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第一部「ハルコン少年期」
19 子供達のパーティー_04
* *
それから一週間程経過して、ハルコンもミラも、そろそろ寄宿舎の寮生活にも慣れてきた頃のことだ。
王都在住の上級家庭の子弟子女の許に、王宮から一通の知らせが届いた。
何でも、王家主催によるパーティーが、来週末開かれるとのこと。
「ねぇーっ、ハルコン。私、ドレスとか、そんなに用意してないよぉ。どうしよう?」
心配そうな顔で、ミラが訊ねてくる。
ハルコンの個室には、姉のサリナがちょくちょく遊びにきており、今日もハルコンとリバーシを楽しんでいるところだった。
「ミラちゃん、……言ってるでしょ? キミも、セイントーク・ブランドのドレスを何着も持ってきているんだよ。だから、問題ないっ!」
「まぁそう、……ですけど。でもぉ、サリナさん。私達の東方3領は、王都に比べて、ずぅ~っと田舎ですから」
どうやら、田舎者独特のコンプレックスらしいなぁと、ハルコンは思った。
ミラは、選りすぐりの貴族の子供達も招かれる王家主催のパーティーに、かなり気負ってしまっているようだ。
「だから、大丈~夫っだって。ほら、ハルコンがデザインしたドレスだよ。モード最先端だよ。もちろん、都会の王都でだって、十分通用するんだからさ!」
「はい、……そうですねっ!」
ふんすと胸を張るミラ。
「だよぉ。もぉう、心配性だなぁ、ミラちゃんは。ハッ、ハッ、ハッ!」
サリナ姉に諭されて、漸くミラはいつもの朗らかな調子に戻った様子。
まぁ、田舎者がいきなり都会にやってきたのだ。卑屈になるなと言っても、それは多少酷だよね。
ハルコンは、サリナ姉の世話焼きお姉さんぶりに、正直感謝した。
その翌週の末、王宮中ホールにて、予定どおり貴族や裕福な家庭の子弟子女だけを集めたパーティーが催された。
ミラも姉のサリナもハルコンのデザインしたドレスを身に纏い、少しだけ化粧もしていた。ハルコンは2人がとてもよく似合っているなぁと思い、率直に褒めると、2人とも満足そうに微笑んだ。
ハルコン達3人が会場入りすると、それはもう会場中から注目を集めてしまった。
「ミラ、リラックスだよ、リラックス」
彼女の肩をポンと叩きながら、ハルコンは優しく笑いかけた。
すると、ミラはうんと力強く頷き、さっそくいつもの彼女らしく、極上のスマイルを浮かべ始めた。
姉のサリナは、もうこんなのは慣れっこのようで。彼女もまた、ミラ同様に子供のセレブに様変わりしていた。
ハルコンは前世が女性だったけど、自分はこの2人程女子力は高くなかったなぁと思い、素直に感心した。
それから一週間程経過して、ハルコンもミラも、そろそろ寄宿舎の寮生活にも慣れてきた頃のことだ。
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何でも、王家主催によるパーティーが、来週末開かれるとのこと。
「ねぇーっ、ハルコン。私、ドレスとか、そんなに用意してないよぉ。どうしよう?」
心配そうな顔で、ミラが訊ねてくる。
ハルコンの個室には、姉のサリナがちょくちょく遊びにきており、今日もハルコンとリバーシを楽しんでいるところだった。
「ミラちゃん、……言ってるでしょ? キミも、セイントーク・ブランドのドレスを何着も持ってきているんだよ。だから、問題ないっ!」
「まぁそう、……ですけど。でもぉ、サリナさん。私達の東方3領は、王都に比べて、ずぅ~っと田舎ですから」
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「だから、大丈~夫っだって。ほら、ハルコンがデザインしたドレスだよ。モード最先端だよ。もちろん、都会の王都でだって、十分通用するんだからさ!」
「はい、……そうですねっ!」
ふんすと胸を張るミラ。
「だよぉ。もぉう、心配性だなぁ、ミラちゃんは。ハッ、ハッ、ハッ!」
サリナ姉に諭されて、漸くミラはいつもの朗らかな調子に戻った様子。
まぁ、田舎者がいきなり都会にやってきたのだ。卑屈になるなと言っても、それは多少酷だよね。
ハルコンは、サリナ姉の世話焼きお姉さんぶりに、正直感謝した。
その翌週の末、王宮中ホールにて、予定どおり貴族や裕福な家庭の子弟子女だけを集めたパーティーが催された。
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「ミラ、リラックスだよ、リラックス」
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