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[雑話前編]魔王と呼ばれる女性は蜘蛛の魔物に恋をする。
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私の村はその日人間の兵士によって滅ぼされた。
私は小さな村の伯爵家の娘でそれなりに裕福な暮らしをしていた。
村の者たちからも愛されていた私はいつかこの村の領主になるはずだった。
ところがある日王国の王子が私を妃として迎えたいと村に来た。
だが私はそこで断ってしまった。
傲慢だった私はその王子をデブだと罵り蔑んだ。
今となったら何故あんな馬鹿なことをしたと思うが王子も私のことを奴隷か何かと勘違いしてた節があるからお互い様だとも思う。
つまり両方傲慢だったのだ、ある意味お似合いだったかも知らない。
1週間後に王子の兵士により村は蹂躙された女や子供も殺されて私たち家族だけが生き残された。
私は拘束具を付けられ動けなくされた。
父親は手足を切られ鉄製の牛のオブジェに入れられた。
私は叫び声を上げたが口に詰め物をされて喋れなくされた。
「やあ、ニーナ、久しぶりだね。あの時はよくも罵ってくれたね?このクソ女が。あのとき僕のいうことを聞いていればこんなことにはならなかったのにねぇ?まあ、今日は君のために素晴らしいものを用意したんだよ?見て言ってくれよ」
そうデブ王子はいうと魔法でオブジェの中を見せつけてきた。
音声は聞こえないが父はまだ生きていた。
「このオブジェはね?素晴らしいんだよ。いい演奏を聴かせてくれよ?」
そう言いオブジェの下に火をつけた。
「これはね、異界の王ファラリスナンタラってやつが作った人を炙り殺す事を主眼に置いた処刑器具なのさ。」
クソ王はニヤケ顔で語っていく。
「ちなみにこれは鉄じゃない、青銅で出来ているんだ、集めるのに苦労したよ。
青銅によって出来た牛の像はね炎により即座に加熱されるんだ。」
父が苦しみもがき逃げている、私はそれをじっと見ている。
「中はさしずめフライパン状態さ、中の人間は熱くて逃げ惑い転げ回る。逃げ場なんてどこにもないのにさぁ!!」
クソ王はニヤケ顔で笑っていた。
「下手に暴れても地面に皮膚がくっついて離れなくなる、それはなかなか剥がれないんだよね~」
クソ王は凄く楽しそうだ、私もその顔を見て少し笑ってしまった。
豚みたいだと。
「そろそろかな?いい声で鳴いてくれればいいが。ん?何って顔をしてるねニーナちゃん。この中ではずっと熱され続けてやがて体全体の水分がなくなるんだ、そして15分後には」
ブブモモモォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオオオ!!!!!!!!!!!!
「体が焼けてそれの蒸気と煙で呼吸が難しくなる、するとなかの人間はラッパ状の呼吸口に口をつけてっ、てもうなったから説明はいいかな?」
そして私の目の前で映し出された父は鳥の丸焼きのようになり首が焼け落ちた。
「次は君のいとしのお母様の番だね、ニーナはクノウノナシって知ってるかい?」
初めて聞く、なしというからには果物なのだろうか?まあそんな訳はないか。
「これはねもとは拷問器具だったんだこの洋ナシ型の鉄製器具は手前のネジを回すことで開閉可能でね、これを!」
「ぎゃ、い、ぎぃいぃいいい」
「このお母様の肛門部突っ込んであげるそして内部まで、いれ!る!!!」
「ギャァァァァアあぁあァぁ!!!!!」
母親の悲鳴聴きながら私は豚王子が蹴り入れてている拷問具を眺めた。確かにこれはいい拷問器具になりそうだなとおもいながら。
「そして魔法具に改造したこれは遠隔操作が可能なんだ、こうやって回していけば、、、」
それからのことはあまり覚えていない。
私はそれよりも頭の中に響く声に耳を傾けていたからだ。
スキル:傲慢を獲得しました。
称号:酷使、魔王、人外者、傲慢王を獲得しました。
レベル上限が解放されました。
ステータス上限が解放されました。
種族選択が解放されました。
頭の中の声は鮮明に、優しく、残酷に私に語りかけていった。
レベル選択ができます。
レベル1~999まで可能です。
レベルの強さに応じデメリットが発生します。
選択しますか?
そして私はレベル999を選んだ。
Now loading...
承認されました。
なう、?途中の意味は分からなかったが私が強くなっていることだけはわかった。
スキル:傲慢を使用しますか?
うん、する。
どのようにご命令されますか?
取り敢えず私のできる範囲の全てを、無に。
Yes My load
すると今まで目の前にあった全てが一瞬にして闇になった。
「え、何、これ」
スキル:傲慢による影響です。
「私の服まで無くなってるんだけど」
スキル:傲慢による影響です。
訳も分からないので取り敢えず裸足で闇の中を進んでみる。
まるで水の中にいるみたいだ、浮いているようで浮いていない不思議な感覚だ。
私はどこにいるのだろう。変な感覚に陥ってしまう。
スキル:傲慢による闇の中にいます。
というかあなたは誰?
スキル:傲慢です。
解答になってなくないかな、と思いながらも少し納得する。
闇の中にいるのも飽きてきたな、外に出て豚王子ども殺さないとなんて考えていると。
スキル:傲慢はそれを否定します。
今外に出た場合死亡率99%です。
ん?私強くなったんじゃないの?
