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第21話 王都までの道のり
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「王都まで、この道でいいのか?」
「ああ。我について来れば、明日には到着する。
森を抜ければ街道に出るから、歩きやすくもなるだろう」
アーロンさんと出会った翌朝、俺たちは王都へ向けて出発した。
ここから王都までは徒歩で2日、距離にして50~60キロほどらしい。
これまでの移動手段といえば、車や電車、バス、飛行機をフル活用してきた人生だ。
果たしてそんな距離を歩いて行けるのか、不安でしかなかった。
「お前は足腰が弱そうだからな。ちゃんとついて来いよ」
「ひどいこと言うねー、ロウキは!」
「楽しみだなー! ユキも楽しみだって!」
「クロちゃんはいいねぇ。空が飛べて」
「悪魔だからなぁ~!」
森を出発して数分後、ロウキに足腰が弱いと馬鹿にされ、鼻で笑われた。
……まあ、否定はしない。前世の俺なら、確実に諦めていた案件だ。
そんな中、クロは翼をパタパタと羽ばたかせ、楽しそうに空を飛んでいる。
ユキも尻尾をゆらゆらと揺らしながら俺の横を歩いていて、なんとも可愛らしい。
「今日中に森を抜けて街道に出たら、その辺で寝泊まりする」
「野宿って、どこでやっても大丈夫なのか?」
「街道沿いにも小さな森はあるし、人通りも少ない。野営自体は可能だ。
ただ、食事の匂いや煙で魔物や変な輩が寄ってくる可能性もある」
「やっぱりそうだよな……ちゃんと護衛してくれよ?」
「何故だ? 戦えばよいだろう。我も一緒にやってやる」
「なんでそうなるのさ! なるべく平和に生きたいじゃん」
「魔物を狩ってアイテムボックスに入れておけば、ギルド登録後、すぐ金になるぞ」
「あー……それは、まあ、そうなんだけど……」
歩きながら出た野営の話題。
漫画やゲームでは何度も見てきたけど、いざ自分がやるとなると不安しかない。
それなのに、ロウキは「戦えばいい」と即答だもんな。
……やったことある側の理論すぎる。
本当にロウキは鬼教官だな。そう思いながら辺りを警戒しつつ、俺は歩き続けた。
行けども行けども森の中。
だけど、湖の浄化が終わったおかげか、空気は澄み、呼吸もしやすい。
自然の癒し、というやつだろう。今のところ魔物にも遭遇していない。
このまま夜まで何事もなく森を抜けられたらいいな。
そう願いながら、俺は“足が動き続けますように”と祈りつつ歩き続けた——
◇
「主ー! お腹空いたー!」
「そうだな、クロ。太陽が真上だ。もう昼だな」
休憩を挟みながら歩き続け、数時間。
クロの一言で空を見上げ、ようやく昼だと気づいた。
「ご飯食べるなら、テーブル欲しいな……
えーっと、イメージ、イメージ……クレオ!」
ゴトンッ——
「あ! テーブル!」
「そうそう。あった方が食べやすいからな。
じゃあ、ご飯出すから、ちょっと待ってて」
近くに、腰掛けるのにちょうどよさそうな倒木があったので、そこで昼食にすることにした。
早速、簡易テーブルを生成する。
……魔法の無駄遣いって、こういうことだよな。
「さて。朝のうちに仕込んだオーク肉と野菜の串焼き、それと調味料から作ったスープ! 温めるぞー!」
アイテムボックス鞄から取り出したのは、串焼きとスープの鍋。
アイテムボックスは中身が劣化しないと聞いて、どうしても試したかった。
さらに取り出したのは、ガスコンロ風のアイテムが2台と、串焼き用の網。
前世の記憶を頼りに生成した力作だ。
……まあ、頑張ったのは想像力だけなんだけど。
「クロちゃーん! 尻尾の炎をここに近づけて!」
「え? こうか?」
ボオオオオオッ!
