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第三部 氷の異種族
第54章 雪霞の盾と騎士 ☆
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翌朝、僕はヴァレリアに手を引かれて、氷の城を歩いていた。
広く荘厳な廊下を抜けるたび、薄く煌めく氷壁に僕と彼女の姿が映る。まるで、幻想の世界に迷い込んだような光景だった。
「紹介しておきたい娘たちがいるの。彼女たちも……あなたに興味があるわ」
そう言って案内されたのは、女王直属の近衛部隊――“雪霞の盾”が訓練するという大広間だった。
そこで僕を出迎えたのは、3人の美女たち。
一人目は、身のこなしが凛とした女性だった。
白銀の双剣を背負い、冷気をまとうような蒼髪ショートの剣士。
「私はイリーナ・フェルブレイズ。雪霞の盾、第一剣。……あんたが、男ね?」
見下すような口調だが、その視線は試すように僕を見つめていた。
二人目は、長い髪を三つ編みに束ねた年上の魔法使い。
豊満な胸元を飾るのは、雪の結晶をかたどった宝石。
「はじめまして。私はメルティ・ロッセル。氷の理を司る宮廷魔女よ。女王様が選んだあなたに、興味が尽きなくて」
とろけるような声に、自然と背筋がぞくりとした。
三人目は、まだ若さの残る少女。
淡い水色の髪を揺らし、はにかんだ笑顔を浮かべながらこちらを見つめていた。
「私はユナ・クレシュカといいます。メルティ先生の弟子です……その、あの……よろしくお願いしますっ」
照れたように頭を下げたその仕草が、妙に可愛らしかった。
そして女王……ヴァレリアが口を開く。
「彼女たちは、我らフリューゼリアの“未来”を担う存在……そして、あなたの種を強く望んでいる。彼女たちにも、種を仕込んであげてほしいの」
イリーナが、言葉を遮るように歩み寄ってきた。
「女王様の承諾があるのなら、遠慮はいらないでしょ?」
彼女の手が、僕の胸元に添えられ……凍るような瞳が、ふいに熱を帯びた。
「“男”というのがどんなものなのか……私が、確かめてやる」
「私も、構いませんよ。知識としてだけではなく、身体で知りたい。氷にない熱を」
メルティが優雅に微笑みながら、僕の肩へ指を這わせる。
「わ、私も……その……えっち、してみたいです。海斗さんと……っ」
ユナの頬が真っ赤に染まっていく。
その光景に、僕の鼓動は一気に高鳴っていた。
ヴァレリアが、艶やかに囁く。
「あなたの命と種が、私たちの未来を変えるわ。……さあ、行きましょう。“フリューゼリアの春”は、まだ始まったばかりよ」
4人の美女が僕を囲むように歩き出す。
氷の宮殿の扉が、再び閉じられる音がした。
僕は、この異世界でただ一人の“男”。
その存在は、氷の国に熱をもたらし、やがて新たな命を紡ぎ始める──この、フリューゼリアに。
静まり返った寝室に、氷の蝋燭が淡く灯る。
イリーナは僕から少し距離を取ったまま、壁に背を預けて腕を組んでいた。
その蒼い瞳は、どこか張り詰めたようで……口を開いたのは、しばらく沈黙の後だった。
「……誤解しないで。私は“騎士”よ。誰かに媚びたり、ただの女として扱われるのは、好きじゃない」
その声音には、普段は剣を手にしている騎士らしい凛とした鋭さがあった。
しかし、続く言葉は――どこか、戸惑いを孕んでいた。
「でも……あなたは、“男”なの。私たちの誰もが知らない存在。それに……ヴァレリア様の命令だし、拒む理由はない。──けど、私は、戦場で命を懸けてきた女。あなたに抱かれるなら、ただの女としてじゃなく、ひとりの騎士として認められたい」
真っ直ぐに僕を見据えた瞳は、試すように、しかしどこか怯えているようでもあった。
僕はゆっくりと歩み寄り、彼女の肩に手を添えた。
「イリーナ……君は確かに騎士だろう。でも、同時に……こんなに美しい女でもある。僕はその両方を、ちゃんと知りたい」
その瞬間──彼女の目が、ふっと揺らいだ。
「……バカ。そうやって……本気みたいなこと言わないでよ」
そして彼女は、静かに鎧の留め金を外し始めた。
薄暗い寝室の中、氷の柱が青白く光を放ち、ふたりの影を妖しく照らしていた。
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イリーナは、真っ白な装甲を音もなく外していく。
