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第二十六話 パジャマパーティー、再び! ―後編―
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「お口に合わない?」
「いえ! そんなことは! 美味しいです!」
「はい!」
食が進まないのを、母に心配され、さば味噌定食を慌ててかきこむ、にことるう。
(まずったかなー……)
歌留奈は、急いで話を進めてしまったことを、少し後悔していた。
彼女も、十三歳の女の子。いくらでも失敗ぐらいする。
「おかわりもいいよ! というわけで、おかわり!」
リーダーは、平常運転だ。
「あの、みなさん。帰るまで、まだ時間ありますよね。ちょっと、後でお話いいですか?」
ノヴァルナが、不意に切り出す。
「うん、いーよ! みんなは?」
きいろが問うと、一同異議なし。
かくして、おなじみ客間へ。
「ナチスは、同性愛禁じました。それを反省して、最近同性愛認められるようになりました。日本は、まだ遅れてると思います」
唐突な、大上段の真面目話に、ちょっと面食らう四人。
「ワタシ、両親がお母さんなんです。お父さんは、ワタシが小さい頃、天国に行きました」
「えっ」っと声を上げる一同。いきなり、ヘビーな話である。
「お母さんたち、幸せです。女同士でも、幸せなれます。それだけ、言いたかったです。ワタシ、二人が愛し合うなら、祝福します」
互いに目を見合わせる、にことるう。
「そっかー。まあ、アタシもるうのこと好きか嫌いかで言えば、好きだ。ただ、キスとかできるかっつーとわからん。だから、まずはなんだっけ? プラスチック・ラブ?」
「プラトニックじゃない?」
歌留奈のアシスト。
「うん、多分それ。それからでいいなら」
透き通る瞳で、にこを見つめる、るう。
「はい。それで、十分嬉しいです」
心穏やかに微笑む。
当人以上にほっとしたのが、歌留奈。やりすぎたかと、朝食のとき、気が気でなかった。
「なんか、いー感じにまとまったね! じゃあ、遊ぼう!」
ぽん! と手を打つリーダー。やはり、天性のムードメーカーだ。
「さーて、今日のおすすめはー……これ!」
きいろが、コルト・エクスプレスというゲームをかざす。
列車強盗を題材にしたゲームで、強盗同士の金品の奪い合いがテーマだ。
「ドイツのゲームですね! 有名です!」
「さすが、ノヴァ子! すでに知ってたんだね。じゃあ、ルール説明~」
ルールは行動をするごとに手札からカードを出し、それに準じた行動が行える。
強盗ごとに特殊能力があり、行動が見れなくなる者、格闘から強奪まで一気に行える者 (格闘をすると持ち物を落とすが、回収には通常もう一手使う)など、様々。
銃弾をくらうと、使用不可能な銃弾カードが溜まっていき、行動の選択肢が狭まっていく。
最終ラウンドに、一番金を持っていたプレイヤーが勝ちとなる。
「それじゃー、開始しましょー! るーこからだね」
「えっと、じゃあこの緑の女性で」
「あー、多人数だと強いよー」
わちゃわちゃと開始。
そして……。
「勝ちました!」
「ノヴァ子、上手いなー」
「ドイツで、よくやっていましたから」
ぱちぱちと拍手。
こうして、ゲームをもう二回やり、るう、にこがそれぞれ勝利。
「初めてやりましたけど、面白いですね!」
「だよねー」
リーダー、ご満悦。
「ちょっと休憩しようか」
ポットと急須と器を戻し、茶話モードに移行。
「緑茶、美味しいですね。日本に来て、とても気に入ったものの一つです」
「いやあ、それほどでも」
「なんで、きーちゃんが照れるの?」
歌留奈のツッコミが冴える。
「世界観チームはなんかある?」
「NPC作った。あと、入植者の村の、風景とか」
「おー、かるかん、挿絵うまいねえ!」
「ふふ、ありがとう」
紙をめくっていくリーダー。
「ほんとに、ボクたちゲーム作ってるんだね」
「どうした急に」
「いや、なんかそういう実感が、胸の底から湧いてきてさ」
にこの戸惑いに、所感を述べる。
「わかります! なんか、青春の一ページって感じですよね!」
「ね!」
きいろとるう、うなずきあう。
「確かに。今まで、遊ぶだけだったもんな」
「そろそろ、テストプレイができるかもね。そしたら、やろう!」
「おー!」
一同、拳を突き上げる。
時間は過ぎて……。
「あー。雑談してたら、そろそろ帰る時間だね。ノヴァ子は学校まで送るよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ、行こうか」
