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第1章
エロがる俺を撮るの
いつも動画で見ていたベッドルーム。ダークブラウンのベッドがダウンライトのぼんやりとした明かりの下に照らし出されている。
サイズはクイーンくらいだろうか。そんなサイズのベッドには、旅行先のホテルでしか寝たことがないからよく分からない。
壁掛けの液晶テレビも、見たことがないくらい大きい。マンションの外観を見た時もうっすらと感じていたけど、なんだか良い暮らしをしていそうな印象だ。
キャスター付きのキャビネットや申し訳程度の観葉植物が置かれている分には、いたって普通の成人男性の寝室といえるが、簡素とはいえ撮影で使うような照明道具や、ベッドの横にセッティングされたカメラ付きの三脚が、ここの主人が配信者であることを物語っている。
動画で切り取られた画面の外側を見るのは、どこか新鮮だった。
壁の片側全面は重いカーテンで閉ざされ、外の光を遮られている。ここが密室であるかのような錯覚さえ覚え、わずかに緊張感が走った。
いいや、私の心臓は、この部屋の扉が開かれたときからずっと高鳴りっぱなしだ。
所在なげに寝室の隅にぽつりと佇む私に、KYOが言い放つ。
「ぜんぶ脱いで、ベッドに四つん這いになって」
やや居丈高な口調にどきりとした。「玄関開けたら二分で四つん這い」なんて、あまりにも急展開で。
「い、いきなりですか?」
つい本音がこぼれてしまった。言わなきゃ良かった。だってKYOが求めているのは「玄関開けたら二分で即ハメ」できるような女の子だろうから。
KYOはきっと私のほかにも数人と会う約束をしているのだろう。そこから品定めして誰かひとりを選ぶのかもしれない。もしくは週替わりで相手役を取っ替え引っ替えしていくのかも。
なら、たったこれだけのことで動揺しているようじゃ、きっとKYOには見初められない。と思っていたけど、
「あー……そっか、いきなりはだめ? じゃあ、うーん⋯⋯」
KYOは意外な反応を見せた。逡巡するように顎に指をあてたあと、あっ、と思いついたようにその手を私の前に差し伸べて。
「KYOです。よろしく」
ぺこ、と頭を下げ、まるで学生のような素直さで握手を求められた。思わず私もぺこりと会釈しつつ、彼の手にふれる。
いつもあの屈強なペニスを握り込んでいる大きな手だ。骨張っているのに手のひらはしっとり柔らかく、やけに官能的な感触に思えて。
私の緊張を解こうとしてくれたのに、意識してしまうとまた心拍数が速くなってだめだった。
「えーっと、RINAさん。で、いいですか?」
「はい、RINAです。どうぞよろしくお願いします」
なんとか耐えて平静を装ってみると、力強く手を握り返される。
繋いだまま、KYOが首を傾げて私の顔を覗き込んだ。
私よりも20センチくらい高い身長。175センチくらいかな。ということは、彼のプロフに書いてあった「176.18」の176は身長のことだったのかも。となると、18は一体なんのサイズだろう。
「聞いておきたいこととかある?」
私を見つめたまま、アーモンド型の瞳が問う。こんなに強引な態度を取られているのに、甘い目元に吸い込まれそうでたじろいでしまう。
だけどしっかりしなくては。KYOのことを色々と聞き出せる絶好のチャンスなのだから。
「じゃあ、ひとつ質問が」
「はい、どうぞ」
本名はとか恋人はいますかとか素顔を見たいとか、そんな野暮なことは聞かない。知りたいのは、配信者としてのKYOのこと。
「私のほかにも相手役のひとはいるんですか?」
18という数字の秘密も気になるが、正直これがいちばん知りたかった。そもそもこれはいわゆるオーディション的な顔合わせで、合否は後日なのかもしれないし。
