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第二部「ハルコン青年期」
51 オニキス関門まで_16
* *
ふと、ちらりと周囲(まわり)を見ると、……。
ソロンさんが口元に手をやって、クックッと笑いを堪えている。
振り返って元女盗賊と「半次郎」を見ると、……。
「「……」」
2人とも、ニヤニヤとした表情を浮かべている。
えっ!? えぇ~っ!? 一体、何なのっ!?
「まるで、私(ハルコン)が子供みたいじゃないっ!?」
そんな具合に、つい、言葉に出てしまったら、……。
「それは、そうですな。ハルコン殿はまだお若いので、ウチの娘とちょうどいい!」
ラスキン国王陛下がそう仰ると、部屋にいた私以外の者全てが、声を出して笑った。
「ふっ、ふぅ~ん。いいですよぉ~だっ。私だって、まだ12歳の子供なんですからねっ!!」
「「「「「はははははっ!!」」」」」
皆さん、たくさんお笑いになって、……。これで、部屋の雰囲気は十分温まったかな?
「さて、……と。ハルコン殿、次はマルスのことも訊いておきたいですな!」
陛下が、場を落ち着けるように、そうお訊ねになられた。
「そうですねぇ、……。マルス殿下は、なかなかの切れ者ですよ。ですが、政治力はあまりなくて、役人達数名とチームを組んで、実務を回すのが得意のタイプですね!」
「ほぅ、……。それは、興味深いですな!」
それからしばしの間、マルス殿下の人となりをご説明すると、陛下と宰相様はご自身の見解と近かったようで、時おり頷いていらした。
とりあえず、ごく短い時間ではあったものの、コリンド皇帝のスタンス、アビル殿下の人柄、マルス殿下の人柄をお伝えした。
それで、……。コリンドの皇室は、概ね穏健派と見ていいという結論になった。
「最後に、ハルコン殿。ファイルドーコリンドルートの、商業ルートの正式な開通については、どうなったかね? 事前に、シルファーが責任者になりたいといって張り切って手を上げおってのぅ、……」
おやぁ? 今の陛下の話し方だと、……。もしかして、あまり陛下ご自身は乗り気ではなかったのかなぁと、ハルコンは思った。
「えぇ、……。その件について、なのですが、……」
「ふむ、ハルコン殿。お聞かせ頂けるかな?」
「正規ルートの責任者に、シルファー殿下とステラ殿下がおなりになるという話なのですが、……。コリンド側で難色を示されまして、……」
「……」
こちらの言葉に、陛下はしばしの間、じっと耳を傾けなさった。
「両殿下、お二方がまだ若い学生のため、しばらくは勉学に励むのがよかろうとのことでした」
顎髭を弄りながらお聞きになっていた陛下は、ここでひとつ頷かれた。
「まぁ、……。そうであろうな!」
その言葉を聞いて、ハルコンも再び話を続けることにした。
ふと、ちらりと周囲(まわり)を見ると、……。
ソロンさんが口元に手をやって、クックッと笑いを堪えている。
振り返って元女盗賊と「半次郎」を見ると、……。
「「……」」
2人とも、ニヤニヤとした表情を浮かべている。
えっ!? えぇ~っ!? 一体、何なのっ!?
「まるで、私(ハルコン)が子供みたいじゃないっ!?」
そんな具合に、つい、言葉に出てしまったら、……。
「それは、そうですな。ハルコン殿はまだお若いので、ウチの娘とちょうどいい!」
ラスキン国王陛下がそう仰ると、部屋にいた私以外の者全てが、声を出して笑った。
「ふっ、ふぅ~ん。いいですよぉ~だっ。私だって、まだ12歳の子供なんですからねっ!!」
「「「「「はははははっ!!」」」」」
皆さん、たくさんお笑いになって、……。これで、部屋の雰囲気は十分温まったかな?
「さて、……と。ハルコン殿、次はマルスのことも訊いておきたいですな!」
陛下が、場を落ち着けるように、そうお訊ねになられた。
「そうですねぇ、……。マルス殿下は、なかなかの切れ者ですよ。ですが、政治力はあまりなくて、役人達数名とチームを組んで、実務を回すのが得意のタイプですね!」
「ほぅ、……。それは、興味深いですな!」
それからしばしの間、マルス殿下の人となりをご説明すると、陛下と宰相様はご自身の見解と近かったようで、時おり頷いていらした。
とりあえず、ごく短い時間ではあったものの、コリンド皇帝のスタンス、アビル殿下の人柄、マルス殿下の人柄をお伝えした。
それで、……。コリンドの皇室は、概ね穏健派と見ていいという結論になった。
「最後に、ハルコン殿。ファイルドーコリンドルートの、商業ルートの正式な開通については、どうなったかね? 事前に、シルファーが責任者になりたいといって張り切って手を上げおってのぅ、……」
おやぁ? 今の陛下の話し方だと、……。もしかして、あまり陛下ご自身は乗り気ではなかったのかなぁと、ハルコンは思った。
「えぇ、……。その件について、なのですが、……」
「ふむ、ハルコン殿。お聞かせ頂けるかな?」
「正規ルートの責任者に、シルファー殿下とステラ殿下がおなりになるという話なのですが、……。コリンド側で難色を示されまして、……」
「……」
こちらの言葉に、陛下はしばしの間、じっと耳を傾けなさった。
「両殿下、お二方がまだ若い学生のため、しばらくは勉学に励むのがよかろうとのことでした」
顎髭を弄りながらお聞きになっていた陛下は、ここでひとつ頷かれた。
「まぁ、……。そうであろうな!」
その言葉を聞いて、ハルコンも再び話を続けることにした。
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