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第二部「ハルコン青年期」
51 オニキス関門まで_08
* *
「それにしても、痛快でしたな! コリンドの練兵グランドを、まさかフォリア山の岩石で埋め尽くしてしまうとは!」
ラスキン国王陛下のお言葉に、宰相様も深く頷かれて、こちらを一緒にご覧になられた。
「いえ、……。でも、その後に直ぐ、ちょっとしたトラブルがありまして、……」
私(ハルコン)の言葉に、陛下と宰相様は興味深そうに頷かれた。
「ほぅ、……話を伺っても?」
「はい、……。今回、練兵グランドを岩石で埋め尽くしたところ、コリンドの皇室の方々の、私を見る目が明らかにお変わりになりまして、……」
「ふむ、……。まぁ、そうでしょうな!」
「そうしましたら、シルファー殿下、ステラ殿下、それにミラ騎士爵のお三方が、非常に怒ってしまいまして、……」
「ほぅ、……。伺っても?」
「こんなことを言われるままに行っていたら、私、ハルコン・セイントークが、いつか人間扱いされなくなる、……。そう仰るんですね!」
「「……」」
こちらがそうお伝えしたら、陛下と宰相様は、しばしの間2人だけで話を始めてしまわれた。
その間、私はお二方の様子を窺いながら、次にお伝えすることについて、考えを巡らせていた。
「まぁ、……。ハルコン殿、ウチの娘達が何と言おうと、あまり、お気に召されるな!」
「ま、まぁそのつもり、……です」
「ハルコン殿は、何にせよ『神の御使い』様でいらっしゃいますからな!」
「……」
こちらとしては、そういう話には、あまりして欲しくないんだけどなぁとハルコンは思った。
「ハルコン殿、……。我々は、貴殿の類まれな能力が後世においても正しく評価されると、固く信じております。むしろ、貴殿がシルファーらを打擲(ちょうちゃく)しなかったこと、……。一人の親として、深く感謝致します。どうか、……。平に、ご容赦を!」
「とっ、とんでもないですっ! あのお三方は、私のことを気遣って、そう仰って下さったのですから、……。むしろ、私の方が感謝しているくらいなんですから、……」
「そう、……仰って頂けると、大変ありがたい!」
陛下は、ここでひとつ頭を下げてこられた。
こちらも同様に頭を低くすると、陛下と宰相様は、お二方とも弱ったような表情を浮かべられた。
あぁ、……。ここで、ミラから頭突きの制裁まで受けたことをお伝えしたとしたら、……。
これは、話がかなりややこしくなりそうだから、黙っていた方が無難かなぁとハルコンは思った。
「それにしても、痛快でしたな! コリンドの練兵グランドを、まさかフォリア山の岩石で埋め尽くしてしまうとは!」
ラスキン国王陛下のお言葉に、宰相様も深く頷かれて、こちらを一緒にご覧になられた。
「いえ、……。でも、その後に直ぐ、ちょっとしたトラブルがありまして、……」
私(ハルコン)の言葉に、陛下と宰相様は興味深そうに頷かれた。
「ほぅ、……話を伺っても?」
「はい、……。今回、練兵グランドを岩石で埋め尽くしたところ、コリンドの皇室の方々の、私を見る目が明らかにお変わりになりまして、……」
「ふむ、……。まぁ、そうでしょうな!」
「そうしましたら、シルファー殿下、ステラ殿下、それにミラ騎士爵のお三方が、非常に怒ってしまいまして、……」
「ほぅ、……。伺っても?」
「こんなことを言われるままに行っていたら、私、ハルコン・セイントークが、いつか人間扱いされなくなる、……。そう仰るんですね!」
「「……」」
こちらがそうお伝えしたら、陛下と宰相様は、しばしの間2人だけで話を始めてしまわれた。
その間、私はお二方の様子を窺いながら、次にお伝えすることについて、考えを巡らせていた。
「まぁ、……。ハルコン殿、ウチの娘達が何と言おうと、あまり、お気に召されるな!」
「ま、まぁそのつもり、……です」
「ハルコン殿は、何にせよ『神の御使い』様でいらっしゃいますからな!」
「……」
こちらとしては、そういう話には、あまりして欲しくないんだけどなぁとハルコンは思った。
「ハルコン殿、……。我々は、貴殿の類まれな能力が後世においても正しく評価されると、固く信じております。むしろ、貴殿がシルファーらを打擲(ちょうちゃく)しなかったこと、……。一人の親として、深く感謝致します。どうか、……。平に、ご容赦を!」
「とっ、とんでもないですっ! あのお三方は、私のことを気遣って、そう仰って下さったのですから、……。むしろ、私の方が感謝しているくらいなんですから、……」
「そう、……仰って頂けると、大変ありがたい!」
陛下は、ここでひとつ頭を下げてこられた。
こちらも同様に頭を低くすると、陛下と宰相様は、お二方とも弱ったような表情を浮かべられた。
あぁ、……。ここで、ミラから頭突きの制裁まで受けたことをお伝えしたとしたら、……。
これは、話がかなりややこしくなりそうだから、黙っていた方が無難かなぁとハルコンは思った。
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