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第2話:暴かれる肌
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唇が塞がれた瞬間、思考回路がショートした。 それはキスと呼ぶにはあまりに一方的で、捕食と呼ぶほうが相応しい。 蓮の舌が強引に口腔内を蹂躙し、逃げ惑う僕の舌を捕らえて絡め取る。ミントタブレットの清涼感と、彼自身の内側から溢れる獣のような熱気が混ざり合い、僕の理性を溶かしていく。
「ん……ぅ、んむ……ッ」
呼吸が奪われ、肺が酸素を求めて悲鳴を上げる。 けれど、離れることは許されない。僕の後頭部を掴む彼の手指は、万力のように強く、髪の根元が引きつる痛みが鮮明だった。 ちゅ、じゅる、と湿った水音が、静まり返った楽屋に反響する。 その音が、僕たちの行為がいかに背徳的であるかを、嫌というほど自覚させた。壁一枚隔てた廊下には、他の出演者やスタッフが行き交っているのだ。もし誰かが聞き耳を立てれば、この淫らな音は漏れてしまうかもしれない。 そのスリルが、恐怖とならずに興奮の火種となって下腹部に灯る自分が、ひどく浅ましく思えた。
「……はぁ、……湊」
ようやく唇が離れると、銀色の糸が二人の間に引かれ、ぷつりと切れた。 蓮は乱れた呼吸を整えることもなく、熱に潤んだ瞳で僕を見下ろしている。その瞳孔は開ききり、獲物を前にした肉食獣そのものだ。
「いい顔してる。……テレビの前の馬鹿なファンには絶対に見せられない、無様で、だらしない顔」
彼は冷ややかな称賛を口にしながら、僕のシャツを左右に引き裂くように広げた。 ボタンが弾け飛び、床に転がる乾いた音が響く。 露わになった僕の胸板は、日々の激務で痩せていて、彼のような美しい筋肉も、手入れされた肌の輝きもない。貧相で、平凡な中年男の身体だ。
「この地味な身体のどこに、僕を受け入れる余裕があるんだろうね」
蓮は嘲笑いながら、僕の乳首を指の腹で円を描くように弄った。 冷たい指先と、敏感な突起の摩擦。 ぞわり、と背筋を悪寒に似た快感が駆け上がる。
「あ……っ、蓮さ、ん……」 「名前、呼ばないで。汚れる」
理不尽な命令と共に、乳首を爪先で弾かれた。鋭い痛みに身体を跳ねさせると、彼は満足げに目を細める。 痛い。けれど、その痛みこそが、今、彼が僕だけを見ているという証拠のように感じられた。数百万人の視線を集める彼が、この瞬間だけは、僕という一人の人間に執着し、感情をぶつけている。
蓮は僕をソファの上に押し倒すと、自身のベルトに手をかけた。 重厚なバックルが外れる音が、処刑の合図のように響く。 スラックスと共に下着が下ろされ、彼の怒張した欲望が露わになった。 その大きさも、血管の浮き上がった猛々しさも、天使のような彼の顔立ちとはあまりに不釣り合いで、凶暴な存在感を放っている。
「……準備なんてしてないだろ。知ってる」
蓮はサイドテーブルにあった、メイク用の保湿ジェルを手に取った。 蓋を開け、透明な粘液をたっぷりと自分の指に絡め取る。
「後ろ、向けよ」
抗う言葉など持ち合わせていない。僕はソファに手をつき、四つん這いの姿勢を取った。 最も無防備で、最も屈辱的な姿勢。 背後で衣擦れの音がして、ひやりとした感触が僕の秘部に触れた。
「ひっ……!」 「力抜いて。……傷がついたら、明日の仕事に響く」
気遣っているような言葉だが、その声色に優しさはない。ただ道具のメンテナンスをするような事務的な響きだ。 ジェルの冷たさに続いて、異物が侵入してくる。 一本、そして二本。 蓮の指は長く、そして容赦がない。内壁を押し広げ、未開発の場所を抉るように探索していく。
「う、ぁ……ぐ……っ」 「硬い。……もっとリラックスして」
ペチ、と臀部を叩かれた。乾いた音が室内に響き、肌が赤く染まる。 痛みと恥辱で目尻に涙が滲んだ。 鏡台の大きな鏡に、僕のみっともない姿と、その後ろで冷酷な表情を浮かべて僕を犯そうとしている国民的アイドルの姿が映り込んでいるのが見えた。 あまりに現実離れした光景。 あの煌びやかなステージ上の王子様が、今、僕の尻をこじ開けている。
