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第一部 妖精姫と忠犬従者
明るい陽射しの中で
しおりを挟む「僕の淫らな姫さまは、祭事の衣装の下に、何も身に着けていなかったのですね……」
フランシスは姫のサンダルを脱がし、ふくらはぎから太ももに向かって撫であげた。
姫は無意識に自分から脚を曲げ身体を開いていく。
「んっ……ちがっ、これは決まりで――」
ふるふると首を横に振るユーリアが愛しくて、フランシスは金色の目を細める。
滑らかで染み一つない白い肌に咲く薔薇色の花弁は、ますます紅く色ずいて蜜をこぼし続けていた。
フランシスは服を着たままでいるのに、ユーリアだけ生まれたままの姿を晒している。
ユーリアは、明るい陽射しの下でフランシスに肢体を晒すことが、とても恥ずかしかった。
でも、幾度もフランシスと身体を合わせているうちに、一番恥ずかしい姿を見られることによって、さらに気持ちが高まっていくのも理解し始めていた。
「こんなに濡らして」
男の指が蜜を溢れさせる入り口に触れるとひくり、と薔薇色の媚肉がうごめき、指先を食んで物欲しげにはくはくと開閉する。
「ああ……」
雄を誘うその様子にフランシスは感嘆し、ため息をついた。
「姫さまは確実に閨を学ばれ、ご自分のものにされています」
うっとりと顔を寄せて、花弁の上にある敏感な秘粒に被っている包皮を指でそっと引っ張り剥いてしまうと、剥き出しにされた秘粒を舌先でチロチロと舐り、唇で柔らかく挟む。
強い快感が走ったユーリアは、腰が跳ねるように浮いた。
「ぁっ! ぁぁっ」
「刺激が強すぎましたか? ここを弄ると、姫さまはすぐにイッてしまわれる」
感じやすいそこを、ちゅちゅと音を立てて吸いさらに舌で上下に舐め回せば、姫はあっという間に追い詰められてしまう。
「ふらん、しすっ、も、もう。おね、がい」
媚びるような眼差しで見つめる姫に、フランシスは首を横に振った。
「姫さまのせっかくの思し召しですから、明るい陽射しの下で乱れるいやらしいお姿を、この目にもっと焼き付けさせて頂きたいのです」
フランシスは愛しい姫の上に覆いかぶさり、ふっくらとした唇を吸い、舌を差し入れた。
ユーリアの舌に自分の舌を絡ませ、唾液を注ぎ込んで飲み込ませる。
貪るような深い口付けに、姫はうまく息が出来なくなってしまった。
解放されると深く息を吸い、問うような眼差しでフランシスを見上げる。
長い金色の睫毛が瞬き、涙に潤んだ緑柱石の瞳と目が合うと、フランシスはハっとして今度は自分の息が止まりそうになった。
「姫さま……。口付けをするときは、鼻で息をするのですよ?」
「ん……」
フランシスは姫の脇に片肘をついて、もう片方の手で柔らかな胸のふくらみを手で包み、やわやわと揉み撫でさすった。
ツンと立ち上がった桃色の尖りは固くしこり始め、男の口に食まれ吸われるのを今かと待ち望んでいるよう。
形を変えるように膨らみを揉まれ、フランシスの口の中に含まれる。程よい強さで吸われると、胸の快感が下腹部の疼きを呼び覚ました。
それからフランシスはズボンの前をくつろげると膝をついて、姫の脚を抱えると濡れそぼった花弁の合間に昂った茎を擦りつけた。
熱く滾った先端からは透明な先走りの液が滴り始め、それをふくりと腫れて包皮から顔をのぞかせている秘粒に塗り付ける。敏感な鈴口と裏筋に秘粒が擦れ合い、二人は同時に喘ぎ声をあげた。
「ぁぁ、ふらんしす。焦らさないで……」
「姫さま、どうして欲しいですか? 言って下さい」
ユーリアはフランシスの傷心に気づいて林に誘った。
そしてここに来てからも、どうすれば彼の心が癒されるのだろうと考え続けていた。
(恥ずかしがらずに、わたくしを見せ、想いを伝えよう)
「ふらんしすを、ちょう、だい。わたくしの、ここ……なかに、ほしい」
掠れた声で囁き、顔を真っ赤に染めて、自ら大きく脚を開くと両手を下に伸ばした。
白く細い指先でぬるつく花弁を抑え、目一杯広げてフランシスの前に露わにする。
木漏れ日が濡れた薔薇色の蜜口にあたり、止めどなく溢れる蜜液が光る。
外の空気にさらされた媚肉はひくつき、雄を欲しがるように艶めかしくうごめいた。
「……う、くっ! ひめっ!」
愛しい姫からこれほどまでに直接的に求められ、男を凋落させる肢体を見せつけられて、フランシスは今まで経験したことがないほど下腹部が熱く滾った。
逸る心のままに、震える花弁の中心に滾る切っ先を押し当てると、思い切ってずぶり一息に突き挿す。
