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手紙
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「Dear friend……」から始まる手紙。
(如何にもアメリカ人らしいなぁ(苦笑)
私は第三海兵師団、戦闘強襲大隊所属アルフレッド・J・バード軍曹という者だ。
君がこの箱を開けれたという事は、私と同じ境遇に遭ったのだろうと予想する。
私はその日、キャンプFUJIで陸上強襲訓練中に被災した。大地が揺れ、物凄い衝撃波と共にmt FUJIからは赤い炎が立ち上り辺りは地獄と化した。
降灰が酷い為、視界が悪くコンパスも効かなくなって逃げる方角も分からないまま私の人生は終わった。
気付くと私はこの世界に居り、以前軍で得た知識を駆使して生き延びた。
信じられない事に、この世界には魔法が存在している事を知った。そして、私の唯一の命綱とも言える現代兵器でも太刀打ち出来ない敵が居る事も知った。
私は生き延びる為に、長い年月もの間各地を周り情報を集める旅を続けた。
旅を長く続けて行くと問題が生じてきた。
私の命綱の武器が壊れてしまったのだ。
修理しようにも道具も部品も無い。ましてや弾も底を尽きかけて来ている。
そこで、情報を集める旅から、この世界で私の武器を使える方法を探す旅にシフトした。
生きる目的がある事はとてもいい事だ。
修理の方法、弾の供給、移動の手段等最初は困難を極めたがこの世界には魔法があった。
私が知っている現代科学では到底説明が出来ないような現象。無から生み出す未知の力。信じれない事の連続で、まるで○リー○ッターの世界に居るかのようであった。
そんな旅の途中に彼女を助けた。
君が既に彼女の生い立ちを聞いて居るかは解らないが、私はそれを聞いて落胆した。
ある意味、私と同じ境遇とも思い共感した。そして彼女を連れて旅を続けた。
この十数年旅を続けてきたが、今は私一人では無い為に四年前からこの町に定住する決意をした。
この町は、比較的魔物に襲われる事も少なく、私に何かあったとしても、安定して彼女が生活出来ると思ったからだ。
だが、魔獣が少ないとは言え以前私が居たニホンよりも格段に治安は悪い。その事は常に気を付けていて欲しい。
血が繋がって無いとは云え、十数年旅をしながら苦楽を共にした大事な娘だ。是非力になってやって欲しい。
そんな彼女も今年で成人した。私に取っては一つの到達点だ。そして彼女には彼女の未来がある。ある程度は独りで生き抜ける知識を教え込んだつもりだ。
如何なる時代や世界であっても、自分の未来は自分で切り開かなければ行けないと私は思う。
そう思って、私はまた自分の目的を探す旅に出る事を決意した。
このリボルバーは私の予備の武器だ。
いつもなら金庫に閉まってあり、訓練には持って行かないのだが、装備の点検中に思い付いてつい持って来てしまった。
これを読んでる、君が男性か女性かは知り得ない所だが、仮に手の小さい女性であっても十分使えると思う。
私からのささやかなプレゼントだ。
そして弾の補充についてはイマジナリーを使えばいい。
357やNATO弾、9mmから45迄試したので問題無いと思う。
ハンドロードも最初試そうと思ったが、道具を作るなら最初から弾を創れば良いと考えそちらにシフトした。
弾の構造やメンテナンス方法は別紙に記載して置く。
最後に言っておくが、銃では歯が立たない敵が居る事を忘れるな。それと、 何か問題が発生した場合はハーヴィーを頼ればいい。
この世界での幸運を祈る
アルフレッド・J・バード
「ふぅ~……」と溜息を吐くマサキ。
二枚目には先の記載通り、弾の種類と分解構造図と銃の分解図、メンテナンスの注意点が描かれていた。
ティナは眼を赤くして泣いている。
(今日はティナ、泣いてばっかだな……)
今は感傷に浸らせてあげようと思い、箱に眼を向ける。
そこには銀色に光るリボルバーと弾が静かに置いてある。
手に取ると大きさの割にズシリと重量があり本物という事が伺える。
S&WのM360 Jフレームの357マグナム
(うぇ~……携帯性は良いけど…確かに女の子でも持てるけどさ、357マグナム弾?反動やばそうだよな…)
「ティナ、これ使うか?」
と銃を手渡す。
「私に使えるのかな?」
相変わらず眼を腫らして聞いてくる。
「練習すれば使えると思うけど…」
(どうなん?俺もこんなちっさいJフレームのマグナム何て撃った事無いぞ!グアムで撃ったのも一回り大きいKフレームのM66だったもんなぁ……)
「けど?」
「練習するにも弾が必要だから先にイマジナリーを覚えないとなぁ…弾五発しか無いし。」
(想像したら創造できるのか?さっぱり解らん。)
「あ~。お父さんはグッて手を握ったらパラパラって出てきてたよ!」
「え?そんないとも簡単に?」
(あーゆーしりあす?て感じだな…)
「うん、私は出来ないけどね!」
(だろうと思った……)
「じゃ、兎に角俺はイマジナリーが出来るように練習するから、それでティナが練習してみてさ、使えるようなら使いなよ。」
「わかったぁ~!じゃそうするね!」
「なら取り敢えず部屋を片付けて、旅の荷物の片付けもするか!」
「らじゃー!」
夜の夜中にガタゴトと大きな音を立てて片付けが始まった。(田舎バンザイ!)
