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第十五話 スマホを落としたのか
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数ヶ月前に自殺者が出たという公園に肝試し感覚で訪れたTさん。
夜の公園は人の気配がなく、わずかな明かりが公園内の道を照らしていた。
一周するとそれなりの距離にはなるものの、期待していたような怖い事象が起こることもなくTさんは一通り歩いてしまった。
せめて撮影した写真をSNSに載せてネタにしようと考えてスマホをポケットから取り出そうとすると、見つからない。
公園内で一度ポケットから取り出した覚えがあるが、その時はしっかりとしまったはずだった。
歩いている途中で落とした可能性が高い。
「参ったな、もう一周するのか……」
Tさんはブツブツ言いながら、暗い公園をもう一度歩き始めた。
地面を見ながら歩いていくものの、なかなか見つからない。
ふと、どこかから音がするのに気づいた。
ブーッ、ブーッ……
スマホのバイブの音のように思える。
自分のスマホではないかと思い、音のする方向に向かった。
そこには、休憩などに利用される東屋があった。
Tさんは最初に回ったときに東屋には立ち寄っていなかったので、不可解に思った。
「誰かが落ちてたスマホを拾って、そこに置いてくれたんだろうと思いました」
都合よく解釈したTさんは、東屋の机の上に置かれていたスマホを確認する。
自分のものだった。スマホの画面が光っている。
非通知の着信が続いていた。
一応電話に出ようとTさんが手を伸ばしたところで、着信は切れた。
ふと、東屋の中に人の気配がする。
暗い中で目をこらすと、そこに人がいた。
天井に縄をかけて、そこで首を吊っている男性の姿があった。
「うわあっ!」
Tさんは慌ててスマホを握って東屋から出る。
離れて呼吸を落ち着けてから、警察への通報について考え始めたTさん。
再度東屋の方へ近づいていく。
中を見たが、そこには誰もいない。
首吊りの遺体も、縄も残っていなかった。
結局通報はせずにそのまま帰ったTさん。
おそらく自殺者が出たというのはこの東屋のことだろうと彼は思った。
自分はスマホを霊に利用されて、呼ばれたのではないかと想像している。
ただ、自分がなぜ呼ばれたのかは見当も付かないという。
夜の公園は人の気配がなく、わずかな明かりが公園内の道を照らしていた。
一周するとそれなりの距離にはなるものの、期待していたような怖い事象が起こることもなくTさんは一通り歩いてしまった。
せめて撮影した写真をSNSに載せてネタにしようと考えてスマホをポケットから取り出そうとすると、見つからない。
公園内で一度ポケットから取り出した覚えがあるが、その時はしっかりとしまったはずだった。
歩いている途中で落とした可能性が高い。
「参ったな、もう一周するのか……」
Tさんはブツブツ言いながら、暗い公園をもう一度歩き始めた。
地面を見ながら歩いていくものの、なかなか見つからない。
ふと、どこかから音がするのに気づいた。
ブーッ、ブーッ……
スマホのバイブの音のように思える。
自分のスマホではないかと思い、音のする方向に向かった。
そこには、休憩などに利用される東屋があった。
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「うわあっ!」
Tさんは慌ててスマホを握って東屋から出る。
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再度東屋の方へ近づいていく。
中を見たが、そこには誰もいない。
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結局通報はせずにそのまま帰ったTさん。
おそらく自殺者が出たというのはこの東屋のことだろうと彼は思った。
自分はスマホを霊に利用されて、呼ばれたのではないかと想像している。
ただ、自分がなぜ呼ばれたのかは見当も付かないという。
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