熱い熱杭が勢いよく挿入されると、押し広げられた蜜口の媚肉の合間から蜜液がどっと溢れ、飛び散った。
フランシスは姫の腰を掴み、白い尻を持ち上げるようにして、張りつめた怒張を奥深くまでズンと突き入れ根元まですべて埋め込む。
こつんと奥に先端が当たると、ユーリアは背中を仰け反らせ、絹が裂けるような高い叫び声を上げた。
蜜道がうねり、フランシスの昂ぶりをぎゅ、ぎゅ、と締めつける。
その刺激で思わずすべてもっていかれそうになるのを、奥歯を噛み締めて堪えた。
「……入れただけなのに、もう、イッてしまわれたのですか?」
震える姫の身体を抱きしめ、優しく口づける。
ユーリアは微かに頷いた。
姫を見つめながら、フランシスはゆっくりと腰を動かし始めた。
初めての経験の後、フランシスは毎晩のように姫の寝室に忍び込み、身体を繋げるようになった。
フランシスは毎日姫を抱かずにはいられなかった。夜までの時間がひどく待ち遠しく思う。
そうして閨ごとに次第に慣れてくると、お互いにどこが良くて何が好きなのかが少しずつ分かってくる。
例えば姫は、こうして身体を密着させ、貫かれながら耳元で甘く囁かれるのが好きなのだ。
「もっと欲しいですか、姫さま」
「ん、ぁっ……ふら、んしす」
そして姫の感じやすい身体は一度達すると、二度三度と続けて絶頂しやすくなるのだ。
これまでフランシスは、あまり激しい抽送は控えて来た。
交配になれない姫を慮ったのもあるし、まだ経験の浅い姫の膣奥は快感を感じ取ることが出来ないようだったから。
でも今日は少しだけタガを外して思うさま姫を貪りたいと、そう思った。
「いつもより激しくしても、よろしいですか?」
「……好きに、して」
姫の返事を聞くと、フランシスはその身体をかき抱き「ひめ、ひめ」と呟きながら腰を使って激しく揺さぶり、柔らかな膣内に滾る怒張を幾度となく突き入れた。
裸身の姫に対し、服を着たままで姫を貪る従者。そのことが、ますますユーリアの羞恥を煽っていた。
いつもとは違う荒々しい抱き方をされ、この犬妖精の自分への強い欲望を思い知らされる。
最奥に昂ぶった丸い先端が打ち込まれ、引き抜かれる時は男根の張り出したエラによって肉襞が擦り上げられる。
嵐の海で翻弄される小舟のように、ユーリアはフランシスの腕の中で快楽の波に揺らされた。
うららかな陽射しの中で、二人の艶めかしい声と淫靡な水音、肌を打ち付ける乾いた音が響く。
林の木々とそこに住む小鳥たちが、恋人たちの睦み愛を見守っていた。
「ああ、ぼくの、ひめっ」
ついに姫の身体を開き深々と貫いてのしかかるこの従者は、その思いを遂げようとしていた。
奥深くまで雄を受け入れた姫に、己の熱い欲望を解き放つ。張りつめた先端が子宮を押し上げるほどに深々と差し込まれ、固い肉茎は脈を打ってどくどくと白濁を放出させる。
迎え入れる姫の蜜膣はぎゅ、ぎゅとフランシスの雄を強く締め付けうねった。胎に注がれる熱い白濁は肉壁も白く染め上げ薔薇色の襞に沁み込んでいくかのよう。
「ふら、んしす……っ」
二人はほぼ同時に激しい絶頂を迎え、喘ぎながら腰を揺らして高みに昇りつめた。
頭が真っ白になり、腰が抜け痺れるような強い快感に身をゆだね、息を切らす。
しばらく口もきけず、脱力した身体を動かすこともできなかった。
やがてフランシスは姫に伸し掛かったままなのに気づき、抱いたままクルリと仰向けになって体勢を変えた。
「……愛しています、僕の姫さま」
「私も、大好きよ」
二人は繋がったまま見つめ合い、お互いに離れがたく思った。
「もう一つ、お願いが。最後に、ここで僕が子種を注いだ姫さまの花弁を見せて頂けますか」
ユーリアは顔を赤らめ、ひどく恥じらいながらも「いいわ」と答えた。
フランシスは姫の背中を押さえながら起き上がり、慎重に寝かせると、自身をゆっくりと引き抜いた。
姫は脚を抱え、フランシスが良く見えるようにと秘部を上に向ける。
青空の下でその秘密の花は、充血して赤く染まった花弁を咲かせ、蜜口は貫かれたフランシスの雄の形にぽっかりと開いている。そして奥には注がれたばかりの白濁を湛えて。
姫は健気にもその入口をきゅっと締め、子種汁が零れないようにと蜜口を閉じて見せた。
フランシスは、姫への愛おしさで胸がいっぱいになった。
「僕は、今日の日を、生涯忘れません」
花弁の上の秘粒に軽くキスを落とすと、ユーリアに服を着せ、乱れた髪を整えてやった。
心も身体も満たされたフランシスは、疲れてぐったりとしている姫を抱き上げ、林を後にした。
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