KYOは、そんなこと? とでも言いたげに眦をふっと和らげる。
「RINAさんだけだよ。RINAさんにしかDM返してないし」
「私だけ? ……なんで?」
予想もしない答えに驚いていると、KYOは「うーん」と考えるような素振りをして、ふたたび私に視線を合わせた。
「直感かな?」
ちょっと本当にわからない。どういう直感? たしかにメンヘラ級の長文ラブレターは書いたけど、顔も素性もわからない相手に直感なんてあるのだろうか。
けれどKYOは、うん、そう直感、と念を押すように頷いている。
まったく掴めないひとだ。
「ねぇ、そろそろ緊張とけた?」
KYOの声が深くなる。繋いだままの手にぐっと力を込められ、これまでの会話がただの戯れでしかなかったことを思い知った。
私が小さく頷くと、KYOが優しくも妖しげな目で微笑む。
「なら自分で脱げる? それとも脱がせてあげようか」
まるでKYOのペースに飲み込まれている。どう返せば良いのか戸惑っていると、うん? とまた顔を覗き込まれて。圧すら感じるビジュの良い顔に見詰められ、逃げ道を塞がれていく。
「……えと、お願いします……?」
「なら、可愛くおねだりしてみてよ」
選択をミスったかもしれない。可愛くおねだりなんて、生まれてこのかたやったことがない。でも、やるしかない。
「……ぬ、……脱が……せて……」
ください、という言葉は喉の奥の方で消えた。よく考えてみれば、可愛くおねだりどころかこんな恥ずかしい台詞を言った試しもなかった。
「いいよ、じっとしてて」
KYOが妖艶に目を細める。そうして私の肩にかかった黒髪をことさら丁寧な手つきで後ろへと流した。指先がするりとブラウスの上をすべり、一番上まで留められていたボタンをひとつずつゆっくりと外していく。
どきどきどきと心拍数が上がる。ついに一番下のボタンまで外され、ブラウスが肩から落とされた。続いてフレアスカートのサイドファスナーをじりじりと下げられ、ブラウスもスカートも一緒くたになって寝室の絨毯の上へと落とされた。
さらされたのは、ベビードールのセクシーランジェリーを纏った私の裸。
「へえ、可愛い下着。いつもこんなの着けてるの?」
「……KYOに会うために新調したの」
DMをもらってからすぐに伊洲丹百貨店に買いに行った、私の勝負下着。
シアー素材の真っ赤なベビードールはFカップのバスト下から裾にかけてふんわりと広がり、Tバックショーツと太腿が透けて見えている。深めのV字になった胸元には繊細なレースがあしらわれ、フロントホックで前開きのレースは胸下からお腹までをちらりと覗かせる。
男を誘うためだけに設計されたようなランジェリーを、まさか自分が着ることになろうとは一ヶ月前の私は知る由もなかった。
KYOはまるで検分でもするかのように私のつま先から顔までを何度か目線で舐めまわす。
はっきり言って、恥ずかしくて、逃げたい。でも、
「RINAさん、服の上からも思ってたけどスタイル良いよね」
そんなふうに言われると、嬉しくなる私がいるのも確かだった。
「そうかな……」
「カメラ映えしそう。ハメ撮りはしたことあるんだっけ?」
いきなり本題に入り、喜んでいる場合ではないと我に返る。もちろん無いことを伝えると、KYOがわずかに愁眉を開いたような気がした。けれどそれは一瞬のことで、表情はまたすぐに甘いマスクの下に隠される。
「ここに来たってことは、ハメてるとこ撮るってことだけど。俺とのセックス、ぜんぶ撮影するけどいいの?」
「顔とか隠してくれるなら……大丈夫……かな」
うん、大丈夫……なはず。覚悟はしてきた。
「生配信じゃないから、顔にボカシは入れるよ」
「……お願いします」
言質を取られる。今ので交渉成立。
