FALL IN LOVE ~恋するメイド~

あまの あき

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スーパーから戻り、何品か作り置きのおかずを作ってから、6時頃、3人で本宅へ向かった。
昨日のパーティーは別にして、本宅のダイニングに家族全員揃うのはあたしが初めてここに来た日以来?
まあ、でも子どもが大きくなったらそんなもんかー。坊ちゃまたちはとっくに結婚して巣立っててもおかしくない歳だしね。
「みのりはぼくのとなりだよ」
どこに座ろうかと迷っていたら、凌空坊ちゃまに手招きされた。なんてかわいいんだっ。
「ありがとうございます」
お言葉に甘えて隣に腰を下ろす。
「そう言えば、兄様は最近離れにばかり行っているみたいだけど、どうして?」
食事が始まって間もなく、お嬢様がイッセイ坊ちゃまに訊いた。言われてみれば、確かにそうだ。それ、あたしも気になる。
「別に。俺はただ善意で見張ってるだけだ」
そう言えば、買い物に行く前にもそんなこと言ってたような。
「見張るって何を?」
「このむっつりスケベを、だよ」
黒澤家の食卓とは思えない下品な表現にお嬢様は手からフォークを落とし、旦那様は飲んでいたお水で噎せた。
「な、何言うの、兄様ったら」
ご家族が何とか苦笑いをしたのも束の間ボソッとレイ坊ちゃまが言い放った言葉に、再び凍り付いた。
「強姦魔」
「ちょっと、零君まで!」
隣にいる凌空坊ちゃまが「むっつりってなあに?」「ごうかんまってなあに?」を繰り返している。
そんなの答えられるワケないじゃん!こんなとこでバトルしないでよー。教育上、よくないよ。
「なんだと、この覗き魔が」
「色魔」
離れと同じテンションで言い合いを始めた2人にみんな呆れ顔……。かと思いきや旦那様が突然笑い出した。
あまりの醜い争いに怒りの向こう側へ行ってしまわれたんだろうか。
「お前たちが口をきいてるの、久々に見たよ」
「あ、本当だ」
旦那様の言葉にお嬢様も笑った。それを見て、坊ちゃまたちはバツが悪そうにそっぽを向いた。
「すごいわね。みのりさんのお陰で兄様たちがここまで変わるなんて」
「そんな、あたしは何も……」
この2人はずっとこんな感じなんじゃないの?
「星崎さんはメリー・ポピンズみたいだね」
メリー・ポピンズだなんて、あたしなんかには勿体ない言葉だ。昨日の今日だし、お世辞でも嬉しい。
ん? で、メリー・ポピンズって何だっけ?分からないのに喜んじゃったけど……。
ま、いっか。

その後、ご家族の話題は年末年始の旅行のことになった。黒澤家では毎年、グループ企業が経営している旅館で年末年始を過ごすという。その時ばかりは左近さんや家政婦さんもお休みできるというわけだ。ってことはあたしもお休み?
「俺、今年は行かないから」
楽しい気分に水を差すように、イッセイ坊ちゃまが言った。
「兄様まで行かないの?そんなことしたら左近さんも家政婦さんもお休みできなくなるじゃない」
「いいよ。みんな休んでもらえば」
旦那様もお嬢様もがっかりしている。空気読めよー。
「あ、そうだ。兄様たちが行かないならみのりさん来ない? ねえ、お父様いいでしょ?」
「星崎さんさえよければ大歓迎だよ」
「ええっ! ホントですか?」
「みのりもいくの? やったー」
あたしが喜ぶと、凌空坊ちゃまも喜んでくれた。
さっき聞いてた感じだとかなり高級な旅館っぽかったし、行っていいなら是非行きたい!
「だったら俺も行く」
流れが変わった途端、イッセイ坊ちゃまが意見を変えた。どんだけワガママなの!?
「え? 兄様が行かないって言うから誘ったのに……」
ってか、あたしを行かせない気? ただのイジワルか!?
「じゃあ俺も」
「零君も行くの?」
レイ坊ちゃままで? なんで?