「火がついた! 俺、魔法使ってないのに!」
「ふふ。これは魔力のこもった火で着火する仕組みなのだ。
クロの炎は人に害はないし、燃え移らないけど、魔力があるから火がつく」
「すげぇ! 俺、役に立った?」
「もちろん! じゃあ肉焼くから、もう少し待っててな」
ガスコンロに火が付くと、クロは大喜びで、まるで子供のようだ。
その横でロウキは目を細め、ふぅと一息ついていた。
……相変わらず、呆れるの好きだよな。
とにかく串を焼き続ける。何せ大食いばかりなので、量が多い。
「スープはもう飲んでいいよ。
……って、あ。ロウキとユキ、串持てなかったな。ごめん! すぐ外すから!」
「そういうところだぞ」
「作ってる時に言ってよ! 串ダメって!」
「楽しそうだったからな。止められなかった」
「うっ……」
慌てて串から肉と野菜を外す横で、クロは器用に串を持って頬張っている。
相変わらず、本当に美味しそうに食べる。
前世ではほとんど料理なんてしてこなかった。
でも、自分の作ったものを喜んで食べてもらえるって、こんなに嬉しいんだ。
異世界で、こんな感情に出会うなんてな。
新しい気持ちを知るのも、悪くない。
そう思いながら、俺は初めての“外での食事”を楽しんでいた——
◇
「さすがに疲れたかも……」
「俺も久々だから、飛び疲れたー!」
森という森を抜けた頃、空はすっかりオレンジ色に染まり始めていた。
木々の向こうには、本当に小さな村が見え、初めて目にする光景に、思わず胸が高鳴る。
今回は王都が目的だから立ち寄れないけど、
こういう小さな村や町にも、いつか行ってみたいな。
そんなことを考えながら、「明日の昼前には王都のギルドに着いて、手続きを済ませたい」と言うと、
ロウキに「もう少し進むぞ」と言われ、野営できそうな場所まで歩き続けた。
辿り着いた頃には、空一面に星が瞬いていた。
「いやー……本当に疲れた……明日は絶対、筋肉痛だわ……」
「軟弱者め。今度から一日何時間か、何かやらせるか」
「何をだよー! 俺はスローライフができればそれでいいんだから!
訓練とか、必要ないから!」
「ロウキの言ってることも、ちょっと分かるなぁ。
主が死んじゃったら困るから、主には強くなってほしい……」
「クロぉ……」
現代の日本人が、一日中歩き続けるなんて、そうそうない。
姿形が変わったところで、俺の中身は前世の感覚と変わらないのだ。
だから、弱音だって吐く。
それなのにロウキは「軟弱者」と即座に切り捨て、呆れた様子で腰を下ろした。
そして当然のように、「これから毎日、訓練が必要だな」などと言い出す。
スローライフに訓練はいらないと反論すれば、
今度はクロが「主が死なないように」と真剣な顔で言ってくる。
……クロに言われると、どうにも断りづらい。
どうにか話題をそらそうと、俺は必死だった。
「もう! いいからほら、晩御飯の支度するぞ!」
「はーーいっ!」
これ以上この話題を続けていたら俺が何も言えなくなる。
そう判断し、無理やり話題を変えた。
昼の残りのスープを温め直し、フライパンに油を引く。
アイテムボックスから取り出した肉に塩コショウを振り、
豪快に焼き上げ、仕上げにヘパイトスの加護で生成したステーキ専用ソースをかける。
少しだけ馴染ませて、完成だ。
以前は焼肉のタレっぽいものだったけど、今回はちゃんと“ステーキ用”ができた。
「うんまーーいっ!」
「美味しいなぁ。外で食べるご飯って、なんでこんなに美味しく感じるんだろうな」
「お前が生成した“ステーキ専用ソース”とやらは、本当に美味だな。
ボア肉が、ここまで旨くなるとは思わなかった」
「だろ? 前世の記憶のたまものなのよ、このソース!」
「ワウッ!」
こういうものは、料理下手な俺でも美味しくなるから本当に助かる。
どうやら皆の口にも合ったらしく、あっという間に完食だった。
異世界の記憶が、こんな形で役に立つなんてな。
料理をしている時が、一番実感するかもしれない。
「あー、お腹いっぱい!」
「食った食ったー! それじゃ、早めに片付けるか……クリーンウォッシュ!」
「……だいぶ生活魔法が板についてきたな」
「でしょ? 毎日のことだからさ」
「同じ要領で戦闘魔法もマスターすればいいだろう。出来ぬとは言わせんからな」
