは、奴だった。
「ちょっとぉ。おウチは向こうですよ。うわ! お酒クサッ!」
傍にしゃがんだだけでも、アルコールと煙草の混じったニオイがプンプンしていて、思わず顔を歪めた。
「あれ?お前誰だっけ?」
寝転がったままあたしを見上げて、奴は言った。
「家政婦の星崎ですけど」
「ああ! 貧乳のヤクルトか」
家政婦の星崎って言っただろうが。酔っているせいか、いつもより嫌な感じでゲラゲラ笑い始めた。迷惑な酔っ払い。
「そうか。あんたかー。まあいいや」
意味不明なことを呟くと、のっそりと体を起こし、傍にしゃがんでいたあたしに襲いかかり馬乗りになった。
「ちょっ! ちょっと何なんです!?」
「今日のところはお前で辛抱しといてやるよ」
「は?」
何言ってんの?この人。戸惑うあたしをよそに、奴は何故かガチャガチャとベルトを緩め出した。
「何してるんですか?」
「うるさいなぁー。いいから黙って一発ヤラせろよ」
「はあ!?」
人のこと散々胸がないだの、色気がないだのバカにしてきたクセに、一発ヤラせろだと?
「そんなのムリに決まってるでしょ!」
もうこんなのセクハラ通り越して強姦だからね! 一度寝たからって、いつでもデキるとか思うなよ! 酔ってもないのに、誰があんたなんかと……!
「お前、この俺様に奉仕しろって言ったこと、もう忘れたのか?恩を仇で返すとはこのことだな」
「え、奉仕ってそういう意味?」
「当たり前だろ。他に何があんだよ」
絶句……。そりゃそうよね。何の見返りもなく、こんなに親切にしてもらえるワケなかったんだ。
そういや、家政婦の資格を訊いた時も、スタイルがよくて、色気があって、エロい子がいいって言ってたもんなぁ。全部、繋がってたんだ。
あぁぁぁぁ~! あたしがバカだったぁー。
「じゃあ、ちゃちゃっと済ませちゃってくださいよ。あたし疲れてるんですから」
住むところも仕事も食事も与えてもらって、今さら『そんなつもりじゃなかったのに』は通用しない。それくらいは分かっているつもり。
「愛想もくそもない言い方だな」
「だったら何て言えばいいんです? 痛くしないでねとか言えばいいんですか?」
「もういいよ。お前と喋ってたら白けるから黙っとけよ」
注文の多い奴。
「分かりました。で、まさかここでするんですか?」
上にはレイ坊ちゃまがいて、いつ下りてくるかも分からないのに。
「え?ああ、じゃあお前の部屋で」
襖を閉めたら、いつもの部屋が違って見えた。彼があたしを布団の上に押し倒す。
「妙なコトしないで下さいよ」
完全に偏見だけど、桁違いのお金持ちって、変な趣味とかありそうで怖いから一応。
「妙なコトって何だよ。ヤラしいコトしかしねえよ」
そう言った顔が一番ヤラしい気がする。ゆっくりと顔が近づいてきて、キスされるって思った瞬間、失礼ながら吹き出してしまった。
「何だよ!」
「いや、だって……」
いきなりそんな色っぽい顔で迫って来られても……。
「おい、笑うなよ」
両手で口を押さえ、クスクス笑うあたしに奴は言う。
「はいはい、ごめんなさい」
謝って何度仕切り直そうとしてもダメ。どうしても笑っちゃう。
「ヤダ、もう。涙出てきちゃった」
目尻の笑い涙を拭いながら言った瞬間、凄まじい勢いで襖が開いた。
「うわっ! ビックリした! おい! そんな堂々と覗く奴があるか! 覗きのスケールがデカすぎんだろ!」
突然、襖を開けたレイ坊ちゃまに向かって、イッセイ坊ちゃまは意味不明な怒りを口にした。
ってか、普通に覗きじゃなくない? もしかして、参加!?
