女しかいない異世界に転移した僕は、異種族美女たちに求められて孕ませ中出ししまくります

銀鏡。

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第二部 砂の異種族

第42章 出会いは砂嵐の中に

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朝。
乾いた砂漠の空気はひんやりとして、肌に心地よかった。

ふと目を開けると、隣にリティアとミハが寄り添うように眠っている。
二人の寝顔はとても穏やかで、昨夜のことがまるで夢だったんじゃないかと思うほどだった。

でも、僕の腕の中にあるこの温もりが、
彼女たちのかすかな寝息が、すべてが確かに現実だと教えてくれる。

 そっと体を起こすと、扉の外に人影が立っているのに気づいた。
ゆっくり扉を開けると、そこにいたのは――ティスだった。

 金の瞳を静かに細めて、ティスは僕に一礼した。

「おはよう、海斗。…皆との"契り"を終わらせてくれたようで、何よりだ」

その声音は、どこか安堵を含んでいる。
僕も小さく頭を下げた。

「……ありがとう。リティアもミハも、静かに寝てるよ」

 ティスは微かに微笑んで、そして神妙な面持ちで言葉を続けた。

「今宵、我がサーラの者たちの"契り"の儀は、大半が正式に完了した。これで、サーラの未来に光が灯った。感謝する」

その言葉に、胸がじんと熱くなる。
彼女たちが、どれほどこの瞬間を待っていたのか、改めて思い知らされる。

「……でも、まだ終わりではない」

ティスは静かに告げた。

「まだ、あなたの種を受けていない者がいる…2人。ネナとフィリエという者たちだ。彼女たちにも、同じように子を授けてほしい」

 ティスの瞳はまっすぐで、少しも揺れていなかった。
それは、重い責任を背負う覚悟と、強い願いの色だった。

僕は一度だけ深く息を吸い込み、そして頷いた。

「……わかった。その2人にも、ちゃんと向き合うよ」

そう答えると、ティスはようやく微笑んだ。

「ありがとう、海斗。今日の午後、彼女たちをあなたのもとへ連れて行く。……どうか優しく、抱いてあげてほしい」

そう言い残して、ティスは静かに去っていった。

 扉の向こうから、また微かな寝息が聞こえてくる。
リティアとミハ――あたたかな命をこの腕に抱きながら、僕は静かに瞳を閉じた。



 昼過ぎ。
陽光に照らされた砂漠の村を、僕はひとり、ふらりと歩いていた。

リティアとミハはまだ休んでいるし、ティスにも「午後まで自由に過ごしていていい」と言われたから、少しだけ、外の空気を吸いたくなった。

 ところが、ふいに――風が強くなった。

「……え?」

見る間に、乾いた砂塵が空を覆い、あっという間にあたりが茶色に染まっていく。
あれは……砂嵐だ。

思わず腕で顔を庇いながら後ずさる。
けれど、どこへ逃げたらいいのかもわからない。
家々も視界から消え、ただ砂が暴れ狂っている。

 焦りかけた、その時だった。

「こっち!」

 か細いけれど、確かな声。
ふと見ると、砂煙の向こうから、誰かが手を伸ばしていた。

ためらう暇もなく、その手を掴む。
すると、引っ張られるようにして、僕は近くの小さな家に引き込まれた。

 バタン、と扉が閉まり、嵐の音が少し遠ざかる。
息をつきながら、僕は助けてくれた相手に顔を向けた。

そこにいたのは――
褐色に焼けた肌と、それを引き締めるセクシーな服。
青色の長い髪をふわりと揺らす、小柄で愛らしい雰囲気のサーラの少女だった。



 彼女は、少し緊張した面持ちで、けれど必死に微笑もうとしていた。

「……ごめんなさい、いきなり。でも、このままだと危なかったから」

「君は……?」