「ここか……?」
不意に、中の指が敏感な一点を擦り上げた。
「あッ! ……そこ、は……!」 「へえ、こんな地味な顔して、感じるんだ」
蓮は僕の反応を楽しむように、執拗にその場所を責め立てた。 ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音が大きくなる。 僕の意思とは無関係に、前が勃ち上がり、先走り汁がソファの革を汚していく。 理性で抑え込もうとしても、身体は正直に快楽を貪っている。その事実が、僕をさらに惨めな気持ちにさせた。
「もういいだろ。我慢できない」
蓮の低い唸り声と共に、指が引き抜かれた。 喪失感に浸る間もなく、亀頭が入り口に押し当てられる。 指とは比べ物にならない質量と熱量。
「っ、う……!」 「入れるよ」
合図もなく、一気に腰が打ち付けられた。 身体が裂けるような衝撃と鈍痛。 僕は声にならない叫びを上げて、ソファの肘掛けにしがみついた。
「はぁ、……っ、きつ……」
蓮が苦しげに吐息を漏らす。 僕の中は彼で満たされていた。異物が内臓を押し上げ、侵食していく感覚。 痛い。苦しい。 けれど、繋がっている。 誰にも触れさせない彼の最も深い場所を、今、僕だけが受け止めている。
蓮の動きが始まった。 最初はゆっくりと、確かめるように。やがて、衝動をぶつけるように激しく、乱暴に。 ソファが軋み、僕の身体は波打つように揺さぶられる。
「あ、ぁッ、れ、レン……さ……!」 「湊、湊……ッ!」
背後から覆い被さるように、蓮が僕の背中にしがみついてきた。 その時、僕は気づいてしまった。 乱暴に腰を振る彼の動きとは裏腹に、僕の肩口に押し付けられた彼の顔が、泣いているかのように歪んでいることに。
――まただ。 まえに見せた、あの一瞬の脆弱さ。 彼は今、快楽に溺れているのではない。何かに追われるように、何かを振り払うように、必死に僕を求めている。
僕の背中に回された腕の力が強すぎる。爪が食い込み、血が滲むほどに。 痛い。でも、その痛みが愛おしい。 彼は孤独なのだ。 何万人ものファンに愛されながら、誰一人として本当の自分を見てもらえない。 その巨大な虚無を埋めるために、彼は僕を犯す。僕という空っぽな器に、行き場のない激情を注ぎ込む。
「は、ぁ……ッ! だめ、おかしく、なる……ッ!」 「いいよ、おかしくなれ。僕だけでいっぱいになれ……ッ!」
最奥を激しく突かれ、視界が白く明滅する。 彼と僕の汗が混じり合い、高価な香水の香りが蒸発して、むせ返るような雄の匂いが充満する。 そこにはもう、アイドルもマネージャーもない。 ただ、互いの熱を貪り合う、哀れな二匹の獣がいるだけだった。
「いく、……っ、湊……ッ!」
蓮が野獣のような咆哮を上げ、最深部で身体を硬直させた。 熱い奔流が、僕の中にどっと溢れ出す。 脈打つ余韻。彼の一部が、僕の奥底に注ぎ込まれ、同化していく感覚。 僕も同時に達し、白濁した液をソファに撒き散らしていた。
静寂が戻ってくる。 聞こえるのは、二人の荒い呼吸音と、空調の低い唸りだけ。
蓮はしばらくの間、僕の中に埋まったまま、背中に重くのしかかっていた。 彼の心臓の音が、背中越しに伝わってくる。 ドクン、ドクン、と不規則に早打つその鼓動は、彼が生きている人間であることを雄弁に語っていた。
このままずっと、繋がっていたい。 そんな愚かな願いが頭をよぎった瞬間――。
ズボンのポケットで、僕のスマートフォンが震えた。 無機質なバイブレーションの音が、現世への呼び出し音のように響く。
蓮の身体が、びくりと強張った。 彼はゆっくりと僕から身を引き、抜いたばかりの自身を無造作にティッシュで拭き取ると、すぐに衣装のズボンを履き始めた。 その背中は、先ほどまでの熱情が嘘のように冷たく、完璧な「アイドル」のシルエットに戻りつつある。
「……電話、出れば」
鏡越しに見えた彼の顔は、またあの能面のような無表情に戻っていた。 けれど、僕は見逃さなかった。 ベルトを締める彼の手が、ほんの少しだけ震えていたことを。 そして、僕の方を一瞬だけ振り返ろうとして、思いとどまったその迷いを含んだ視線を。