四人と同行するきいろ。視界の片隅で、るうとにこが手を繋いでいるのを見て、ほっこりするのであった。
「いえ! そんなことは! 美味しいです!」
「はい!」
食が進まないのを、母に心配され、さば味噌定食を慌ててかきこむ、にことるう。
(まずったかなー……)
歌留奈は、急いで話を進めてしまったことを、少し後悔していた。
彼女も、十三歳の女の子。いくらでも失敗ぐらいする。
「おかわりもいいよ! というわけで、おかわり!」
リーダーは、平常運転だ。
「あの、みなさん。帰るまで、まだ時間ありますよね。ちょっと、後でお話いいですか?」
ノヴァルナが、不意に切り出す。
「うん、いーよ! みんなは?」
きいろが問うと、一同異議なし。
かくして、おなじみ客間へ。
「ナチスは、同性愛禁じました。それを反省して、最近同性愛認められるようになりました。日本は、まだ遅れてると思います」
唐突な、大上段の真面目話に、ちょっと面食らう四人。
「ワタシ、両親がお母さんなんです。お父さんは、ワタシが小さい頃、天国に行きました」
「えっ」っと声を上げる一同。いきなり、ヘビーな話である。
「お母さんたち、幸せです。女同士でも、幸せなれます。それだけ、言いたかったです。ワタシ、二人が愛し合うなら、祝福します」
互いに目を見合わせる、にことるう。
「そっかー。まあ、アタシもるうのこと好きか嫌いかで言えば、好きだ。ただ、キスとかできるかっつーとわからん。だから、まずはなんだっけ? プラスチック・ラブ?」
「プラトニックじゃない?」
歌留奈のアシスト。
「うん、多分それ。それからでいいなら」
透き通る瞳で、にこを見つめる、るう。
「はい。それで、十分嬉しいです」
心穏やかに微笑む。
当人以上にほっとしたのが、歌留奈。やりすぎたかと、朝食のとき、気が気でなかった。
「なんか、いー感じにまとまったね! じゃあ、遊ぼう!」
ぽん! と手を打つリーダー。やはり、天性のムードメーカーだ。
「さーて、今日のおすすめはー……これ!」
きいろが、コルト・エクスプレスというゲームをかざす。
列車強盗を題材にしたゲームで、強盗同士の金品の奪い合いがテーマだ。
「ドイツのゲームですね! 有名です!」
「さすが、ノヴァ子! すでに知ってたんだね。じゃあ、ルール説明~」
ルールは行動をするごとに手札からカードを出し、それに準じた行動が行える。
強盗ごとに特殊能力があり、行動が見れなくなる者、格闘から強奪まで一気に行える者 (格闘をすると持ち物を落とすが、回収には通常もう一手使う)など、様々。
銃弾をくらうと、使用不可能な銃弾カードが溜まっていき、行動の選択肢が狭まっていく。
最終ラウンドに、一番金を持っていたプレイヤーが勝ちとなる。
「それじゃー、開始しましょー! るーこからだね」
「えっと、じゃあこの緑の女性で」
「あー、多人数だと強いよー」
わちゃわちゃと開始。
そして……。
「勝ちました!」
「ノヴァ子、上手いなー」
「ドイツで、よくやっていましたから」
ぱちぱちと拍手。
こうして、ゲームをもう二回やり、るう、にこがそれぞれ勝利。
「初めてやりましたけど、面白いですね!」
「だよねー」
リーダー、ご満悦。
「ちょっと休憩しようか」
ポットと急須と器を戻し、茶話モードに移行。
「緑茶、美味しいですね。日本に来て、とても気に入ったものの一つです」
「いやあ、それほどでも」
「なんで、きーちゃんが照れるの?」
歌留奈のツッコミが冴える。
「世界観チームはなんかある?」
「NPC作った。あと、入植者の村の、風景とか」
「おー、かるかん、挿絵うまいねえ!」
「ふふ、ありがとう」
紙をめくっていくリーダー。
「ほんとに、ボクたちゲーム作ってるんだね」
「どうした急に」
「いや、なんかそういう実感が、胸の底から湧いてきてさ」
にこの戸惑いに、所感を述べる。
「わかります! なんか、青春の一ページって感じですよね!」
「ね!」
きいろとるう、うなずきあう。
「確かに。今まで、遊ぶだけだったもんな」
「そろそろ、テストプレイができるかもね。そしたら、やろう!」
「おー!」
一同、拳を突き上げる。
時間は過ぎて……。
「あー。雑談してたら、そろそろ帰る時間だね。ノヴァ子は学校まで送るよ」
「ありがとうございます」
「じゃあ、行こうか」
四人と同行するきいろ。視界の片隅で、るうとにこが手を繋いでいるのを見て、ほっこりするのであった。
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