「フフッ。うちの男たちはみんなみのりさんが好きなのね」
お嬢様がクスクス笑うと、旦那様も嬉しそうに目を細めた。ヤダ、お嬢様ったら悪い冗談を……。思いがけず、赤面してしまう。
結局2人とも行くと言い出したので、一旦はお断りしたのだけど、お嬢様も凌空坊ちゃまも是非にというので、厚かましくあたしまで連れて行ってもらえることに。
嬉しいやら、ややこしいやら……。
出発は30日。
それまでにしっかり働いて、大掃除も終わらせなきゃ。
「うぅ。外はやっぱり寒いですね」
本宅はどこも温かいので忘れていたけど外は当然真冬の寒さ。体から一気に熱が奪われそう。
「しかし、今日のお肉は美味しかったですねー」
足早に離れに帰り、何の気なしにレイ坊ちゃまに言った時だった。
「みのりちゃん……」
なんでいきなり名前呼び?
戸惑っている間もなく、突然抱き寄せられ、キスを迫られた。
「わー! ちょっと! 何です、急に」
坊ちゃまが近づいてくるのと同じだけ仰け反る。タイミングとか雰囲気とか、ホントにどうでもいいんだな、この人。
「……イヤ?」
「イヤとか言う以前に、いくら何でも急すぎません? 今、全然そういう雰囲気じゃなかったじゃないですか」
不思議そうに首を傾げる彼が不思議でならない。恋人同士でも、もう少し気遣わない? こんな微妙な関係なら、なおのこと。関われば関わるほど、何を考えているのか分からなくなる人……。
「どうして今なんですか? ……昨日は何もしなかったクセに。イッセイ坊ちゃまに色々言われたからでしょ」
彼の腕から逃れ、恥を忍んで訊ねた。突然のキスの意味なんて、それくらいしか思い当たらない。
「そうだね。そう思われても仕方ないよね」
何とも形容し難い、悲しみに満ちた微笑みを浮かべ彼が答えた。
「ごめん……」
反論することも、説明することもなく、ただ謝ると、彼はリビングを出て階段を上がって行った。
「えっ……」
結局、ワケが分からないままポツンと取り残された。
昨日から振り回されっ放しな気が……。一体どうしたいの? もっとちゃんと言ってくれなきゃ分かんないのに……。
冷蔵庫から缶ビールを出し、コップにも移さずそのまま飲んだ。
「カーッ」
モヤモヤしててもビールはウマい。
「おっさんかよ」
「わっ! いつの間に?」
気がつくと、イッセイ坊ちゃまがいた。
「あれ?変態は?」
「ご自分の部屋じゃないですか。ってか、その呼び方止めて下さいよ」
思い出すと、またモヤッとしてビールを喉へ。
「ホント、肝心な時にダメな男だな」
「肝心な時って?」
「1人でビール飲んでるおっさんは忘れてんのかもしれねえけど、今日はイヴなんだぞ」
「あ、そっか」
昨日、散々クリスマスの話したし、もう終わったかと思ってた。
「ま、俺はあんな奴いない方が好都合だけど」
「え?」
「俺ならお前をがっかりさせたりしないぞ。色んな意味で」
妙な自信を振りまき、イッセイ坊ちゃまがじわじわと距離を詰めてきた。ビールを握る手に、思わず力が入る。
「す、すごいですねー。どこからくるんですか、その自信」
笑って誤魔化し、その場から離れようとした時だった。
「おい、茶化すなよ」
あたしの手首をギュッと掴み、真剣な顔で彼が言った。
「本気で言ってんだぞ」
確かに、イッセイ坊ちゃまなら何もしないで寝ちゃうことはないだろう。そういう意味で言えばがっかりさせられることはないのかもしれないけど……。だからって、昨日の今日で兄から弟に乗り換えるみたいなマネはさすがにできない……。
目を逸らさずに、彼の顔がゆっくりと近づいてくる。
「あ、あの……」
ガチャッ。拒みかけると、ドアを開ける音がした。
「なんだ、やっぱり邪魔しにきたか」
お風呂上りっぽい湯気と匂いを漂わせ、レイ坊ちゃまがしれっと冷蔵庫を開けていた。
「邪魔なんかしない」
あたしたちの方を見ることもなく、彼はお水のペットボトルを持って、何事もなかったかのように、部屋を出て行った。
え……どうして? いつもなら何かするでしょ? さっきのこと怒ってるの? それとも、男をとっかえひっかえしてるみたいな今の状況に幻滅したの? 分かんない。
「あいつにしては気が利いてるじゃん」
イッセイ坊ちゃまの声が遠く聞こえる。頭が混乱してきて、あたしは手にしていたビールの残りを一息に飲み干した。空になった缶を流し台に勢いよく置く。何なの、一体!