肌に張りついていたレースのインナーが宙を舞い、鍛え上げられた腹筋と、形の整った豊かな胸があらわになる。
「……見すぎ。慣れてないの、女に?」
挑発するように笑ったかと思えば、その指先が僕のシャツのボタンをひとつひとつ外し始める。
「こっちじゃ、男なんて見たことない。……だから、興味ある。どう熱いのか、どれだけ違うのか――身体で覚える」
冷えた指が、僕の胸に這った瞬間、ビクリと震えた。
「ふふ。もう、震えてるじゃない。……可愛い」
彼女の瞳が、ゆっくりと熱を帯びていく。
普段は剣士としての誇りと、凛とした態度に満ちているであろうイリーナが、女の顔で僕を見ていた。
「私、ね。戦いのあとって……ひとりで、処理することもあった。けど……あなたに抱かれるなら、それ以上のものがあるって信じたい」
ベッドに押し倒された僕の上に、イリーナが跨がる。
太腿に走るスリットから覗く素肌が、やたらと眩しかった。
彼女はそのまま腰を沈め、僕のものをゆっくりと導いていく――
「……っ、く……っ、これが……男……!」
鋭い息が漏れ、指先が僕の胸に食い込む。
氷の剣士の中は、思ったよりも熱かった。
否、それは僕が彼女の奥に、火を灯したせいかもしれない。
「はぁっ、うっ、奥、届いてる……っ!これっ……気持ちよすぎ……っ!」
剣を振るうように、イリーナは腰を振る。
鋭く、正確で、でもどこか焦がれるように。
そんな彼女に、僕は腰を振った──リズムを無視して、気持ちを押し付けるように、激しく。
「あっ……ああっ……!?は、はげしっ……っ、ああ……あっ、すごっ……!」
突然の行為に驚くイリーナ。
彼女の腰を掴んで動くと、イリーナは喘ぎつつ怒ってきた。
「はっ……は、初めてなのに……こんな……!あんた……私を、壊す気……っ!?」
「違う……男として君を……抱きしめてるんだよ、イリーナ……!」
「っ、くうっ……ば、馬鹿っ……そんな顔、されたら……っ!」
彼女の腰の動きが止まり、次の瞬間、ぐっと身体を倒して僕にしがみつく。
細い肩が震えていた。
気づけば僕も、彼女の名を呼びながら、奥深くへと果てていた。
しばらく、互いの鼓動だけが響いていた。
そして──。
「……イリーナ」
「……何?」
「ちゃんと伝えるよ。君は……美しい。騎士として構えてる姿も、こうしている姿も」
「……っ、バカ」
ふいに顔を背けた彼女の耳が、真っ赤に染まっていた。
広く荘厳な廊下を抜けるたび、薄く煌めく氷壁に僕と彼女の姿が映る。まるで、幻想の世界に迷い込んだような光景だった。
「紹介しておきたい娘たちがいるの。彼女たちも……あなたに興味があるわ」
そう言って案内されたのは、女王直属の近衛部隊――“雪霞の盾”が訓練するという大広間だった。
そこで僕を出迎えたのは、3人の美女たち。
一人目は、身のこなしが凛とした女性だった。
白銀の双剣を背負い、冷気をまとうような蒼髪ショートの剣士。
「私はイリーナ・フェルブレイズ。雪霞の盾、第一剣。……あんたが、男ね?」
見下すような口調だが、その視線は試すように僕を見つめていた。
二人目は、長い髪を三つ編みに束ねた年上の魔法使い。
豊満な胸元を飾るのは、雪の結晶をかたどった宝石。
「はじめまして。私はメルティ・ロッセル。氷の理を司る宮廷魔女よ。女王様が選んだあなたに、興味が尽きなくて」
とろけるような声に、自然と背筋がぞくりとした。
三人目は、まだ若さの残る少女。
淡い水色の髪を揺らし、はにかんだ笑顔を浮かべながらこちらを見つめていた。
「私はユナ・クレシュカといいます。メルティ先生の弟子です……その、あの……よろしくお願いしますっ」
照れたように頭を下げたその仕草が、妙に可愛らしかった。
そして女王……ヴァレリアが口を開く。
「彼女たちは、我らフリューゼリアの“未来”を担う存在……そして、あなたの種を強く望んでいる。彼女たちにも、種を仕込んであげてほしいの」
イリーナが、言葉を遮るように歩み寄ってきた。
「女王様の承諾があるのなら、遠慮はいらないでしょ?」
彼女の手が、僕の胸元に添えられ……凍るような瞳が、ふいに熱を帯びた。
「“男”というのがどんなものなのか……私が、確かめてやる」
「私も、構いませんよ。知識としてだけではなく、身体で知りたい。氷にない熱を」
メルティが優雅に微笑みながら、僕の肩へ指を這わせる。