 僕が尋ねると、少女は少しだけ俯き、それから意を決したように顔を上げた。

「……私、ネナ。あなたにお会いするために……ずっと、待ってました」

 心臓が跳ねた。
ティスが言っていた、残る2人のうちの1人、ネナ。目の前にいるこの子が……。

ネナは恥ずかしそうに、でもまっすぐ僕を見つめる。
その視線には、幼いような無垢さと、消えそうなほど繊細な決意が宿っていた。

 僕は思わず、微笑みかけた。

「……ありがとう、助けてくれて。君がネナなんだね。ティスから聞いてるよ」

 ネナは、ぱっと花が咲いたように顔を綻ばせた。
そして、すこしだけ震える手で、そっと僕の指先に触れてきた。

この小さな温もりを、ちゃんと受け止めたい。
自然と、そんな気持ちが湧き上がった。

 外では、まだ砂嵐が唸っている。
でも、この小さな家の中だけは、ふたりきりの静かな世界だった。

サーラたちの未来を、この手で繋いでいくために。



 ネナの指先が、そっと僕の手に重なる。
その細く、小さな指から伝わるぬくもりは、心までじんわりとあたためてくれた。

「……ネナ」

僕が静かに名前を呼ぶと、ネナはまた恥ずかしそうに微笑んだ。 その顔があまりにも可愛らしくて、思わず抱きしめたくなる。

 でも、焦らない。
この子はきっと、心の奥で震えている。
だから僕は、ゆっくり、優しく、手を重ねた。

「怖くないよ。……君が望むなら、僕はここにいる」

そう囁くと、ネナは目を潤ませながら、小さく頷いた。

「……大丈夫。だって、あなたは優しいって、知ってたから」

小さな声で、まるで自分に言い聞かせるように言う。 そのまっすぐな想いに、胸がぎゅっと締めつけられた。

 そっとネナを引き寄せる。 彼女は軽く、僕の胸にすがるように抱きついてきた。 かすかに震える肩を、包み込むように撫でる。

「……ねえ、海斗さん」

耳元で、甘えるような、かすれた声がした。

「私、うまくできるかわからないけど……でも、あなたと一緒に、なりたい」

その言葉は、勇気を振り絞ったものだった。

 僕はネナの頬にそっと触れ、親指で優しく撫でた。 褐色の肌は、ほんのり熱を帯びていて、柔らかかった。

「うまくなんて、できなくてもいいよ。……君っていう女の子が、ここにいてくれるだけで嬉しいから」

そう言うと、ネナの瞳がふわりと揺れた。 そして、そっと目を閉じる。

その仕草に導かれるように、僕は彼女の唇に、優しくキスを落とした。

 ちゅっ――。

軽く触れるだけの、甘いキス。 けれどネナは、びくんと小さく震え、それから恥ずかしそうに僕の服をぎゅっと掴んだ。

「……もっと……して」

か細い声が、震えながらも僕にねだる。

 僕は微笑み、もう一度、今度は少し長めにキスを重ねた。

ネナの体から、ふわっと甘い香りが立ちのぼる。 それは花のように可憐で、どこか切ない香りだった。

 そっと、彼女の身体を抱き上げる。 ネナはきゅっと僕の首に腕を回し、耳元で小さく囁いた。

「……お願い、海斗さん。私を、あなたのものにして……」

その一言で、僕の中の何かが優しく弾けた。

 静かにベッドの上にネナを降ろす。
 布団の上に広がった青い髪と、褐色の肌が、陽光の名残に照らされてとても美しかった。

「ネナ……可愛いよ」

僕がそう呟くと、ネナは顔を真っ赤に染めがらも、そっと腕を広げた。

「……あなたにあげる。私の全部」

その無垢で、健気な想いを受け止めながら、僕は彼女に、再び唇を重ねた――。


 乾いた砂漠の嵐は、いつしか静かに収まりつつあった。
けれど、この小さな部屋の中には、二人の間にだけ、甘く熱い風が、いつまでも吹き続けていた。
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