「えっ……やっと話題そらせたと思ったのに、なんでまた言うんだよ! 鬼! 悪魔! 人でなし!」
「我は鬼でも悪魔でも人でもないわ」
「そういう意味じゃないわ!」
「あるじー! 悪魔は俺だよー!」
「そうだねぇ。クロちゃんは、可愛い可愛い悪魔だよねぇ」
食後、面倒になる前に、覚えた生活魔法で食器と調理器具を綺麗にし、そのままアイテムボックスへ戻す。
それを見てロウキは感心したように言ったかと思えば、すぐに戦闘魔法の話へ戻ってくる。
どうやら本気で、俺に魔法の訓練をさせたいらしい。
スローライフしたいだけなのに、なぜだ。
何度心の中で叫んでも、ロウキは聞く耳を持たない。
これは……帰ってから地獄を見る予感しかしない。
グッバイ、俺のスローライフ。
そう呟きながら、俺は大きなため息を吐いた——
「ああ。我について来れば、明日には到着する。
森を抜ければ街道に出るから、歩きやすくもなるだろう」
アーロンさんと出会った翌朝、俺たちは王都へ向けて出発した。
ここから王都までは徒歩で2日、距離にして50~60キロほどらしい。
これまでの移動手段といえば、車や電車、バス、飛行機をフル活用してきた人生だ。
果たしてそんな距離を歩いて行けるのか、不安でしかなかった。
「お前は足腰が弱そうだからな。ちゃんとついて来いよ」
「ひどいこと言うねー、ロウキは!」
「楽しみだなー! ユキも楽しみだって!」
「クロちゃんはいいねぇ。空が飛べて」
「悪魔だからなぁ~!」
森を出発して数分後、ロウキに足腰が弱いと馬鹿にされ、鼻で笑われた。
……まあ、否定はしない。前世の俺なら、確実に諦めていた案件だ。
そんな中、クロは翼をパタパタと羽ばたかせ、楽しそうに空を飛んでいる。
ユキも尻尾をゆらゆらと揺らしながら俺の横を歩いていて、なんとも可愛らしい。
「今日中に森を抜けて街道に出たら、その辺で寝泊まりする」
「野宿って、どこでやっても大丈夫なのか?」
「街道沿いにも小さな森はあるし、人通りも少ない。野営自体は可能だ。
ただ、食事の匂いや煙で魔物や変な輩が寄ってくる可能性もある」
「やっぱりそうだよな……ちゃんと護衛してくれよ?」
「何故だ? 戦えばよいだろう。我も一緒にやってやる」
「なんでそうなるのさ! なるべく平和に生きたいじゃん」
「魔物を狩ってアイテムボックスに入れておけば、ギルド登録後、すぐ金になるぞ」
「あー……それは、まあ、そうなんだけど……」
歩きながら出た野営の話題。
漫画やゲームでは何度も見てきたけど、いざ自分がやるとなると不安しかない。
それなのに、ロウキは「戦えばいい」と即答だもんな。
……やったことある側の理論すぎる。
本当にロウキは鬼教官だな。そう思いながら辺りを警戒しつつ、俺は歩き続けた。
行けども行けども森の中。
だけど、湖の浄化が終わったおかげか、空気は澄み、呼吸もしやすい。
自然の癒し、というやつだろう。今のところ魔物にも遭遇していない。
このまま夜まで何事もなく森を抜けられたらいいな。
そう願いながら、俺は“足が動き続けますように”と祈りつつ歩き続けた——
◇
「主ー! お腹空いたー!」
「そうだな、クロ。太陽が真上だ。もう昼だな」
休憩を挟みながら歩き続け、数時間。
クロの一言で空を見上げ、ようやく昼だと気づいた。
「ご飯食べるなら、テーブル欲しいな……
えーっと、イメージ、イメージ……クレオ!」
ゴトンッ——
「あ! テーブル!」
「そうそう。あった方が食べやすいからな。
じゃあ、ご飯出すから、ちょっと待ってて」
近くに、腰掛けるのにちょうどよさそうな倒木があったので、そこで昼食にすることにした。
早速、簡易テーブルを生成する。
……魔法の無駄遣いって、こういうことだよな。
「さて。朝のうちに仕込んだオーク肉と野菜の串焼き、それと調味料から作ったスープ! 温めるぞー!」
アイテムボックス鞄から取り出したのは、串焼きとスープの鍋。
アイテムボックスは中身が劣化しないと聞いて、どうしても試したかった。
さらに取り出したのは、ガスコンロ風のアイテムが2台と、串焼き用の網。
前世の記憶を頼りに生成した力作だ。
……まあ、頑張ったのは想像力だけなんだけど。
「クロちゃーん! 尻尾の炎をここに近づけて!」
「え? こうか?」
ボオオオオオッ!
