【男の娘BL?】ボクと彼の、はじめてだらけの恋物語! ―R-18特別編―

みなはらつかさ

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エピソードX ボクたちの初えっち

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 タケルくんと付き合い始めてから、はや六年。ボクも成人し、長年の悲願だったSRSを行い、「本当の体」を手に入れることができました!

 最初は手術跡が傷んだり、色々と大変だったけど、今ではすっかり、普通の生活を送っています。

 来年には、スポーツメンタルトレーナーになるべく、専門学校に通う予定。

 かたやタケルくんは、全国大会で優勝し、世界への第一歩を踏み出しました!

 互いに多忙な日々を送る中、やっとオフが合いまして。久々に、ボクの家にタケルくんが来ています。

「いやー……。随分、久しぶりな気がするなあ」

「そうだね。タケルくん、今や日本のホープだし、すごいよ。ボクも、早く追いつかなきゃね!」

「おう。一緒に世界穫る夢、ひとときも忘れた事ねーぜ」

 ふふ。変わらないな、彼。

「それにしても、お前、ほんと超美人になったよなー」

「やーん、照れちゃう~!」

 成人しても、バカップル全開です。

「あの、さ」

「あのね」

 互いに被る。タケルくん、咳払いして。

「えとさ、その……。改めて祝ってほしいってーか……。えーとだな……」

「うん。ボクの初めて、もらって」

 タケルくん、顔真っ赤。きっと、ボクもだ。

「ベッド、行こ」

「お、おう」

 ふふ。キンチョーしてる~。ボクもだけど。

 とりあえず、ベッドに寄り添って腰掛ける。

「キスからいこうか」

「お前、随分積極的になったよな」

「ふふ、かもね」

 軽いキスから、ディープキスに移行。舌を絡め合う。

 くちゅくちゅと淫靡な音がして、すごく興奮する。

「ん!」

 や、胸揉まれた~! もー、一言断ってよ。嫌じゃないけど。

 撫で回したり、ふにふにと揉んでみたりする彼。女性ホルモンのおかげで、あまり大きくないけど、ちゃんと女性らしい胸になってます。

 こうやって胸を触られていると、つくづく、ちゃんと女の体になれたんだなと、じわりと喜びを感じる。

 息苦しくなってきたので唇を離すと、つうと、唾液が糸を引く。

「すっげー柔らかい。ほんとに、女の体になったんだな」

 ティッシュでボクの口元を拭いてくれながら、感動気味に述べる彼。

「そう言ってくれると、ボクも嬉しいよ」

 ボクも、彼の口元を拭う。

「……下の方も、いいが?」

 こくりと頷く。

 すると、スカートを捲り、太ももに手を這わせてくる。そして、ショーツの上から、秘所を愛撫する。

「ほんとに、取ったんだな。つるつるだ」

「うん。もうね、あの忌まわしいモノがないのが、ほんと嬉しくて」

「直に、触ってもいいか?」

「いいよ」

 彼の指が、ショーツの中に入ってくる。

「うわ、すげーぬるぬる……。もう、こんな濡れてんのか」

「S字結腸法だと、濡れっぱなしになっちゃうんだ。だから、ナプキンが常時欠かせなくて……あん!」

 やん、筋をいじられてるぅ~。

「やべ。オレも濡れちまったよ」

「ねえ、勃起したおちんちん、見てもいい? ボク、一度も勃ったの見たことなかったから、どんな風になるのかなって」

「ああ、お前も脱いでくれよ」

 二人で、服を脱いでいく。

「おお~……。ちゃんと、くびれてんのな。乳首もおっきいし」

「もう、恥ずかしいよお」

 と言いつつ、ボクも彼のご立派なモノをガン見。すごーい。男の人って、勃つとこんななるんだ~。

「クリトリスって、やっぱちゃんとあるのか?」

「うん。ここ……んっ」

 彼の手を導き触らせると、敏感に反応してしまう。

「これでも、感度では、純女さんに敵わないらしいけどね」

「医学の力って、すげー」

 クリトリスを愛撫され続け、いやらしい声を上げてしまう。

 さらに、乳首も舌で愛撫してくるので、もう、おかしくなりそう!

「んーっ!!」

 い…イッちゃったあ……。

 純女さんは、腰がビクンビクン跳ねるほどの快感を得られるらしいけど、悲しいかな。ボクはそこまではいけない。

 あと、純女さんは即第二ラウンドの用意もできるらしいけど、ボクは一息入れないとムリ。

「すごい……よかった」

 彼にしがみつき、先程の快感を伝える。

「オレももう、たまんねーよ。挿入れていいか?」

「うん」

 ベッドに横になると、彼が覆い被さる。そんな彼に、足を絡める。

「いくぜ……!」

 ! 入ってきた! ずっと夢見てきた、タケルくんに処女を捧げるという夢が叶った……!

「悪り! 痛かったか!?」

「え? あ、これ嬉し涙だよ。ボク、この時をどれほど待ち焦がれたか……」

「オレもだ。お前が初めてなんだぜ」

 ゆっくり、ピストン運動が開始される。

 そのたびに、内臓独特の感覚が、ボクを襲う。

 徐々に動きが激しくなっていき、互いに息も荒く、快感を貪る。

「すげえよ。おまえん膣内ナカ、すっげーぬるぬるしてて、たまんねえ……!」

「ボクも、どうにかなりそう!」

「うっ……射精ちまった……。悪い。もうちょっと、保たせるつもりだったんだが」

 申し訳無さそうに言う彼。

「ううん。ボクでイッてくれて、すごく嬉しい……!」

 愛しさのあまり、ぎゅーっと抱きしめる。

「お父さんたちが帰ってくるまで、まだまだあるよ。回復したら、もう一ラウンド」

「おう……今まで我慢してたぶん、一気に大放出だ!」

 こうして、愛を確かめあったボクたちでした。
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