でも、改めて問われると不安になった。本当に良いのだろうか? そもそもKYOにとっちゃ色気もテクニックも私じゃ物足りない可能性のほうが高いのに。
「あの、私……じつは経験がそんなに多くなくて」
「えっ、もしかして処女? ってことはないよね」
KYOの声色がなぜか明るくなる。気のせいだろうか。気のせいだな。ハメ撮り配信の相手が処女だなんて、これほど面倒くさいことはない。
「処女では……ないです。でもほとんど処女みたいなもので……KYOのこと喜ばせてあげられないかも」
「膣イキしたことは?」
「…………ない、と思う」
このあとどうせバレることなのだ。先に言ってしまった方が良い。もしそれで、じゃあ今日はお帰りくださいと言われるのならそれまでということ。
しかしKYOは存外うれしげに笑んでいた。あれ、やっぱり気のせいじゃなかったのかも。
「手垢が付いてないなんて最高じゃん。じゃあ俺がいろいろと教えてあげなくちゃ。ね、お姉さん」
それから、鼻歌でも歌い出しそうな足取りでキャスターの一番上の引き出しを開けるKYO。
これ持っててね、とグリップ付きの小型カメラを渡された。
どういう意味だろうと首を傾げる私に、KYOが微笑む。
「膣イキも知らない、ハメセクも初めて、なら最初は雰囲気が大事だよな」
ますます意味がわからずカメラを持ったまま立ち尽くす私をよそに、KYOはクローゼットから取り出したワイシャツに腕を通し始めた。
下着姿になった私とは裏腹に、彼は上裸に羽織ったシャツのボタンをひとつずつ留めていく。
一体いまから何が始まるのか。
「そのカメラで俺のこと撮って」
言いながらベッドの上に仰向けになる彼に、まだ頭が付いていかない。
が、寄越されている目線に催促の圧を感じ、慌ててグリップを持ち直してカメラを構える。
すかさずKYOの失笑が飛んだ。
「RINAさん、そんなに離れた場所から俺のこと勃たせられるの?」
「ええっ……、じゃあどうすれば……」
「こっちおいでよ。俺の上に乗って、エロがる俺を撮るの」
サイズはクイーンくらいだろうか。そんなサイズのベッドには、旅行先のホテルでしか寝たことがないからよく分からない。
壁掛けの液晶テレビも、見たことがないくらい大きい。マンションの外観を見た時もうっすらと感じていたけど、なんだか良い暮らしをしていそうな印象だ。
キャスター付きのキャビネットや申し訳程度の観葉植物が置かれている分には、いたって普通の成人男性の寝室といえるが、簡素とはいえ撮影で使うような照明道具や、ベッドの横にセッティングされたカメラ付きの三脚が、ここの主人が配信者であることを物語っている。
動画で切り取られた画面の外側を見るのは、どこか新鮮だった。
壁の片側全面は重いカーテンで閉ざされ、外の光を遮られている。ここが密室であるかのような錯覚さえ覚え、わずかに緊張感が走った。
いいや、私の心臓は、この部屋の扉が開かれたときからずっと高鳴りっぱなしだ。
所在なげに寝室の隅にぽつりと佇む私に、KYOが言い放つ。
「ぜんぶ脱いで、ベッドに四つん這いになって」
やや居丈高な口調にどきりとした。「玄関開けたら二分で四つん這い」なんて、あまりにも急展開で。
「い、いきなりですか?」
つい本音がこぼれてしまった。言わなきゃ良かった。だってKYOが求めているのは「玄関開けたら二分で即ハメ」できるような女の子だろうから。
KYOはきっと私のほかにも数人と会う約束をしているのだろう。そこから品定めして誰かひとりを選ぶのかもしれない。もしくは週替わりで相手役を取っ替え引っ替えしていくのかも。
なら、たったこれだけのことで動揺しているようじゃ、きっとKYOには見初められない。と思っていたけど、
「あー……そっか、いきなりはだめ? じゃあ、うーん⋯⋯」