「火がついた! 俺、魔法使ってないのに!」
「ふふ。これは魔力のこもった火で着火する仕組みなのだ。
クロの炎は人に害はないし、燃え移らないけど、魔力があるから火がつく」
「すげぇ! 俺、役に立った?」
「もちろん! じゃあ肉焼くから、もう少し待っててな」
ガスコンロに火が付くと、クロは大喜びで、まるで子供のようだ。
その横でロウキは目を細め、ふぅと一息ついていた。
……相変わらず、呆れるの好きだよな。
とにかく串を焼き続ける。何せ大食いばかりなので、量が多い。
「スープはもう飲んでいいよ。
……って、あ。ロウキとユキ、串持てなかったな。ごめん! すぐ外すから!」
「そういうところだぞ」
「作ってる時に言ってよ! 串ダメって!」
「楽しそうだったからな。止められなかった」
「うっ……」
慌てて串から肉と野菜を外す横で、クロは器用に串を持って頬張っている。
相変わらず、本当に美味しそうに食べる。
前世ではほとんど料理なんてしてこなかった。
でも、自分の作ったものを喜んで食べてもらえるって、こんなに嬉しいんだ。
異世界で、こんな感情に出会うなんてな。
新しい気持ちを知るのも、悪くない。
そう思いながら、俺は初めての“外での食事”を楽しんでいた——
◇
「さすがに疲れたかも……」
「俺も久々だから、飛び疲れたー!」
森という森を抜けた頃、空はすっかりオレンジ色に染まり始めていた。
木々の向こうには、本当に小さな村が見え、初めて目にする光景に、思わず胸が高鳴る。
今回は王都が目的だから立ち寄れないけど、
こういう小さな村や町にも、いつか行ってみたいな。
そんなことを考えながら、「明日の昼前には王都のギルドに着いて、手続きを済ませたい」と言うと、
ロウキに「もう少し進むぞ」と言われ、野営できそうな場所まで歩き続けた。
辿り着いた頃には、空一面に星が瞬いていた。
「いやー……本当に疲れた……明日は絶対、筋肉痛だわ……」
「軟弱者め。今度から一日何時間か、何かやらせるか」
「何をだよー! 俺はスローライフができればそれでいいんだから!
訓練とか、必要ないから!」
「ロウキの言ってることも、ちょっと分かるなぁ。
主が死んじゃったら困るから、主には強くなってほしい……」
「クロぉ……」
現代の日本人が、一日中歩き続けるなんて、そうそうない。
姿形が変わったところで、俺の中身は前世の感覚と変わらないのだ。
だから、弱音だって吐く。
それなのにロウキは「軟弱者」と即座に切り捨て、呆れた様子で腰を下ろした。
そして当然のように、「これから毎日、訓練が必要だな」などと言い出す。
スローライフに訓練はいらないと反論すれば、
今度はクロが「主が死なないように」と真剣な顔で言ってくる。
……クロに言われると、どうにも断りづらい。
どうにか話題をそらそうと、俺は必死だった。
「もう! いいからほら、晩御飯の支度するぞ!」
「はーーいっ!」
これ以上この話題を続けていたら俺が何も言えなくなる。
そう判断し、無理やり話題を変えた。
昼の残りのスープを温め直し、フライパンに油を引く。
アイテムボックスから取り出した肉に塩コショウを振り、
豪快に焼き上げ、仕上げにヘパイトスの加護で生成したステーキ専用ソースをかける。
少しだけ馴染ませて、完成だ。
以前は焼肉のタレっぽいものだったけど、今回はちゃんと“ステーキ用”ができた。
「うんまーーいっ!」
「美味しいなぁ。外で食べるご飯って、なんでこんなに美味しく感じるんだろうな」
「お前が生成した“ステーキ専用ソース”とやらは、本当に美味だな。
ボア肉が、ここまで旨くなるとは思わなかった」
「だろ? 前世の記憶のたまものなのよ、このソース!」
「ワウッ!」
こういうものは、料理下手な俺でも美味しくなるから本当に助かる。
どうやら皆の口にも合ったらしく、あっという間に完食だった。
異世界の記憶が、こんな形で役に立つなんてな。
料理をしている時が、一番実感するかもしれない。
「あー、お腹いっぱい!」
「食った食ったー! それじゃ、早めに片付けるか……クリーンウォッシュ!」
「……だいぶ生活魔法が板についてきたな」
「でしょ? 毎日のことだからさ」
「同じ要領で戦闘魔法もマスターすればいいだろう。出来ぬとは言わせんからな」
「えっ……やっと話題そらせたと思ったのに、なんでまた言うんだよ! 鬼! 悪魔! 人でなし!」
「我は鬼でも悪魔でも人でもないわ」
「そういう意味じゃないわ!」
「あるじー! 悪魔は俺だよー!」
「そうだねぇ。クロちゃんは、可愛い可愛い悪魔だよねぇ」
食後、面倒になる前に、覚えた生活魔法で食器と調理器具を綺麗にし、そのままアイテムボックスへ戻す。
それを見てロウキは感心したように言ったかと思えば、すぐに戦闘魔法の話へ戻ってくる。
どうやら本気で、俺に魔法の訓練をさせたいらしい。
スローライフしたいだけなのに、なぜだ。
何度心の中で叫んでも、ロウキは聞く耳を持たない。
これは……帰ってから地獄を見る予感しかしない。
グッバイ、俺のスローライフ。
そう呟きながら、俺は大きなため息を吐いた——
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