上 下
32 / 47

32 百合開発

しおりを挟む
 百合子と百合恵が、花びら・・・同士をくっつけ合う。

「ああっ……! ダメ、何かの扉が開いちゃう!」

「いいのよ、百合子。新しい世界へようこそ……」

「イヤっ、ダメこんなの……っ!」

 百合子は口では嫌だ嫌だと言いながらも、花びらの奥底から、いやらしい蜜を溢れさせてしまう。

「ああ! ダメ! ダメええっ!」

 突起同士をこすり合わせると、得も言われぬ快感が広がる。


 ◆ ◆ ◆


「はあはあ、百合恵!」

 白衣を着た女学生が、一人理科室で、白百合の百合子と百合恵の花弁を、実況しながら、いやらしい手つきでまぐわらせていた。

 こんな彼女変態が、後に新種の百合を多数開発することになるのだから、世の中分からない。
しおりを挟む

処理中です...