(如何にもアメリカ人らしいなぁ(苦笑)
私は第三海兵師団、戦闘強襲大隊所属アルフレッド・J・バード軍曹という者だ。
君がこの箱を開けれたという事は、私と同じ境遇に遭ったのだろうと予想する。
私はその日、キャンプFUJIで陸上強襲訓練中に被災した。大地が揺れ、物凄い衝撃波と共にmt FUJIからは赤い炎が立ち上り辺りは地獄と化した。
降灰が酷い為、視界が悪くコンパスも効かなくなって逃げる方角も分からないまま私の人生は終わった。
気付くと私はこの世界に居り、以前軍で得た知識を駆使して生き延びた。
信じられない事に、この世界には魔法が存在している事を知った。そして、私の唯一の命綱とも言える現代兵器でも太刀打ち出来ない敵が居る事も知った。
私は生き延びる為に、長い年月もの間各地を周り情報を集める旅を続けた。
旅を長く続けて行くと問題が生じてきた。
私の命綱の武器が壊れてしまったのだ。
修理しようにも道具も部品も無い。ましてや弾も底を尽きかけて来ている。
そこで、情報を集める旅から、この世界で私の武器を使える方法を探す旅にシフトした。
生きる目的がある事はとてもいい事だ。
修理の方法、弾の供給、移動の手段等最初は困難を極めたがこの世界には魔法があった。
私が知っている現代科学では到底説明が出来ないような現象。無から生み出す未知の力。信じれない事の連続で、まるで○リー○ッターの世界に居るかのようであった。
そんな旅の途中に彼女を助けた。
君が既に彼女の生い立ちを聞いて居るかは解らないが、私はそれを聞いて落胆した。
ある意味、私と同じ境遇とも思い共感した。そして彼女を連れて旅を続けた。
この十数年旅を続けてきたが、今は私一人では無い為に四年前からこの町に定住する決意をした。
この町は、比較的魔物に襲われる事も少なく、私に何かあったとしても、安定して彼女が生活出来ると思ったからだ。
だが、魔獣が少ないとは言え以前私が居たニホンよりも格段に治安は悪い。その事は常に気を付けていて欲しい。
血が繋がって無いとは云え、十数年旅をしながら苦楽を共にした大事な娘だ。是非力になってやって欲しい。
そんな彼女も今年で成人した。私に取っては一つの到達点だ。そして彼女には彼女の未来がある。ある程度は独りで生き抜ける知識を教え込んだつもりだ。
如何なる時代や世界であっても、自分の未来は自分で切り開かなければ行けないと私は思う。
そう思って、私はまた自分の目的を探す旅に出る事を決意した。
このリボルバーは私の予備の武器だ。
いつもなら金庫に閉まってあり、訓練には持って行かないのだが、装備の点検中に思い付いてつい持って来てしまった。
これを読んでる、君が男性か女性かは知り得ない所だが、仮に手の小さい女性であっても十分使えると思う。
私からのささやかなプレゼントだ。
そして弾の補充についてはイマジナリーを使えばいい。
357やNATO弾、9mmから45迄試したので問題無いと思う。
ハンドロードも最初試そうと思ったが、道具を作るなら最初から弾を創れば良いと考えそちらにシフトした。
弾の構造やメンテナンス方法は別紙に記載して置く。
最後に言っておくが、銃では歯が立たない敵が居る事を忘れるな。それと、 何か問題が発生した場合はハーヴィーを頼ればいい。
この世界での幸運を祈る
アルフレッド・J・バード
「ふぅ~……」と溜息を吐くマサキ。
二枚目には先の記載通り、弾の種類と分解構造図と銃の分解図、メンテナンスの注意点が描かれていた。
ティナは眼を赤くして泣いている。
(今日はティナ、泣いてばっかだな……)
今は感傷に浸らせてあげようと思い、箱に眼を向ける。
そこには銀色に光るリボルバーと弾が静かに置いてある。
手に取ると大きさの割にズシリと重量があり本物という事が伺える。
S&WのM360 Jフレームの357マグナム
(うぇ~……携帯性は良いけど…確かに女の子でも持てるけどさ、357マグナム弾?反動やばそうだよな…)
「ティナ、これ使うか?」
と銃を手渡す。
「私に使えるのかな?」
相変わらず眼を腫らして聞いてくる。
「練習すれば使えると思うけど…」
(どうなん?俺もこんなちっさいJフレームのマグナム何て撃った事無いぞ!グアムで撃ったのも一回り大きいKフレームのM66だったもんなぁ……)
「けど?」
「練習するにも弾が必要だから先にイマジナリーを覚えないとなぁ…弾五発しか無いし。」
(想像したら創造できるのか?さっぱり解らん。)
「あ~。お父さんはグッて手を握ったらパラパラって出てきてたよ!」
「え?そんないとも簡単に?」
(あーゆーしりあす?て感じだな…)
「うん、私は出来ないけどね!」
(だろうと思った……)
「じゃ、兎に角俺はイマジナリーが出来るように練習するから、それでティナが練習してみてさ、使えるようなら使いなよ。」
「わかったぁ~!じゃそうするね!」
「なら取り敢えず部屋を片付けて、旅の荷物の片付けもするか!」
「らじゃー!」
夜の夜中にガタゴトと大きな音を立てて片付けが始まった。(田舎バンザイ!)
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