「……はい」
僕は気怠い身体を無理やり起こし、震える手でスマートフォンを掴んだ。 画面には『チーフマネージャー』の文字。 現実だ。 僕たちの秘密の時間は、こうしてあっけなく終わりを告げる。
けれど、腹の奥に残る熱い違和感だけが、先ほどの出来事が夢ではなかったことを、生々しく主張し続けていた。
「ん……ぅ、んむ……ッ」
呼吸が奪われ、肺が酸素を求めて悲鳴を上げる。 けれど、離れることは許されない。僕の後頭部を掴む彼の手指は、万力のように強く、髪の根元が引きつる痛みが鮮明だった。 ちゅ、じゅる、と湿った水音が、静まり返った楽屋に反響する。 その音が、僕たちの行為がいかに背徳的であるかを、嫌というほど自覚させた。壁一枚隔てた廊下には、他の出演者やスタッフが行き交っているのだ。もし誰かが聞き耳を立てれば、この淫らな音は漏れてしまうかもしれない。 そのスリルが、恐怖とならずに興奮の火種となって下腹部に灯る自分が、ひどく浅ましく思えた。
「……はぁ、……湊」
ようやく唇が離れると、銀色の糸が二人の間に引かれ、ぷつりと切れた。 蓮は乱れた呼吸を整えることもなく、熱に潤んだ瞳で僕を見下ろしている。その瞳孔は開ききり、獲物を前にした肉食獣そのものだ。
「いい顔してる。……テレビの前の馬鹿なファンには絶対に見せられない、無様で、だらしない顔」
彼は冷ややかな称賛を口にしながら、僕のシャツを左右に引き裂くように広げた。 ボタンが弾け飛び、床に転がる乾いた音が響く。 露わになった僕の胸板は、日々の激務で痩せていて、彼のような美しい筋肉も、手入れされた肌の輝きもない。貧相で、平凡な中年男の身体だ。
「この地味な身体のどこに、僕を受け入れる余裕があるんだろうね」
蓮は嘲笑いながら、僕の乳首を指の腹で円を描くように弄った。 冷たい指先と、敏感な突起の摩擦。 ぞわり、と背筋を悪寒に似た快感が駆け上がる。
「あ……っ、蓮さ、ん……」 「名前、呼ばないで。汚れる」
理不尽な命令と共に、乳首を爪先で弾かれた。鋭い痛みに身体を跳ねさせると、彼は満足げに目を細める。 痛い。けれど、その痛みこそが、今、彼が僕だけを見ているという証拠のように感じられた。数百万人の視線を集める彼が、この瞬間だけは、僕という一人の人間に執着し、感情をぶつけている。
蓮は僕をソファの上に押し倒すと、自身のベルトに手をかけた。 重厚なバックルが外れる音が、処刑の合図のように響く。 スラックスと共に下着が下ろされ、彼の怒張した欲望が露わになった。 その大きさも、血管の浮き上がった猛々しさも、天使のような彼の顔立ちとはあまりに不釣り合いで、凶暴な存在感を放っている。
「……準備なんてしてないだろ。知ってる」
蓮はサイドテーブルにあった、メイク用の保湿ジェルを手に取った。 蓋を開け、透明な粘液をたっぷりと自分の指に絡め取る。
「後ろ、向けよ」
抗う言葉など持ち合わせていない。僕はソファに手をつき、四つん這いの姿勢を取った。 最も無防備で、最も屈辱的な姿勢。 背後で衣擦れの音がして、ひやりとした感触が僕の秘部に触れた。
「ひっ……!」 「力抜いて。……傷がついたら、明日の仕事に響く」
気遣っているような言葉だが、その声色に優しさはない。ただ道具のメンテナンスをするような事務的な響きだ。 ジェルの冷たさに続いて、異物が侵入してくる。 一本、そして二本。 蓮の指は長く、そして容赦がない。内壁を押し広げ、未開発の場所を抉るように探索していく。
「う、ぁ……ぐ……っ」 「硬い。……もっとリラックスして」
ペチ、と臀部を叩かれた。乾いた音が室内に響き、肌が赤く染まる。 痛みと恥辱で目尻に涙が滲んだ。 鏡台の大きな鏡に、僕のみっともない姿と、その後ろで冷酷な表情を浮かべて僕を犯そうとしている国民的アイドルの姿が映り込んでいるのが見えた。 あまりに現実離れした光景。 あの煌びやかなステージ上の王子様が、今、僕の尻をこじ開けている。
「ここか……?」
不意に、中の指が敏感な一点を擦り上げた。
「あッ! ……そこ、は……!」 「へえ、こんな地味な顔して、感じるんだ」