ヤダヤダヤダ。疲れてるのに2人も相手できない。(そういう問題か!?)
けど、あたしの不安もイッセイ坊ちゃまもすぐに吹き飛んだ。
……そう。
部屋に入ってくるなり、レイ坊ちゃまはあたしに覆い被さっていたイッセイ坊ちゃまを乱暴に突き飛ばしたのだ。
「何すんだ、テメー!」
イッセイ坊ちゃまが怒鳴ると、レイ坊ちゃまはそれに応えるように胸ぐらを掴んだ。
「泣いてる女とヤッて楽しいか?」
え? あ……泣いてるってさっきの? あれは笑い過ぎただけなんだけど……。どうしよう。
「はあ? この女のどこが泣いてんだよ」
イッセイ坊ちゃまは鼻で笑った。
「鬼畜」
けど、その一言で笑顔は消えた。途端に部屋の空気が変わった。
「あ?お前にだけは言われたくねえよ! 素性の卑しいお前の方がよっぽど鬼畜だろうがよ!」
お互いヒドイこと言い合ってるけど、それにしても『素性が卑しい』ってのは変じゃない?
「止めろ……それ以上言うな……」
レイ坊ちゃまは、突然頭を押さえて苦しみ出した。
「また『発作』か? お前のそういうとこがキモいんだよ。このバケモノが」
相手が弱っていようと、暴君はお構いなし。下を向いていたレイ坊ちゃまがゆっくりと顔を上げた。
頭を押さえる手と髪の毛の隙間から、前と同じあの恐ろしい目が見えた。発作ってこれのこと?
ヤバいと思うより先に、あたしの腕はレイ坊ちゃまを抱きしめていた。
「ダメです! 落ち着いて下さい!」
治まるかも分からないのに、どうしてこんなことしてるんだろう、あたし。怖くて心臓も体も震えているのに。
「……俺に……触るな」
「大丈夫ですから。とにかく落ち着きましょう」
触るなって言われても、放れたら暴走しそうでとても放せない。
「女に触られると余計興奮すんじゃねえの」
こんな時まで茶化すのはさすがに許せなかった。
「もう止めて下さい!それ以上、言ったら怒りますよ」
マズい。本気で怒っちゃった。
「あーあ。もう完全に酔いも醒めたし、白けたわ」
ベルトを直すと、イッセイ坊ちゃまは帰って行った。色んな意味でよかった……。
「……もういい」
腕の中から声がして、恐る恐る顔を覗き込むと、目は元に戻っていた。殺気もなければ生気もない、いつもの虚ろな目。
「あ~よかった……」
恐怖で固まっていた体からへなへなと力が抜けていく。
そして、レイ坊ちゃまと目が合った。
部屋は暗く、リビングから漏れてくる灯りしかない。
薄闇に浮かぶ、一重で切れ長の鋭い目。何かを語りかけてくるような、魅力的な光を放っている。
吸い込まれるようにじっと見ていたら、唇が当たりそうな距離まで迫っていた。
催眠術でもかけられたみたいに、目を逸らすことができなくて、そのまま唇が触れていた。
その瞬間、術が解けたみたいに2人ともビックリして離れた。
「あっすみません」
謝りきる前に、レイ坊ちゃまは立ち上がり、逃げるように部屋を出て行った。
あたしは暫くぼんやりと座ったまま動けなかった。
今……あたしレイ坊ちゃまとキスした? あれ、なんで? イッセイ坊ちゃまとナニかあるはずだったのに、どうしてレイ坊ちゃまと?