KYOは意外な反応を見せた。逡巡するように顎に指をあてたあと、あっ、と思いついたようにその手を私の前に差し伸べて。
「KYOです。よろしく」
ぺこ、と頭を下げ、まるで学生のような素直さで握手を求められた。思わず私もぺこりと会釈しつつ、彼の手にふれる。
いつもあの屈強なペニスを握り込んでいる大きな手だ。骨張っているのに手のひらはしっとり柔らかく、やけに官能的な感触に思えて。
私の緊張を解こうとしてくれたのに、意識してしまうとまた心拍数が速くなってだめだった。
「えーっと、RINAさん。で、いいですか?」
「はい、RINAです。どうぞよろしくお願いします」
なんとか耐えて平静を装ってみると、力強く手を握り返される。
繋いだまま、KYOが首を傾げて私の顔を覗き込んだ。
私よりも20センチくらい高い身長。175センチくらいかな。ということは、彼のプロフに書いてあった「176.18」の176は身長のことだったのかも。となると、18は一体なんのサイズだろう。
「聞いておきたいこととかある?」
私を見つめたまま、アーモンド型の瞳が問う。こんなに強引な態度を取られているのに、甘い目元に吸い込まれそうでたじろいでしまう。
だけどしっかりしなくては。KYOのことを色々と聞き出せる絶好のチャンスなのだから。
「じゃあ、ひとつ質問が」
「はい、どうぞ」
本名はとか恋人はいますかとか素顔を見たいとか、そんな野暮なことは聞かない。知りたいのは、配信者としてのKYOのこと。
「私のほかにも相手役のひとはいるんですか?」
18という数字の秘密も気になるが、正直これがいちばん知りたかった。そもそもこれはいわゆるオーディション的な顔合わせで、合否は後日なのかもしれないし。
KYOは、そんなこと? とでも言いたげに眦をふっと和らげる。
「RINAさんだけだよ。RINAさんにしかDM返してないし」
「私だけ? ……なんで?」
予想もしない答えに驚いていると、KYOは「うーん」と考えるような素振りをして、ふたたび私に視線を合わせた。
「直感かな?」
ちょっと本当にわからない。どういう直感? たしかにメンヘラ級の長文ラブレターは書いたけど、顔も素性もわからない相手に直感なんてあるのだろうか。
けれどKYOは、うん、そう直感、と念を押すように頷いている。
まったく掴めないひとだ。
「ねぇ、そろそろ緊張とけた?」
KYOの声が深くなる。繋いだままの手にぐっと力を込められ、これまでの会話がただの戯れでしかなかったことを思い知った。
私が小さく頷くと、KYOが優しくも妖しげな目で微笑む。
「なら自分で脱げる? それとも脱がせてあげようか」
まるでKYOのペースに飲み込まれている。どう返せば良いのか戸惑っていると、うん? とまた顔を覗き込まれて。圧すら感じるビジュの良い顔に見詰められ、逃げ道を塞がれていく。
「……えと、お願いします……?」
「なら、可愛くおねだりしてみてよ」
選択をミスったかもしれない。可愛くおねだりなんて、生まれてこのかたやったことがない。でも、やるしかない。
「……ぬ、……脱が……せて……」
ください、という言葉は喉の奥の方で消えた。よく考えてみれば、可愛くおねだりどころかこんな恥ずかしい台詞を言った試しもなかった。
「いいよ、じっとしてて」
KYOが妖艶に目を細める。そうして私の肩にかかった黒髪をことさら丁寧な手つきで後ろへと流した。指先がするりとブラウスの上をすべり、一番上まで留められていたボタンをひとつずつゆっくりと外していく。
どきどきどきと心拍数が上がる。ついに一番下のボタンまで外され、ブラウスが肩から落とされた。続いてフレアスカートのサイドファスナーをじりじりと下げられ、ブラウスもスカートも一緒くたになって寝室の絨毯の上へと落とされた。