蓮は僕の反応を楽しむように、執拗にその場所を責め立てた。 ぐちゅ、ぐちゅ、と卑猥な音が大きくなる。 僕の意思とは無関係に、前が勃ち上がり、先走り汁がソファの革を汚していく。 理性で抑え込もうとしても、身体は正直に快楽を貪っている。その事実が、僕をさらに惨めな気持ちにさせた。
「もういいだろ。我慢できない」
蓮の低い唸り声と共に、指が引き抜かれた。 喪失感に浸る間もなく、亀頭が入り口に押し当てられる。 指とは比べ物にならない質量と熱量。
「っ、う……!」 「入れるよ」
合図もなく、一気に腰が打ち付けられた。 身体が裂けるような衝撃と鈍痛。 僕は声にならない叫びを上げて、ソファの肘掛けにしがみついた。
「はぁ、……っ、きつ……」
蓮が苦しげに吐息を漏らす。 僕の中は彼で満たされていた。異物が内臓を押し上げ、侵食していく感覚。 痛い。苦しい。 けれど、繋がっている。 誰にも触れさせない彼の最も深い場所を、今、僕だけが受け止めている。
蓮の動きが始まった。 最初はゆっくりと、確かめるように。やがて、衝動をぶつけるように激しく、乱暴に。 ソファが軋み、僕の身体は波打つように揺さぶられる。
「あ、ぁッ、れ、レン……さ……!」 「湊、湊……ッ!」
背後から覆い被さるように、蓮が僕の背中にしがみついてきた。 その時、僕は気づいてしまった。 乱暴に腰を振る彼の動きとは裏腹に、僕の肩口に押し付けられた彼の顔が、泣いているかのように歪んでいることに。
――まただ。 まえに見せた、あの一瞬の脆弱さ。 彼は今、快楽に溺れているのではない。何かに追われるように、何かを振り払うように、必死に僕を求めている。
僕の背中に回された腕の力が強すぎる。爪が食い込み、血が滲むほどに。 痛い。でも、その痛みが愛おしい。 彼は孤独なのだ。 何万人ものファンに愛されながら、誰一人として本当の自分を見てもらえない。 その巨大な虚無を埋めるために、彼は僕を犯す。僕という空っぽな器に、行き場のない激情を注ぎ込む。
「は、ぁ……ッ! だめ、おかしく、なる……ッ!」 「いいよ、おかしくなれ。僕だけでいっぱいになれ……ッ!」
最奥を激しく突かれ、視界が白く明滅する。 彼と僕の汗が混じり合い、高価な香水の香りが蒸発して、むせ返るような雄の匂いが充満する。 そこにはもう、アイドルもマネージャーもない。 ただ、互いの熱を貪り合う、哀れな二匹の獣がいるだけだった。
「いく、……っ、湊……ッ!」
蓮が野獣のような咆哮を上げ、最深部で身体を硬直させた。 熱い奔流が、僕の中にどっと溢れ出す。 脈打つ余韻。彼の一部が、僕の奥底に注ぎ込まれ、同化していく感覚。 僕も同時に達し、白濁した液をソファに撒き散らしていた。
静寂が戻ってくる。 聞こえるのは、二人の荒い呼吸音と、空調の低い唸りだけ。
蓮はしばらくの間、僕の中に埋まったまま、背中に重くのしかかっていた。 彼の心臓の音が、背中越しに伝わってくる。 ドクン、ドクン、と不規則に早打つその鼓動は、彼が生きている人間であることを雄弁に語っていた。
このままずっと、繋がっていたい。 そんな愚かな願いが頭をよぎった瞬間――。
ズボンのポケットで、僕のスマートフォンが震えた。 無機質なバイブレーションの音が、現世への呼び出し音のように響く。
蓮の身体が、びくりと強張った。 彼はゆっくりと僕から身を引き、抜いたばかりの自身を無造作にティッシュで拭き取ると、すぐに衣装のズボンを履き始めた。 その背中は、先ほどまでの熱情が嘘のように冷たく、完璧な「アイドル」のシルエットに戻りつつある。
「……電話、出れば」
鏡越しに見えた彼の顔は、またあの能面のような無表情に戻っていた。 けれど、僕は見逃さなかった。 ベルトを締める彼の手が、ほんの少しだけ震えていたことを。 そして、僕の方を一瞬だけ振り返ろうとして、思いとどまったその迷いを含んだ視線を。
「……はい」
僕は気怠い身体を無理やり起こし、震える手でスマートフォンを掴んだ。 画面には『チーフマネージャー』の文字。 現実だ。 僕たちの秘密の時間は、こうしてあっけなく終わりを告げる。
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