ってか、あれはキスじゃなくてただの事故じゃない? うん、そうそう。当たっただけだよね。感触も分かんないくらい一瞬だったし。
自分を無理やり納得させて、布団に入った。いつ眠ったのか分からないけど、5時にはきちんと目が開いた。
体は家政婦のリズムになりつつあるらしい。でも、せっかくのお休みだし、もう一眠りすることに。
あんなことがあったのにしっかり眠れる自分の図太さとタフさには感心する。お昼前にはお腹が空いて目が覚めるし。
けど、よく考えたら冷蔵庫の中にはほぼ何も入ってない。まずは買い物だ。お財布の中が寂しいから考えて買わなきゃなー。何を買うか考えながら門の外に出ると、あたしの後ろから車が出てきた。この白のベンツは……。
「あ。おはよう……ございます」
奴と顔を合わせるのはちょっぴり気まずい。
「どこ行くんだよ」
「食材の買い出しに」
「乗れよ」
「え?」
「いいから早く乗れよ」
いきなり急かされて、とりあえず助手席に乗った。
「お前、金持ってんの?」
「まあ、少しは」
財布の中身を言ったら、またバカにして笑うんだろうなぁ。けど、それ以降、奴はほとんど口をきかなかった。別人みたいにおとなしい。昨日のこと怒ってるのかな。でも、だったらなんで乗せてくれたんだろ。このベンツだって……。
「あ、これ修理代いくらでした?」
「え?なんで?」
「どのくらいの間、タダ働きになるのか腹積もりしとかないと」
「ああ。ざっと60万かな」
「ろっろくじゅうまん!?」
ちょっとミラー擦っただけで? ベンツ、恐るべし。半年はタダ働きっぽい。
「36回払いとかダメですかね」
ダメ元で交渉。
「ウソだよ。そんなかかるわけねえじゃん。弁償させる気もねえし」
「ホントですか?」
「あんたなんかに頼んだ俺が悪かったんだし」
今日はやけに優しくて気持ち悪いな。またなんか企んでる?不安を拭い切れないままたどり着いたのは、デパート。
「坊ちゃまもお買い物ですか?」
「は? 食材買うんだろ?」
「デパートでなんか買いませんよ! ってか買えませんよ!」
買い物といえばスーパーが当たり前だと思ってたけど、それは庶民の感覚か。
「まあ、いいから」
奴はあたしの腕を掴み、強引に店内へ行こうとする。
「いいからって全然よくないですよ!」
諭吉さん不在で何が買えるの?
「金は俺が出してやる。だから……」
言いにくそうにモジモジするので、何となくピンときた。
「今日こそ奉仕しろ、ですか?」
「……そうじゃなくて、そのことは忘れろ」
意表をつく答えだった。
「そのことって、もしかして強姦のことですか?」
慌てて周りを確認し、奴はあたしの口を塞いだ。
「バカ!声がデカいよ!」
「すみません」
「ってか強姦は言い過ぎだろ? お前もちょっとはソノ気だったじゃねえか」
「いいえ、全く。見知らぬ相手なら完全に強姦だと思います」
小さい声で、大きく主張しておいた。
「分かってるって。だから、今日は俺が金出してやるって言ってるだろ」
ははーん。さては昨日のお詫びかぁ。かわいいとこあるじゃないかー。
「そういう時は素直に『ごめんなさい』って言うんですよ」
にっこり言うと、珍しく奴は俯いた。暴君のクセに結構気にしてるんだ。そりゃ『鬼畜』なんて言われちゃね。
「……悪かったよ」
いつもの半分も声は出てなかったけど、プライドの高い彼にはこれが精一杯だろう。
「なんだー。ちゃんと言えるんじゃないですか」
「フンッ。うるせー」
性根から腐った奴ってことでもないらしい。しょうがない。今回だけは許してやろう。
「お前って遠慮のない奴だな」
何でも買っていいなんて言われたことないから、調子に乗って色々買ってしまった。
「いやぁ、どうもありがとうございました。お礼に今日の夕飯はご馳走しますからぁ」
きっと家では食べたことないメニューだろうと思い、離れにご招待した。
ある思惑もあったし。上手くいくといいけど。

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