スキル:傲慢のデメリットは日に当たる時間により魂が削れていきます。
あぁ、そういうことか。納得。
まあ急ぐのもアレだし、このまま闇の中でのんびりするのもいいかもね。
そう思いながら私は闇の中で眠りについた。
....でも全裸はなんとかしなきゃいけないかも知れない。
私は小さな村の伯爵家の娘でそれなりに裕福な暮らしをしていた。
村の者たちからも愛されていた私はいつかこの村の領主になるはずだった。
ところがある日王国の王子が私を妃として迎えたいと村に来た。
だが私はそこで断ってしまった。
傲慢だった私はその王子をデブだと罵り蔑んだ。
今となったら何故あんな馬鹿なことをしたと思うが王子も私のことを奴隷か何かと勘違いしてた節があるからお互い様だとも思う。
つまり両方傲慢だったのだ、ある意味お似合いだったかも知らない。
1週間後に王子の兵士により村は蹂躙された女や子供も殺されて私たち家族だけが生き残された。
私は拘束具を付けられ動けなくされた。
父親は手足を切られ鉄製の牛のオブジェに入れられた。
私は叫び声を上げたが口に詰め物をされて喋れなくされた。
「やあ、ニーナ、久しぶりだね。あの時はよくも罵ってくれたね?このクソ女が。あのとき僕のいうことを聞いていればこんなことにはならなかったのにねぇ?まあ、今日は君のために素晴らしいものを用意したんだよ?見て言ってくれよ」
そうデブ王子はいうと魔法でオブジェの中を見せつけてきた。
音声は聞こえないが父はまだ生きていた。
「このオブジェはね?素晴らしいんだよ。いい演奏を聴かせてくれよ?」
そう言いオブジェの下に火をつけた。
「これはね、異界の王ファラリスナンタラってやつが作った人を炙り殺す事を主眼に置いた処刑器具なのさ。」
クソ王はニヤケ顔で語っていく。
「ちなみにこれは鉄じゃない、青銅で出来ているんだ、集めるのに苦労したよ。
青銅によって出来た牛の像はね炎により即座に加熱されるんだ。」
父が苦しみもがき逃げている、私はそれをじっと見ている。
「中はさしずめフライパン状態さ、中の人間は熱くて逃げ惑い転げ回る。逃げ場なんてどこにもないのにさぁ!!」
クソ王はニヤケ顔で笑っていた。
「下手に暴れても地面に皮膚がくっついて離れなくなる、それはなかなか剥がれないんだよね~」
クソ王は凄く楽しそうだ、私もその顔を見て少し笑ってしまった。
豚みたいだと。
「そろそろかな?いい声で鳴いてくれればいいが。ん?何って顔をしてるねニーナちゃん。この中ではずっと熱され続けてやがて体全体の水分がなくなるんだ、そして15分後には」
ブブモモモォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオオオ!!!!!!!!!!!!
「体が焼けてそれの蒸気と煙で呼吸が難しくなる、するとなかの人間はラッパ状の呼吸口に口をつけてっ、てもうなったから説明はいいかな?」
そして私の目の前で映し出された父は鳥の丸焼きのようになり首が焼け落ちた。
「次は君のいとしのお母様の番だね、ニーナはクノウノナシって知ってるかい?」
初めて聞く、なしというからには果物なのだろうか?まあそんな訳はないか。
「これはねもとは拷問器具だったんだこの洋ナシ型の鉄製器具は手前のネジを回すことで開閉可能でね、これを!」
「ぎゃ、い、ぎぃいぃいいい」
「このお母様の肛門部突っ込んであげるそして内部まで、いれ!る!!!」
「ギャァァァァアあぁあァぁ!!!!!」
母親の悲鳴聴きながら私は豚王子が蹴り入れてている拷問具を眺めた。確かにこれはいい拷問器具になりそうだなとおもいながら。
「そして魔法具に改造したこれは遠隔操作が可能なんだ、こうやって回していけば、、、」
それからのことはあまり覚えていない。
私はそれよりも頭の中に響く声に耳を傾けていたからだ。
スキル:傲慢を獲得しました。
称号:酷使、魔王、人外者、傲慢王を獲得しました。
レベル上限が解放されました。
ステータス上限が解放されました。
種族選択が解放されました。
頭の中の声は鮮明に、優しく、残酷に私に語りかけていった。
レベル選択ができます。
レベル1~999まで可能です。
レベルの強さに応じデメリットが発生します。
選択しますか?
そして私はレベル999を選んだ。
Now loading...
承認されました。
なう、?途中の意味は分からなかったが私が強くなっていることだけはわかった。
スキル:傲慢を使用しますか?
うん、する。
どのようにご命令されますか?
取り敢えず私のできる範囲の全てを、無に。
Yes My load
すると今まで目の前にあった全てが一瞬にして闇になった。
「え、何、これ」
スキル:傲慢による影響です。
「私の服まで無くなってるんだけど」
スキル:傲慢による影響です。
訳も分からないので取り敢えず裸足で闇の中を進んでみる。
まるで水の中にいるみたいだ、浮いているようで浮いていない不思議な感覚だ。
私はどこにいるのだろう。変な感覚に陥ってしまう。
スキル:傲慢による闇の中にいます。
というかあなたは誰?
スキル:傲慢です。
解答になってなくないかな、と思いながらも少し納得する。
闇の中にいるのも飽きてきたな、外に出て豚王子ども殺さないとなんて考えていると。
スキル:傲慢はそれを否定します。
今外に出た場合死亡率99%です。
ん?私強くなったんじゃないの?
スキル:傲慢のデメリットは日に当たる時間により魂が削れていきます。
あぁ、そういうことか。納得。
まあ急ぐのもアレだし、このまま闇の中でのんびりするのもいいかもね。
そう思いながら私は闇の中で眠りについた。
....でも全裸はなんとかしなきゃいけないかも知れない。
応援ありがとうございます!
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