さらされたのは、ベビードールのセクシーランジェリーを纏った私の裸。
「へえ、可愛い下着。いつもこんなの着けてるの?」
「……KYOに会うために新調したの」
DMをもらってからすぐに伊洲丹百貨店に買いに行った、私の勝負下着。
シアー素材の真っ赤なベビードールはFカップのバスト下から裾にかけてふんわりと広がり、Tバックショーツと太腿が透けて見えている。深めのV字になった胸元には繊細なレースがあしらわれ、フロントホックで前開きのレースは胸下からお腹までをちらりと覗かせる。
男を誘うためだけに設計されたようなランジェリーを、まさか自分が着ることになろうとは一ヶ月前の私は知る由もなかった。
KYOはまるで検分でもするかのように私のつま先から顔までを何度か目線で舐めまわす。
はっきり言って、恥ずかしくて、逃げたい。でも、
「RINAさん、服の上からも思ってたけどスタイル良いよね」
そんなふうに言われると、嬉しくなる私がいるのも確かだった。
「そうかな……」
「カメラ映えしそう。ハメ撮りはしたことあるんだっけ?」
いきなり本題に入り、喜んでいる場合ではないと我に返る。もちろん無いことを伝えると、KYOがわずかに愁眉を開いたような気がした。けれどそれは一瞬のことで、表情はまたすぐに甘いマスクの下に隠される。
「ここに来たってことは、ハメてるとこ撮るってことだけど。俺とのセックス、ぜんぶ撮影するけどいいの?」
「顔とか隠してくれるなら……大丈夫……かな」
うん、大丈夫……なはず。覚悟はしてきた。
「生配信じゃないから、顔にボカシは入れるよ」
「……お願いします」
言質を取られる。今ので交渉成立。
でも、改めて問われると不安になった。本当に良いのだろうか? そもそもKYOにとっちゃ色気もテクニックも私じゃ物足りない可能性のほうが高いのに。
「あの、私……じつは経験がそんなに多くなくて」
「えっ、もしかして処女? ってことはないよね」
KYOの声色がなぜか明るくなる。気のせいだろうか。気のせいだな。ハメ撮り配信の相手が処女だなんて、これほど面倒くさいことはない。
「処女では……ないです。でもほとんど処女みたいなもので……KYOのこと喜ばせてあげられないかも」
「膣イキしたことは?」
「…………ない、と思う」
このあとどうせバレることなのだ。先に言ってしまった方が良い。もしそれで、じゃあ今日はお帰りくださいと言われるのならそれまでということ。
しかしKYOは存外うれしげに笑んでいた。あれ、やっぱり気のせいじゃなかったのかも。
「手垢が付いてないなんて最高じゃん。じゃあ俺がいろいろと教えてあげなくちゃ。ね、お姉さん」
それから、鼻歌でも歌い出しそうな足取りでキャスターの一番上の引き出しを開けるKYO。
これ持っててね、とグリップ付きの小型カメラを渡された。
どういう意味だろうと首を傾げる私に、KYOが微笑む。
「膣イキも知らない、ハメセクも初めて、なら最初は雰囲気が大事だよな」
ますます意味がわからずカメラを持ったまま立ち尽くす私をよそに、KYOはクローゼットから取り出したワイシャツに腕を通し始めた。
下着姿になった私とは裏腹に、彼は上裸に羽織ったシャツのボタンをひとつずつ留めていく。
一体いまから何が始まるのか。
「そのカメラで俺のこと撮って」
言いながらベッドの上に仰向けになる彼に、まだ頭が付いていかない。
が、寄越されている目線に催促の圧を感じ、慌ててグリップを持ち直してカメラを構える。
すかさずKYOの失笑が飛んだ。
「RINAさん、そんなに離れた場所から俺のこと勃たせられるの?」
「ええっ……、じゃあどうすれば……」
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