【完結】リプレイ回数がもっとも多いところ「DMしたらデカマラDDと××撮り配信するハメになった」

牛乳席巻

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第3章

惚れた弱みです

 結局ほぼ一睡も出来ずに、重厚な遮光カーテンの隙間から日の光が差し込むのを知った。
 シャワーを浴びに行った時も、ダイニングルームの扉の向こうにKYOの存在を感じているのに、そこに近寄ることができなかった。
 精の匂いの染みついた広いベッドに、ひとりきり。
 あまりにひどい仕打ちに涙も出ない。
 KYOはあのとき――態度が一変したとき、不機嫌だったように思う。というよりも、怒っていた、いや、悲しんでいた? 
 とにかく機嫌が良くなかった。理由はわからない。
 きっと私が何かしたのだ。無意識のうちに、彼の気に障ることをしてしまった。昔から無神経なところがあるのが私の悪いところ。
 でも言ってくれなきゃわからないのに。あんなふうに一方的にシャッターを閉め切られてしまうと、私だってやりようがない。

「もぉ、わかんないよぉ……」

 深く吐かれた溜息が、一人で過ごすには広すぎる寝室に落ちる。ベッドから起き上がる気力もなく、カーテンの隙間に降り注ぐ日差しにきらめく室内のほこりをぼんやりと眺めていた。
 だけどいつまでもこうしているわけにはいかない。どうにか関係を修復したい。
 昨日はなんかごめんね。来週どうする?
 冗談っぽく言えばやり過ごせるだろうか。こんな仕打ちを受けてまでまだ会いたがるのも変な感じだ。だけど、今までのことを全部忘れてこれっきりでさようなら、ってことはできない。そんな、ヤリ捨てみたいなことは。
 ……って、厳密にはヤッてないけど。
 とにかく一度冷静な場で話して、和解したい。何について揉めているのかもよくわからないけれど。彼の気持ちを知りたかった。
 意を決して身を起こし、脱ぎ捨てていた服を着てダイニングルームへと向かう。人の家を勝手にうろうろするのは忍びないが、今回だけは許してほしい。
 自然光の降り注ぐ、ガラスの扉。真っ白なモールディングで装飾されたそれに手を当て、ゆっくりと開いてゆく。作った笑顔を、崩さぬように心がけて。

「KYO……」

 返ってきたのは静寂。広々としたダイニングルームにKYOの姿はなく、ただ柔らかな日光が大きな窓から誰もいない室内を温めていた。その光が優しいほどに、寂しさに拍車がかかる。
 一言も交わすことなく、この部屋から出て行ってしまったのだ、彼は。
 窓辺に配置されたL字型のローソファー。彼は昨晩、ここで眠ったのだろうか。その残り香さえ明け方の陽光に温められて消えていた。
 高層階からの眺望をようやく見ることができたのに、こんな気分では感動する余地なんてない。

「もう私の顔も見たくないってこと……?」

 がっくりと肩を落とした矢先、光沢のあるダークトーンのテーブルに小さな紙が置かれていることに気が付いた。

『バイトがあるので出ます。鍵はオートロックなので施錠は気にせずに帰ってください』

 綺麗な文字で書かれていた。バイトだとかオートロックだとか、色々と突っ込みたいところは多々あるが、そんなことよりも、そのメッセージを読んだ途端に沈んでいた気持ちがさらに落ちた。奈落の底に突き落とされたような気分。
 この調子じゃ、本当にこれっきりなのかもしれない。
 今日は土曜日だし、これまで通りなら今日も一緒に過ごせるはずだったのに。

「あぁもう……なんで……なんでこうなっちゃうかなぁ」

 いったい何を間違えたのか。きっと私がした選択のうちのいずれかが、彼の逆鱗に触れたのだ。いったいどれがそうだったのか、そんなのわかんない。難易度が高すぎる。
 最近の大学生、わっかんない!