「わ、私も……その……えっち、してみたいです。海斗さんと……っ」
ユナの頬が真っ赤に染まっていく。
その光景に、僕の鼓動は一気に高鳴っていた。
ヴァレリアが、艶やかに囁く。
「あなたの命と種が、私たちの未来を変えるわ。……さあ、行きましょう。“フリューゼリアの春”は、まだ始まったばかりよ」
4人の美女が僕を囲むように歩き出す。
氷の宮殿の扉が、再び閉じられる音がした。
僕は、この異世界でただ一人の“男”。
その存在は、氷の国に熱をもたらし、やがて新たな命を紡ぎ始める──この、フリューゼリアに。
静まり返った寝室に、氷の蝋燭が淡く灯る。
イリーナは僕から少し距離を取ったまま、壁に背を預けて腕を組んでいた。
その蒼い瞳は、どこか張り詰めたようで……口を開いたのは、しばらく沈黙の後だった。
「……誤解しないで。私は“騎士”よ。誰かに媚びたり、ただの女として扱われるのは、好きじゃない」
その声音には、普段は剣を手にしている騎士らしい凛とした鋭さがあった。
しかし、続く言葉は――どこか、戸惑いを孕んでいた。
「でも……あなたは、“男”なの。私たちの誰もが知らない存在。それに……ヴァレリア様の命令だし、拒む理由はない。──けど、私は、戦場で命を懸けてきた女。あなたに抱かれるなら、ただの女としてじゃなく、ひとりの騎士として認められたい」
真っ直ぐに僕を見据えた瞳は、試すように、しかしどこか怯えているようでもあった。
僕はゆっくりと歩み寄り、彼女の肩に手を添えた。
「イリーナ……君は確かに騎士だろう。でも、同時に……こんなに美しい女でもある。僕はその両方を、ちゃんと知りたい」
その瞬間──彼女の目が、ふっと揺らいだ。
「……バカ。そうやって……本気みたいなこと言わないでよ」
そして彼女は、静かに鎧の留め金を外し始めた。
薄暗い寝室の中、氷の柱が青白く光を放ち、ふたりの影を妖しく照らしていた。
<i959641|46536>
イリーナは、真っ白な装甲を音もなく外していく。
肌に張りついていたレースのインナーが宙を舞い、鍛え上げられた腹筋と、形の整った豊かな胸があらわになる。
「……見すぎ。慣れてないの、女に?」
挑発するように笑ったかと思えば、その指先が僕のシャツのボタンをひとつひとつ外し始める。
「こっちじゃ、男なんて見たことない。……だから、興味ある。どう熱いのか、どれだけ違うのか――身体で覚える」
冷えた指が、僕の胸に這った瞬間、ビクリと震えた。
「ふふ。もう、震えてるじゃない。……可愛い」
彼女の瞳が、ゆっくりと熱を帯びていく。
普段は剣士としての誇りと、凛とした態度に満ちているであろうイリーナが、女の顔で僕を見ていた。
「私、ね。戦いのあとって……ひとりで、処理することもあった。けど……あなたに抱かれるなら、それ以上のものがあるって信じたい」
ベッドに押し倒された僕の上に、イリーナが跨がる。
太腿に走るスリットから覗く素肌が、やたらと眩しかった。
彼女はそのまま腰を沈め、僕のものをゆっくりと導いていく――
「……っ、く……っ、これが……男……!」
鋭い息が漏れ、指先が僕の胸に食い込む。
氷の剣士の中は、思ったよりも熱かった。
否、それは僕が彼女の奥に、火を灯したせいかもしれない。
「はぁっ、うっ、奥、届いてる……っ!これっ……気持ちよすぎ……っ!」
剣を振るうように、イリーナは腰を振る。
鋭く、正確で、でもどこか焦がれるように。
そんな彼女に、僕は腰を振った──リズムを無視して、気持ちを押し付けるように、激しく。
「あっ……ああっ……!?は、はげしっ……っ、ああ……あっ、すごっ……!」
突然の行為に驚くイリーナ。
彼女の腰を掴んで動くと、イリーナは喘ぎつつ怒ってきた。
「はっ……は、初めてなのに……こんな……!あんた……私を、壊す気……っ!?」
「違う……男として君を……抱きしめてるんだよ、イリーナ……!」
「っ、くうっ……ば、馬鹿っ……そんな顔、されたら……っ!」
彼女の腰の動きが止まり、次の瞬間、ぐっと身体を倒して僕にしがみつく。
細い肩が震えていた。
気づけば僕も、彼女の名を呼びながら、奥深くへと果てていた。
しばらく、互いの鼓動だけが響いていた。
そして──。
「……イリーナ」
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