「今朝言っただろ。心配しなくても、今日は俺が慰めてやるって」
苛立っているあたしを、イッセイ坊ちゃまが背後から抱きしめて言った。朝と同じセリフだけど、今の言い方はすごく柔らかくて、優しさを感じた。どうしてだろう。イッセイ坊ちゃまには甘えてしまいたくなる。あたしのすべてを包み込むように逞しく力強い。
「坊ちゃまはどうしてあたしに優しくしてくれるんですか」
普段は意地悪で、嫌みばっかり言ってるけど、行くあてがなくて困ってた時も、隼士が訪ねて来た時も、結局はイッセイ坊ちゃまが助けてくれた。
「女は言葉が欲しい生き物だな」
「……そうですね。ないと不安だから」
そういう意味で言うと、レイ坊ちゃまは気持ちをすぐ口に出すし、じっと見たり尾行したり、一見分かりやすいけど、肝心な時に不安にさせる。昨日もそう。今だって……。
「お前は俺のことどう思ってる?」
「え……?」
「鼻もちならない嫌な奴か?」
珍しく自虐?
「いえ、そんなことはないです。最初はそうだったけど、今は……」
今は何だろう……? 自分でも分からない。
「ちょっとはいい男だってことに気づいたか」
「まあ、そうですね」
自分で言うかって感じだけど、まさにその通りだった。
「じゃあ、あの変態のことはどう思ってる? 好きなのか?」
「……分かりません」
「でも、気になるのか?」
気になってしょうがないワケじゃないけど、でも気にならないワケでもない。すっごく中途半端。
「頭を整理する時間をください。今、頭の中がぐちゃぐちゃなんです」
「それは俺のせいもあるのか?」
耳元で囁かれると、体から力が抜けそうになる。
「まあ、それも含めて……」
「だったら、もっとぐちゃぐちゃにしてやろうか?」
「へ?」
恐ろしい言葉の後、イッセイ坊ちゃまは何やらごそごそすると、目の前に箱を出した。これは有名なジュエリーショップのブルーボックスではないか!
「これ、やるよ」
「は!? ダメですよ、こんな高価な物! いただけません」
「あんまり期待するな。そんなに高価なもんじゃない」
嘘だ! 絶対嘘だ!
「いや、でも……」
「突き返されても困る」
って言われてもなぁ。どういうテンションで受け取ったらいいの? 彼氏にだってなかなか買ってもらえない
ような物なのに……。
「大丈夫だ。この程度の物を受け取ったからって、カラダで礼をしろとは言わない」
「そういうことなら遠慮なく。ありがとうございます」
受け取る手も震えるわ。
「俺がそんなせこいこと言うと思ってたのかよ。失敬な奴だな」
ホントはそんなことを気にしてたワケじゃない。
もしかしたら、好意的に思ってくれてるのかもしれないけど、だとしたら余計に受け取りにくい。
今の段階ではお返事できないし、だいたい分不相応な相手だし。
「さて、今日はあいつも二階で大人しくしてるみたいだし、俺も帰るか」
あたしがホントに混乱してると分かってくれたのか、坊ちゃまは潔く離れた。
「どうもありがとうございました。あたしも明日何か買っておきます。何か欲しいものあります?」
「それ、訊くのか?」
「訊かなきゃ分かんないので」
玄関で靴を履くと、彼はドアの前で立ち止まった。
「そんなの……お前に決まってんだろ」
振り向かないまま、そう言うと彼は帰って行った。
ええっ!!
なんか、最後の最後にとんでもないこと言ったな……。
まさか、兄弟で同じこと言うなんて。レイ坊ちゃまの時は、言わせた感があったけど。
イッセイ坊ちゃまは自発的に、かなりはっきりと仰ったな。
どうしましょ……。
ホントに頭ん中しっちゃかめっちゃかにされた……。
ガチャン。玄関で項垂れていると、二階からドアを閉める音がした。
もしかして、今の見てた? 聞いてた?
確かめようと階段を上りかけたけど、何て訊くの? 見聞きした感想でも訊くつもり?
それ以上、足が進まなくて、仕方なく自分の部屋に。
手の中にある美しいブルーの箱と二階にいるブルーな男。
どちらも気になるけれど……。
どちらも怖くて開けられない。
一体何が出てくるんだろう。この状況で、頭の中を整理するって言っても、一体何から整理しよう。今あたしが一番気になってることって何だろう。
イッセイ坊ちゃま? レイ坊ちゃま?
