王子系幼なじみとの恋はgdgdです

有村千代

文字の大きさ
11 / 54

第2話 猥談と夜のおふざけ?(4)★

しおりを挟む
 とんでもない言葉が出てきて思考が停止する。
 しばらく何も考えられずに呆けていたが、手早く下衣を脱ぐ智也を見てハッと我に返った。
「ちょっとちょっと! 智也は友達同士でそんなことしちゃうの!?」
「……バカ、相手がお前だからに決まってんじゃん」
「えっ……そ、それってどういう」
「あーメンドくせェ。うだうだ言ってねーでハルも俺の握れよ、萎えちまうだろ」
 智也は陽翔の手を取るなり、自分の股間へと導く。
 促されるまま触れたそこはすでに硬く張り詰めていて、ドクンドクンと脈打っていた。陽翔は思わず生唾を飲み込む。
(これが、智也の――)
 そう意識した瞬間、胸の奥がカッと熱くなって、同時に下腹部に熱が集まっていくのを感じた。当然、智也がすぐに反応する。
「人のチンコ見て、なにデカくさせてんだよ」
「こんなの……不可抗力でしょ」
「ま、どうだっていいけど……ほら、はやく手ェ動かせっての。俺も抜いてやっから」
 言うや否や、智也は今度こそ手淫を始めてしまう。
 互いに相手のものを扱きあうだなんて――考えれば考えるほどに、頭がくらくらとして冷静な判断などできなくなる。最初は戸惑いの方が強かったものの、次第に興奮が高まっていき、陽翔はゆるゆると手を動かしだした。
「っ、ん……」
 小さく吐息を漏らす智也。普段は勝気でクールな彼が、今は自分の手によって感じていると思うだけでますます気分が高揚していく。
「気持ちいい?」
 ふわついた思考で陽翔は問いかけてみた。智也は吐息交じりに返事をする。
「ああ……すげーいい。ハルは?」
「うん、俺もすごく気持ちいい」
「マジかよ? 我慢汁、全然出てねーじゃん」
「俺、あんま出ないから。……そう言う智也はすごいね、もうぐっしょぐしょ」
 先端から先走りが溢れ出し、陽翔の指先を濡らしていた。滑りがよくなったところで手の動きを速めれば、智也は堪らないといった様子で身を悶えさせる。
「あっ、くそ、マジできもちいっ……」
 そう口にする彼の手足は、ガクガクと小刻みに震えていた。自分の体を支えられなくなってきたのか、体勢が崩れていくさまを見て陽翔は声をかける。
「智也、こっち」
 手淫する智也の手をやんわりと解き、汗ばんだ体を抱き寄せる。そのまま横になって一緒に寝転ぶと、互いのものを重ね合わせるようにして体を密着させた。
「こうして、一緒に握っちゃお?」
 二人分の屹立をまとめて握り込み、根元から亀頭にかけて擦り上げていく。
 先端が触れるたび、キスでもしているかのように透明な糸が伝い、ぬるついた互いのものが擦れ合う。決して一人では味わえぬ感覚は、信じられないほど気持ちがいい。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

囲いの中で

すずかけあおい
BL
幼馴染の衛介の作った囲いの中で生きてきた尚紀にとっては、衛介の言うことが普通だった。それは成長して大学生になってもそのままで―――。 〔攻め〕椎名 衛介(しいな えいすけ)20歳 大学生 〔受け〕小井 尚紀(こい なおき)19歳→20歳 大学生 外部サイトでも同作品を投稿しています。

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

幼馴染みのハイスペックαから離れようとしたら、Ωに転化するほどの愛を示されたβの話。

叶崎みお
BL
平凡なβに生まれた千秋には、顔も頭も運動神経もいいハイスペックなαの幼馴染みがいる。 幼馴染みというだけでその隣にいるのがいたたまれなくなり、距離をとろうとするのだが、完璧なαとして周りから期待を集める幼馴染みαは「失敗できないから練習に付き合って」と千秋を頼ってきた。 大事な幼馴染みの願いならと了承すれば、「まずキスの練習がしたい」と言い出して──。 幼馴染みαの執着により、βから転化し後天性Ωになる話です。両片想いのハピエンです。 他サイト様にも投稿しております。

契約満了につき

makase
BL
仮初めの恋人として契約を結んだ二人の、最後の夜。

義兄が溺愛してきます

ゆう
BL
桜木恋(16)は交通事故に遭う。 その翌日からだ。 義兄である桜木翔(17)が過保護になったのは。 翔は恋に好意を寄せているのだった。 本人はその事を知るよしもない。 その様子を見ていた友人の凛から告白され、戸惑う恋。 成り行きで惚れさせる宣言をした凛と一週間付き合う(仮)になった。 翔は色々と思う所があり、距離を置こうと彼女(偽)をつくる。 すれ違う思いは交わるのか─────。

「短冊に秘めた願い事」

星井 悠里
BL
何年も片思いしてきた幼馴染が、昨日可愛い女の子に告白されて、七夕の今日、多分、初デート中。 落ち込みながら空を見上げて、彦星と織姫をちょっと想像。  ……いいなあ、一年に一日でも、好きな人と、恋人になれるなら。   残りの日はずっと、その一日を楽しみに生きるのに。 なんて思っていたら、片思いの相手が突然訪ねてきた。 あれ? デート中じゃないの?  高校生同士の可愛い七夕🎋話です(*'ω'*)♡ 本編は4ページで完結。 その後、おまけの番外編があります♡

お疲れポメラニアンの俺を癒したのは眼鏡イケメンの同期だった

こたま
BL
前田累(かさね)は、商社営業部に勤める社員だ。接待では無理してノリを合わせており、見た目からコミュ強チャラ男と思われているが本来は大人しい。疲れはてて独身寮に帰ろうとした際に気付けばオレンジ毛のポメラニアンになっていた。累を保護したのは普段眼光鋭く厳しい指摘をする経理の同期野坂燿司(ようじ)で。ポメラニアンに対しては甘く優しい燿司の姿にびっくりしつつ、癒されると…

処理中です...