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8 きはちとげんき
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国語の時間、漢字の成り立ちについて学習をした。
象形文字、指事文字……と習っていく。
私はどうしてもある二人に目を向けてしまう。
そう、1号車の……きはちとげんきだ。
あの2人はいつも後ろを向いて話をしている。
すると、咲希先生が授業を止めた。
先生の説教が始まった。
他の生徒は、きはちとげんきを見つめている。
「誰に迷惑をかけているの?」
咲希先生が問いかける。
「……このクラス全員です」
「具体的に。全員の名前呼んでみなよ」
そうやって指示され、全員の名前を呼んでいった。
教室に嫌な空気が流れる。
説教で国語の時間が潰されていく。それでも時間は待ってくれない。
その国語は、その時間でほぼ埋め尽くされ、形声文字は明日に回されたようだ。
象形文字、指事文字……と習っていく。
私はどうしてもある二人に目を向けてしまう。
そう、1号車の……きはちとげんきだ。
あの2人はいつも後ろを向いて話をしている。
すると、咲希先生が授業を止めた。
先生の説教が始まった。
他の生徒は、きはちとげんきを見つめている。
「誰に迷惑をかけているの?」
咲希先生が問いかける。
「……このクラス全員です」
「具体的に。全員の名前呼んでみなよ」
そうやって指示され、全員の名前を呼んでいった。
教室に嫌な空気が流れる。
説教で国語の時間が潰されていく。それでも時間は待ってくれない。
その国語は、その時間でほぼ埋め尽くされ、形声文字は明日に回されたようだ。
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