この2日で、イッセイ坊ちゃまとの距離は確実に縮んだと思う。見る目だって変わった。
レイ坊ちゃまとも、かなり距離は縮まったって、さっきまでは思ってた。
でも――。
彼はその距離をまた広げてしまった。う~ん……。うだうだ言いながら、お風呂に入ってみたけど、考えもまとまらないし、疲れも取れた気がしない。
どよーんとした気分でお風呂から上がりキッチンに向かったあたしは、ドアを開けて度肝を抜かれた。
「え……!? 何、これ?」
さっきまではなかったのに、リビングの隅に大きなツリーが置いてあった。しかも、きれいに飾り付けられている。お風呂に入ってる間に誰か来た? まさか、レイ坊ちゃまが1人で出したんじゃないよね?
キラキラ光るツリーに近づいてみる。本宅にも大きなツリーがあったけど、電飾はなかったし、こっちの方がステキかも。
ん? 足元に何かある?
しゃがんで確認すると、そこには大きな赤い靴下が置いてあって、その上にはなぜか紅白饅頭が……。何じゃこりゃ!?
でも、それを見た瞬間、こんな不思議なことをするのはあの人しかいないと思った。
「あの、ちょっといいですか?」
ノックしてドア越しに声をかけると、いつものようにギーッと不気味にドアが開き、隙間からレイ坊ちゃまが顔を半分覗かせた。クリスマスでも変わらないのね。
「下のツリーはレイ坊ちゃまが?」
そう訊くと、彼は静かに頷いた。やっぱり!
「スゴイですね!あたしがお風呂に入ってる間に1人で出したんですか?」
「うん」
そこまで長風呂したつもりはないから、余計に凄いと思ってしまう。
「毎年、出してるんですか?」
「いや、初めて出した」
「そうなんですか?そ んな風に見えないですよ」
褒めると途端に黙り込む。
「ちなみに、靴下の上のお饅頭って何か意味あるんですか?」
訊きながら、まさかあたしへのプレゼントか?って思ってしまった。そうだったらどうしよう。もらえるだけありがたいけど、クリスマスに紅白饅頭ってどうなの?
「貧乏なサンタが来た時用に……」
「ええ?」
驚いてすぐには言葉が出てこなかった。
「なんでお饅頭?」
「おじいさんだろ? サンタって」
「だと思いますけど、でも外国の方ですよね?」
お饅頭食べるのかな?
「あ……」
本気で、しまったって顔してる。ウソでしょー。いけないと思いつつも、笑ってしまう。
「まあ、でもきっと気持ちは伝わりますよ」
あんなのおにいの作り話なのに、信じてるのかな?
「レイ坊ちゃまはサンタさんなんか信じない人だと思ってました」
意外とかわいいとこあるんだ。
「信じたことなんかないよ」
「え? だったらどうして?」
ホントによく分かんないことばっかり言う人だ。
「……君の欲しい物が届くといいなと思って」
思いもよらない答えに絶句した。さっきまで、あんなに冷たく振る舞って
たのに、陰ではこんなに心憎いことを?胸がぎゅうっと締め付けられて、目が潤んでくる。ヤバい。泣いちゃいそう。
「ありがとう……ございます」
深々と頭を下げると、あたしはリビングに戻った。感動したら、何だか自分のことが急に卑しく思えた。
『昨日は何もしなかったクセに。イッセイ坊ちゃまに色々言われたからでしょ』なんてバカなこと言っちゃったんだろ。
電気を消した部屋の中で優しく光っているツリー。その前にへたり込むと、涙が零れた。
お饅頭を手に取ると、温かい気持ちになって顔はニンマリしてしまうけど、その分、余計に泣けた。
手を出すとか出さないとか、そんなことで判断していた自分が恥ずかしい。
こうしてツリーの前でサンタさんを待っていたあの頃は、あたしだってもっと純粋で自分のことよりもサンタさんの心配をしていたハズなのに。いつからこんなにも、自分のことばっかりになっちゃったんだろう。
「……泣いてるの?」
声がして振り返ると、レイ坊ちゃまがいて、心配そうにこちらを見ていた。
「ちょっと感動しただけです」
慌てて涙を拭っていると、レイ坊ちゃまがすぐ後ろに座り、あたしを包むように抱きしめた。
ツリーの電飾だけが輝く暗い部屋で、男の人に後ろから抱きしめられているなんて、かなりロマンチックな絵面だ。ドキドキするなっていう方が無理。どうしよう……。心臓飛び出そう。


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