高スペックな義兄弟が出来たのですが。

ぱふぱふ

文字の大きさ
61 / 61
Lv9

見つけたⅢ side市原

しおりを挟む
「はぁ・・・はぁ・・・っ。」

 帰りのHRが終わり走って保健室へと向かう。息を切らしながらも足は止めない。

なんでこんなにも真紘のことが気になるのか。俺は何故走っているのか。

 真紘が倒れた時、目の前が真っ暗になった。何かしなきゃいけないって分かってたのに俺は動けなかった。真紘が男に抱えられて連れていかれた時俺は自分の無力さを知った。

 今日会ったばかりの真紘に俺は何を感じているのか、分からない。分からないけど、今はとにかく真紘に会いたい。

「っと、確か此処を曲がって・・・あった!」

 保健室の書かれた看板を見て足を止める。明かりがついているので誰かしらは居るようだ。大きく息を吐き、息を整えながら扉をノックする。

「失礼します。1年C組市原拓斗です。真紘・・・じゃなくて宇野くんは居ますか。」

 静かに保健室の扉を開け、真紘が寝ている可能性も考慮し聞こえるけど煩くない様に、できるだけ声を抑えてそう言うと「ん?」と白衣を着た、保健医らしき男の先生が出てきた。

「あー真紘くんと同じクラスの子か。残念だけど真紘くん、さっき迎えに来たお兄さんと一緒に帰っちゃったんだよね。」

「そう、ですか・・・。」

 白衣の先生は俺の方に来ながら申し訳なさそうにそう言った。 どうやらもう帰ってしまったらしい。遅かったようだ。はぁーと大きく溜息をつく。
 真紘が居ないと分かると同時にさっきの走りの疲れがどっと押し寄せる。

「君、何か担任の先生に任されてたの?」

 プリントとか?と質問される。「別にそういう訳では無いんですけど心配で・・・」と言うと「ふーん、思いだねぇ」とのんびり言いながら業務に戻っていった。




 ・・・・・・・・・友達、か。




───────────────
─────────
─────

 俯きながらはぁーと深い溜息をつく。

 納得出来ないような、これじゃないような、胸にモヤモヤとした気持ちが残る中、結局なんだかんだで夜が明けいつの間にやら登校する時間。寝れなかった。それに胸のモヤも晴れなかった。
 なんだかなぁと思いながら教室へ向かう。

 今日、真紘は来るのだろうか。倒れてしまっていたし無理だろうか。まだ連絡先も交換していなかったし家も知らなかったから聞くことが出来なかった。せめてお大事に位は言いたかったのだが。このままずっと学校に来れない・・・、なんて事は無いだろうけど・・・。

  言葉では言い表せないような複雑な気持ちがずっと胸に突っかかっている。もう少しで分かりそうなのに出てこない。

 そんな事を考えていると目の前にずっと会いたかった後姿が映る。その姿を見た瞬間、気が付いたら肩に触れていた。

 









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

遅くなって本当に申し訳ありません。
最近忙しくて:( ;´꒳`;)

しばらくこんな感じが続いてしまうかもしれませんが、途中でやめるとか一年以上更新しないとかはしませんので、待って下さる優しい読者様がいらっしゃいましたら気長に待って頂けると幸いです。

しおりを挟む
感想 76

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(76件)

海原 みなぎ

一気に読んじゃいました!
無理せずに頑張ってください🔥
気長に待ってます💭 𓈒𓂂

解除
司
2022.02.23

続き楽しみに待っています!

解除
ketueki
2021.12.20 ketueki

誰とくっ付くのか楽しみです!
今日見始めてさっき最新話見たけど作者さんのドジっ子具合も可愛いし、真紘くんも可愛いすぎ…
自分的に兄か弟とくっついてほし…
だけど真紘くんが幸せなら誰度でもくっついてほし…!!!
昔なんか色々あった疑惑もあって少しハラハラしながら見てます!!
更新ゆっくりでいいので楽しみに待ってます!頑張ってください!!└( 'ω')┘ムキッ

解除

あなたにおすすめの小説

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

俺の体に無数の噛み跡。何度も言うが俺はαだからな?!いくら噛んでも、番にはなれないんだぜ?!

BL
背も小さくて、オメガのようにフェロモンを振りまいてしまうアルファの睟。そんな特異体質のせいで、馬鹿なアルファに体を噛まれまくるある日、クラス委員の落合が………!!

弟勇者と保護した魔王に狙われているので家出します。

あじ/Jio
BL
父親に殴られた時、俺は前世を思い出した。 だが、前世を思い出したところで、俺が腹違いの弟を嫌うことに変わりはない。 よくある漫画や小説のように、断罪されるのを回避するために、弟と仲良くする気は毛頭なかった。 弟は600年の眠りから醒めた魔王を退治する英雄だ。 そして俺は、そんな弟に嫉妬して何かと邪魔をしようとするモブ悪役。 どうせ互いに相容れない存在だと、大嫌いな弟から離れて辺境の地で過ごしていた幼少期。 俺は眠りから醒めたばかりの魔王を見つけた。 そして時が過ぎた今、なぜか弟と魔王に執着されてケツ穴を狙われている。 ◎1話完結型になります

距離を取ったら、氷のエースに捕獲された件

米山のら
BL
無口でクール、誰も寄せつけないバレー部の“氷のエース”隼。 そんな完璧な隼が追いかけてくる相手が―― よりによって、才能ゼロで平凡な幼馴染の俺(直央)。 バレー部を辞めようとした日から、 距離を置こうとするほど逃げ道を塞がれ、気づけば抱え上げられてて……いや、何で!? 氷の瞳の奥に潜んでいたのは、静かな狂気と、俺だけへの独占欲。 逃げたいのに逃げられない。 “氷のエース”に愛され続ける、青春ど真ん中(?)の恋物語。

姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました

拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。 昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。 タイトルを変えてみました。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

BLゲームの脇役に転生したはずなのに

れい
BL
腐男子である牧野ひろは、ある日コンビニ帰りの事故で命を落としてしまう。 しかし次に目を覚ますと――そこは、生前夢中になっていた学園BLゲームの世界。 転生した先は、主人公の“最初の友達”として登場する脇役キャラ・アリエス。 恋愛の当事者ではなく安全圏のはず……だったのに、なぜか攻略対象たちの視線は主人公ではなく自分に向かっていて――。 脇役であるはずの彼が、気づけば物語の中心に巻き込まれていく。 これは、予定外の転生から始まる波乱万丈な学園生活の物語。 ⸻ 脇役くん総受け作品。 地雷の方はご注意ください。 随時更新中。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。