「…………KYOが大学生だって確定したわけじゃないけどぉ」

 よろよろとその場にへたり込み、昨晩から数えてすでに千回目の後悔をしていたとき、手に持っていたスマホが鳴った。

『やっほー! 久々にランチ行かない?』

 メッセージの送り主は大学時代の同級生、春野雪菜だった。


 ◇◇◇


「何このオシャレな焼き鳥屋、超穴場じゃん!」

 土曜の午後、ハッピーアワーを迎える店内で、いつものカウンター席に私たちは並んで座っていた。
 私たちと言っても今日の相手は叶くんではなく、親友である雪菜だ。
 叶くんと見つけた行きつけ(になりつつある)お店に他の誰かを連れて来ることを躊躇したが、二人だけの秘密のお店ってことでもないし、他に知っているお店もないし、ついついここを選んでしまった。
 どこかで安心感を求めていたのかもしれない。叶くんと過ごしたあの他愛のない時間のことを恋しく思っていたのかも。
 それにしても、雪菜からのメッセージを受け取ったあと、小一時間ほどで集合できる私たちはさすが親友である。彼女とは気の知れた仲で、大学時代から社会人に至る現在までの私の数少ない恋愛遍歴も知り尽くしている。
 夕方に差し掛かる手前の時間の空いた店内で、座るなり生中を一口で半分流し込む豪快な女友達。

「でしょ。最近見つけたんだよね。仲良しの大学生に教えてもらって」
「え、やっば。あんた今大学生たぶらかしてんの?」
「たぶらかしてはないです」

 適当に盛り合わせを頼みつつ、早速女子トークに花を咲かせる。と言っても私のほうに浮いた話……というか、公開可能な情報はなく、雪菜の近況を聞かされるのがメインである。

「てわけで、昨日別れてきた~! 祝フリー!」
「えぇ、あんなにベタ惚れだったのに?」

 あらためて乾杯を迫られる。本来なら落ち込んでもおかしくない事をずいぶんと軽快な雰囲気で話す、雪菜のあっけらかんとした性格にはいつも感服している。

「そりゃあっちのほうが良かったからね⋯⋯でもさぁ、いくら体の相性がよくても愛情表現が足りないんじゃムリ! あたしもっと愛された~い!」
「何が不満だったわけ?」
「カリナにだってわかるでしょ? 連絡は毎日まめに欲しいし、会ったら会いたかったとか寂しかったよって嘘でも言ってほしい、雪は俺だけのものだよってギュってしてほしいの~」
「そんな少女漫画みたいな」

 と言いながら、そんなふうに接してくれていた男の存在をひっそりと思い出してしまった。今はもうその存在が遠くなっていることに、胸がしくりと痛む。

「あのさ……雪菜の彼氏って」
「元彼」
「ごめん。元彼って、もともとはそういうことしてくれてた人なの?」
「最初はしてくれた~! やっぱ釣った魚に餌をやらないタイプだったんだよ、サイテー!」

 ますます気分が滅入ってきた。いいや、KYOの場合は釣れた私に餌をやるどころかじっくりと丹念に育て上げた果てに、突如として拒絶したわけだけど。雪菜のケースとは全然ちがう。というか、私のほうがもっと悲惨な気がする。

「なになに、カリナもなんかあった?」
「いや……なんでもない……」
「なーに? 言ってよ、水くさいじゃん。あ、もしかして青木のヤロウが連絡よこしてきたとか? 絶対返しちゃだめだよ?」
「ちがうちがう」

 青木のヤロウとは、私の以前の彼氏である。前触れもなく一方的にメールで別れを告げてきた男。叶くんの働くカフェで本を読んでいるときだった。
 その時のことはもちろん親友の雪菜には話していた。以降、雪菜は私の元彼のことを青木のヤロウと呼んでいる。

「良かった。青木のヤロウだったら私がぶん殴ってやるからね」
「青木くんのこと、今の今まで本当に忘れてたし」
「そっか? ならなんで落ち込んでんの?」
「うーん……なんというか、まぁ……気になる人がいたんだけど」

 しぶしぶ語り始める。うまく話せる気がしないので、一度生中をぐぴっと飲み下した。

「いい感じになったと思ったら、音信不通になった……みたいな」

 だいぶ濁したが、省略するとそんな感じ。

「え、終わりじゃん」
「だよね? 自分で言ってて思った」

 雪菜は自分の別れ話も明け透けに話すけど、他人の恋愛話にも遠慮なくジャッジを下す。そういうはっきりとした性格は、流されやすい私とは真逆で清々しくもあり、むしろ気が合うのだ。

「その人に好きってことは言ってたの?」
「言っ……いやー言ったかな……てか、好き? 好きなのかな……うーん」

 正直、そのことについての記憶はあいまいだった。KYOの態度が豹変する直前、私は何かを問われた。そう、KYOのことを好きかどうか……だったと思う。
 好きだと答えたはずだ。必死に。ただ、あのときは快感に打ちのめされていて、KYOの声もなにを問われたのかもよく聞こえなかった。
 もしかして、返すべき言葉を間違えた?

「そこじゃない?」
「え、そこ?」
「カリナがはっきりしないから見切り付けられたんじゃないの」
「見切りってぇ」

 ズバリ切り込まれて大ダメージを食らった。
 見切りをつけられることは、初めて会ったときから恐れていたことだ。
「この女つまんない」とか「他の女の方が良い」とか思われたくなくて、どうにか自分を繕った。必要以上に感情は出さないし、連絡もしない。
 だからこそ気に入ってもらえたんだと思ったし、うまく出来ているのだと思っていた。

「実際どうなの。好きなの?」
「好き……になっちゃいけない人、みたいな」
「なにそれ。どんなスーパースターと恋に落ちてんの? それともあれか、アングラ系?」
「……どっちとも言えるなぁ」

 歯切れ悪く言うと、生中ジョッキをどしんとテーブルに置いた雪菜が眉を上げる。

「どっちだっていい。好きか好きじゃないか二つにひとつ。好きじゃない男と寝たい女はそうそういない。特にあんたはね」

 びしっと指を指されてしまい、たしかにその通りだと唸るほかない。
 言われてみればそうなのだ。始まりは好奇心だったとは言え、私は好きでもない相手と寝られるような器用な女ではなかった。
 それでも、どこかで「好きになってはいけない」という警報が私の中に鳴り響いていた。器用ではないからこそ、傷付きたくないとか、拒絶されたくないとか、そういう自己防衛が先立っていたのかもしれない。
 実際のところ理性に押し負けて好きだと思ったことなら何度だってある。動画を見ていた時も、優しく触れられている時も、柔らかな瞳で見つめられた時も。
 そのくせ、無意識のうちに自分の感情にブレーキをかけていた。ただ雰囲気に流されてるだけだと自分に言い聞かせていた。

「このまま音信不通で耐えられるの?」
「わかんない……」

 ゆっくりと自分の気持ちを紐解いていく。
 保身さえ取っ払ってしまえば、私の気持ちは案外素直なものだ。
 本当は彼に好きだと言いたいときが何度もあった。好きだと言ってしまいたかった。
 最初にサムネイルを見た時、あの玄関扉を開けた時、いたずらに微笑みかけられた時、甘えられた時、口付けをされた時。
 シンプルに言えば――そう、ここで叶くんと話したことがある。
 もっとシンプルで良い。面倒なことを一切捨て切って、私の中に最後まで残る気持ち。
 私はKYOのことが好きだった。
 ようやく素直になれたのに、このまま目を見て気持ちを伝えないまま終わりだなんて。

「……無理かも」
「だよね。ちゃんと伝えなよ。結果がどうであれ、ここで乾杯しよ!」

 結果がどうであれ。
 そうだ、気持ちを伝えれば傷つく可能性もある。だけど拒絶された今、すでに私の心は傷付いているし、私たちの関係は壊れかけている。なら、いっそのこと伝えてみたっていいのかもしれない。

「うん……伝えてみる」

 アダルトサイトの人気配信者にこんなにものめり込む私はやっぱり馬鹿なのか。
 それでも――
 KYOが私の身も心も虜にしたのは事実だった。彼について行くと最初に決心したのも私。
 始まってもいないくせに壊れかけた関係に縋るのは、惚れた弱みというやつなのだ。

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